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ずるいふたり【黒鉗子】/36的小說

ずるいふたり【黒鉗子】

7,419字14分鐘

スパダリtknsが書きたくて書きたくて、放映が終わりましたが自分の思うスパダリtknsを詰め込みに詰め込みまくって自分で満足です。

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horizontal

「――ん、ん、うあっ、ああ」
「嗯、嗯、唔啊、啊啊」

 抑えようとしても口から甘い声音が漏れ出る。身体の奥深くから湧き上がってくる快感に感情も肉体も支配されているようだった。悔しい、と渡海は思った。どうしてこうなっているのかわからない。頭がおかしくなりそうになりながら、耐えるように閉じていた右目を薄く開く。渡海の上に跨って、足を開かせながら、自分の狭い中を熱い性器で突き抜いている高階の顔も、同じようにどこか悔しそうな、だけれども恍惚とした表情をしていた。
试图压抑却从嘴里溢出甜美的声音。被身体深处涌起的快感支配着情感和肉体。渡海感到懊恼。不知道为什么会变成这样。虽然感觉头脑快要发疯,他还是勉强睁开了半闭的右眼。高階跨坐在渡海身上,张开双腿,用炽热的性器刺入自己狭窄的内部,他的脸上也带着一种懊恼却又陶醉的表情。

 飯食いに行こうぜ、と声をかけたのは渡海の方だった。いつも自室もとい仮眠室で食事をとり、眠りについている渡海からすると珍しい申し出だったので高階は驚いたが、後で聞くとふらりと外食にいくことはそれなりにあるそうだった。渡海は、意味のない申し出をする男ではないと高階は承知していたのと、単純に渡海と二人での食事というものに興味があったので、二つ返事で頷いた。夜10時、遅めの夕食になることを笑いながら、二人は着替えて外に出た。
渡海提议一起去吃饭,高階感到惊讶,但后来得知渡海经常外出用餐,于是欣然同意。晚上 10 点,两人换好衣服出门。

「いつもはどこにご飯を食べに行かれているんですか?」
你通常去哪里吃饭呢?

「定食とか、ラーメンとか、そんなもん。お前は……んなもん食いそうじゃねえな」
套餐啊,拉面啊,那种东西。你……不像会吃那种东西。

「そんなことは決してないですが――折角ですし、僕の行きつけの店でもいかがでしょう。少し遅い時間ですが、大丈夫なはずです」
这样的事情绝对不会发生,不过既然如此,要不要去我常去的店呢?虽然时间有点晚,但应该没问题。

 渡海からすると夕飯の種類にそこまでこだわりはなかった。暖かな白米と、少しのおかずがあれば十分なのだが、折角の高階の申し出ではあるので黙って頷いた。ではいきましょう、とさりげなく先導する高階の姿に、こいつは素面でモテそうなやつだな、と恐らく無意識の気配りにそんな感想を持った。
从渡海的角度来看,并没有太在意晚餐的种类。只要有温暖的白米和一点小菜就足够了,但既然是高阶的提议,我默默点头表示同意。在高阶自然地带领下说道“那么我们开始吧”,我不知不觉地觉得,这家伙看起来是个素面朝天很受欢迎的人。

 渡海が連れていかれたのは、高級そうなホテルの中にある、これまた高級そうなレストランだった。高階からすると、珍しい渡海の誘いに、それ相応の場所で応えようとしたのだが、想定を超える選択に渡海は思わずため息をついた。うすうす気づいてはいたが、こいつと自分は色々と違う。渡海は少なくとも、重労働の後にこのような格式ばった店で夕飯を食べるような人間ではなかった。
被带到海外的地方是一个看起来很高档的酒店里的又一个高档的餐厅。从高层的角度来看,对于渡海罕见的邀请,他试图在相应的地方回应,但渡海对超出预期的选择不禁叹息。他虽然有点察觉到,但他和这个人有很多不同。至少渡海不是那种在重劳动之后会在这样高档的店里吃晚饭的人。

「こういう所はお苦手ですか?」
这种地方你不擅长吗?

「いや、全然」
不,一点也不

 その言葉に気持ちがこもっていなかったので高階は苦笑した。
那句话没有表达出真情实感,所以高阶苦笑了。

 席に着いて、折角なので一本ワインを開けましょう、と言ったのは高階の方だった。窓際の夜景が見えるカウンターに通された渡海は、思ってもない場所に連れてこられて、飲まないとやってられないとすぐに承諾した。高そうなワインが運ばれてきて、年代や産地の説明がされるが、渡海は右から左に流し、店員を会話をする高階を見ていた。
坐下后,提议开一瓶葡萄酒的是高阶的那位。被带到能看到窗外夜景的吧台的渡海,被带到了意想不到的地方,立刻就答应了。被端上来的看起来很贵的葡萄酒,虽然有年份和产地的介绍,渡海却置之不理,只是看着和高阶交谈的店员。

「お前すげえな。こんなもんしょっちゅう飲んで」
你真厉害啊。这种东西经常喝。

「僕も毎回飲むわけではないですよ」
我也不是每次都喝的

「俺にはそもそも発想がないわ」
「我根本就没有这方面的想法。」

 グラスに注がれた白ワインを渡海は一気に飲み干した。あまりの早さに高階はまた苦笑する。
渡海一口气喝光了倒在玻璃杯里的白葡萄酒。高阶看着他喝得如此之快,只能苦笑。

「さすが渡海先生」
不愧是渡海老师

「もったいないってか?」
「浪费了吧?」

「いいえ、飲まれたいように飲むのが、一番です」
不,最好的是按照自己想要的方式来喝

 そう言って高階もぐっと、グラスの中のワインに口を付けた。普段の高階からは想像できない飲みっぷりに渡海は少し目を丸める。
高階说着这样的话,把嘴唇贴在玻璃杯里的葡萄酒上。渡海看着高階不同寻常的喝酒方式,有些惊讶。

「僕も今日、そういう気分ですので」
我今天也是这种心情

 にこりと笑う高階の、端正な顔立ちに、渡海は半ば感心する。非の打ちどころのない人間だ。帝華大から東城医大という別世界に来て、しかしどちらにも上手く属しながら自分の目的を果たしている。食えない奴だと思う。だから渡海は今日、なんとなしに彼を食事に誘ったのだと、今更に認識した。心根で何を考えているかわからないこの完璧なこいつの、皮膚一枚剥いだらどんな中身が出てくるのか、純粋に興味があった。渡海は静かに机の上に置かれた大きなワインボトルに目を遣る。何かを思いついたかのように渡海は口角を引き上げて、グラスに再度ワインを注いだ。
高阶微笑着,端正的面容让渡海半感心。这个毫无瑕疵的人。从帝华大到东城医大,进入了另一个世界,但却成功地在两者之间找到了自己的位置。他是个不好对付的家伙。所以渡海今天才突然意识到,之所以邀请他一起吃饭。对于这个完美的家伙,渡海不知道他内心在想些什么,所以很纯粹地感到好奇。渡海静静地看着桌子上摆放的一大瓶葡萄酒。仿佛想到了什么,渡海嘴角上扬,再次给杯子倒满了葡萄酒。

 
 そこからどれほどグラスを開けただろうか。渡海はようやくグラスを置いて、左側の、高階の肩にゆっくりと体を預けた。
从那里开始,打开了多少杯子呢。渡海终于放下了杯子,慢慢地靠在左侧高台的肩膀上。

「飲みすぎですか」
喝太多了吗?

「そうだよ」
是的

 低い声で答えると高階は小さく笑った。こいつは、こういう仕草で、くみ取れるやつなんだろうか。早いペースで飲んだアルコールがぐるぐると脳内を回っていく。頭を肩に預けたまま、ゆっくりと目線を斜め上へと持っていく。優しげな瞳でこちらを見ている高階と、ばちりと視線が合った。
低声回答后,高阶微笑着笑了。这家伙,用这种动作,能理解吗。喝下酒精后,头脑里旋转着。头靠在肩上,慢慢地将目光斜向上移。高阶用温柔的眼神看着这边,视线与之相遇。

 さぞ、自分は今、無防備な姿をしているだろう。
想必你现在一定显得毫无防备吧。

 それを自覚した上で、渡海は目線を外さないまま、口を開いた。
在意识到这一点的前提下,渡海保持视线不移,开口说道。

「どっかで休みたい」
想要在某处休息

 視線の先の高階はうっすらとした笑みを浮かべた表情を崩さないままだった。渡海もにやりと口角を上げる。沈黙は一瞬だった。まるでこの空気をゆっくりと味わうように、間を置いて高階の指先が動いた。渡海の薄い唇へとその指先は伸ばされる。かさついた唇の感触に高階が笑みを深めたのが分かった。二度、三度と指が往復するのを渡海は横目で眺めていた。高階は十分、くみ取れるやつだということがわかり渡海も楽しい気持ちになっていた。
视线前方的高阶依然保持着微微浮现笑容的表情。渡海也露出了一丝笑意。沉默只持续了片刻。就像在慢慢品味这片空气一样,高阶间隔一段时间动了动手指。指尖伸向了渡海干燥的嘴唇。高阶感受到了干燥嘴唇的触感,笑容加深了。渡海斜眼观察着指尖来回移动。高阶明白他是个能领会其中含义的人,渡海也感到愉快。

「では、休める場所にでも、行きましょうか」
那么,我们去找个休息的地方吧


「んっ、は、ん――」
「嗯,啊,嗯——」

 ラブホテルなどではない、しかもビジネスホテルより上の、高級なホテルの客室に迷わず高階は直行し、部屋の扉を閉めた瞬間、後ろから抱きしめられた。首筋を指が伝い、渡海が小さく体を震わせ、後ろを振り返るとじっとこちらを見つめる高階と目が合った。吸い込まれるように唇が触れ合う。
在不是情侣旅馆,比商务酒店还高级的高档酒店客房里,直接走向高階,关上房门的瞬间,被从背后拥抱住。指尖沿着颈部滑过,渡海微微颤抖,回过头去,发现高階正凝视着自己。双唇相接,仿佛被吸引般。

「っ、ふ、んぅ……」
「嗯、呼、嗯……」

「――はっ、せんせ」
「啊,老师」

 客室の入り口の壁に背中を押し付けられ、何度も唇が重なる。渡海が唇を舌で舐めると、応えるように高階の口が開き、舌と舌が絡まりあって、ぐちゃぐちゃに溶けてしまうようなキスに、渡海は思わず目を閉じた。
在客房入口的墙上,背靠着,唇不断相互交融。当渡海用舌头舔唇时,高阶也回应着张开嘴唇,舌头交缠在一起,仿佛融化在一起的热吻,让渡海不由自主地闭上了双眼。

「ん…ぅ、んっ」
「嗯...嗯、嗯」

 こいつがこんなに上手いとは思わなかった。何となくの興味で声をかけたが、これから高階がどんなセックスをするのか、さらに興味がわいていた。
我没有想到这家伙这么厉害。虽然只是出于一点兴趣搭话,但我对接下来高阶会进行怎样的性行为更加感兴趣了。

 キスをしながら、上の服のボタンが外され、冷たい手が肌に伸びる。その温度に目を開くと、笑っている高階の肩目が目に入った。
在接吻的同时,上衣的纽扣被解开,冰冷的手伸向肌肤。睁开眼睛看到笑着的高阶肩膀进入视线。

「何、笑ってんだよ」
「什么、笑什么啊」

「いえ、つい」
不,不好意思

 あなたの肌がきれいだと思って。唇を離した渡海の手首をつかみながら、高階が答える。そのままその手を引っ張り、渡海はベッドまで連れられてそのまま押し倒された。そして高階が覆いかぶさり、じっと瞳を見つめられる。獲物を狙うような目つきにぞくりとして、それでも笑いながら高階の頬に手を伸ばすと、もう一度唇が降ってきた。くちゅ、と唾液の混じる音が聞こえるような激しい口付けが続く。
你的皮肤真漂亮。高阶一边说着,一边握住渡海的手腕,将他带到床上。然后高阶俯身过来,凝视着他的眼睛。虽然眼神中透露出猎物般的目光,但他笑着伸手到高阶的脸颊,再次吻了下去。接着是一连串激烈的亲吻声。

「はう、う…ぁ、っ」
「哈啊,呜...啊、咕」

 抑えきれない声が漏れだし、逃げを打つように体を上へずらすと、高階は唇を離し、今度は首筋へと移動した。胸、腹と移動して、一度上体を起こし、渡海の姿を一瞥すると、その細い足首をいきなりつかんだ。渡海は何事かと見つめていると、あの、いつも通りの笑顔で、高階はその足を口元へもっていき、迷うことなく指先を口で含んだ。
无法抑制的声音溢出,身体像逃跑一样向上移动,高阶放开嘴唇,这次移向了脖子。移动到胸部、腹部,一次抬起上半身,瞥了一眼渡海的样子,突然抓住了那纤细的脚踝。渡海看着发呆,那个,一如既往的笑容,高阶把脚移到嘴边,毫不犹豫地用嘴含住了指尖。

「おまっ、ばっかやろ!」
傻瓜!

「馬鹿じゃないですよ」
不是笨蛋哦

 想像していない動きに抵抗する渡海の体を丁寧に抑えながら、高階は舌を出し、親指をゆっくりと舐め上げた。こいつ変態かよ、と足首を掴まれたまま動けない渡海は恨めし気に高階を見ることしかできず、しかし生まれてこの方舌など触れられたことのない場所からじくりと甘い感覚が走るようで、唇をかみしめる。
在渡海不料的动作中,高阶细心地控制着他的身体,伸出舌头,慢慢舔了一下拇指。被抓住脚踝动弹不得的渡海只能怨恨地看着高阶,然而从未被触碰过的舌头等地方传来一阵甜蜜的感觉,让他不禁咬住了嘴唇。

「頭おかしい、お前、っ」
"你这个脑子有问题的家伙。"

「特段、おかしなな行為だとは思いませんが」
「我并不认为这是特别奇怪的行为」

 親指と人差し指を一度に口に含んで高階が答える。その声音は本気だった。すました顔して変態野郎だった。くそ。と頭の中で渡海は罵倒しきりながらも、本気の高階から指先に与えられる快感に身を委ねるしかない。
用中文翻译如下: 一边含住拇指和食指,高阶回答。那声音是认真的。虽然面无表情,但是却是个变态混蛋。该死。渡海在脑海中咒骂着,却只能沉浸在高阶认真的触感中。

「は、っ、きれいな足をしてらっしゃる」
您有一双漂亮的腿

「うれしく、ねえ、っん――!」
开心的,嘿,嗯――!

「気持ちいいですか?」
感觉舒服吗?

「っう、そんなの、わかるか、あっ、も、」
哦,这种事情,你懂吗,啊,还有,

 早くしろ。途切れ途切れにそう伝えて、ようやく高階が唇を離す。
快点。高阶断断续续地传达完后,终于松开了嘴唇。

「きつい、さっさと脱がせろ――っ」
「太过分了,快脱掉――」

「反応していただけなかったらどうしようかと、心配していました」
如果对方没有回应的话,我会很担心

 もう早く触ってほしくて、自分から高階にねだる。高階からしてもそのような渡海の姿を見ることができるとは思わず、うれしくなって渡海のベルトに手を伸ばした。ズボンを下すと、すでに主張している渡海の性器が下着からも見て取れた。下着の上から、ゆっくりと性器を撫でる。
他急切地想要碰触,主动向高阶请求。高阶也感到高兴,伸手到渡海的腰带上。拉下裤子,渡海的性器已经从内裤中显露出来。从内裤上,慢慢地抚摸着性器。

「うぅ――や、んっ、やだ」
「唔——啊、嗯、不要」

「嫌ですか?」
讨厌吗?

「ちゃんと、触れ、」
「好好地,触碰。」

 中途半端な触り方が気に障り言うと、高階は二三度撫ぜてから下着を下げ、直接性器に触れる。
在中途半路的触碰方式让我感到不舒服,高階先用手轻轻抚摸了两三次,然后才脱下内裤,直接接触到了性器。

「うあ、あ、っ」
哇,啊!

 ようやく触れられ渡海は思わず声を出した。そのまま高階は顔を寄せ、躊躇わずに口に含んだ。温かい口内に包まれて、腰が跳ねる。
终于被触碰到的渡海不禁发出声音。高階将脸靠近,毫不犹豫地含在嘴里。被温暖口腔包裹着,腰部不禁颤动。

「はっ……渡海、せんせ」
「哈……渡海老师」

「ん――う、んぅ、あ」
「嗯——嗯,嗯,啊」

 舌先で先端を舐めて、全体を口で含んで、渡海は頭がおかしくなりそうになる。じゅっと音がして先を吸われ、声を上げると高階が顔を上げて、こちらを見る。
用舌尖舔舐先端,将整个部分含入口中,渡海感觉头脑似乎要变得不正常。发出吸的声音,先端被吸引,发出声音后,高阶抬起头,看向这边。

「僕も、早く入れたい」
我也想尽快进去

 その熱っぽい瞳にどうにかなってしまいそうだった。最初は単純な、皮一枚剥いだ先にいる高階の姿への興味からだったのに、いつのまにか奥深くまで暴かれているのは渡海の方だった。
那双炽热的眼睛让我无法自拔。起初只是对高阶身份的简单好奇,但不知何时已被渡海深深揭露。


 ベッドサイドからローションを取り出し、高階は自分の指に垂らした。一度手になじませて温め、ゆっくりと、渡海の後孔に中指を入れる。
从床头柜上拿出润肤乳,高阶滴在自己的手指上。让其温热后,慢慢地,将中指伸入渡海的后孔。

「ぅ、あ――っ、ん」
「呜、啊——、嗯」

「痛い、ですか」
「疼痛,是吗」

「ゃ……いい、から」
「嗯……好的,就这样吧」

 少しずつ指を根元に進め、全部入ったところで様子をうかがう。渡海は時折何かに耐える表情をしながら、しかし目でそのまま進めろと訴えかける。高階はその指を今度はゆっくり引き抜き、壁の感触を味わうようにまた戻した。中指だけでもきゅうきゅうと締め付けてくるその場所に、自分の性器を押し入れたらと思うと、思わず最奥を撫ぜるように指を動かした。
慢慢地将手指推进到根部,当全部进入时观察情况。渡海时而露出忍耐的表情,但眼神却示意继续前进。高阶则缓缓将手指抽出,再次回到感受墙壁的触感。想着即使只用中指也能感受到紧紧夹住的地方,不禁动起手指仿佛抚摸最深处。

「あぁ、うあ、急に、や」
啊,呜啊,突然,哎

「ローションいっぱい入れて、ぐちゃぐちゃになってますね」
请多加一些润滑剂,让它变得湿湿的

 ぬちゃ、と音を出すように速度を変えながら抜き差しすると、みるみる渡海の首筋が赤くなる。速く動かしたい気持ちを抑えて、確かめるように指を動かし、柔らかな中をさらになじませる。
一边发出咕噜咕噜的声音,一边改变速度来回插拔,很快海豚的脖颈就会变红。抑制住想要快速移动的心情,用手指确认,进一步使其融入柔软的内部。

「う……あ、あぅ、っん」
「唔……啊、啊呜、嗯」

「もう一本、増やすしますね」
再增加一本吧

 返事を待たずに人差し指を入れると、誘い込むように内壁が動いた。二本の指を開いたり、ばらばらに内壁を擦る。空いている手でローションのボトルを取り注ぎ足した。ぐちゅ、といやらしい音がして、指が飲み込まれていく。聴覚も視覚も犯されていくようで高階は刺激的な光景に震えた。
当不等待回应直接插入食指时,内壁仿佛诱惑般移动。张开两根手指,摩擦内壁。用空闲的手拿起润滑剂瓶子倒入。发出湿湿的淫荡声音,手指被吞没。听觉和视觉仿佛也被侵犯,高階因刺激的光景而颤抖。

「いや、それ、んっんう……」
不,那个,嗯嗯……

「嫌、ですか?」
「讨厌吗?」

「音、や、やあ、あっ――あ、ゆびっ、んああ!」
声音、呀、哎呀、啊――啊、指、嗯啊!

 音が嫌だという渡海をよそに、高階はもう一本指を増やす。当然のようにじゅくじゅく飲み込まれる音が増え、渡海は目をきつく瞑りながら体をよじった。こんな音よりも自分の出す甘い声の方が、よほど官能的だというのに、理解できていないらしい。高階は指を中でバラバラに動かしながら体を曲げ、渡海の唇に触れる。
音乐声音让渡海感到不舒服,但高阶却增加了一根手指。渡海闭紧双眼,身体扭动着。虽然自己发出的甜美声音比这种声音更具感官魅力,但似乎并未理解。高阶一边让手指在内部移动,一边弯曲身体,触碰到渡海的嘴唇。

「これから、もっといやらしい音の出ることをするのに」
从现在开始,要做出更加淫荡的声音

 高階はそう笑って言った。思わずうあ、と声が出る。瞬間こいつは自分なんかより余程『悪魔』であると確信した。いいようにされて、欲しいものを欲しいと言わされて、それでも体が求める数倍いいものをくれて、辛くて苦しくて涙が出てきてしまいそうだった。
高级笑着说。不由自主地发出了声音。瞬间,他确信这家伙比自己更像“恶魔”。被操纵,被迫说出想要的东西,即使如此,身体还是渴望着数倍更好的东西,感到痛苦难受,眼泪快要流出来。

 三本の指がゆっくりと引き抜かれる。名残惜しそうに吸い付いてくる内壁を渡海は自分でも感じていた。ひくひくしてますね、とささやかれ、高階の方に目線を向ける。ローションでどろどろになった指をティッシュペーパーで拭って、高階はようやく自分のベルトに手をかけていた。渡海は何も言わなかった。言えなかった。高階に十分に慣らされすぎた後ろは、高階の挿入を待ち望んでしまっていた。
三根手指慢慢地被抽出。渡海感受到了自己在内壁上留下的痕迹。他听到了微弱的呢喃声,抬起头看向高阶。用纸巾擦拭了被润滑剂弄得黏糊糊的手指后,高阶终于将手放在了自己的腰带上。渡海什么也没说。也说不出来。被高阶充分调教过的身体,已经迫不及待地期待着高阶的插入。

 
 膝裏を掴まれ、後孔に高階のものが宛がわれる。入れられる、と思ったのも瞬間、実際に熱い性器が割り入ってきた。
被抓住膝盖后,高阶的东西被送入后孔。正当认为会被插入时,实际上热热的性器已经插了进来。

「ああ、あ!んう、っ――は、」
啊啊,啊!嗯,唔——哈,

 ようやくの刺激に、渡海の口から我慢しきれない甘い声があふれた。渡海の中は指を入れていた時の想像以上に柔らかく、熱く、高階は一瞬で持っていかれそうになるのをぐっとこらえた。ゆっくりと先へと腰を進める。ぐちゅりと音と立てながら奥へ入れるたび、渡海の口からは嬌声が漏れた。
终于受到刺激,从渡海的口中溢出了无法忍耐的甜美声音。渡海内部比插入手指时的想象更柔软、炽热,高阶强忍住了一瞬间被带走的感觉。缓慢地向前移动腰部。每次插入时发出湿润的声音,从渡海的口中传出娇声。

「はいり、ましたよ」
是的,已经完成了

「や……奥、あつ、っあ」
「哎呀……深、热、啊」

 一番奥までたどり着き高階が言うと、渡海は身をよじらせた。そのまま少し動きを止め、渡海の頬に手を伸ばし、口付ける。渡海も震える唇でそれに応え、舌と舌が絡み合った。
当高階说完后,渡海扭动了身体。稍作停顿,伸手到渡海的脸颊,亲吻了下去。渡海颤抖着的嘴唇回应了这个动作,舌头和舌头缠绕在一起。

「ん、ふっ――あ、あう、あん、っあ!」
「嗯,呼——啊,啊呜,啊嗯,啊!」

 高階はその口付けの間に腰を動かしはじめた。渡海は驚いたように唇を離し、逃げをうとうとするが、高階に抱きすくめられ動くことができず、快感にただ体を震わせた。奥まで突き刺し、小刻みに動かすと、渡海の指が背中に突き刺さる。じんわりとした痛みさえも気持ちがよくて、高階はさらに奥へと性器を動かした。
高階在接吻的同时开始动起了腰部。渡海惊讶地分开了嘴唇,想要逃跑,但被高階紧紧抱住,无法动弹,只能让身体在快感中颤抖。深入抽送,轻快地动作着,渡海的指甲刺入了高階的背部。即使微微的疼痛也变得舒适起来,高階更加深入地动着自己的性器。

「あ、や、たか、しなあ、ふっ……ぅあ」
啊,哎,高,不行啊,呼……嗯

 名前を呼びながら全身で快感を受け止める渡海の姿に、高階は自分のものがまた大きくなるのを感じた。もっと違う姿を暴きたくなってベッドに倒していた渡海の手を引き持ち上げる。ベッドの上に座る姿勢になった高階の上に渡海が跨る形となったが、もちろん挿入したまま動いたため、自重で高階の性器がさらに奥へと突き刺さることになった。
在高階感受到自己的东西再次变大的同时,看着渡海全身感受快感的样子,他想要揭示更多不同的样子,于是拉起渡海躺在床上的手。渡海跨坐在高階身上,保持插入的状态移动,高階的性器因自身重量而进一步刺入更深处。

「ひ、あああ――っ、あや、やだ」
「嗯、啊啊啊——啊呀、不要」

「せ、んせ……はっ」
老师……哈

 あまりの刺激に渡海は背を反らせて快感を逃がそうとする。その姿すらきれいで、渡海の小さな体を抱きしめながら腰を上下に動かすと、随分良い所に当たるのか渡海の口からはひっきりなしに甘い声が出ていた。
被过分的刺激所激发,渡海扭曲着身体试图逃避快感。即使那个姿势也很美,当抱着渡海的小身体并上下摆动腰部时,似乎碰到了很舒服的地方,从渡海的嘴里不断发出甜美的声音。

「んう、う、あ、ああ……はっ、あん、うあ」
「嗯,嗯,啊,啊啊……哈,啊,呜啊」

「はっ――いい、せんせ」
「哈——好的,老师」

「あ、あ、あう、ん――や、ああ」
「啊、啊、啊、嗯――呀、啊啊」

 奥まで抉るように腰を動かし、きゅうと締まる中を味わうように小刻みに貫く。放り出されそうで、渡海は力の入らない手で何とか高階の肩を掴んだ。
深入内部,用力摆动腰部,细细品味收紧的内部,小心翼翼地穿透。仿佛要被抛弃一般,渡海用无力的手勉强抓住高阶的肩膀。

「は、あ、や、やだ、やばっ……んあ、あ、あ」
「哎呀,啊,不行,糟糕……嗯啊,啊,啊」

 抽出のスピードが速くなり、高階の上で渡海の体が揺さぶられる。ずっといい所を擦られ、渡海はどうになかってしまいそうだった。互いに限界が近づいてた。高階はもう一度渡海をゆっくりとベッドに倒し、正常位で腰を動かす。肩を押さえつけて、動けないようにして腰を入れると渡海の白い顎が眼前にさらされた。
抽插的速度加快,高阶的动作摇动着渡海的身体。他们的极限逐渐接近。高阶再次将渡海缓缓放倒在床上,从正常位开始动腰。压住肩膀,使他无法动弹,腰部进入时渡海的白色下巴就展现在眼前。

「あ――あん、っ、ああ、たか、あ、やっ」
「啊——啊,啊,啊,太、啊、哎呀」

「先生、せんせい、」
先生

 渡海は意識を保っているのが精いっぱいで、この行為が早く終わってほしいのかそうでないのか判別がつかなかった。それでも絶頂は近づいていて、目の前の高階の表情を何とかのぞき込む。同じく余裕のない高階と目線がかち合った。彼はふっと笑い、そのまま顔を耳の横に近づけてきた。
渡海尽力保持清醒,无法判断是希望这个行为快点结束还是不希望。尽管如此,高悬的极致即将到来,设法窥视眼前高階的表情。与同样不安的高階的目光相遇。他突然笑了起来,然后将脸靠近耳边。

「なか、」
中间

 そのまま高階の唇が渡海の耳に寄せられ、裏側を啄むように舐められる。ぞくりと背筋に電流が走って、足の先まで跳ね上がった。耳から体の中まで暴かれてしまうような感覚に、これから起こることに身体が小さく震えた。
唇贴在高高的耳朵上,轻轻舔着后面。一股电流从脊椎传遍全身,脚尖都跳了起来。从耳朵一直到身体内部,仿佛被暴露的感觉,身体微微颤抖着迎接即将发生的事情。

「中に、出していいですか」
可以打开吗?

 耳朶を食みながら高階がゆっくりと言う。渡海の目から涙がこぼれた。かなしいとかさびしいではなく、高階に注ぎ込まれて体から溢れた何かが涙となって流れ出ていた。
耳边嚼着食物的同时,高阶慢慢地说道。渡海的眼睛里溢出了泪水。并非悲伤或寂寞,而是被灌输给高阶后从身体中溢出的某种东西化为了泪水流淌而出。

「――う、るせえっ」
"嗯,吵死了"

 渡海は返事の代わりにそう絞り出して、顔の横にある高階の頬に濡れた唇を押し付けた。不格好なそれだが、高階は耳元でくすりと笑って、同じく頬に口付け返した。そして、上体を少し起こし、膝裏を肩に乗せると、ぐっと奥まで性器を押し込んだ。
渡海没有回答,而是紧紧地贴在高階脸颊旁边的潮湿嘴唇上。虽然有些笨拙,但高階在耳边轻笑着,也在脸颊上回应了一个吻。然后,他稍微抬起身体,将膝盖放在肩膀上,将性器深深地插入其中。

「あ、ふか、ああ、っ、は」
啊,深,啊,嗯,哈

「かわいい、せんせい」
「老师,好可爱」

 抽出の速度を高めて渡海の体をベッドに押さえつける。悲鳴に近い声が渡海から上がり、より高階の興奮を高めた。
加快抽出速度,将渡海的身体按在床上。渡海发出近乎悲鸣的声音,进一步提升了兴奋感。

「あ、だめ、や、いく、あ――いっちゃ、たか、しなっ、ああ、あ」
哦,不行,哎,去,啊——去吧,高,不要,啊啊,啊

「いって、ください」
请说出来

「んう、ああ、あ……あっ、あ、んあ、あああ、いっちゃ、や」
嗯,啊,啊……啊,啊,嗯啊,啊啊啊,来了,哎呀

「せんせい」
老师

 中のいい所をすると、渡海の体がびくびくと震え、性器から精液があふれ出た。
当中的好地方被刺激时,渡海的身体颤抖不已,精液从性器中涌出。

「あああ、あ、あ――んあ、はあ、あ、あっ」
啊啊啊,啊,啊――嗯啊,哈啊,啊,啊

 同時に中がきつく収縮し、限界が近かった高階のものも持っていかれる。ぐっと腰を奥に押し付けて、渡海の中に熱い精液を注ぎ込んだ。断続的に出されるたびに達した渡海の体はさらに震える。
同时,内部紧缩,即使是高阶的人也被带走。将腰部紧贴,将热精液注入渡海之中。每次间歇性地释放,渡海的身体都会更加颤抖。

「あ、ああ――はっ……や、中……」
哦,啊啊——哈……呀,中……

「はあ、は……すいません、中に、」
抱歉,里面有……

 聞きはしたが互いに拒否権のない状況で、思わず高階は謝ったが自分の出したものが中で包み込んでくる感覚に思わず眉を顰める。肩で息をして脱力している渡海の顎に手を寄せ、高階は軽く口付けた。そのまま何度か唇をついばむと、互いに息も落ち着いてくる。汗で額に張り付いた渡海の前髪を指で分け、ゆっくりと腰を引き性器を引き抜くと、赤くなった後孔が数回ひくついた。そして行き場を失った精液がどろりとあふれ出てくる。扇情的な光景に目がくらみそうになりながら、高階はベッドサイドからティッシュペーパーを数枚取り出し、渡海の体に張り付いた体液をぬぐった。
听到了声音,虽然彼此没有拒绝的权利,但高階不禁道歉,感觉自己的东西被包裹在其中,不禁皱起了眉头。高階把手放在渡海松弛的下巴上,轻轻地亲了一下。然后亲吻了几次,彼此的呼吸也逐渐平静下来。用手指分开沾满汗水的渡海额前的刘海,慢慢地收回腰部,把性器抽出,红红的后孔抽搐了几次。然后失去了去处的精液慢慢地流了出来。看着这诱人的景象,高階从床边拿出几张纸巾,擦拭了渡海身上的体液。

「よかった、ですか」
"好的,是吗"

 快感の名残と疲労感でぼやけた視界で渡海は高階を仰ぎ見る。よかった。身体は、確かに良かった。久々の快感だったし、高階はうまかった。しかし、純粋に興味があった高階の皮をはいだ先に、こんな獰猛で、手の付けられない一面があると知ったことは、はたしてよかったのだろうか。渡海は自分たちのこの行為が何の意味を成すのか、図りかねていた。むしろ、そんなことは考える方が野暮なのかもしれない。自分たちはもうずいぶん大人で、独立した社会に生きる一人の人間で、すべての関係に名前を付ける必要がないことなど、一時の感情に流されることが時には必要になることを、十分知ってしまっているのだった。
在快感的余韵和疲劳感中,渡海仰望着高阶。好的。身体确实很好。这是很久以来的快感,高阶也很美味。然而,在剥开高阶的外皮后,发现了这样狂暴、无法控制的一面,这真的是好事吗?渡海无法理解他们的行为意味着什么。也许,考虑这种事情反而显得愚蠢。他们已经是成年人了,在独立的社会中生活,知道有时候会被一时的情感所左右,不需要给所有关系贴上标签。

「うるせえ」
吵死了

 渡海はそれだけ言って、水、と続けると、いつもの苦笑を浮かべた高階が立ち上がって冷蔵庫の方へと向かって行った。
渡海说完这句话后,高阶露出了一如既往的苦笑,站起身朝冰箱走去。

評論
评论

  • HotaruVie
    萤火虫舞
    2019年7月25日回信
  • yuki
    2018年8月9日回信
  • 仮名子

    36さま、初めまして。 素敵な高渡を読ませて頂きましてありがとうございます(;v;)読み終わったあとの、これからふたりがどうなるのかわからないけど確実に何かは変わるのだろうと思わせる余韻までが素晴らしくて「ず、ずるいなぁ……!!」と唸ってしまいました…理想です……

    2018年7月27日回信
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