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女体化短編

□恍然
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アスランが洗濯物を干しに行ったきり戻ってこない。十分くらいで終わるかと思っていたが、意外にも時間がかかっているようだ。
キラは何か手伝おうかとと思ってアスランの元へ向かった。

「アスラン?」

名前を呼びながら部屋のドアを開ける。
返事はなく、キョロキョロと見渡していると、ベッドの端に肘をついて眠っているアスランが目に入った。
ベッドで横になっているわけでもないし、おそらく少し目を瞑ろうと思ってそのまま寝てしまったのだろう。
アスランは働き者だから、寝ているときくらいゆっくり休ませてあげたい。そう思って、キラはアスランの体を持ち上げてベッドに寝かせた。

「うぅん……」

少し唸りながら、アスランが寝返りをうつ。
また夕飯の時間でもないし、好きなだけ寝かせてあげようと、カーテンを締めて部屋を暗くした。
でも、残念な気持ちもあった。
一緒に映画でも見ようと言っていたのに、そのまま寝てしまうなんて。疲れているから休んで欲しいのだけど、でもやっぱりがっかりはする。
なんとなくこのまま寝かせるのも癪だからと、キラに悪戯心が芽生えた。

「アスラン。起きないと、落書きしちゃうよ?」
「ん……」
「ほんとにしちゃうからね」
「うぅ……」

何回か話しかけるが、アスランからはもちろん返答はない。
キラは油性ペンを持ってきて、何を書こうかと空書きする。
しばらく考えた後、いいことを思いついた。
キュッキュッと音をさせながらペンを走らせ、キラの落書きは完成した。


*****
キラがリビングで寛いでいると、アスランが慌てた様子で戻ってきた。

「キラ、ごめんなさい……!」
「あ、アスラン。おはよう。よく眠れた?」

そんなに焦らなくてもいいのにと思って、キラは優しく返事をした。

「その、いつの間にか寝ちゃったみたい。起こしてくれたら良かったのに……」
「疲れてるのかなって思って。むしろ、もう少し休んでても良かったのに」
「でも……。一緒に映画を見ようって言ってたのに、寝てしまって……。ごめんなさい」
「別にいいよ。でも、ちょっと悪戯しちゃった」
「え!?」

キラが笑って言うと、アスランはさらに慌てた。
自分の体を見渡し、どこか変化がないかと探している。

「服とかじゃなくて」
「じゃあ何?」
「確認してみる?」
「え、うん……」

アスランの承諾を得たので、キラはアスランの服を脱がせにかかった。

「キラ!?」
「確認するんでしょ?」
「そ、そうだけど、これは……」
「脱がないと分かんないんだよ」
「そ、そう……?」

流されやすいアスランは恥ずかしがりながらも大人しくなり、キラは手早く下着姿にさせた。
アスランのかわいいパンツが顕になる。

「な、何したの……?」
「あー。これじゃ見えないか。移動しようか」

アスランをパンツのまま鏡の前に誘導する。
アスランは体を震わせて、でも今更引くこともできないのか肌を赤く染めながら羞恥に耐えていた。

「片足あげられる?」
「や、そんな……!」

洗面台の鏡の前で足を上げるよう言うと、さすがに嫌がった。

「仕方ないね」
「やっ!」

キラは仕方なくアスランの体ごと持ち上げた。
膝の裏を抱えるようにして持ち上げると、M字開脚しているような体勢になる。
アスランは落ちるのが怖いのか、キラの首元にしがみついて狼狽えていた。

「おろしてっ……!」
「確認したいんでしょ?ほら、見て」
「なっ……!」

アスランの太ももに文字が書かれている。
「キラ専用」と、ハッキリ。

「ごめん。ちょっとした悪戯だったんだ」

キラが笑いながら謝る。
アスランはわなわなと震えていた。

「でもさ、ほんとのことだからいいよね?」
「え?」
「ココ。僕だけの場所でしょ?」
「そ、それは……」
「ほら。よく見て。アスランのえっちな部分は僕専用なんだよ」

キラの視線がアスランの秘部を犯す。
アスランはだんだんと気持ちよくなってきてしまって。
ジュン、とソコを濡らしてしまった。

「やぁっ……!」

そんな自分が恥ずかしくて思わず否定すると、キラがすかさず聞いてくる。

「何が嫌なの?」
「ぁっ……」

鏡越しにキラと目が合う。
さっきまでいたずらっ子のように笑っていたのに、今は意地悪な笑みを浮かべ、熱の籠もった目でアスランを見ている。
それだけで、アスランは甘く痺れた。
恥ずかしいが、太ももに書かれた言葉もあながち間違いではないだろう。いや、その通りだ。
見られれば見られるほど甘い感覚がアスランを支配する。キラの熱い瞳が、「アスランは僕のものだ」と訴えてくる。自分はキラのものなのだと、分からせられる。
アスランの体の主人はキラで、ましてや秘部はキラだけのもの。
自分の体の反応に、そんなことを嫌でも思い知らされた。

「もしかして、見られて感じてる?」
「違っ!」

違わないのに、咄嗟に否定してしまう。
キラの思う通りになるとわかっているのに。
案の定、キラはニヤリと笑って「確認しないとね?」と言い、下着をずらした。
とろりと濡れた秘部が外気にさらされ、アスランはピクッと震えた。

「あっ」
「とろとろだね……。やっぱり感じちゃったんだね」
「ゃ……」
「見て。僕専用のお○○○が、僕が欲しいって濡れちゃってるよ」

キラはアスランを抱きかかえながら、パンツを少しずつずらし、一度足を閉じて器用に取り去った。

「アスランは、僕しか知らないもんね?」

太ももの落書きをなぞりながら、キラが耳元で呟く。
それだけでアスランは腰を揺らした。
焦らさないで、いじめないで。もっと、強い刺激が欲しい。でもそんなことは言えず、アスランはビクンビクンと震えていた。
やがて、キラは少し疲れたからと言って寝室に戻り、アスランをベッドに下ろした。
ゆっくりたったけれども、少しの衝撃でも、秘部に甘く響く。

「とろとろだね、アスラン」
「やっ……!」
「だめだよ」
「あぁっ……!」

立てていた膝を慌てて閉じる。
でも、隙間から秘部をなぞられれば、足は再びだらしなく開いた。

「触って欲しい?」
「き、らぁっ……!」

肯定の意を伝えると、キラはクスリと笑った。

「じゃあ、僕のだよって教えて?」
「え?」
「ココ開いて、おねだりしてみてよ」

熱に浮かされたアスランは、そんなとんでもない要求も承諾してしまった。
キラ専用。
生々しい言葉を書かれた自分の体を思い浮かべる。

「キラぁ……」

くぱ、とソコを割広げるととろりとしたものがお尻の方へ流れていく。
恥ずかしい。
救いを求めるようにちらりとキラを見ると、うっとりしたような顔でアスランを見ていた。
そんなキラを見ただけで、体温がガッと上がった気がした。

「キラの、だからぁ……」
「何が?」
「ここ……」
「どこ?ちゃんと言って」
「お、お○○○……、キラだけの場所なの……!」

快楽に支配されたアスランは、普段は絶対に言わないような卑猥な言葉も口にする。
基本的に潔癖気味なアスランだからこそ、そのギャップにキラの胸は熱くなる。もっとも、熱くなるのは胸だけではないが。

「じゃあ、挿れてあげるね」

キラが呼びかけると、アスランは恍惚の表情を浮かべる。
キラはアスランの反応に、ゾクゾクした。
同時に、アスランがどんな顔で自分に抱かれているのか、見せてやりたいと思った。
今度は鏡の前でスるのでもいいかもね。
そんなことを言ったらアスランは怒るだろうけど。

「あぁっ……、キラぁッ!」

ぐぷぐぷと腰を沈めていく。
結合が深まるたび、背に回るアスランの腕の力が強くなった。
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