
次の日、朝の職員会議が終わり晴明は早々に職員室を出ていく。
ちょうど朝の登校をして来た佐野は職員室から出てきた晴明を見つけ声をかけようとするが、職員室の少し開いた窓から聞こえてきた話に思わず足を止めた。
「なぁ学園長聞いてくださいよ!あの安倍先生に彼女が出来たみたいなんですよ!」
「えぇ!?あの安倍先生がですか…!?セーラーしか頭にないような安倍先生がですか!?」
「そう!その安倍先生が!いや直接本人に聞いたわけちゃうねんけど、この前一緒に温泉行った時不自然な傷が背中にあってん…なぁ、秦中先生」
「あいつは猫って言ってたけど、あれは彼女っすね。あいつ、いつの間にか童貞捨てるみたいですよ」
そんな教師陣の話を聞き、佐野は身体を震わせる。 あの背中の傷を付けたのは他の誰でもない自分だ。もしこれから晴明の相手が佐野だとバレたら…間違いなく晴明は生徒に手を出した罪で教師を辞めさせられるどころか警察行きだろう。 出所しても人間教師安倍晴明という存在が有名なだけあって生徒…ましてや男に手を出したと言われ、生徒だけでなく百鬼学園島に住んでいる妖怪たちに馬鹿にされてしまうに決まってる。
そんなのはダメだ。せっかく晴明はこの島に、学校に馴染んできたと言うのに自分のせいでドン底に落とす訳にはいかない。かと言って別れるというのも嫌だ。ならば残された選択は一つだけだった。
そして来る土曜日。週末はみな実家に帰っているので同室の狸塚はいない。 だから今日は久々に晴明と過ごせる日。 佐野は準備万端で胸を躍らせながら部屋で待っていると、控えめに扉をノックする音が聞こえた。
「やっほー!佐野くん!」
「…おう」
入ってきた晴明の顔にきゅんとしながらも平常心を装い返事をする。
晴明は佐野の考えてることが分かるのかニコニコ微笑みながら隣に座り、持ってきたお菓子や飲み物やらをテーブルに広げた。 その後はお菓子を掻い摘みながら2人きりを満喫し、あっという間に夜が更ける。 寝る準備をして、このまま寝る──訳がなく、晴明は佐野を組み敷いていた。
好的?佐野君。
“…嗯、快点…”
佐野为了这一天已经准备好了。他握住晴明的肩膀,用力一推,两人的距离拉近了。然后,他们按照接吻的暗示开始了热烈的夜晚。
过了一会儿──、
晴明察觉到了某种异常。
佐野明明应该去过很多次尽头,却不知为何没有背痛。
晴明停下律动,握住佐野的手,眼前出现令人难以置信的景象。
「佐野君,这个……」
惊讶地发现佐野的指甲仅略微修剪过。
“为什么……为什么要……”
“……听说了。是教师们的话。你,不是被怀疑背上有伤去泡温泉了吗?”
“确实被怀疑了,但我说是猫啊。”
“笨蛋,谁会信这种谎。神酒和秦中都说她做到了。”
「唉ー!!??那时候还以为你相信我了呢…!」
「所以,如果对方知道是我,你可能会被解雇,最糟糕的是要上警局。我不想让你因为我的原因而毁掉你想要实现的当老师的梦想…所以尽量不让你发现,不留痕迹。」
听到这些,晴明既没有高兴也没有生气,只是悲伤地抚摸着佐野的脸颊。
「哦…你考虑得这么周到,谢谢你。但是,我更喜欢有伤痕的样子。」
“什么?为什么...!”
「我以为那是佐野君不轻易说出口的爱的方式。所以没有它,我就变得不安,觉得佐野君可能不喜欢我。」
晴明多次对佐野说喜欢和爱他,但佐野害羞,不愿说出口。然而,晴明却感受到了。他看到了佐野有多么喜欢自己,有多么爱他……每次看到佐野背上的伤痕,晴明都得到了力量。
「很高兴你考虑到了我。谢谢。但下次能不能再伸展开来?这是我向你提出的请求。」
“……但是你……如果被发现了就完了啊……!”
上回不小心了,下次我会注意不让人发现。至于那个“万一”的事情,对吧?对方不可能察觉到佐野君,就算被发现了也没关系吧!我总觉得会没事的!
依旧沉浸在天马行空的思考中,觉得自己有些愚蠢。佐野笑着,深深地吸住了晴明的锁骨。
「背中の傷の代わり。今はこれで我慢しといて。」
晴明からは見えず頭にはてなマークを浮かべるが佐野は満足そうに笑った。
後日、鏡を見た晴明は鎖骨についたキスマークで顔を真っ赤にさせた。
誤字脱字ありましたらすみません。
本来は短編集的なのにしようと思いましたがそこまでネタが思いつきませんでした。(最近でたグッズの凧ネタしか思いつかなかった)
関西人ですけど京都ではないのでいつも🍶先生の口調が迷子になってるのは申し訳ないです、、