
西諸国に広く伝わる噂の一つに、妖精の悪戯というものがある。“普段使っている日用品が忽然と消えてしまうのは、妖精が物を隠して悪戯しているから”という、なんてことない与太話の一つ。しかしその話には続きがあった。
「もし妖精を懲らしめたいならば、彼らから名前を奪えばいい。朧げな存在である妖精族にとって名前は存在している証明であるから、それを奪ってしまえばいい。……そうだろう?」
脚をゆったりと組み直しながら、男は目の前の“妖精だったもの”に問いかける。豪奢な椅子に座って愉しげにワイングラスを傾ける男とは対照的に、美しい妖精族の兄妹がカーペットの上、お揃いの首輪をつけられ怯えた様子で男を見上げていた。
妖精族の兄妹の名は、兄はミロード、妹はセレジアといった。深い森の中、兄妹ふたりでひっそりと暮らしていたところを武装した人間たち──密猟が趣味の悪徳貴族の当主に捕えられ、首輪を嵌められたのち貴族の屋敷に連れ込まれた。兄妹は激しく抵抗したためか、屋敷に入ってすぐ貴族の男の手によって背中に生えた美しい羽をもがれたあと、まっさらになった背中へ魔術を使って新たな名前を刻まれた。
ミロワとセーレ──元の名を捩った新たな名前を肉体に刻まれて貴族の所有物に堕とされた彼らは、もがれた羽の傷を使用人達に手当てされたあと、傷が癒えぬうちに貴族の男の書斎へ通されて今に至る。妖精族の特長である美しい羽を奪われ、存在を表す本名すらも上書きされて、ただの人間に堕落した彼らは名前をつけた主人に本能的に逆らえなくなってしまった。男は恐怖と痛みに震える彼らをじっとりと見つめてワインを煽るとおもむろに立ち上がり、勿体ぶった仕草で兄妹のうち兄のほうへ近づく。
「ミロワ、おいで。早く立ちなさい」
「!」
「それからセーレ、お前は儂の弟が特に欲しがっていた。儂が躾けようか……ふむ、お前は先に弟へ手配させる、此処で暫く待ちなさい」
「ひっ……!」
「……待ってください、妹には手を出さないでください!」
ミロワと呼ばれた妖精族の兄のほうが狼狽えた様子で貴族の男に向き直る。恐怖と絶望で表情が抜け落ちた妹を庇うように、兄は続けて男に語りかけた。
「……私のほうが肉体が成熟していますから、貴方達のどんな要求にも応えられます。……どんな苦痛にも耐えてみせますから、どうか妹だけは!」
必死で男の興味を惹こうと言葉を絞り出すミロワに気を良くしたのか、男は笑みを深くする。男は品定めをするようにミロワの頬を指でなぞり、そのまま彼の顎を持ち上げ目線を合わせる。理知の光を宿した瞳は揺らぐことなく主人となった男を見つめ返していた。
「……ふ、それほど言うなら考えてやらんこともない。儂の弟に話は通しておく。さあミロワ、来なさい」
「……!?駄目よ兄さん、そんなっ」
「大丈夫です、私に任せて、っ!?」
やけにあっさり引き下がる男にほっと安堵したのも束の間、いきなり首輪のリードを引っ張られ、ミロワは息を詰まらせた。男の乱暴な仕草を目の当たりにした妹のセーレは恐怖で肩を震わせ声を出せないまま力なく首を横に振って絶望を示す。男は欲を隠さないギラついた瞳を歪ませ、ミロワの首輪のリードを引っ張り無理矢理立たせて歩ませる。どんどん先へ進む男についていくしかないミロワは、首輪で抑えられた可動域の限界まで振り返り、愛する妹に柔らかい笑顔を見せた。妹に少しでも安心してもらいたくて唇が震えるのを堪えたまま笑みを作り続ける。数歩進んだところで男にリードをいっそう強く引かれ、逆らえないまま簡単に部屋を後にし、すぐに妹が見えなくなっても、ミロワは妹をずっと案じていた。
首輪を引かれて連れられた先は、ひときわ大きな寝台が目を引く豪奢な部屋だった。
部屋に入って圧倒され立ちすくんだミロワの肩に男の手が触れる。
「ミロワ、今日から此処がお前の部屋だ。この部屋にあるものは全て自由にしていい。もし必要なものがあるなら言いなさい、すぐに用意させよう」
上機嫌で喋りながらも肩を撫で続ける男の、ふしくれだった分厚く生温かい手のひらに嫌悪を感じながら、ミロワはおずおずと口を開く。
「……分かりました。その、セ……妹には、本当に」
「嗚呼!もちろん分かっているとも。お前の頑張り次第だが……できるね?」
「はい。……すべて貴方に従います。ですからお願いします、妹には、どうか……手を出さないでください」
言いながらミロワは決意を固める。妹のためならどんな痛みにも耐えられると自分に言い聞かせるように。一方男は何度も確かめるように言葉を繰り返すミロワに苛立ったのか、眉を顰めながらリードを軽く引く。ぐっと男との距離が近くなり背丈のある大柄な男の顔を至近距離で見上げるしかなくなったミロワは、恐怖を見せまいと手のひらを強く握りしめた。
「……いいかね?儂がお前の主なのだから、態度には気をつけなさい。森で暮らしていたとはいえ妖精だったのだから人間の様子には詳しいはずだろう」
「っ、……申し訳ありません、……だ、旦那様」
人間に会ったことすらないミロワに人間の詳細な様子など分かるはずがない。焦ったミロワは咄嗟に背中の傷を手当てしてくれた使用人が話していた名称を口に出す。そうすれば男は満足気に頷いた。
「よろしい。常に最上を相手すると思いなさい」
「はい、分かりました」
従順なミロワの様子をお気に召したのか、“旦那様”はミロワの肩を抱き、寝台へ向かうよう促す。巨大な寝台は成人男性ふたりが寝転がったとしても尚たっぷりと面積を持て余している。嫌な予感を覚えるミロワをよそに寝台に腰掛けた男は、右手に持っていたリードを簡単に手放した。重力に従って垂れ下がるそれを気にせず、男はリラックスした様子で脚を開いてその下を指差す。
或许是中意于米洛瓦温顺的模样,"老爷"搂住精灵少年的肩膀,将他引向那张巨床。即便躺下两个成年男性,这张四柱床仍显绰绰有余。不顾米洛瓦不祥的预感,落座床沿的男人漫不经心松开右手的缰绳。任由皮质牵绳在重力作用下垂落,他舒展双腿指向自己胯下。
「ミロワ、おいで。座りなさい」 "米洛瓦,过来。坐下"
「………はい」 “………好的”
感じていた嫌な予感が的中する。薄い唇を噛み締め、ミロワは男の脚元に座った。ベッドに腰掛ける男と床に座る自分。立場の違いをまざまざと実感するが、ミロワはそれでも妹がこんなことをさせられないために気丈に振る舞おうと無理矢理唇の端を持ち上げ笑みをつくる。
不祥的预感果然应验了。米洛瓦紧咬薄唇,跪坐在男人脚边。高坐床沿的男人与匍匐地面的自己,悬殊的地位差距如此鲜明,但为了不让妹妹遭受这般屈辱,她仍强撑起嘴角挤出一丝笑容。
「……なんでも、旦那様の仰せのままに」 "……谨遵老爷吩咐"
「素晴らしい!さあ、奉仕しなさい」 "很好!现在开始侍奉吧"
上等な下履きをくつろげ、男はでっぷりと太った雄の象徴をミロワの眼前に晒した。見上げたミロワの顔に影ができる。
男人解开华贵的内衬,将肥硕的雄性象征袒露在米洛瓦眼前。仰视的少女脸上投下浓重阴影。
「狩りから目を付けていたが、やはり美しい。……お前たちふたりを捕えたときから、ミロワ、お前だけをずっと想っていた。お前をどう躾けてやろうかずっと、考えていたのだよ」
“从狩猎时就盯上你们了,果然美得惊人……自从抓住你们兄妹那刻起,米洛瓦,我满脑子都是你。一直在想该怎么好好调教你呢”
「……え?」 “……诶?”
「奉仕の仕方は知らないだろう?よいよい、儂自らお前に仕込んでやろう。旦那様が大好きで堪らなくなるまで、たっぷりと躾けてやろうなあ!男根を咥えて悦ぶ色狂いにしてやろう、なに、心配せずとも行為が大好きになるまで教えてやるから安心しなさい。毎日儂のを咥え込ませて善がらせてあげようなあ」
“不懂怎么服侍人对吧?很好很好,就让老爷我亲自来教你。定要把你调教到爱老爷爱得死去活来!把你变成含着阳具就发情的色坯子,放心,保证做到你爱上这档子事为止。每天让你含着我这根宝贝快活似神仙呐”
ミロワの顔がさっと青ざめる。妹との温かく柔らかい家族愛に包まれて育った青年にとって、男の持つ異常に粘ついた視線と欲を隠さない直接的で下劣な物言いは頭を殴られるくらいに強い衝撃を受けた。にたにた笑う男は彼の絹にも勝るほどに美しい髪を撫でて、そのままぐっと性器に顔を近づけさせる。
米洛瓦的脸色刷地惨白。对于在妹妹温暖柔情的亲情中长大的青年而言,男人毫不掩饰的黏腻视线与充满赤裸欲望的粗鄙言辞,犹如当头棒喝般带来强烈冲击。狞笑的男人抚摸着他比丝绸更美的秀发,猛地将他的脸按向自己胯间。
妹の代わりにこの身を捧げるつもりだった。性行為をするだろうとも予見していた。でもそれはあくまで“妹の代わり”で、痛めつけられ、笑いものにされ、酷く扱われるだろうと予想していたのに、それならまだ耐えられると気を持っていたのに、まさか、自分こそが男の愛玩対象だったなんて!!
我本打算代替妹妹献出自己。虽然预见到会发生性行为,但那始终是"代替妹妹"——我以为自己会被折磨、被嘲笑、被粗暴对待,甚至觉得那种程度还能忍受。可万万没想到,我竟成了这个男人真正的玩物!!
「ぁ、い、いや……っ」 "啊、不、不要......"
理解した途端にぞっと背筋が栗立つ。先ほどまでの気丈に振る舞う姿から一転、怯えを孕んだ瞳で権利者の性器から逃げるように顔を背けるミロワに男は興奮した様子で、頭を掴んでいる手のひらに力を込める。
理解真相的瞬间,米洛瓦脊背发凉地打了个寒颤。她突然从方才强装镇定的模样转为满眼恐惧,别过脸想要躲开权贵者的性器。男人却兴奋地加重了钳制她头颅的力道。
「痛いっ!!離してっ、離してくださいっ」 "好痛!!放开、快放开我!"
「何を言う?怖気付いたのか?あれほど懇願していただろう?!では妹をお前の前で犯そうか、儂の弟も入れてなあ、お前の目の前で妹を壊してやろう!!いいんだな?!」
“你在说什么?害怕了吗?之前不是苦苦哀求吗?!那就让你亲眼看着妹妹被侵犯吧,让我弟弟也加入,在你面前把妹妹玩坏!!这样也没关系吧?!”
「だめ、やめてっ、それだけはっ!お願い、します、ごめんなさいっ」
“不要,住手,唯独这个不行!求求您,对不起,真的对不起”
震えながら必死に謝り続けるミロワに男はさらに興奮し、自らの手で昂った欲を擦り始めた。完全に立ち上がった男根は凶器と言っても過言ではないほど凶悪なサイズで、男はそれをミロワの頬に擦り付けた。血の気を失い真っ白になったミロワの頬を性器で擦って、ぺちぺちと叩いて遊ぶ。
看着颤抖不已拼命道歉的米洛瓦,男人愈发兴奋,开始用手搓揉自己高涨的欲望。完全勃起的阳具说是凶器也不为过的骇人尺寸,男人将其抵在米洛瓦脸颊上摩擦。用性器来回蹭着吓得面无血色的米洛瓦的脸蛋,还啪啪地拍打着取乐。
「お前から言い出したんだ!儂はもう待ちくたびれてしまったよ!今ならまだ許してあげよう、ほらミロワ、あーんしなさい」
“这可是你先开口的!我已经等得不耐烦了!现在乖乖听话就原谅你,来米洛瓦,把嘴张开”
「は、はっ、……っ」 "哈、哈啊……"
恐怖からか息が上がるミロワの背を撫でながら、彼の形の良い唇に亀頭をぴっとりくっつける。もう一度、念を押して奉仕しなさいと命令すれば、ミロワはぼんやりと虚ろになった瞳で男を見上げ、何も言わず従順に唇を開いて男の欲望を受け入れた。
或许是出于恐惧,米洛瓦的呼吸变得急促。我轻抚着他颤抖的脊背,将龟头抵上他形状优美的唇瓣。当我再次命令他好好侍奉时,米洛瓦用那双失焦的朦胧眼眸仰望着男人,不发一语地顺从张开双唇,接纳了对方的欲望。
♢♢♢
「そう、上手だ。そのまま口を大きく開いて……全て飲み込まなくていい、舌で幹を舐るように奉仕しなさい」
“对,就是这样。把嘴再张大些……不必全部吞下,用舌头侍奉这根肉棒就好。”
「……ン、……っ、ン、ふ」 “……嗯、……啊、嗯、呼”
既に口で奉仕し始めて数分が経過していた。 已经开始用嘴侍奉数分钟了。
すっかり大人しくなったミロワは、男の操り人形のように言われることすべてを忠実に守り続ける。
完全安静下来的米洛瓦,像男人的提线木偶般忠实地执行着每一个指令。
「頭も動かして口全体でもてなしたまえ。……そう、いい子だ」
“用脑袋带动整个口腔来取悦我。……对,真是乖孩子”
「ン、……んっ、んぅ、……ふ、……ん」 “嗯、……嗯嗯、唔、……呼、……嗯”
頭を動かすたびに淫らな水音が頭に響く。男の命令通り舌で肉棒を包み溢れ出てくる唾液と性器の体液を喉奥に送れば酷い淫臭が喉まで広がり、えずきそうになるのをぐっと堪えた。ミロワは抵抗を許されぬまま男好みの口奉仕の作法を仕込まれていく。
每次晃动脑袋时,淫靡的水声都在颅内回响。遵照男人的命令用舌头包裹住肉棒,将溢出的唾液与性器体液送往喉咙深处,浓烈的腥膻味便直冲喉头,强忍着几乎作呕的冲动。米洛瓦在无法反抗的状态下,被迫学习着取悦男性的口侍技巧。
「舌で味わってしゃぶりなさい、それから唾液はできるだけ垂らさないように」
“用舌头舔舐着吮吸,注意别让唾液滴下来”
性器を咥えたまま何度も頷く。喉を鳴らして男の粘ついた液体を腹の底へ飲み下し、唇を窄めて唾液が溢れぬよう亀頭に吸い付いた。男の性臭に口と胃を侵されマーキングされていく現実に、うまく纏まらない頭の中が不快感でぐらぐらと揺れる。そうやって奉仕を行ううち、男の男根がいっそう大きく膨らみ浮き出た血管がより力強く脈動する。
含着性器频频点头。吞咽声中将男人黏稠的液体咽入腹底,抿紧双唇避免唾液溢出,将龟头牢牢吸附住。口腔与胃袋被男性荷尔蒙侵蚀打上标记的现实,让混沌不清的头脑因不适感而天旋地转。就在这般侍奉中,男人的阴茎愈发膨胀隆起,暴起的血管跳动着愈发强劲的脉动。
「……ッ出すぞ、そのまま口で受け止めなさい」 “……要射了,用嘴接好”
「!!」 “!!”
男が堪えたかと思えば勢いよく咥内に飛沫が散り、喉奥に熱い性液がたっぷりとへばりつく。男の吐精を咥内の熱で感じ取ったミロワは男の言いつけ通り全て飲み込もうとするも、勢いのまま気管に入り酷い咳と共に開きっぱなしの唇から唾液と飲み込みきれなかった多量の精液がぼたぼた垂れ落ちた。
男人稍作忍耐后便猛地将白浊喷射入口腔,滚烫的精液大量黏附在喉管深处。米洛瓦本想遵照命令将口中精液全部咽下,却在感受到射精热流时不慎呛入气管,伴随着剧烈咳嗽,大量未能咽下的精液混着唾液从她始终张开的唇间滴答坠落。
「ゲホッ!!ゴホッ!!ご、ごめんなさっ、ゴホッ!」
“咳咳!!呜咳!!对、对不起,咳咳!”
幾らか咳き込んでから“言いつけ”を思い出し、まだ喉がイガイガするのを飲み込んだ。黙り込んだままの旦那様の顔色を伺う。
咳了几声后想起"规矩",强忍着喉咙的刺痒感。偷瞄着沉默不语的老爷的脸色。
「申し訳ありません、私、」 "非常抱歉,我..."
「ふん……言いつけは守れなかったか。次は必ず最後まで飲み干すように。垂れた精液はあとで舐め取りなさい。それよりも先に」
"哼...规矩都没记住吗?下次必须给我一滴不剩地喝干净。洒出来的精液待会儿自己舔掉。在那之前——"
垂れ下がっていたリードをぐん!と強く引っ張られ、萎えた男根の隣に顔を近づけさせられる。男が怒っていないようで安堵したのも束の間、男が続けて口を開く。
垂落的牵绳被猛地拽紧,迫使我把脸凑近那根萎靡的阳具旁边。刚因男人似乎没生气而稍感安心,对方就再度开口。
「口淫のあとの挨拶だ」 “这是口交后的问候礼节”
挨拶。おそらく最初、男が唇に性器を押しつけたのと同じ行為をしなければいけないと直感し、ミロワは力なく頷いてほんの少し躊躇ったあと亀頭にそっとキスをする。疲れた顎が鈍く痛む。今すぐにでも終わってしまいたかった。
问候。米洛瓦直觉地意识到,这恐怕和最初男人将性器抵在她唇上是同样的行为。她无力地点点头,稍作犹豫后轻轻吻上龟头。疲惫的下颌隐隐作痛。恨不得此刻就能立刻结束这一切。
「儂自ら教えてやっているのだ、感謝の言葉を述べなさい」
“老夫亲自教导你,该说感谢的话”
「……はい、教えて、いただき……ありがとうございました」
“……是,感谢您……教导……”
「よろしい。いい子だ」 “很好。真是乖孩子。”
男は満足した様子で、疲労が滲みとろんと伏目がちなミロワの頭を撫でる。柔らかい手つきはまるでペットを愛おしむようで、ミロワは嫌悪を表に出さぬまま男に形だけの笑顔をつくった。
男人满意地抚摸着米洛瓦低垂的脑袋,少女疲惫的眼睑半阖着。那轻柔的触感仿佛在爱抚宠物,米洛瓦强忍厌恶挤出一个公式化的笑容。
「さて、儂はこの後お前との約束を弟に伝えよう。妹には手を出さないよう命じておく。ミロワ、お前は今日、教えた手順をしっかり覚えなさい」
“那么,我这就去把你我的约定转告令弟。会命令他不许碰你妹妹。米洛娃,今天教你的步骤要好好记住”
「……!はい、分かりました」 “……!是,我明白了”
「それから部屋の外へは出ないように。お前は儂が飼っている愛玩動物だ。お前の行動はすべて、儂が管理していると肝に命じなさい」
“还有不许踏出房门半步。你是我豢养的玩赏动物。要牢记你的一举一动都归我管束”
「……はい、旦那様……」 “……遵命,老爷……”
身なりを整えながら男はミロワに命令し、そのまま部屋の外へ出て行く。分厚い扉は遠ざかっていく男の足音をすぐに遮断し、漸く部屋に訪れた静寂にミロワはひとり息を吐いた。
男人整理着衣着对米洛瓦下达命令,随即走出房间。厚重的门扉立刻隔绝了渐行渐远的脚步声,米洛瓦终于在这片降临的寂静中独自呼出一口气。
「疲れた……」 "好累……"
何度も首輪のリードを引っ張られたせいで首が痛む。ベッドに寝転ぶ元気すらなく、カーペットの上にへたり込んだまま頭だけをシーツに預けた。頭がぼんやりとしたままうまく働かない。
项圈被反复拉扯导致脖颈生疼。连躺到床上的力气都没有,就这么瘫软在地毯上,只把脑袋搁在床单边缘。意识朦胧间思绪怎么也集中不起来。
「……セーレ……」 "……赛列……"
思わず口走った“妹の名前”に、ミロワは思わず目を見開く。“セレジア”と呼ぼうとして何度か試すも、どう頑張っても男が上書きした“セーレ”としか呼べなかった。あの男が言った通り、妖精族は名前を奪われ上書きされると本当の名前を自分でさえも口に出せなくなる。それだけでなく、やがて自分の存在そのものすら上書きされた名前の身分や演じる性格に合わせて“修正”され、本当の自分を見失ってしまう。本来の名前を取り戻さない限りずっと。
听到自己脱口而出的"妹妹名字",米洛瓦猛然睁大了眼睛。她数次尝试呼唤"塞蕾吉娅"这个本名,却无论如何都只能发出那个男人强加的称呼"塞蕾"。正如那个男人所说,精灵族一旦被夺走真名,连自己都无法再唤出本名。不仅如此,随着时间推移,连存在本身都会按照被强加名字的身份与性格"修正",最终迷失真正的自我。除非取回本名,否则将永远如此。
“妹の大切な名前もあの男に汚されて、愛する彼女の本名を口にすることすらできないのか”そう実感すればたちまち、空虚な悲しみで瞳の奥が熱くなった。溢れ出る水の膜で視界が一杯になり、ついに溜めた雫が頬を伝ってシーツに滞りなく蓄えられていく。薄暗い部屋の中、何度も何度も、ミロワの小さな嗚咽がシーツに吸い込まれていった。
"连妹妹最珍贵的名字都被那个男人玷污,甚至无法呼唤心爱之人的本名"——当这个认知浮现时,空洞的悲伤立即灼烧着眼眶。溢出的泪水模糊了视线,最终积蓄的泪珠顺着脸颊无声地浸透床单。在昏暗的房间里,米洛瓦细碎的呜咽声一次又一次被棉絮吞噬。
♢♢♢
それからというもの、ミロワは毎夜毎晩男に執拗に犯され、あらゆる性技を身につけさせられた。男の欲を煽るためだけに誂えた悪趣味な愛玩用の衣服を常に着用することを命じられ、夜になれば必ず部屋を訪れる旦那様の性奉仕を日が登るまで何度も何度も何度も行う。部屋から一歩も出ることが叶わないまま繰り返される凌辱に、ミロワの精神はたちまち擦り減っていった。
自那以后,米洛瓦夜复一夜地遭受男人变本加厉的侵犯,被迫掌握各种性技。她被勒令终日穿着为刺激男人欲望而特制的恶趣味宠物服装,每当夜幕降临就必须为造访房间的"老爷"提供性服务,直至黎明时分仍要反复承受。在足不出户的持续凌辱中,米洛瓦的精神迅速崩溃。
「ミロワ、待たせたね」 "让你久等了,米洛瓦"
「ぁ、……旦那様、お待ちしておりました」 “啊……老爷,我一直在等您”
いつもより半刻過ぎに部屋を訪れた男に、ミロワは静かに微笑みを向ける。月日を経てすっかり光を映さなくなった虚ろな瞳は、幾度も行われた調教の惨さを言外に表していた。
米洛瓦对比平时迟了半小时才来到房间的男人静静露出微笑。那双历经岁月已完全失去神采的空洞眼眸,无声诉说着多次调教的残酷痕迹。
「旦那様、卑しい私に、旦那様の御慈悲をお恵みくださいませ……」
“老爷…求您对卑贱的我…施予慈悲……”
頭に染みついた行為の合図が勝手に口から滑り落ちる。旦那様の男根を収める下腹部を服越しに長い指先でかりかりと引っ掻き男の欲を煽れば、簡単にそれは育っていく。
深深刻入脑海的行为暗示让话语自动从唇间滑落。隔着衣物用纤长指尖轻挠收纳老爷阳物的下腹部位时,轻易就能感受到那物事在掌下膨胀。
「……ふふ。失礼します、旦那様……」 “……呵呵。失礼了,老爷……”
ぴんと布を張ったそこに頬擦りをして旦那様の許可を待つ。教えられた作法に硬直するたびに仕置きとして頬を叩かれ折檻された記憶が蘇り、ミロワは男には分からないくらい僅かに視線を落とした。
她将紧绷的布料贴在脸颊上摩挲,静候老爷的许可。每当因僵硬的礼仪动作而受罚时,被掌掴调教的记忆便涌上心头,米洛瓦以男性难以察觉的幅度微微垂下了视线。
(もうこんなになってしまってはセレジアに顔向けできないな……)
(沦落到这般地步,已经没脸面对塞蕾西娅了……)
愛する妹はきっと、娼婦のような格好で毎晩男を咥えて善がり狂う兄の姿を見て軽蔑するだろう。この部屋に入ってからずっと会えていない。妹は今も無事だろうか────
心爱的妹妹若是看见兄长每晚穿着娼妓般的装束,含着男人阴茎发狂般侍奉的模样,定会投来轻蔑的目光。自被关进这个房间后就再未相见。妹妹现在是否平安呢——
「──ロワ、ミロワ、聞いているのか」 「──罗瓦,米洛瓦,你们在听吗」
「……っ!!も、申し訳ありませんっ」 「……!!非、非常抱歉」
は、と意識が現実に向かう。完全に明後日の方向に意識が向いていたことを旦那様に勘連れている。
意识猛地被拉回现实。显然主人察觉到我完全神游到九霄云外了。
「申し訳ありません旦那様、早く続きをいたします。ミロワの無礼をお赦しください」
「万分抱歉主人,我这就继续。请您宽恕米洛瓦的失礼」
「よい、続けたまえ。今日は面白いものを用意した、はやくお前と遊びたいのだよ」
“很好,继续。今天准备了有趣的东西,迫不及待想和你玩呢”
普段なら怒り狂って嬲ってくるはずが、今日は穏やかな笑顔をミロワに向けて頬を優しく撫でてくる。男の凪いだ様子に奇妙な違和感を感じながらもミロワは教えられた口淫の作法を従順にこなしていく。
若是平日定会暴怒着折磨她,此刻却带着平静微笑轻抚米洛瓦的脸颊。男人反常的平静让米洛瓦感到莫名违和,却仍顺从地执行着被教导的口交礼仪。
「ン、じゅる、んっ、ン、んくっ」 “嗯、滋噜、嗯、嗯咕”
喉奥まで丁寧に飲み込み、男の欲をぴったり根本まで納める。すっかり躊躇なく咥えることができるようになった自分に絶望し、口いっぱいに男の男根を頬張りながら大きく開いた唇を歪ませた。
她将男根深深咽至喉底,让欲望完全没入根部。绝望地意识到自己已能毫无犹豫地含吮,扭曲着塞满阳具的鼓胀双唇。
「ハー……一度出すぞ、全て飲み込みなさい」 “哈……要射了,全部喝下去”
「!」 “!”
咥内に熱い飛沫が飛び散る。既に馴染み深い存在となったそれを難なく飲み干して、ミロワはぱか、と旦那様に咥内を見せる。男はミロワが全部飲み下したのを確認してから口を閉じさせ、股を開くよう命じた。大きな寝台の中央、ふかふかのベッドシーツの上、ミロワは薄絹で着飾ったしなやかな長い脚を男に見せつけるように大きく開く。既に蕩けて男を待ち望む秘部を右手で広げて、男を誘うためにゆらゆらと腰を揺らした。
滚烫的液体在口腔内飞溅。早已熟悉这种滋味的米洛瓦轻松咽下后,啪地张开嘴向主人展示空腔。男人确认她全部咽净才允许合嘴,接着命令她张开双腿。在宽敞睡床中央的蓬松床单上,米洛瓦刻意将薄纱遮掩的修长玉腿大大敞开。用右手掰开早已湿润等待男人宠幸的私处,妖娆扭动腰肢发出邀请。
徹底的な陵辱によって旦那様専用の性玩具に生まれ変わった穴からは事前に仕込んだ潤滑油がトロトロと際限なく溢れ、雌に近づいた腰のくびれに飾られた金銀の細やかな金具が音を立てて揺れる。ミロワは上気した頬を隠すことなく、男の命令を静かに待っている。堕落した彼の肉体がゆらゆらと淫らに揺れ男を全身で誘っていた。
经过彻底调教蜕变为主人专用性器的蜜穴中,事先涂抹的润滑液正黏稠地不断渗出。接近雌兽般的腰际曲线缀满金银细链,随着晃动发出细碎声响。米洛瓦毫不遮掩潮红的脸颊,静候主人下一个命令。堕落的身躯淫靡摇曳,用全身向男人发出诱惑。
「すっかり色に堕ちたものだ。これが欲しくて堪らないだろう」
"已经完全堕落成色欲的俘虏了呢。你一定很想要这个吧"
「……ええ、旦那様の逞しいそれを見るたびに、腹の底が疼いて仕方がないのです。ですからずっと……私で遊んでくださいね。ずっと、私だけを選んで」
"……是的,每次看到老爷雄壮的它,小腹深处就疼得受不了。所以请一直……用我来取乐吧。永远只选择我一个人"
とうに媚びる方法は熟知していた。部屋の外へ出られないミロワにとって、妹セーレの無事を知る手段は無い。無意味かもしれないけれど、妹が男の毒牙に掛からないために少しでも男を自らに執着させたかった。
她早已熟谙谄媚之道。对于无法踏出房门的米洛瓦而言,根本没有确认妹妹赛蕾安危的方法。虽然可能徒劳无功,但为了让妹妹免遭男人毒手,她宁愿让男人对自己多几分迷恋。
「ふふっ、旦那様、色狂いに堕ちた私を今宵も使ってはいただけませんか?今日も酷く抱いて、私を壊してくださいな」
“呵呵…老爷,今晚也请享用这个堕入淫欲的我好吗?今天也请狠狠占有我,把我玩坏吧…”
「ほう?お前も媚びが板についたな、くく……それは本心か?妹が気になって仕方ないのか、それとも」
“哦?你这媚态倒是越来越纯熟了…呵呵…这真是你的真心话吗?是放心不下妹妹,还是…”
「意地悪をしないで……ねえ、躾が行き届いた愛玩具はお嫌いでしょうか?私はとうに、貴方に身も心も全て奪われているのに。……もう待ちきれないんです、お願いします、はやく旦那様の男根を、私にっ」
“别戏弄我了…呐,您难道不喜欢调教得当的玩物吗?我早就被您夺走了身心全部…已经等不及了,求求您,快把老爷的肉棒给我…”
男は時折ミロワを試すような言葉をかける。心にもない、男が喜び満足するためだけの媚びた言葉を、自分を貶める言葉を態と使わせようとする彼の行動が最もミロワを消耗させた。言葉を使うたびに自分の存在が穢され、妹セレジアの兄のミロードではなく旦那様のためだけに生きる“ミロワ”に修正されていく感覚。正しいのは今のミロワなのだと、男に媚びを売って悦ぶ淫売が本性なのだと、羽をもがれた影響から不安定に変化した妖精族の特性が過剰に反応しているようで、ミロワは言葉を吐くたびに恐怖で背筋が寒くなる。
男人不时用试探性的话语撩拨米洛瓦。那些言不由衷的谄媚之词,那些刻意贬低自我的话语——正是这种逼迫他说出只为取悦男人的言辞,最令米洛瓦精疲力竭。每吐露一句,就仿佛自己的存在被玷污一分,从妹妹塞蕾西娅的兄长“米罗德”,逐渐被修正为只为老爷而活的“米洛瓦”。仿佛此刻谄媚求欢的娼妓才是真实自我,仿佛被折断翅膀后不稳定的妖精族特性在过度反应,每次开口时,恐惧都让米洛瓦的后背窜起阵阵寒意。
「お、お願いします、お腹の奥が、じんじんして……もう、頭がおかしくなりそう……」
「求、求您了……肚子里好、好难受……脑袋都要变得奇怪了……」
「く、はは!愚かで愛らしい我がミロワよ、一生儂のためだけに囀りなさい!」
「呵、哈哈!我愚蠢又可爱的米洛瓦啊,这辈子就只为吾欢愉啼鸣吧!」
「ーー〜〜〜ッッ!?!?」 「——啊啊啊!?!?」
最奥まで一気に貫かれ、ミロワは声にならない悲鳴をあげた。鋭い快楽が身体中を稲妻のように駆け巡る。
被一口气贯穿至最深处,米洛瓦发出不成声的悲鸣。尖锐的快感如闪电般在全身流窜。
「ぅ、あっ!!ぁ゛!ンっ!んくぅっ!」 「呜、啊!!呀啊!嗯嗯!唔嗯!」
腹の最奥を肉棒がごりごりと耕していく。蕩け切った雄膣は完全に男の形を覚えて、一突きするごとに性器に甘えねっとりと絡みついて奥へ奥へと誘う。
粗壮的肉棒在腹腔最深处翻搅耕耘。早已酥软的雄性腔道彻底记住了男人的形状,每次突刺都会让媚肉甜腻地纠缠上来,引诱着向更深处探索。
「はっ、ァ!あっ!んあぁッ!!っは、ぅンッ!!んっ、ん゙ぅあっ!!」
「哈、啊!呀!嗯啊啊!!呜、嗯嗯!!唔、嗯嗯啊!!」
男は容赦なく結腸の行き止まりをノックし続ける。ピストンするたびに腹の奥から厭らしい音が聞こえるほど強く腰を打ち付けられ、ミロワは胎の内側から男根に支配されて、ただ嬌声をあげるしかできない。珠の汗を額に浮かべ男の動きに合わせて雌のように腰をくねらせ、白布の張った監獄の中で淫らに快楽を受け入れ乱れる姿は、かつての“ミロード”とは乖離していた。
男人毫不留情地持续叩击着结肠尽头。每次抽插都让腹部深处传来淫靡水声,剧烈撞击下米洛瓦只能从子宫内侧被肉根支配,发出阵阵娇喘。额间缀着珍珠般的汗滴,他像雌兽般随着男人动作扭动腰肢,在绷紧白布的囚牢里淫乱承欢的放荡模样,已与昔日的"米洛德大人"判若两人。
「ひっ、ア!!あ゙ッ!らんなさまッ、いくっ、いくぅっ!!、おゆるしくらさっ、ひぁ゛!いかせてっ、いかへっ、はぁ゛っンぁ!!っいかへてくらさぃッッ!!」
「呜、啊!!啊!兰娜大人、要去了、要去了!!求您开恩、咿呀!让我去、让我去、哈啊!!请让我去吧!!」
ボロボロと大粒の涙を溢しながら旦那様に絶頂をおねだりすれば、男は頷いてミロワの腰をいっそう強く掴んだ。
泪珠大颗大颗地滚落,她向主人乞求着高潮,男人点头答应,更加用力地握紧了米洛瓦的腰肢。
「よろしい、気をやりなさい」 「很好,尽情释放吧」
「っ、ーーーーーーーーー!!!!!」 「呜、——————!!!!!」
どっちゅん!綻んだ結腸の唇をこじ開けて男が最奥を征服する。無防備に全身を反らせ、ミロワは目を見開いて被虐の悦びに溺れた。
噗嗤!男人撬开绽开的肠道唇瓣,直捣最深处。毫无防备地弓起全身,米洛瓦睁大双眼,沉溺在受虐的快感中。
ミロワの雄の象徴はしな垂れたまま、こなれた雄膣は雌絶頂を追いかける。もうずっと前から男性器で達することができなくなっていた。
米洛瓦的雄性象征萎靡垂落,成熟的雄穴却追逐着雌性高潮。早在很久以前,他就无法再用男性器官达到满足了。
「ひゃ、ぁ…………、ぁー……………」 "哈啊…………、啊……………"
目の前で火花が散る。重い絶頂を身に受けて身体は緩慢し、シーツに全体重を預けて甘い余韻に浸る。元の役割を放棄して性器に成り下がった穴は、男の反り立った欲をやわやわと咥え込んで離したくないと駄々を捏ねる。
眼前火花四溅。承受着沉重的绝顶,身体变得绵软无力,将全身重量托付给床单,沉浸在甜美的余韵中。那个放弃原本功能、堕落成性器的肉穴,正撒娇似地含住男人勃发的欲望不肯松开。
「ぅ、あ、あ゙、ぁ、……あ゙、はぁっ」 「呜、啊、啊、啊……啊、哈啊……」
男は絶頂の余韻から抜け出せないミロワにお構いなしで、征服した雄膣を捏ねたり突いたりミロワを使ってひたすらに遊ぶ。愛玩動物に気遣いなど要らないと自分の快楽のためだけに腰を振って美しい身体を貪った。
男人毫不在意仍沉浸在高潮余韵中的米洛瓦,只顾着肆意玩弄那已被征服的雄性蜜穴,或揉捏或抽插,将这具美丽躯体当作取乐工具。对玩物何须怜惜?他只为自身快感而摆动腰肢,贪婪享用着这具美妙身躯。
「……出すぞ、受け止めなさいっ」 「……要射了,给我好好接住」
「!!ぁ、〜〜〜ッッ!!!」 「!!啊、~~~!!!」
程なくして蕩けた最奥に旦那様の子種が植えられる。熱い飛沫を体内に撒かれてミロワは甘い絶頂を繰り返す。敏感になった身体はどんな接触にも快感を感じるように変化していた。
很快 在融化般的最深处被主人种下了种子。滚烫的液体在体内喷洒 米洛瓦反复品尝着甜美的绝顶。变得敏感的身体已经对任何接触都能产生快感。
「ぁ、……ぁ……、ひゃぁ゛っ」 "啊、……啊……、呀啊♡"
お腹の奥が熱い。旦那様が吐精を終えて雄膣からずるる、と陰茎を引き抜く感覚にさえ嬌声が漏れ出る。埋められていた質量がごっそりと抜け落ちて切なく胎奥が収縮した。
小腹深处热得发烫。当主人结束射精 黏滑的阴茎从雌穴抽离时 连这种摩擦感都让她漏出娇喘。被填满的质量突然抽离 令空虚的子宫深处难耐地收缩起来。
「はっ……、は、……だんな様、お使いいただき、ありがとうございました……」
"哈啊……、哈、……主人、感谢您使用我……"
息絶え絶えになりながらミロワは上半身を起こして旦那様に感謝を述べる。伸びた髪が朱に色づいた肩からサラサラと垂れ落ちた。
米洛瓦喘着气支起上半身向主人道谢,朱红色的长发从肩头如流水般滑落。
「よろしい。それからミロワ、今日はお前にプレゼントがある。嬉しいだろう」
"很好。另外米洛瓦,今天有礼物要给你。高兴吗?"
「プレゼント?ええ、とても……」 "礼物?啊,非常..."
そういえば今日は面白いものを用意したと言っていたな。そう思い返し、ミロワは怪訝な顔をしている自分を手で隠したあとすぐさま、わざと期待する表情を浮かべた。男は服を手早く脱ぎ近くの椅子の背に掛けてから、上着のポケットに入っていた小さな箱を取り出してミロワの眼前に差し出す。
她突然想起主人今早确实说过准备了有趣的东西。米洛瓦慌忙用手掩住困惑的表情,随即刻意换上期待的神色。男人利落地脱下外套搭在椅背上,从内袋取出小盒子递到她眼前。
「これだ。今から使ってやろう、胎を出しなさい」 "就是这个。现在就用给你看,把肚子露出来"
「はい、旦那様。……ああもう待ちきれません、それは……?」
"遵命,老爷……啊啊已经等不及了,这是……?"
男の機嫌を損ねないよう細心の注意を払いながら、手のひらに収まる小さな箱の中身を伺う。
她小心翼翼地避免触怒男人,同时窥探着掌心那个小盒子里的内容。
金の刺繍に縁取られた上等な生地の箱。外見からは何が入っているのか見当もつかない。男は時折、張形や媚薬を扱うことがあったが、それらが入るような大きさでも無い。
金色刺绣镶边的上等布料盒子。从外观完全猜不出里面装着什么。男人偶尔会使用假阳具或媚药,但这个盒子根本装不下那些东西。
「開けてやろう。ほら」 “我来帮你打开吧。看”
案外あっさり開けられたそれの中身は、薄い印章のようなものだった。手紙に使う封蝋を限りなく薄くし、横幅を広げたような──使い道も気になるが、ミロワが最も気になったのは印章の造詣だった。棘があしらわれた、禍々しい、いや淫らな……そう、淫らな、子宮、のような形。
意外轻松开启的容器里,躺着枚薄如印章的物件。那就像把封缄火漆无限压薄、横向拉宽而成的——虽然用途令人好奇,但米洛娃最在意的却是印章的纹样。荆棘缠绕的、不祥的、不,该说是淫靡的……没错,淫靡的,宛如子宫般的形状。
「何かの、紋……?でございますか?」 “这是某种…纹章……吗?”
嫌な予感をひしひしと感じながらミロワは男に問いかける。男は答えず曖昧に微笑んでミロワの頬をなぞり、首、胸とどんどん下へ辿っていく。腹を覆う薄絹を掻き分け、男の手がミロワの下腹部をなぞって止まる。女性であれば子宮がある位置を円を描くように撫で摩り、男は口を開く。
米洛娃怀着强烈的不安向男人发问。男人没有回答,只是暧昧地微笑着抚过她的脸颊,顺着脖颈、胸口不断向下游移。当手指拨开覆盖腹部的薄纱,在少女下腹部画圈摩挲时——正对着女性子宫的位置,男人终于开口。
「此処に子宮を作ってやろう」 "就在这里给你造个子宫吧"
「は、」 "哈..."
ぞわりと全身に鳥肌が立つ。尚も下腹部を撫で続ける男は、高揚を隠すことなく語る。
全身唰地泛起鸡皮疙瘩。男人继续抚摸着下腹部,毫不掩饰兴奋地说道。
「お前は実によくやっている。それにだ、せっかく儂専用の雌にしたのだから、褒美に子袋を授けてやろうと思ってね。嬉しいだろう?セーレと“お揃い”になれるのだぞ」
"你确实表现得很好。而且,既然特意把你变成专属雌兽,作为奖赏就赐你个孕囊吧。开心吗?可以和赛蕾"成双成对"了哦"
「……え?今、なんと……」 "……咦?刚才,说什么……"
(セレジアとお揃い?何を言って……?) (和塞蕾西娅一样?在说什么……?)
ミロワは混乱し、瞳を慌ただしく動かす。子宮を付けるという言葉の意味も理解し難いが、何より妹と“お揃い”という言葉が小魚の骨ように引っ掛かって離れない。
米洛瓦陷入混乱,眼瞳慌乱地转动着。虽然难以理解"安装子宫"这句话的含义,但最令她在意的还是"和妹妹一样"这个说法,就像鱼刺般卡在心头挥之不去。
(言葉の意味そのまま、セレジアと同じ性別になるということ?いやこの男なら、……まさか)
(字面意思就是,要和塞蕾西娅变成相同性别?不,如果是这个男人的话……难道)
「さあ付けてあげよう。くく、お前たちに名を与えてやった日を思い出すな。あの日は実に愉快だった」
“来,让我给你刻上吧。呵呵,还记得我赐予你们名字的那天吗?那真是令人愉悦的日子。”
「あ、まっ、お待ちください旦那様っ、」 “啊、请、请等一下主人大人——”
ミロワを押し倒し、男が馬乗りになって箱の中の紋を取り出す。ミロワは目を白黒させながらじっとりと身を掬う悍ましいひとつの可能性に身体を震わせた。どんどん冷えていく肉体と裏腹にかつて切り取られた羽の傷跡が、魔術で刻まれ決して取れなくなった名前がジクジクと熱を持ったかのように痛み出す。
米洛瓦被推倒在地,男人跨坐其上取出箱中咒纹。米洛瓦瞳孔震颤着,因那湿黏恶心的可能性而浑身发抖。逐渐冰冷的躯体深处,昔日被切断的翅膀伤疤与用魔术镌刻永不消退的名字,竟如溃烂般开始灼热发痛。
「セ、セーレは、無事なのですかっ、約束は?」 “塞、塞蕾她平安吗?您答应过的——”
「……ン〜?くく……何のことかね?」 “……嗯~?呵呵……你在说什么呢?”
「っ!!嘘をついたのですか?妹には手を出さないと約束したでしょう!本当に、セーレは、妹は無事なのですか!?まさか……は、……孕ませたりなど、していないでしょうね!!」
“!!你骗我?明明承诺过不会碰我妹妹的!告诉我实话,塞蕾真的平安无事吗?!该不会……难道……你让她怀孕了?!”
「はは!!面白いな、まだそれほど元気があるとは」 “哈哈!!有意思,没想到你还这么精神”
ミロワは上に乗った男を退かそうと身体を捩って抵抗する。この男が人を手籠めにするならどんな手段も問わないことを身を持って知っているからこそ、妹セーレについてはぐらかす態度が酷く恐ろしい。約束のために男に服従していた自分が馬鹿みたいだ。今すぐにでも部屋から脱出し、妹を探しに行かなくては!!
米洛瓦扭动身体试图推开压在上方的男人。正因为亲身领教过这个男人为达目的不择手段的作风,对方对妹妹塞蕾避而不谈的态度才格外可怕。为了约定而顺从男人的自己简直像个傻瓜。必须立刻逃出这个房间去找妹妹!!
「退いてください!!離して!!セーレは何処です!!」
“放开我!!快松手!!塞蕾在哪里!!”
「ミロワ、落ち着きなさい。妹には手を出していない。本当だ!孕ませてなどいない」
"米洛瓦,冷静点。我没碰你妹妹。真的!没让她怀孕"
「貴方の言うことは信用できない!もう約束は終わりです、退いて、はやくっ!!」
"你的话不可信!约定到此为止,退下,快滚!!"
「ミロワ、愛玩動物の分際で儂に指図するのか?お前は儂に逆らえない!!儂の命令ひとつで妹の首が飛ぶのだぞ!!!いいんだな!!!!」
"米洛瓦,区区玩物也敢命令老夫?你反抗不了我!!只要我一声令下就能让你妹妹身首异处!!!想清楚点!!!!"
「ッ、グ、ぅッッ!!!!」 "呜、咕、呃啊啊啊!!!!"
暴れる四肢を難なく抑え込み、男はミロワの首を締めた。容赦なく男の体重をかけられ、呼吸を封じ込められたミロワの顔はたちまち真っ赤になっていく。
男人轻而易举地制住挣扎的四肢,掐住了米洛瓦的脖颈。毫不留情施加的体重压迫下,呼吸被阻断的米洛瓦脸色瞬间涨得通红。
「ひゅ、…っ!!!〜〜ッッ!!!」 "呜、...啊!!!~~!!"
「………………な〜んて!簡単な冗談だ、間に受けないでくれたまえ。少し刺激したらこれだ、漸く心まで堕ちたかと思えば……お前の舌にも名前を刻んでやろうか?“旦那様の愛玩動物”とね。そうすればもう二度とお前は逆らえないだろうな」
"………………开~玩笑的!别当真嘛。稍微刺激就成这样,还以为你连心都彻底堕落了呢……要不要在你舌头上也刻个字?比如'老爷的玩赏动物'什么的。这样你就再也不敢反抗了吧"
「カハッ!!ゴホッ、ゲホッッ!!ハーッ、ハーッ、ゴホッ!!」
"咳咳!!呕、咳咳咳!!哈啊、哈啊、呕!!"
ぱっと首から手が離され、呼吸が自由になる。わざとらしくウインクしながら猫撫で声で語りかける男を気にする余裕もなく、死にかけたミロワは必死で酸素を取り込み生理的に溢れた涙を震える両手で拭う。
脖颈上的手突然松开,呼吸终于自由。濒死的米洛瓦根本无暇顾及那个故意眨着眼用甜腻嗓音说话的男人,只是颤抖着双手拼命汲取氧气,擦拭着生理性溢出的泪水。
「おお怖かったろうミロワ、こんなに涙で頬を濡らして!いやはや妖精族は耐久性が無いのが難点だな。いや、元妖精族か?」
"哎呀吓坏了吧米洛瓦,小脸蛋都哭湿了!所以说精灵族最大的缺点就是不耐折腾呢。啊,现在该说是前精灵族?"
男は馬鹿にした態度でわざとらしくミロワを弄ぶ。涙で濡らした頬を男の指先が掠めそうになり、ミロワは震えが止まらないまま弱々しく顔を背けた。
男人以嘲弄的姿态刻意戏耍着米洛瓦。当对方指尖即将触碰到泪湿的脸颊时,止不住颤抖的米洛瓦虚弱地别过了脸。
「いじらしい男だ。分かっただろう、お前は決して儂に逆らえない!そも、賢いお前なら分かっていたはずだろう。やはり美しくとも家畜は愚かだ、これに懲りたならもう二度と逆らわぬように。ミロワ、何度お前の無礼に殺さないよう手加減したと思っている?儂はお前を気に入っているのだ、儂に殺させるな。妹もお前も」
"真是惹人怜爱的小东西。现在明白了吧,你永远无法违抗我!按理说,聪明的你早该明白这点。果然再美丽的家畜也愚不可及,这次教训后别再忤逆我了。米洛瓦,你以为我饶恕过你多少次无礼之举?我可是相当中意你呢,别逼我亲手处决你。包括你妹妹也是。"
「………」 "………"
「まだ泣いているのかね?随分と雌の仕草が上手くなった……儂のためだけに早く心も捧げなさい」
"还在哭吗?倒是越来越会摆出雌性的姿态了……快点把心也献给我吧"
「……セーレ、は……」 "……赛、赛列……"
「セーレ?ああ……まだ口答えする気があるのかね。己の片割れがそれほど気になるか。ふむ、ならばこうしよう。聞きなさい」
"赛列?啊……还想顶嘴吗。就这么在意自己的半身吗。哼,那就这样吧。给我听好了"
男は勿体ぶった様子で人差し指をピンと立てる。それから放置されていた箱の中身を手に取った。
男人装模作样地竖起食指。随后拾起被搁置箱中之物。
「今日はお前に子宮を作ってやるつもりだった。お前が儂の褒美を受け取るならば、セーレに合わせる機会をやろう」
"今日原打算为你造个子宫。若你愿收下老夫的赏赐,便给你与赛蕾相会的机会"
ぴらぴらと男が摘んだ紋が揺れる。禍々しい見た目のそれをぼんやりと見つめながら、ミロワは男の話に耳を傾ける。
男人指尖拈起的淫纹簌簌颤动。米洛瓦恍惚凝视着那妖异纹样,侧耳倾听男人话语。
「さて、どうする?ミロワ、お前が決めなさい。儂はお前の判断に従おう」
"如何抉择?米洛瓦,由你定夺。老夫愿遵从你的判断"
実質一択しかないのに、わざわざミロワの口から聞き出そうとする底意地の悪さが憎い。ミロワは唇を噛み締め全身に力を込めたあと、ふっと脱力した。全てを諦めた微笑みを浮かべ、媚びた声音でわざとらしく旦那様の腕に擦り寄る。
明明别无选择,却偏要从米洛娃口中问出答案的这份恶意真令人憎恨。米洛娃咬紧嘴唇全身紧绷后,突然卸了力道。她浮现出放弃一切的微笑,用谄媚的声线刻意往老爷手臂上蹭去。
「くく、どうしたミロワ?突然側に寄って。やはり嫌だと駄々を捏ねるのかね?」
"呵呵,怎么了米洛娃?突然靠过来。该不会又要撒娇说不愿意吧?"
「いいえ、……、………旦那様♡先ほどは申し訳ありませんでした。旦那様の愛玩奴隷の分際で……身の丈に合わない抵抗をした私が愚かでした。旦那様の御心がまだ変わらぬのなら、どうかこのミロワに……褒美、を。……ご褒美をくださいな。ミロワのお腹に、……し、子宮、を、作ってくださいませ♡」
"不是的……老爷♡方才真是万分抱歉。身为老爷的爱玩奴隶竟敢……做出不自量力的反抗,是我太愚蠢了。若老爷心意未变的话,请给这个米洛娃……奖励、呢。……请赐予奖励吧。请在米洛娃的肚子里……制、制造、子、宫吧♡"
言いながら苦痛に顔が歪みそうになるのをなんとか堪えて、全身で旦那様に媚びる。首を傾げて旦那様を見上げ、頬を腕に摺り寄せ猫のように密着する。湧き上がる嫌悪を噛み潰し、ミロワは男の出方を伺う。
她强忍着几乎扭曲的痛苦表情,用全身向老爷献媚。歪着头仰望老爷,将脸颊贴在手臂上如猫咪般紧贴。米洛娃碾碎翻涌的厌恶,窥探着男人的反应。
「素晴らしい!やればできるではないか。儂の教えが身に染みたようだな、よしよし、早速お前に子袋を植え付けてやろう」
“太棒了!这不是做得很好嘛。看来我的教导已经深入骨髓了呢,很好很好,这就给你种下孕囊吧”
男は満足気に笑顔でミロワを褒める。肩を押されもう一度シーツの上に押し倒され、下腹部をすりすりと撫でられる。男の狂っているとしか思えない異常な行動にもミロワは抵抗を全くせず、されるがまま男に服従の意を示した。妹に会うためならどんな苦痛にも耐えられる──硝子のように脆くなったミロワの心の芯を、この部屋に入ってから最初に誓った決意がなんとか支えていた。
男人露出满意的笑容称赞着米洛瓦。被推着肩膀再次仰倒在床单上,下腹部被来回抚摸着。面对男人疯狂到近乎异常的举动,米洛瓦完全没有反抗,像人偶般任其摆布以示臣服。只要能见到妹妹,什么痛苦都能忍受——自踏入这个房间起立下的决心,勉强支撑着米洛瓦那颗已然脆弱如玻璃的心灵内核。
露出されられた下腹部に、男がそっと紋を被せた。その上を男の手のひらが紋を覆うように押さえつけ、聞いたことのない言葉を唱え始める。
男人将纹章轻轻覆上他裸露的下腹部。手掌压住纹章开始吟诵闻所未闻的咒文。
「……?」 “……?”
途端に胎の奥がずっしりと重くなってゆく。じゅわじゅわと焦げる音がして、紋様を押し付けられた肌が熱くなる。
刹那间子宫深处变得沉甸甸的。滋滋作响的灼烧声中,被烙上纹样的肌肤开始发烫。
「ひっ」 "咿——"
身体にいいようのない不快感が募り、どんどん大きくなって下腹部が痙攣する。尋常ではない量の汗が吹き出し、熱くて堪らないのに震えが止まらない。ばちばちと頭に鋭い電流を流されているようだった。痙攣が止まらないミロワを押さえ込んだまま、男は禁術を使って胎の奥をつくり変えていく。
体内涌起难以名状的不适感,不断膨胀的下腹开始痉挛。异常大量的汗液喷涌而出,明明热得难以忍受却止不住颤抖。仿佛有尖锐电流在颅内噼啪作响。男人压制着持续痉挛的米洛瓦,用禁术重塑着她子宫深处的构造。
ばちん!! 啪!!
「いやッ、ーーーーーッッ!?」 “啊——不、不要————!?”
一際強く鋭い電流が肉体を駆け巡り、ミロワの意識が一瞬暗くなる。瞬きをすればぼんやりと視界が開けた。ほんの少しの間、意識を失っていたらしい。汗で濡れて湿った感触がするシーツの上でミロワは息も絶え絶えに男を見上げた。押さえ付けられていた男の右手はとうに離れている。
一道格外强烈的电流贯穿全身,米洛瓦的意识瞬间陷入黑暗。眨眼间模糊的视野才重新恢复。似乎有短短一瞬失去了意识。在汗湿黏腻的床单上,米洛瓦气息奄奄地仰望着男人。原本压制着他的右手早已松开。
「成功した。ミロワ、見てみなさい」 “成功了。米洛瓦,快看看”
男は嬉しそうにミロワに下腹部を見るよう促す。促されるまま上半身をなんとか起こし腹を覗き込めば、子宮を模した紋様が皮膚と同化し、ミロワの下腹部に鮮やかに刻まれていた。胎の奥がじっとりと変な感覚がする。
男人欣喜地示意米洛瓦看向自己下腹。他勉强撑起上半身依言望去,只见仿子宫形态的纹样已与皮肤融为一体,在米洛瓦下腹部鲜明地烙刻着。宫腔深处正泛着黏腻的异样触感。
明確に、肉体が紋を付けられる以前とは決定的に作り替えられているのが分かる。そればかりか、何か大切なものも欠けてしまったような気さえしていた。
我能清晰地感觉到,这副躯体已被彻底改造得与烙印淫纹前截然不同。不仅如此,内心仿佛还缺失了某种至关重要的东西。
「一応言っておくが、もう二度と消すことはできない。余計な抵抗は無意味だと念を押しておこう。……おめでとうミロワ!愛らしい儂の愛玩動物よ。出来立ての子袋も躾けてやるから楽しみにしていなさい」
"事先声明,这印记再也无法消除了。记住,徒劳的抵抗毫无意义......恭喜你米洛瓦!我可爱的掌中玩物。连你新生的子宫都会好好调教,敬请期待吧"
「……ぁ、あ……」 "啊......呜......"
茫然としたまま、ミロワは男の言ったことを頭の中で繰り返す。私が望んで、私がねだって、胎に子宮をつくった。覚悟はしていたが、大きな喪失感に打ちひしがれる。“セーレのためならなんだって身を削れる”。そうして削ってきたが、もう削れる箇所は残り僅かなことをミロワは漠然と悟っていた。私が壊れるのが先か、セーレに会うのが先か。もうすぐそこまで来ている。
米洛瓦茫然地重复着男人说过的话。是我自愿恳求,亲手在体内孕育了子宫。虽早有觉悟,却仍被巨大的失落感击垮。"为了塞蕾什么都愿意牺牲"。她确实不断牺牲着,却模糊意识到所剩无几的可牺牲之处。究竟是自己先崩溃,还是先见到塞蕾——答案已近在咫尺。
(はやく、……セレジアに) (快点……去见塞蕾西亚)
疲労からどんどん意識が微睡みに落ちる。男が揺さぶって起こしてくるだろうか。夜明けまであと何時間だろうか。セーレは……まだ自分の名前を覚えているだろうか。
疲惫让意识不断坠入浅眠。男人会摇醒我吗?距离黎明还有几小时?塞蕾她……还记得我的名字吗?
纏まらない意識の中で、ミロワは己の抱えた寂しさに気がつく。そのまま何もできず、言いようのない孤独を抱えたままミロワの意識は眠りの底へ落ちていった。
在涣散的意识中,米洛瓦察觉到自己怀抱着寂寞。就这样无能为力地,带着难以名状的孤独,她的意识沉入了睡眠深渊。
♢♢♢
男の言った通り、胎を作り替えられた翌日、ミロワは部屋を出ることを許可された。
正如那男人所言,在子宫被改造后的第二天,米洛瓦获得了离开房间的许可。
昨日微睡みに呑まれたあと男は何もしてこなかったのか、眠りに落ちた姿のままミロワは目覚めた。欲で汚れた身体を清め、シーツを新たなものに交換しようとしてベッドに置かれていた衣服を手に取る。普段着ている愛玩用の娼婦の衣装ではない上等なシャツと下履き。普通の見た目をした服はいつぶりに着るだろうかと驚きつつもそれに着替え終えてすぐ、部屋をノックする音とくぐもった声が聞こえた。
昨日陷入浅眠后男人似乎并未对她做什么,米洛瓦醒来时仍保持着入睡时的姿态。她洗净被欲望玷污的身体,正想更换床单时发现了放在床边的衣物——并非平日穿的那种娼妓玩物服饰,而是质地精良的衬衫与衬裤。惊讶于竟能再度穿上看似普通的服装,刚换好衣物就听见了敲门声与含糊的说话声。
「セーレに合わせてやろう。外出を許可する」 "就按塞雷说的办吧。准许你外出"
「昨晩は楽しかったなミロワ。身体の調子はどうかね?何か不調があれば言いなさい。腕の良い医者を手配できる」
"昨晚很愉快呢米洛瓦。身体状态如何?若有不适尽管开口。我能安排医术高明的医师"
「……いえ、大丈夫です。旦那様の寛大な御心に感謝いたします」
“……不,没关系的。感谢老爷您宽宏大量的恩典。”
昨晩作り替えられた腹の奥が疼く気がして、ミロワは俯いて腕で下腹部を抑えながら旦那様に礼を言う。
昨晚被重塑的腹部深处隐隐作痛,米洛瓦低头用手按住下腹向老爷道谢。
長い廊下を旦那様の後ろについて歩く。細かな装飾が施された窓枠が朝日を受けて床に陽だまりの影を作り、上り始めたばかりの太陽が完璧に磨き上げられた高価な床をきらきらと照らし出す。
跟着老爷身后穿过悠长的走廊。精雕细琢的窗棂将朝阳化作斑驳光影投在地面,初升的太阳把打磨得光可鉴人的昂贵地板照得熠熠生辉。
「久しぶりに外へ出るだろう、どうだね儂の屋敷は?今日は久方ぶりの休日だ、お前に屋敷を案内してやってもいいと思っていてね」
“很久没到外面了吧,觉得老夫的宅邸如何?今日恰逢久违的休沐,正想着带你好好参观这座宅院呢。”
「よろしいのですか?それは……とても光栄です。無知な私にも御慈悲をいただけるなんて」
“这样可以吗?那真是……莫大的荣幸。竟能对我这般无知之人施以慈悲”
ミロワは機嫌良く前を歩く男の会話に合わせる。昨日の晩も遅くまで性行為をしていたというのに、男はたっぷり眠った日のように筋肉質な背を真っ直ぐ伸ばして歩く。改めてこの男は化け物だとミロワは思った。
米洛瓦配合着前方男子愉悦的交谈声。明明昨夜缠绵至深夜,男人却像饱睡终日般挺直肌肉虬结的脊背前行。果然是怪物呢——米洛瓦再次确认了这个认知。
幾つか廊下の角を曲がり、入り組んだ階段を上へと登る。森の中、小さな家に暮らしていたミロワでも、この男の抱える屋敷は相当な代物であると分かる。
转过几道回廊拐角,攀上错综复杂的阶梯。即便是在森林小屋里长大的米洛瓦,也明白这个男人拥有的宅邸绝非寻常之物。
「ここだ。時間が来たら使用人が呼びに来る」 “到了。时间到了自会有仆从来唤”
「かしこまりました。旦那様、妹に会う機会をいただきありがとうございます」
"遵命。老爷,感谢您赐予我与妹妹相见的机会"
深々と頭を下げる。月日が経ち、随分と伸びた柔らかな髪が肩から一房、二房溢れ落ちた。
她深深低下头。岁月流逝,那已长得相当长的柔软发丝从肩头垂落下一绺、两绺。
「貴重な時間をやったのだから無駄にはしないように」
"既已赐予你这宝贵时光,可别白白浪费"
そう言い残して旦那様は階段を降りていく。姿が見えなくなったことを確認してから、ミロワは速る気持ちを抑えて部屋の扉を3回叩く。
老爷丢下这句话便走下楼梯。确认他的身影消失后,米洛瓦强抑着雀跃的心情,在房门上轻叩了三下。
「はい、どうぞ」 “请进”
扉の内側から凛とした声が聞こえた。妹が、セレジアが部屋の中にいる!
从门内传来凛然的声音。是妹妹,塞蕾西娅在房间里!
心臓がばくばくと音を立てる。ドアノブを回して扉を開いた。ふかふかのカーペットが敷かれたその奥、カーテンのすぐ側の椅子に彼女は腰掛けていた。開いた扉に意識を向けた彼女は、美しい瞳を丸くする。がたん!と大きく音を立てて勢いよく立ち上がった彼女は、そのままミロワへ向かって駆けてくる。ミロワもセレジアを目にした途端、無意識のうちに駆け足で部屋の中へ踏み込んでいた。
心脏砰砰直跳。转动门把推开门,在铺着松软地毯的房间深处,窗帘旁的椅子上坐着她的身影。察觉到开门动静的她瞪圆了美丽的眼眸。“哐当!”随着剧烈声响猛然起身的她,就这样朝米洛瓦飞奔而来。而米洛瓦在看到塞蕾西娅的瞬间,也不由自主地快步冲进了房间。
「兄さん?……兄さんなの!?」 “哥哥?……真的是哥哥!?”
「セーレ!!無事でしたか!!」 "塞雷!!你没事吧!!"
ふたりは駆け寄り、ぎゅっと互いを抱き寄せた。 两人飞奔相拥,紧紧抱住彼此。
温かい鼓動が伝わり、セレジアが生きていることを実感したミロワの瞳に涙が浮かぶ。セレジアも同じようで、ミロワの肩に顔を埋めてすんと切なく鼻を鳴らした。
感受到对方温暖的脉搏,确认塞蕾西娅还活着,米洛瓦眼中泛起泪光。塞蕾西娅也同样激动,把脸埋在米洛瓦肩头发出抽泣的鼻音。
「兄さん、会いたかった……!!ずっとずっと、……よかった、生きていてくれて……っ!!」
"哥哥,我好想你……!!一直一直、……太好了,你还活着……!!"
涙声でセレジアはミロワに語りかけた。涙でびちゃびちゃになった顔面を綻ばせ、花のように可憐な笑顔を浮かべてミロワに喜びを伝える。セレジアの目尻を拭ってやれば、くすぐったそうに身を捩る。セレジアのほうも、涙で歪んだミロワの視界をそっと指先で拭った。
塞蕾西娅噙着泪水对米洛瓦诉说。她泪痕斑驳的脸庞绽放出如花般娇艳的笑容,向米洛瓦传递着喜悦。当米洛瓦为她拭去眼角的泪珠时,她痒得扭动身子。塞蕾西娅也用指尖轻轻拭去米洛瓦被泪水模糊的视线。
「私も、セーレに会いたかった……!!ちゃんと食事は取れていますか?睡眠は?セーレに何かあったらと、私は……」
"我也好想见到塞蕾...!!你有好好吃饭吗?睡眠呢?一想到塞蕾可能遭遇不测,我就..."
「もう兄さんったら、わたしは大丈夫よ!毎日ご飯も睡眠もしっかり取れているわ。あのね、わたしずっと兄さんに謝りたくて……兄さんが庇ってくれたときに、何もできなくてごめんなさい。わたしがあのとき咄嗟に動けていればって、ずっと……後悔してもしきれないわ。ねえ兄さん、あの男に酷いことはされてない?大丈夫なの?」
"哥哥真是的,我没事啦!每天都有好好吃饭睡觉哦。其实...我一直想向哥哥道歉...那时候你保护我的时候,我却什么都做不了,对不起。要是我当时能立刻行动的话...这份悔恨永远都无法消解。呐哥哥,那个男人没对你做过分的事吧?真的不要紧吗?"
「え、ええ、大丈夫ですよ。それに、貴方が謝る必要はありません。私だってふかふかの寝台で……眠ることができています。不自由ない大きな部屋も貰って……、そんなことより、セーレは今何を?部屋に閉じ込められるようなことはされていませんか?」
"啊,嗯,我没事。而且你根本不需要道歉。我现在甚至能睡在蓬松的床榻上...还得到了宽敞的房间...比起这个,塞蕾现在怎么样?该不会被关在房间里吧?"
ふと男の顔が浮かぶ。それに反応するように植え付けられた子宮がじんわり熱を持ちミロワの肝が冷えた。些細なことでも頭を過ぎる旦那様の姿と、数えきれない凌辱の日々を振り払い、目の前のことに集中しようと乱れたセレジアの髪を後ろへ流してやる。にっこり笑う彼女は興奮した面持ちで口を開いた。兄に会えるのが嬉しくて堪らないのが全身から伝わってきて、ミロワの疲弊した心に温もりが広がっていく。
忽然间,男人的面容浮现在脑海。仿佛对此产生反应般,被植入淫纹的子宫开始隐隐发热,米洛瓦的肝胆为之一寒。她试图甩开那些稍一回想就会浮现的老爷面容,以及数不尽的凌辱日夜,将注意力集中在眼前之事上,伸手替赛蕾希娅将凌乱的发丝拢向耳后。少女绽放的笑容里透着兴奋神色,全身都洋溢着即将见到兄长的喜悦,这份温暖渐渐融化了米洛瓦疲惫的心。
「全然!わたしはそうね、最初の頃は読み書きを使用人の方から教わって、それから歴史とか、食事のマナーとか、他にも色々なことを学んで、今は……、えっと、ダンスを教えてもらっているの。教養は一通り必要だろうって」
"完全不会!我呢...最开始是跟着女仆长学读写,后来又学了历史、餐桌礼仪之类的,现在嘛...嗯,正在学习舞蹈。说是作为宠姬必须掌握全套教养课程"
「そうなのですか!良かった……その衣装もダンスの一環で?美しい色ですね、貴方によく似合ってる」
"真的吗!太好了...这件礼服也是舞蹈课要穿的吗?颜色真美,非常衬你呢"
抱きしめた腕を緩め、ミロワはセーレの紫色のドレスを褒めた。ふんわり膨らんだスカートが動くたび上品に揺れる。
米洛瓦松开拥抱的手臂,由衷赞叹着赛蕾淡紫色的舞裙。蓬松的裙摆随着动作优雅摇曳,宛如绽放的紫阳花。
「そ、そう?ふふ、兄さんに褒められるなんて、とっても嬉しいわ。そうなの、これも練習のために最近着ていて」
“真、真的吗?呵呵,被哥哥夸奖真是太开心了。其实这件衣服也是我最近为了练习才穿的”
ふ、とセレジアが目を細める。瞬きの瞬間、ほんの少しだけ彼女が寂しい表情を作った気がして、ミロワは眉を顰めた。怪訝に思ったミロワが口を開こうとした瞬間、被せるようにしてセレジアが声を発する。
塞蕾西娅微微眯起眼睛。在她眨眼的瞬间,米洛瓦似乎捕捉到她流露出一丝寂寞的神情,不由得皱起眉头。正当米洛瓦疑惑地要开口时,塞蕾西娅抢先一步出声。
「それと!……兄さん、大事な話をしたいの」 “还有!……哥哥,我有重要的事情要说”
「大事な話?」 “重要的事?”
セレジアが声を潜めたので、ミロワは少しだけ屈んで耳を彼女に向けた。セレジアは周りを確認してから小さな声で話し始める。
塞蕾西娅压低声音,米洛瓦便微微俯身将耳朵凑近她。塞蕾西娅环顾四周后,开始用细若蚊呐的声音说话。
「ええ。あの男にわたしたち、名前を奪われたでしょう?わたし、隙を見て名前を取り返そうと思っているの。あのとき兄さんに助けてもらったんだもの、次はわたしが頑張る番!……それで確認なのだけど、兄さん、自分の名前は覚えているわよね?」
"嗯。那个男人夺走了我们的名字对吧?我打算找机会把名字夺回来。上次是哥哥救了我,这次该轮到我来努力了!……所以想确认一下,哥哥你还记得自己的真名吧?"
「名前を……」 "名字......"
セーレはミロワに耳打ちしたあと、真剣な表情でミロワを見つめた。どくん、と一際強くミロワの心臓が鳴る。
塞蕾附耳低语后,用严肃的目光凝视着米洛瓦。咚——米洛瓦的心脏突然剧烈跳动了一下。
「……ええ、もちろん、自分の名前を、……えっと、私の名前、……ちゃんと覚えて……いる、はずです。……“ミロワ”ですよね?」
“……嗯、当然、自己的名字……呃、我的名字……应该……记得很清楚……是‘米洛瓦’对吧?”
自分の名前。ミロワは少しの違和感を感じながらも、確かめるように口にした。
自己的名字。米洛瓦虽然感到些许违和感,却仍像确认般轻声念了出来。
“旦那様がいつも呼んでくれるから”分かる。“旦那様のおかげで”自分の名がミロワだと常に覚えていられる。
“因为老爷总是这样呼唤我”所以知道。“托老爷的福”才能永远记得自己叫米洛瓦。
「えっと、兄さん……?あの……様子が変よ、落ち着いて。こ、声には出せないだけで、覚えているのよね?……そう、私だってそうなの、何度自分の本当の名を呼ぼうと頑張っても、駄目で。本当にままならないわ。ね、……兄さんもそう、………なのよね?」
“那个、哥哥……?你……看起来不太对劲、冷静点。只、只是说不出口而已、其实还记得的对吧?……你看、我也是这样、无论怎么努力想喊出自己真正的名字、都不行呢。真是拿它没办法。呐……哥哥你也、………是这样的吧?”
口ごもり、不安気に“自分の名前”を呟く兄に、セレジアも兄の様子がおかしいと悟る。ね、そうよねと兄の手を取って、その手が冷たくなっているに気がついた。セレジアの背に冷たい汗が伝う。
哥哥支支吾吾地呢喃着"自己的名字",塞蕾西娅也察觉到兄长状态异常。她握住哥哥冰凉的手,轻声应和着"对吧",这时才发现他的手竟如此冰冷。一股寒意顺着塞蕾西娅的脊背蔓延开来。
「兄さんまさか、自分の名前を……」 "哥哥该不会...连自己的名字都......"
「いえ、そんなはず……、大丈夫、覚えています、私の名前はミロワで合っているはずです。ミロワが私の本当の名前、で、…………あれ?違う、ミロワ、は、旦那様につけてもらった名前で、ええと、」
"不,不可能...没问题的,我记得,我的名字是米洛瓦对吧。米洛瓦是我真正的名字,然后......咦?不对,米洛瓦是、是老爷赐给我的名字,那个......"
「し、しっかりして!!お願いよ、思い出してちょうだい、ね?焦ってはだめ、深呼吸して、一度落ち着いて、」
"振、振作点!!求求你快想起来,好吗?不能慌张,深呼吸,先冷静下来,"
「……ですが、私は、ミロワ……で……、っ、この名前ではないのですか?私、私、この名前以外、……わからな、……っ」
"……但是,我、米洛瓦……这个、这个名字不对吧?我、我除了这个名字……想不起来、……唔"
顔を真っ青にして、ミロワは声を震わせる。声を詰まらせながら必死に上書きされた名前を繰り返し呟いてその度に首を傾げる兄に、セレジアは目の前が真っ暗になりながら両手を握りしめる。
米洛瓦脸色惨白,声音颤抖。看着哥哥一边哽咽着反复念叨被覆盖的名字,每次都要困惑地歪头,塞蕾西娅眼前发黑,双手紧紧攥成拳头。
「どうしましょう、ああ、ごめんなさい、兄さん、ごめんなさい、わたしが……あのとき何もできなかったせいで、」
"怎么办啊,对不起,哥哥,对不起,都怪我……那时候什么都做不到"
「そんな……違う、違うんですセーレ、私が不甲斐ないせいで貴方にそんな顔をさせてしまった、私、……きっと思い出しますから、だから……」
"不是的……不对、不对的塞蕾,都怪我没用才让你露出这种表情,我……一定会想起来的,所以……"
幸せに包まれた面会が一気に絶望で上塗りされ、セレジアは泣きそうになりながらミロワの言葉に頷いた。大切な兄があの男のせいで、自分の存在を上書きされかけている!“ミロワ”に修正されかけているなんて!
被幸福笼罩的会面瞬间被绝望覆盖,塞蕾西娅强忍泪水对米洛瓦的话语点了点头。重要的兄长因为那个男人的缘故,自己的存在正被强行覆盖!竟然要被修正成"米洛瓦"!
セレジアはぎゅっと瞳を閉じて、どうすれば兄に名前を思い出してもらえるか思考をフル回転するも、上手くいく方法が思いつけない。
塞蕾西娅紧紧闭上双眼,拼命思考如何让兄长想起本名,却始终想不出可行的方法。
上書きされた名前に合わせて存在が修正され、自己認識すら名前に同化してしまう前に、自らの意思で本名を思い出さなければ男から名前を取り戻しても意味がない。セレジアがミロワの本当の名を覚えていても、口に出そうとすると上書きされた名前に変化してしまうから、本人に思い出してもらうしか手段がないのが悲しかった。
在被覆盖的名字完全修正存在、连自我认知都被名字同化之前,若不能凭自身意志想起本名,即便从男人那里夺回名字也毫无意义。最令人悲伤的是,即便塞蕾西娅记得米洛瓦的真名,只要试图说出口就会变成被覆盖的名字,唯有让本人自行回想这唯一途径。
「時間です」 "时间到了"
ふいに扉が鳴り、くぐもった無感情な声が扉越しに聞こえた。面会終了の合図にセーレは思わず声をあげる。
突然门铃响起,隔着门板传来沉闷而冷漠的声音。听到会面结束的信号,赛蕾不禁失声叫了出来。
「待って!!お願い、もう少しだけ話したいの」 "等等!!求求你,我还想再说几句话"
「許可できません」 "不予批准"
使用人はセレジアの必死の願いも無慈悲に切り捨て、乱暴に扉を開いて入室する。ミロワは使用人を目にした瞬間、私達では彼の恵まれた巨体に到底勝てないと無意識に判断する。あの腕で少し力を加えられたら、妹も私も簡単に骨が折れてしまう!
仆人无情地驳回了塞蕾西娅的恳求,粗暴地推门而入。米洛瓦在看到仆人的瞬间,潜意识就判断出我们绝不可能战胜他那得天独厚的魁梧身躯。若是被那手臂稍加用力,妹妹和我的骨头都会轻易折断!
「退出を」 “请退下”
無口な使用人はミロワの腕をおもむろに掴み強引に扉まで引きずろうとした。予想した通り強い力で腕を固定され振り解けず、ミロワはそのまま扉まで引きずられていく。それに慌てたセレジアは宙ぶらりんにされていたミロワの左手を握りしめ、引きずられる兄に合わせて駆け足でふたりについていく。
沉默的侍从突然抓住米洛瓦的手臂,粗暴地将其拖向门口。正如预料的那样,被强大力量固定住的手臂无法挣脱,米洛瓦就这样被拖向门扉。惊慌失措的塞蕾西娅连忙抓住悬在半空的米洛瓦左手,小跑着跟上被拖行的兄长。
「兄さん、兄さんっ!!せっかく会えたのに!!!」 “哥哥、哥哥!!好不容易才见面的!!!”
「セーレ、会えて嬉しかったです。生き延びてまた会いましょう!貴方は自分を一番大切にしてください、私を気にせずに」
“塞蕾,见到你我很开心。要活下去再相见啊!请最珍重你自己,别为我担心”
僅かなタイムリミットの中で早口になって妹に伝えたい言葉を並べる。セレジアは何か言いたげな顔をしていたが、最終的に小さく頷いてとびきりの笑顔をつくった。兄に聞き分けのいい妹と思われたくて、わかったわ、と一言呟く。
在有限的倒计时里语速飞快地向妹妹倾吐着叮嘱。塞蕾西娅欲言又止,最终轻轻点头绽放出最灿烂的笑容。为了让哥哥觉得自己是个懂事的妹妹,她只低声说了句"我明白了"。
扉が閉まる。部屋の中にセレジアひとりが取り残された。
门扉闭合。房间里只余塞蕾西娅独自伫立。
「また……わたし、……何も、できないままなの……」
"又来了......我......还是什么都......做不到......"
ひとり呟いた言葉は誰も聞くものがいない。セレジアは扉の前で俯き、唇を噛み締めるしかできなかった。
无人聆听的喃喃自语。塞蕾西娅只能垂首站在门前,紧紧咬住嘴唇。
♢♢♢
「セーレとの面会はどうだった?妹は元気だったろう」
“和塞蕾的会面怎么样?妹妹还好吧?”
「ええ、…………」 “啊、…………”
使用人に連れられて戻った先はミロワの部屋だった。案内していた使用人は扉の前まで来ると踵を返して廊下を戻っていく。扉を開けると、ミロワを閉じ込める鳥籠の中でわざわざ待っていたのか、旦那様が椅子に腰掛け寛いでいる。彼は持ち込んだお気に入りのワインを口に含み、ゆっくりと喉を鳴らした。
被仆人带回的地方是米洛瓦的房间。引路的仆人来到门前便转身返回走廊。推开门时,不知是否刻意在囚禁米洛瓦的鸟笼中等候,老爷正坐在椅子上悠然自得。他将带来的爱酒含入口中,缓缓咽下发出满足的声响。
「…………旦那様、貴方が奪った私の名前は…………なんでしたっけ…………」
“…………老爷、您夺走的我的名字是…………叫什么来着…………”
何故男が待ち構えたかのように部屋に居るのか疑問すら持てずにミロワはくらくらと瞳を揺らしながら、吸い寄せられるように男に近づく。正気を失いかけていることに気がつけないまま、ミロワの足はふらつきながら一歩ずつ男の側へと進んでいく。
米洛瓦甚至无法产生为何男人会守株待兔般待在房里的疑问,只是摇晃着晕眩的眼瞳,如被磁石吸引般向男人靠近。在未能察觉自己逐渐丧失理智的状态下,她踉跄着一步步走向男人身旁。
「急に何かと思えば名前か?お前の名はミロワだ。本当の名前も、同じ“ミロワ”だよ。ずっとそうだったろう?忘れてしまったのかね?」
“突然问这个做什么?你的名字是米洛瓦。真名也是‘米洛瓦’哦。一直都是这样吧?难道忘记了吗?”
「……?……ああ、そう、でした、………?」 “……?……啊,是、的,…………?”
腹の奥が熱い。妹と別れてから、昨日作られたばかりの子宮がずっしりと重くなって、頭に熱が登って、……それで、
小腹深处发烫。自从与妹妹分别后,昨日刚被塑造的子宫沉甸甸发胀,燥热直冲脑门,……所以,
「私、………あなたに、………抱いて、もらわないと…………」
“我……需要您……抱我…………”
男の目の前でミロワは立ち止まる。とろんと夢見心地に蕩けた瞳が照明の逆光の中で目についた。
米洛瓦在男人面前停下脚步。那双如梦似幻般迷离的眼眸,在灯光的逆照中格外引人注目。
「私は、………ミロワ、は………」 "我...是...米洛瓦..."
ミロワがへたり込む。自然と服従するように頭を垂れた。朱に染まった耳がミロワの発情を表している。
米洛瓦瘫软下来。她自然而然地低头臣服。那对涨得通红的耳朵昭示着米洛瓦的情动。
男はワイングラスを置き、ミロワの様子に目を細めた。彼に植え付けた淫紋の効果がようやく発動したらしい。愛玩用の淫紋──主人に対する愛情を異常なほど倍増させ、紋を肉体に宿した者は例外なく心まで隷属する禁術を練り込んだ禁忌の遺物を胎に刻まれたミロワは、じわじわと精神を蝕む淫紋の効果に呑まれかけていた。
男人放下酒杯,眯眼打量着米洛瓦的状态。植入她体内的淫纹似乎终于开始生效了。这个被刻上爱玩用淫纹的少女——这件禁忌遗物中熔铸了能异常增幅对主人的爱恋、令宿纹者身心俱沦为奴的禁术——此刻正逐渐被淫纹侵蚀心智的效果所吞噬。
「ミロワ、お前はずっと、ずうっと“ミロワ”だ。頭に刻みつけなさい。これから死ぬまで一生!お前は儂のミロワだ。分かるまで繰り返しなさい」
「米洛瓦,你永远、永远都是'米洛瓦'。给我牢牢记住。从今往后到死为止!你就是我的米洛瓦。重复到明白为止」
「ぁ、……は、い、わたしは……旦那様のミロワ、です………」
「啊、……是、的,我是……老爷的米洛瓦………」
「もう一度。脳に刻み込みなさい。妹に会えたな?妹は壮健だった。“妹に手は出さない”、“妹に会いたい”、全てお前の望み通りにしてやった!儂はお前との約束を守ったぞ?お前も、儂の言う通り、約束を守らないと駄目だろう?」
「再说一遍。刻进你的脑子里。见到妹妹了吧?妹妹很健康。"不碰你妹妹"、"让你见妹妹",全都按你的愿望实现了!我遵守了和你的约定吧?你也得按照我说的,遵守约定才行不是吗?」
「……やく、そく………」 「……约、定………」
「そう!“約束”だ。儂の愛玩動物になる約束だったろう?なんでも従う、儂の言うことはなんでも聞く、男を咥えて悦ぶ色狂いにしてやる約束だったな?」
“没错!这是‘约定’。你答应要成为我的爱宠对吧?承诺过会对我百依百顺,会含着男人那活儿发情的约定对吧?”
「……?、………そう、?ぁ、れ………?…」 “……?,………是,?啊,这………?…”
妹から指摘されて名前を奪われたことに気がつき、自分の存在があやふやになったと自ら理解した直後に、飼い主から都合よく上書きされた己の存在意義を示される。麻薬のように異常な速度で心身を侵蝕してこようとするそれに、ミロワはぐわんぐわん揺れる頭でなんとか抵抗しようとする。
当被妹妹点破名字被剥夺的事实,刚意识到自我存在变得模糊的瞬间,饲养主便适时地覆写了她存在的意义。面对这种如毒品般急速侵蚀身心的支配,米洛瓦拼命摇晃着昏沉的脑袋试图抵抗。
「ちが、………?、わた、し………は」 “不,………?,我………是”
「“旦那様のミロワ”だったな?繰り返せ」 “是‘老爷的米洛娃’对吧?再说一遍”
「あ、……っちが、ちが……ぅ、や……、」 “啊……不、不是……呜、不要……”
「そう、“違う”な?お前は間違っている。正しいのは儂だ!儂のために身を捧げる“旦那様のミロワ”がお前の存在意義。生きる理由だ。繰り返しなさい」
“看吧,是‘不对’对吧?错的是你!正确的永远是我!成为为老爷献身的‘米洛娃’就是你存在的意义。是你活下去的理由。给我重复”
「ぅ?、ぁ……だんな、さま、の………、み、ろわ………」
“呜?啊……老、老爷的……米、米洛娃……”
「いい子だ!それが正しい!さあもう一度。覚えるまで繰り返しなさい」
“好孩子!这就对了!来,再说一次。要重复到记住为止。”
「………は、い、わたしは…………、だんなさまの、ミロワ………」
“………是、的,我是…………,老爷的、米洛娃……”
「いい子だ、素晴らしい!お前はいつも優秀だ、すぐに儂の言うことを聞いてくれる。“嬉しい”な?儂の言うことを聞くのは。“嬉しい”はずだ。儂のことが大好きだものな?」
“好孩子,真棒!你总是这么优秀,立刻就能听懂我的话。“开心”吗?听我的话。“应该”很开心才对。因为你最喜欢我了,对吧?”
「……?、……、え、っと、?……ぁ、そう、……うれしい、?……うれしい……」
“……?……呃,那个?……啊,对……开心、?……开心……”
じわじわとゆっくり確実に、精神が男の望む“ミロワ”に歪んで形を合わせていく。植え付けられた淫紋の下にある子宮が、旦那様に媚びて涎を垂らす。
精神正被男人逐渐扭曲,缓慢而确凿地塑造成他想要的"米洛娃"。淫纹烙印下的子宫谄媚地为老爷分泌着爱液。
「……は、っ、はーっ……はーっ……、」 "……哈、哈啊……哈啊……"
心が奇妙な多幸感でいっぱいだった。頬が火照って息が上がる。
内心充斥着奇异的幸福感。双颊发烫,呼吸急促。
「ミロワ、儂を見なさい。目は逸らすなよ」 "米洛娃,看着老夫。不许移开视线"
「あ、……はい、……っ」 「啊、……是、……嗯♡」
男のギラついた瞳と視線を合わせる。射抜くような鋭い眼光にミロワの肉体がゾクゾクと歓喜で震える。
与男人灼热的视线交汇。那仿佛能穿透身体的锐利目光让米洛瓦的躯体因欢愉而阵阵战栗。
「よくできました!偉いぞ、ミロワ!」 「做得很好!真乖,米洛瓦!」
「あ、っ♡あ、うれ、し……っ」 「啊、嗯♡好、好开、心……♡」
旦那様が笑った、……旦那様に褒められた!一気に頭が悦びで埋め尽くされる。それに合わせてチカチカと淫紋が淫らに輝き、脳へ快楽物質を出すよう命令を出す。過剰に分泌される快楽物質で浸った頭はとうとう正常さを失い、繰り返し言葉にしたことで脳に刻まれてしまった認識が、ミロワの精神を塗り潰す。旦那様に服従するのが“嬉しい”、旦那様に褒められて“幸せ”、歪んだ価値観を正しいと思うように、以前の彼は誤りだったと、ミロワの存在そのものがものすごい勢いで修正されていく。
老爷笑了……被老爷夸奖了!我的脑袋瞬间被喜悦填满。与此同时,淫纹开始淫靡地闪烁,向大脑发出释放快乐物质的指令。被过量分泌的快乐物质浸泡的头脑终于丧失了理智,通过反复言语刻入脑中的认知彻底侵蚀了米洛瓦的精神。服从老爷"好开心",被老爷夸奖"好幸福"——扭曲的价值观被当作真理,过去的自己全是错误,米洛瓦的存在本身正以惊人的速度被重塑。
「くく、随分と可愛くなったなあ!待った甲斐があった……さあミロワ、昨日の続きをしよう。もう素直になれるな?」
"呵呵,变得相当可爱了呢!等待真是值得……来吧米洛瓦,继续昨天的游戏。现在能乖乖听话了吧?"
「ぁ、……………はい、旦那様、旦那様の、……仰せのままに……♡」
"啊……是、是的,老爷……一切…都遵照您的吩咐……♡"
ふんわりと顔を綻ばせ、旦那様の手を取って頬に擦り寄せる。“旦那様のミロワ”へ修正された、かつてミロードという名だった男は心の底から旦那様に使われる悦びにうっとりと瞳を揺らす。その姿に、以前の面影はもう見られなかった。
他绽放出恍惚的笑容,牵着老爷的手贴在自己脸颊上。这个已被修正为"老爷的米洛瓦"、曾经名为米洛德的男人,正陶醉于灵魂深处为老爷效劳的欢愉中,眼眸荡漾着迷离波光。那副模样里,早已找不到昔日的身影。
「んっ♡ふ、ぅ♡ん、ン……♡」 “嗯♡呜、啊♡嗯、嗯……♡”
水音が部屋に小さく鳴る。寝台に連れ込んですぐ、男はミロワにキスを施した。キスだけは仕込まなかったからか、息の処理に困って初々しい反応を返すミロワに男は上機嫌で舌を絡める。
水声在房间里轻轻回荡。刚被带进卧室,男人就吻上了米洛瓦。或许因为唯独接吻没被调教过,面对因不擅换气而显得生涩反应的米洛瓦,男人愉悦地纠缠着她的舌头。
「!?♡……ん、ン♡んっ♡……ん、♡」 「!?♡……嗯、嗯♡嗯嗯♡……ん、♡」
「……、ン、息をしなさい、ミロワ」 「……嗯、呼吸啊,米洛瓦」
「はっ、♡はい、……ン、ふぅ、ン、ん……♡」 「哈啊、♡是……嗯、呼、嗯、ん……♡」
咥内を蹂躙する男の分厚い舌にされるがままミロワは熱い息を漏らした。旦那様に応えたくて健気に舌を絡ませようと慣れない仕草をする愛玩動物の背を撫でて褒めてやれば、嬉しそうに瞳を蕩けさせる。
米洛瓦被男人粗厚的舌头肆意蹂躏着口腔,发出灼热的喘息。像只想要取悦主人的宠物般,她生涩地尝试缠绕舌尖,每当主人抚摸脊背给予夸奖,那双眸子就会幸福地泛起水光。
「……フー、上出来だ。焦らずともゆっくり覚えればよい、お前ならすぐに上達するだろう」
"……呼,做得不错。不必着急慢慢学,以你的资质很快就能掌握要领"
「ぷはっ、はーっ、はーっ、……分かりました、旦那様、ふふっ♡」
"哈啊、哈……我明白了,主人,呵呵♡"
ミロワはにこにこと屈託無く笑い、旦那様の手を引いて距離を縮めさせた。魔性に堕ちた彼は躊躇なく男に抱きつく。
米洛瓦天真烂漫地绽开笑靥,牵引着主人的手缩短距离。已然堕入魔性的她毫不犹豫地扑进男人怀中。
「旦那様、大好きです♡」 “老爷,我最爱您了♡”
ぎゅうと旦那様に抱きついて簡単に愛の言葉を囁く。疑念をねじ伏せられて旦那様が一番大切な存在であると長い調教の末に認識を上書きされた彼は、ついに残っていた心すら全て旦那様に捧げてしまった。
他紧紧抱住老爷,轻易地吐露着爱语。在长期调教中被强行扭转认知、将老爷视为最重要存在的他,终于连残存的心都全部献给了主人。
「おお、これほどとは……。ふ、儂もお前を愛している。儂のために全て捧げなさい」
“哦,竟到如此地步……呵,老夫也深爱着你。为老夫献上你的一切吧”
「はい、もちろん……♡旦那様、貴方が授けてくださった、…………ここ♡まだまっさらなんです、貴方がくださった子宮……♡ここを貴方に捧げます♡私が旦那様のものだと、たっぷり教えてくださいな……♡」
“是,当然……♡老爷,您赐予我的……这里♡还是纯洁无瑕的呢,您赏赐的子宫……♡我要把它献给您♡请好好教导我,让我彻底成为老爷的东西……♡”
ミロワは淫紋が刻まれた下腹部の上をすり♡と撫でて男根をおねだりする。両手を淫紋の前でハート型にかたちづくり、ぱか……♡と脚を広げて旦那様に従順な愛玩動物だとアピールした。後孔からは子宮から溢れた蜜がとろとろと溢れ落ちてシーツを彩る。
米洛瓦抚弄着刻有淫纹的小腹,撒娇似地渴求着阳物。她双手在淫纹前摆出心形,啪嗒……♡地张开双腿,向主人展示自己作为顺从玩物的姿态。后穴不断渗出子宫满溢的蜜液,在床单上晕开淫靡的图案。
「いい子だ、そのまま儂のすべてを受け入れなさい」 "好孩子,就这样把老夫的一切都接纳吧"
「あっ……♡」 "啊……♡"
男がゆっくりと雄膣に男根を挿入する。熱く蕩けた中は美味しくて堪らないと収縮しながら男の雄を食み、奥へと導く。
男人缓缓将阳具插入雌穴。那灼热濡湿的内里仿佛在诉说着美味难耐,一边收缩吮吸着雄性,一边将其引向更深处。
時間をかけて根本まで挿入するととちゅん、と男の切先が行き止まりにぶつかる。種付けを期待して火照った子宮が降りて、ぶつかった男の亀頭にたちまち甘え始めた。
当男人缓缓推进到最深处时,龟头突然顶到了尽头。期待受孕而发烫的子宫垂落下来,立刻开始讨好般摩挲着撞击到的男性龟头。
「んぁあっ♡はっ♡はっ……♡旦那様……♡子種♡旦那さまの子種を、卑しい私に、おめぐみくださいませ♡」
"啊嗯♡哈啊♡哈啊……♡老爷……♡求您♡把尊贵的种籽、赐给下贱的我吧♡"
半開きのままの唇からとろとろに濡れた真っ赤な舌が見える。奥まで男の肉棒で開かれるのみならずさらに蹂躙されようとしている獲物は抵抗をとうに忘れてしまって、旦那様に肉体を明け渡すことに歓喜で胸をいっぱいにしていた。
微张的唇间隐约可见湿漉漉的艳红舌尖。这个不仅被肉棒彻底撑开还要继续遭受蹂躏的猎物,早已忘记了抵抗,满心欢喜地将肉体完全奉献给主人。
「ここを開いたときはあんなにも抵抗したくせ、馬鹿正直に従ってまあ……くく、はは!!好きか?ミロワ、これがそんなにも!!」
"明明刚破瓜时反抗得那么厉害,现在倒是老实得很嘛……呵呵,哈哈!!很喜欢吧?米洛瓦,就这么想要吗!!"
「!♡すきっ!!♡好き、すきっ♡好きですっ♡大好きっ♡」
"!♡喜欢!!♡喜欢、喜欢♡好喜欢♡最喜欢了♡"
胎に埋められた肉茎で子宮口をゆるゆると虐められながら、ミロワはにっこり笑って心の底から旦那様のために愛の言葉を囀る。
被深埋在子宫内的肉茎缓缓研磨着宫颈,米洛瓦绽放笑容,从心底为老爷呢喃出爱的话语。
ねっとりした腰使いで繰り返し繰り返し何度も子宮口を捏ねくり回され、子宮口は雄に屈服しきってとろんと口を開いて子種の受け入れ体勢が整っていることを知らせる。それでも男は子宮奥に侵入しようとはせず、ぱか♡と口を開けて待ち続ける子宮口を焦らすように軽い抽送を続ける。
黏腻的腰肢反复多次搅弄着宫颈,那处已彻底向雄性屈服,湿漉漉地张开口昭示着接纳精种的准备。然而男人仍不急于侵入子宫深处,只是维持着轻浅抽送,让"啪嗒♡"张合等待的宫颈持续焦灼。
「ぁ、や♡どうして♡なか♡ほしいですっ、だんなさまっ、種♡なかに、いれてくらさっ……♡」
"啊、呀♡为什么♡里面♡想要、老爷♡把种子♡赐给、里面嘛……♡"
「待てだ。いい子だから、従えるな?」 “乖,听话别动好吗?”
「はひっ♡待ちますっ、ずっと♡」 “哈啊♡我会等的,一直等下去♡”
ミロワは旦那様の命令に従順に頷く。愛玩動物の飼い主は額に浮かんだ汗を拭い、おもむろに扉に向けて声を発した。
米洛瓦温顺地点头遵从主人的命令。这位豢养宠物的主人拭去额间渗出的汗珠,从容不迫地朝门扉方向发出呼唤。
「セーレ、いるのだろう?入ってきなさい」 “赛勒,在吧?进来”
一拍おいて、扉が音を立てる。重い扉がゆっくりと開き、紫色の裾がチラ、と見えた。
静默一瞬后,门扉发出声响。沉重的门扉缓缓开启,隐约可见紫色衣裾翻飞。
「セーレ、待っていたよ。わざわざこの部屋を探り当てるとはお前もしつこいタチだ。それで儂に何か用かね?ああそれとも……儂のペットのほうに用事か?ン?お前の兄だった者に、餞に来たのかね?」
"赛蕾,我等你很久了。居然能摸到这个房间来,你也是个难缠的家伙呢。那么找我有何贵干?啊还是说......"男人用鞋尖轻踢精灵青年的脸颊,"是来找我的宠物有事?嗯?来给曾经是你兄长的家伙送别吗?"
「……この化け物が!兄さんを離しなさい!!」 "......你这怪物!快放开我哥哥!!"
中央の寝台の中、兄に覆い被さり馬鹿にしたように鼻で笑う男に向かって扉の前からナイフの切先を向けて姿を現したセーレは、続けて男の身体の内に閉じ込められた兄に視線を移して絶句した。
在中央的床榻上,赛蕾从门前现出身形,将匕首尖端对准那个压住兄长、从鼻子里发出轻蔑嗤笑的男人,随后目光转向被困在男子体内的兄长,顿时语塞。
「に、……兄さん……?」 “哥、……哥哥……?”
男の巨体で僅かにしか見えないが、恐らく兄は身体に、……男の肉棒を受け入れている。そう理解した瞬間全身の毛がぶわりと逆立つ。セーレは勢いのまま男に向かって啖呵を切った。
在男人魁梧身躯的遮挡下只能窥见些许,但兄长恐怕正用身体……承受着男人的肉棒。理解这个事实的瞬间,全身寒毛轰然倒竖。赛蕾顺着冲势对男人厉声喝道。
「お前……ッ!!兄さんに何をしているの!?今すぐに兄さんから退きなさい!!」
"你这……!!对我哥哥做什么!?立刻从我哥哥身上退开!!"
「はは!!!兄妹揃って同じようなことを言うのだな、面白い、勉強になった」
"哈哈!!兄妹俩连说的话都如出一辙,真有趣,长见识了"
「何を悠長に!笑うのも今日が最後よ、お前が奪ったわたし達の名前、お前を命を以て取り戻させてもらうわ」
"还悠哉什么!今天就是你最后能笑的日子了,你夺走的我们之名,我要用你的性命来讨回"
セーレは男を睨み、ナイフを向けたまま男に近づこうと一歩踏み出す。途端、男が兄に向かって腰を打ちつけた。
赛蕾瞪视着男人,持刀向前踏出一步。就在此刻,男人猛然对着兄长撞击腰肢。
「ひあぁッッ!♡」 "咿呀啊♡!"
「ッ!?」 "!?"
部屋に甲高い嬌声が響く。踏み出した足がびくりと引き攣る。セーレの思考が止まる。男は興奮が収まらぬ様子で、ゆっくりとセーレの方へ振り返った。内側に閉じ込めていた愛玩動物を見せびらかすように。
房间里回荡着高亢的娇喘。迈出的脚猛地痉挛抽回。赛蕾的思维陷入停滞。男人带着难以抑制的兴奋缓缓转身,如同炫耀被囚禁在笼中的爱宠般望向她。
「ほらセーレ?お前のだ〜い好きな兄だぞ?もっと近くに来ないか、なあ?ふ、ははは!!!はー、本当に愉快だ、ミロワ!ほら、お前の最愛の妹が来てくれたぞ?よく見ないか」
"看啊塞蕾?这不是你最~喜欢的哥哥吗?再靠近点嘛,嗯?呵,哈哈哈!!哈——真是太有趣了,米洛瓦!快看,你最爱的妹妹来了哦?不仔细看看吗"
心臓が嫌なくらい軋んでいるのが分かる。男の動きがスローモーションのように見えて、セーレは漠然とした嫌な予感に身を潰されそうになりながら男の手招きする下──足を大きく開いた兄を、認識した。
心脏发出令人厌恶的咯吱声。男人的动作如同慢镜头般迟缓,塞蕾在即将被模糊的恶寒预感压垮之际,认出了男人招手的方向——双腿大张的兄长。
「あ、ぁ、……うそ、」 "啊、啊......骗人"
「……?♡だんな、さま……?♡」 "......?♡老爷、大人......?♡"
大好きな兄が、わたしの最愛が、……男の陰茎をその身に受け入れたまま、嬉しそうに、お腹をさすって、男に擦り寄って、甘えている。
我最爱的哥哥,我深爱的人……正含着男人的阴茎,满脸欢愉地抚摸着自己的腹部,依偎在男人身上撒娇。
「に、にいさ、うそっ、うそよ、ね、……うそ、」 "哥、哥哥...骗人的吧?告诉我这是假的......"
「あーあ、可哀想なセーレ!兄がこんな淫売だったとはなあ、軽蔑するだろう!気味が悪いだろう!せっかく今日会えたのになあ!!ああ可哀想だ、可哀想なセーレ!!残念ながらお前の兄は、……いや、本人から説明して貰いたいだろう!?なあそうだね!?」
"哎呀呀,可怜的赛蕾!没想到你哥哥竟是个这么淫荡的贱货!很失望吧!很恶心吧!难得今天兄妹重逢呢!!啊真可怜,可怜的赛蕾!!可惜你哥哥他......不,还是让他亲口告诉你比较好吧!?你说是不是啊!?"
「ッ、い……いや、兄さん、目を覚まして……お願い、兄さん、兄さんっ」
"不......不要,哥哥醒醒......求你了,哥哥,哥哥!"
顔を真っ青にして、ショックから錯乱状態になりかける妹に向かって、男は兄の腕を引っ張って起こしたあと妹に向き直させる。肉茎で串刺しにされたまま男に頬を掴まれ、ぼんやりとした瞳でセーレを見下ろすミロワは困惑したように首を傾げた。
看着脸色惨白、几近因震惊而陷入错乱的妹妹,男人拽起兄长的手臂让他转向妹妹。仍被肉茎贯穿着的米洛瓦被男人捏住脸颊,用迷蒙的瞳孔俯视赛蕾,困惑地歪了歪头。
「……?♡セーレ……?誰です?それより旦那様、……続きをっ♡」
“……?♡赛蕾……?那是谁呀?比起这个,老爷……请继续嘛♡”
「おや、淫紋の効果が強すぎたか……まあいい。ミロワ、妹が前にいるのだぞ?こんなになった自分を、妹に謝らないといけないな?今すぐ謝りなさい」
“哎呀,淫纹效果太强了吗……也罢。米洛瓦,你妹妹就在面前哦?变成这副模样的自己,该向妹妹道歉吧?现在就给我道歉”
腰を揺らして寸止めを食らったままの子宮口で雄に媚びようとするミロワを止めて、男は妹のほうを指差して命令する。命令に従うことが悦びだと認識を壊された彼はこくこく頷いて、蕩けた口元をゆっくりと開いた。
男人制止了仍扭动腰肢试图用子宫口取悦雄器的米洛瓦,指向妹妹发出命令。认知已被摧毁成将服从视为愉悦的他乖乖点头,缓缓张开情欲荡漾的嘴唇。
「……えっと……」 "……那个……"
しかし、そのまま口篭ってしまったせいで部屋に沈黙が訪れる。妹は絶望で目も逸らせず、ショックから硬直した身体は瞳に溜まっていく涙を拭うことすらできない。余りのショックに思考を放棄しようとする心の手綱を引き戻すことに必死になって、男を襲撃する考えが浮かばなかった。
然而,因一时语塞而降临的沉默笼罩了房间。妹妹绝望得无法移开视线,因震惊而僵硬的身体连擦拭盈满眼眶的泪水都做不到。在过度冲击下几欲放弃思考的她,拼命拽回心灵的缰绳,根本无暇浮现袭击男人的念头。
「ふむ、ではミロワ、儂の言うことを繰り返しなさい」
「嗯,那么米洛瓦,把我说的重复一遍」
「はい……♡」 「好的……♡」
「……にっ、兄さんに何をするつもりなの、やめて!おねがい、いやっ……!」
「……住、住手!你想对哥哥做什么?求你了,不要啊……!」
男の言うことに頷く操り人形は、男の声に耳を澄ませる。セーレは震える両手をぎゅうと握りしめて首を横に振った。きっと碌なことを言わないと分かっているからこそ、聞きたくないと魂が震える。
点头应承男人指令的人偶,正全神贯注倾听着男人的声音。赛蕾紧握颤抖的双手拼命摇头。正因为深知对方绝不会说出什么好话,灵魂都因抗拒而战栗。
「大好きな妹を忘れてしまって」 “把最爱的妹妹给忘记了”
「……だいすきな妹を、忘れてしまって」 “……把最心爱的妹妹,给忘记了”
「ごめんなさい」 “对不起”
「……ごめんなさい」 “……对不起”
「色狂いに堕ちてしまってごめんなさい」 “对不起…我堕落成了色欲的奴隶”
「……いろぐるい、に、おちてしまって、ごめんなさい……」
“对…对不起…变成了…色欲的…奴隶…”
「私は」 “我”
「……わたしは」 “…我…”
「旦那様を」 "侍奉主人您"
「だんなさまを……」 "侍奉主人您……"
「一生愛し続けます」 "永生永世爱着您"
「一生、愛しつづけます……♡」 "永生永世、深爱着您……♡"
「ッ、う、……うう……っ」 “呜、嗯……呜……”
ぼろ、と大粒の涙が溢れた。セーレの視界が歪み、溢れ出てくる涙が止まらない。心がぐちゃぐちゃになって絶望で塗り潰されそうになる。
大颗泪珠扑簌簌滚落。赛蕾的视野扭曲模糊,止不住的泪水不断涌出。内心支离破碎,几乎要被绝望彻底吞噬。
「ゆ、ゆるさない、っ、ゆるさないっ!こんなっ、ひどいことっ、」
“不、不可原谅……绝对不原谅!这种……过分的事……”
カーペットに雫が幾度も吸い込まれて円形の染みができる。男に兄を壊された恐怖に両手が震えて、それに伴って力無く持ったナイフの切先がゆらゆらと揺れた。
泪滴反复渗入地毯形成圆形水痕。因兄长被男人摧残的恐惧而双手颤抖,握在手中的匕首也随之无力地晃动,刀尖微微发颤。
「……?泣いてる……」 “……?你在哭……”
突然、兄がセーレの様子をぼんやりした瞳で捉えた。無感情な声でぽつりと呟いたそれに、妹は揺らいだ視界のまま声を上げた。
突然,兄长用涣散的目光捕捉到了赛蕾的身影。当听到那声毫无感情的喃喃低语时,妹妹在模糊的视线中发出了悲鸣。
「兄さん、わたしよ、セ、セーレ!わ、っ、忘れないで、おねがい、ぅ、っ、うう、」
“哥哥、是我啊、赛、赛蕾!求、求你别忘记我、呜、呜嗯……”
口に出すことで余計に悲しみが襲って、セーレは泣きじゃくりながら兄に懇願した。大好きな兄。ずっと自分を守ってくれた兄。いつも笑って安心させようとしてくれた兄。男に名を奪われ、存在を都合よく書き換えられても、まだ自分を少しでも覚えてくれているのならと藁にも縋る気持ちで兄を呼び続ける。
越是呼唤就越发被悲伤侵袭,赛蕾抽泣着向兄长哀求。最爱的哥哥。一直保护着自己的哥哥。总是用笑容让自己安心的哥哥。即便被男人夺去姓名,存在被随意改写,仍抱着抓住救命稻草般的心情持续呼唤着兄长,只求他还能记得自己分毫。
「ぐす、兄さん、ぅう、兄さん……」 “呜、哥哥……呜嗯、哥哥……”
「……、セーレ?セーレ、……おいで、となりに」 “……塞蕾?塞蕾……过来,到我身边”
虚ろな瞳のまま、兄は妹の名前を何度か不思議そうに呟いたあと隣に来るよう呼びかける。セーレは驚き、ぱっと目を見開いた。兄が、名前を呼んでくれた!
空洞眼神的哥哥反复困惑低喃着妹妹的名字后,招手示意她靠近。塞蕾惊讶地睁大眼睛。哥哥,叫了她的名字!
「に、兄さん?思い出してくれたの」 “哥、哥哥?你想起来了吗”
「?なにを……?泣いているきみ……えっと、セーレ、ですよね?寂しいでしょう、一緒に」
“?怎么……?你在哭呢……呃,是塞蕾吧?很寂寞吧,一起”
兄が自分を認識できていないことは分かっていても、自分の名前を呼ぶ声が以前と同じ柔らかい響きを纏っている気がして、セーレは希望があると勘違いしそうになる。対する兄は、快楽に堕ちた思考の中に残ったほんの少しの善意で、涙を溢す知らない少女に手を差し出した。
尽管知道兄长已认不出自己,但当那声呼唤裹挟着与往日无异的温柔音色传来时,赛蕾几乎要误以为还有希望。而沉溺在快感中的兄长,仅凭着思维残存的最后一丝善意,向眼前泪眼婆娑的陌生少女伸出了手。
吸い寄せられるように兄へ近づいていく妹を眺めながら呆れた様子で男が息を吐く。
贵族男子嗤笑着吐出烟圈,望着如飞蛾扑火般走向兄长的妹妹。
「殺しに来たのに、もういいのかね?まあ、無理だろうな。お前が刺すより先に、儂の命令一つでミロワは命を絶てる」
"不是来杀我的吗?这就放弃了?呵...也是徒劳。在你刺中我之前,我只需一声令下就能让米洛瓦断气"
発したそれは誰も耳を貸さない。妹は花に集う蜜蜂のように兄の元へふらふらと近づいていく。途中、カランと音を立てて右手に持ったナイフが床に落ちた。
那声呼喊无人理会。妹妹如同被花蜜吸引的蜜蜂般,摇摇晃晃地朝兄长靠近。途中,她右手中的匕首当啷一声掉落在地。
「兄さん、……あっ」 "哥哥......啊"
「ふふ、寂しいのでしょう?こうすれば温かい。セーレ、ずっと、一緒に……♡」
"呵呵,很寂寞吧?这样就会暖和了。赛蕾,永远,在一起......♡"
ミロワは壊れた精神の中で歪にセーレを認知したのか、寝台へもつれ込むように倒れたセーレの手をぎゅっと握り、彼女の側ににじり寄る。
精神崩坏的米洛瓦或许以扭曲的方式认出了赛蕾,他紧紧攥住踉跄倒在睡榻上的赛蕾的手,像爬行动物般蠕动着贴近她的身侧。
火照った頬を持ち上げてあどけなく笑ってみせるミロワに、かつて兄だったミロードの面影を感じてセーレは思わず兄を抱きしめた。
看着米洛瓦抬起泛红的脸颊露出天真笑容的模样,赛蕾恍惚间从中看到了曾经是兄长的米洛德的影子,情不自禁地抱紧了兄长。
「わっ!ふふっ、きみ、温かいですね……♡」 「哇!呵呵,你好温暖呢……♡」
「兄さん、……兄さん!一緒にいたい、わたし、ずっと……」
「哥哥……哥哥!我想和你在一起,永远都……」
縋りついて涙するセーレを抱きしめ返し、ミロワはセーレが誰か思い出せないまま、彼女から溢れる涙を拭ってやる。それに目を細めて嬉しそうにするセーレにつられて、ミロワも快楽で濁りきった瞳を細めた。
米洛瓦紧紧抱住泪流满面紧抓着自己的赛蕾,尽管仍想不起她是谁,却温柔地为她拭去不断涌出的泪水。看着赛蕾眯起眼睛露出幸福表情,米洛瓦也被快感彻底侵蚀的浑浊眼眸跟着眯了起来。
「あっ♡!!」 「啊♡!!」
「儂も忘れてもらっては困るな、お前の最愛は儂だろうに」
"可别把老夫给忘了,你最深爱的该是老夫才对吧"
「あ、旦那様ぁっ……♡申し訳、ありませ、ッッ!!♡はっ、あ♡!」
"啊、主人大人……♡对不起、对不起、啊啊!!♡哈啊、嗯♡!"
両手を妹と一緒に恋人繋ぎしたままのミロワに男は後ろから欲望を突き立てる。ぎゅっと両手を編み込まれて動けないセーレは、愛玩動物に生まれ変わった兄の蕩けた表情を至近距離で見るしかなくなってしまう。
被男人从背后贯入欲望时,米洛瓦的双手仍与妹妹保持着恋人十指相扣的姿势。双手被紧紧交缠无法动弹的赛蕾,只能在极近距离凝视着兄长那副已然蜕变为玩赏动物的恍惚神情。
「あ!♡ふ、ぁあッ♡!!好きっ、こぇすきっ!♡旦那さまっ、すきですっ♡♡!」
"啊!♡呜、啊啊♡!!喜欢、好喜欢!♡主人大人、最喜欢了♡♡!"
「ぁ、……あ、……」 “啊、……啊、……”
見つめてくれていた兄の視線をあっという間に男に奪い取られ、妹を思い出す隙を潰すように快楽で上塗りしていく乱暴な行為に、セーレはなす術がない。激しく突かれる振動が繋いだ兄の両手から直に伝わり、セーレはベッドに倒れ込んで動けないまま兄が男に蹂躙される様子を見守るしかできず、ただ呆然と目を見開いて声にならない声を漏らした。ビリビリと伝わる振動と熱を持ってじっとり汗ばむ兄の両手を握りしめたまま、男が激しく腰を振りたくる。その度に淫らな水音が絶えず鳴り、唯一正気を持ち合わせるセーレの頭を侵していく。
哥哥凝视的目光转眼间被男人夺走,粗暴的行为用快感层层覆盖,丝毫不给赛蕾回忆妹妹的余地。剧烈抽插的震动通过相连的双手直接传来,赛蕾瘫倒在床动弹不得,只能眼睁睁看着哥哥被男人蹂躏,茫然睁大双眼发出不成声的呜咽。她紧握着哥哥汗湿滚烫的双手,感受着阵阵传来的酥麻震颤,男人疯狂摆腰的每次冲击都伴随着淫靡水声,侵蚀着唯一保持清醒的赛蕾的理智。
「はぁっ!!♡らんなさま!!♡すきっ!!♡こぇきもち♡ぅあぁッ♡!なかっ!!♡だしてっ、だんなさまっ、!!♡なか♡たねくださいっ、こわしてっ!!♡わたしをこわしてくらさいッ!!♡♡」
"哈啊!!♡兰那大人!!♡喜欢♡好、好舒服♡呜啊啊♡!里面!!♡给我♡求您射在里面♡弄坏我♡请把我彻底玩坏吧!!♡♡"
「……ぃや……」 "……不要……"
男は側臥位で妹と仲良く手を繋いだミロワの、滑らかな曲線を描く腰を鷲掴む。抽送を止めることなく徹底的に子宮口を蹂躙しながらミロワ越しにセーレへ声をかけた。揺さぶられ続けた兄の、ぞっとするほど蕩けた甘い嬌声を強制的に聞かされるセーレを嘲笑うかのように、男はほくそ笑む。
男人侧卧着抓住与妹妹十指相扣的米洛瓦那曲线柔美的腰肢。他持续抽送彻底碾磨子宫口的同时,隔着米洛瓦对赛蕾说话。听着持续被侵犯的哥哥发出令人战栗的甜腻娇喘,男人露出嘲弄般的笑容,仿佛在讥讽被迫聆听这一切的赛蕾。
「愛するお兄ちゃんからわざわざ特等席に招待して貰えて嬉しいだろう?」
“被亲爱的哥哥特意邀请到特等席,很开心吧?”
「……うるさい、うるさいっ、やめて、もう、いや……わたしは……っ」
“……吵死了、吵死了、住手、不要……我……啊……”
「助けに来たつもりが、すっかりお姫様に逆戻りだなセーレ?今朝のミロワとの面会は楽しかったかね?せっかく教養を身につけさせたのだから貴族への良い献上品になるかと思えば……まったく忌々しい!来賓や儂との遊戯をお前が拒否するから、兄が代わりに儂と遊んでくれたのだぞ?ずうっと、お前が毎夜ぐっすり眠る間、ミロワは儂の言うことを聞いて奥深くまで雄を咥え込んでなあ……」
“本想来救人,结果彻底变回公主殿下了呢赛蕾?今早和米洛瓦的会面愉快吗?明明特意让你学了教养,还以为能成为献给贵族的佳品……真是可恨!就因为拒绝和宾客还有老夫玩耍,你哥哥才代替你来陪老夫的哦?在你每晚熟睡的时候,米洛瓦可是乖乖含着老夫的雄根直到最深处呢……”
「うそ、………そんな……っ」 “骗人………怎会……啊……”
「なあミロワ、気持ちいいな?儂に従えて幸せだろう?」
“呐,米洛娃,舒服吗?能侍奉我很幸福吧?”
「♡はいっ♡私♡旦那様に、奉仕するために生まれてきたって……♡旦那様にいっぱい、教えていただきました♡貴方に従えてっ、幸せです……♡♡」
“♡是的♡我♡生来就是为了侍奉老爷的……♡老爷教会了我好多好多♡能侍奉您♡真是太幸福了……♡♡”
「そんなっ、やめてっ、……兄さんを、これ以上弄ばないで!」
“不要啊,住手……别再玩弄哥哥了!”
ぎゅっと手に力が籠る。繋いだままの兄の手を意図せず軋ませ、兄はびくりと腕を引き攣らせた。
手上不自觉地使了劲。牵着的手把哥哥的手腕捏得作响,哥哥猛地抽搐着缩回了手臂。
「そういえばセーレよ、我が弟に殴られた傷はどうなった?弟が毎回お前の躾に躍起になっていたこと、本人から聞いているよ。お前も可哀想に、儂の言うことを聞いておけば殴られることはなかったのになあ、くくっ、身内ながら気味の悪い趣味だ!紫色になった皮膚と同じ色のドレスとは」
“说起来塞蕾啊,被我弟弟揍出来的伤怎么样了?听说他每次都很热衷于‘教育’你呢。你也真可怜,要是乖乖听我的话就不会挨打了呢,呵呵,那小子虽然是我弟弟,品味可真够恶趣味的!居然让你穿和淤青同色的紫色礼服”
「うるさい!!」 “闭嘴!!”
ベッドに倒れ込んだ際に大胆に捲れ上がったスカートの内側、秘められていた太腿の裏側に点々と紫色の打撲跡が続いている。セーレは、次男坊に暴力を振るわれる“教育の日々”を思い出して冷や汗をかきながら声を荒上げた。よりによって兄がいる前で指摘なんてされたくなかったのに!
跌倒在床上时大幅掀起的裙摆下,原本隐藏的大腿内侧布满星星点点的紫色淤痕。塞蕾想起被次子暴力“教育”的日子,顿时冷汗直冒地提高了嗓门。偏偏要在兄长面前被揭穿这种事!
「おっと、見た目によらず凶暴なお姫様だ。教育した我が弟に似てきたようだな……全く、大好きな兄におててを繋いでもらっているんだから大人しくしたまえ。ミロワの後はお前も一緒に可愛がってやろう、なに、儂はお前の主人と違って殴ったりなど野蛮な行為はしない!体の傷も治してやるから安心しなさい。兄とお揃いの紋も付けてやろう」
“哎呀呀,看起来娇滴滴的公主殿下还挺凶暴嘛。倒是越来越像调教你的我弟弟了……既然都让你和最喜欢的哥哥手牵手了,就老实点吧。等米洛瓦之后也会好好疼爱你的,放心,我可不像你主人那样用殴打之类的野蛮手段!连身上的伤都会帮你治好,再给你纹个和哥哥同款的花纹哦”
「……ッ、なにが主人よ、わたしは誰の飼い犬でもない!」
“……呜、什么主人,我才不是谁的看门狗!”
「お前の兄はとっくに儂の愛玩動物に成り下がっているのにか?お前にも兄と同じ血が流れているだろう!」
“你哥哥早就沦为我的玩物了?你体内不也流着和他相同的血吗!”
「黙りなさい!兄さんを侮辱しないで!」 “住口!不许侮辱哥哥!”
噛み付く勢いでセーレは男を睨みつける。放置されて生殺しにされ続ける兄はぼんやりと妹を眺めたあと、組んだ妹の両手を離さないまま、唐突にぎゅうと手のひら全体で強く握りしめた。
赛蕾以撕咬般的势头怒视着男人。被弃置一旁遭受折磨的哥哥恍惚望了妹妹片刻,突然用整个手掌紧紧攥住她始终未曾松开的双手。
「ッ!?兄さん?」 「啊!?哥哥?」
「えっと……セーレ、私を見て……?」 「那个……赛蕾,看着我……?」
「っ、ごめんなさい兄さん、どうしたの、わたし……兄さんの言うことならなんでも聞けるわ。ねえ兄さん、やっぱり………、わたしのこと、忘れちゃったのね……」
「呜、对不起哥哥,你怎么了,我……只要是哥哥说的话我都会听的。呐哥哥,果然………你已经把我忘记了对吧……」
兄は妹の必死な様子に困惑した表情を浮かべる。旦那様の愛玩動物になった“ミロワ”は決して妹の存在を思い出すことなく、どうやら自分を大切にしたいらしい少女の願いに沿って、沢山喘いで掠れつつある声で言葉を紡いだ。
兄长面对妹妹拼命的样子露出困惑的表情。已成为老爷爱宠的"米洛瓦"丝毫没有回忆起妹妹的存在,只是顺应着这个似乎想好好珍惜自己的少女的愿望,用逐渐沙哑的喘息声编织着话语。
「きみも一緒に、旦那様に愛してもらいましょう?♡痛い思いなんてもう、しなくていい……♡きっと幸せになれるはずです♡ねえ、いいでしょう旦那様♡」
「你也一起来,让主人疼爱吧?♡再也不用忍受痛苦了……♡我们一定会幸福的♡呐,主人您说好不好嘛♡」
「は、……兄さん……?」 「啊、……哥哥……?」
「ほう!素晴らしい、いい子だミロワ!ほらセーレ、お前の兄からの誘いだぞ?無下にする訳にいくまい!ミロワもお手本を見せてやりなさい」
「哦!太棒了,真是乖孩子米洛瓦!来,赛蕾,这可是你哥哥的邀请哦?怎么能拒绝呢!米洛瓦也给她做个示范吧」
「はい♡セーレ……、♡見て♡愛玩動物のミロワを見てください♡私が旦那様に孕ませてもらうところ♡旦那様に一番に壊してもらうところっ♡セーレ♡一緒に幸せになりましょう?♡幸せ♡しあわせっ♡あは、ふふふっ!♡♡セーレ♡お願い♡一緒に、旦那様に幸せにしてもらいましょう♡♡」
「好的♡赛蕾……、♡看着♡请看我这只被主人宠爱的动物米洛瓦♡正在被主人赐予怀上孩子的恩宠♡即将被主人第一个弄坏的地方呢♡赛蕾♡我们一起获得幸福吧?♡幸福♡好幸福啊♡啊哈,呵呵呵!♡♡赛蕾♡求求你♡让我们一起,被主人赐予幸福吧♡♡」
セーレは兄との恋人繋ぎを振り解けず、至近距離で愛玩動物に堕とされた兄の孕ませおねだりを聞くこととなった。当の本人は以前の理知的な姿をかけらも感じさせない淫靡な微笑みを作り、おもむろに妹との恋人繋ぎを解く。そのまま呆然とするセーレの右手をするりとなぞって軽く手を引いた。ゆっくりとミロワの下腹部に誘導して、セーレに胎の淫紋を触れさせる。しっとりと汗ばんだ皮膚が男の男根を受け入れたせいかふっくらと膨らみ、禍々しい淫紋周辺が熱を持っている。
赛蕾无法挣脱与哥哥相连的恋人锁链,被迫在极近距离聆听沦为玩物的兄长乞求受孕的淫声。此刻的兄长脸上不见半分往日的理性,只余淫靡微笑,缓缓解开与妹妹相连的锁链。他滑过赛蕾呆滞的右手轻轻牵引,引导她触碰自己下腹已然鼓胀的孕纹——因饱含雄性汁液而湿润膨胀的肌肤让妖异纹样周围泛起灼热温度。
「ここ♡旦那様に、子宮♡子袋までいただいたのです……♡♡セーレ……♡私♡旦那様の赤ちゃん、この身でつくれるんですよ♡ふふ、……嬉しい♡嬉しいです♡とっても……♡きみも、お揃いにしていただきましょう?♡……ね♡ねっ♡」
"这里♡已经得到老爷赏赐的子宫♡孕囊了呢……♡♡赛蕾……♡我这副身子♡能孕育老爷的婴孩了哦♡呵呵……好幸福♡幸福得快要疯掉了♡你也……♡来当我的同伴好不好?♡……呐♡求你了♡"
セーレは絶句し、誘導され兄の淫紋に触れた手を引っ込める。震える右手は最早力が入らず、拒絶すらできない。
赛蕾哑然失语,颤抖着缩回触碰兄长淫纹的右手。战栗的指尖早已使不上力,连拒绝都做不到。
「……旦那様♡もう待てません♡……私を、貴方のミロワを、壊して♡孕ませてください……っ♡♡」
"……老爷♡再也等不下去了♡……求您弄坏♡弄坏您的米洛瓦♡把精种灌满这个子宫吧……啊♡♡"
ミロワは男に陥落した肉体をゆらゆらと揺らし、男に捧げるために腰を擦り付ける。蕩けた表情でうっとりと男を見つめ男根を乞う。
米洛瓦晃动着已臣服于男人的身躯,献祭般扭动腰肢磨蹭。带着迷醉的酡红神情痴痴凝视,乞求着那根阳物。
彼はもう二度と、大好きな兄には戻らないのだとセーレは漠然と悟りながら、震える体をぎゅっと縮こませる。初めてこの屋敷に連れてこられた時のように声も出せず、傍観者でいることしかできない。もう庇ってくれる優しい兄の存在はおらず、目の前では男に陥落した憐れな性奴隷が嬉しそうに行為を続けようとしている。
赛列蜷缩起颤抖的身体,朦胧意识到再也找不回最爱的兄长。就像初被带来宅邸时那样发不出声音,只能做个旁观者。再也没有温柔庇护他的兄长,眼前只有欢欣迎合男人侵犯的可怜性奴。
自分のせいで兄が男に凌辱されていた。自分のせいで兄は男に名前を奪われてしまった。自分のせいで、兄は、男の手に堕ちてしまった!
都是自己害兄长被男人玷污。都是自己害兄长被剥夺名字。都是自己害兄长堕入男人掌中!
「……ぁあ、わたしの……せい……」 "……啊啊、都是……我的错……"
「そうだセーレ!お前のせいでお前の兄だった男は死んだ!もう儂のミロワだ、手放すことは一生無い!!せめてもの贖罪としてミロワが孕むところを見守るといい」
“没错塞蕾!都是因为你,你哥哥才会死!现在米洛瓦已经是我的了,这辈子都别想逃!!作为赎罪,你就好好看着米洛瓦受孕的模样吧”
ミロワは男に捧げた腰を自らも律動に合わせて淫らに動かす。すでにぱか♡と口を開いて男根を待っていた子宮口に男根が容易く到達し、おねだりしていた子宮口にぴったり♡くっつく。
米洛瓦主动迎合着男人的节奏扭动献出的腰肢。早已♡淫荡张开的子宫口轻易接纳了肉棒,饥渴的宫颈♡紧紧缠了上来。
子宮口から熱烈な歓迎のキスを受けながら、幾度も甘い絶頂を迎えてびくびくと震える子宮がまた一段と大きく震える。ようやく子宮に子種を注いで貰えるのが嬉しくてたまらないミロワは、瞳に歓喜に涙を溜めて満面の笑みを浮かべ男のすべてを受け入れる。一度振り向いて最愛の旦那様に感謝のキスをしたあと、自分と同じように横向きに寝転がったセーレに向き合う。セーレの頬にそっと手を添わせてやれば、セーレの虚ろな瞳と視線がぶつかる。
宫颈献上炽热的欢迎之吻,多次高潮后不断颤抖的子宫又剧烈收缩起来。终于能获得精液浇灌的米洛瓦喜极而泣,噙着欢愉的泪水绽开笑颜全盘承受。她回身给最爱的丈夫献上感激之吻后,转向侧卧着的塞蕾。当指尖轻触妹妹脸颊时,对上了塞蕾空洞的视线。
「セーレっ♡見て♡見てくださいっ♡目を逸らさないでっ!♡っあ!♡ぁはぁッ♡!」
“塞蕾♡看着♡快看着我呀♡别移开视线!♡啊!♡啊啊啊♡!”
「セーレ!兄の頼みだ、言うことを聞きなさい。ミロワ、子種をくれてやる!!すべて飲み干しなさい!」
「塞雷!哥哥求你了,听话!米洛瓦,把精种都赐给你!!全部喝下去!」
「あっ!!♡はいっ!!♡子宮♡なかっ♡はらみますっ♡だんなさま、ぁっ!♡あ゙っ!!♡っ〜〜〜〜ーーーッッ!!!!♡♡」
「啊!!♡遵命!!♡子宫♡里面♡要怀孕了♡主人大人,啊!♡啊♡!!♡嗯~~~~——!!!!!♡♡」
一等強く旦那様が腰を打ちつけ、子宮口をぶち抜いて子宮の奥へ嵌まり込む。その直後熱い飛沫が子宮に流れ込み、ミロワは舌を出して全身で深い雌絶頂を味わった。脈打つ男根は衰えを知らず、男はミロワの最奥を征服したまま未だ出てくる精液をミロワの奥に擦りつけてマーキングする。
主人猛然将腰部重重顶入,冲破子宫口直抵花心深处。紧接着滚烫的浊流灌入子宫,米洛瓦吐出香舌,浑身颤抖着品尝雌性绝顶的欢愉。脉动的男根不知疲倦,男人在征服少女最深处的同时,仍将不断涌出的精液涂抹在蜜壶内壁留下标记。
しばらくすると、たっぷり男の精液を子宮に収めた下腹部、淫紋がチカチカと妖しく光った。男の欲で歪んだ唇が弧を描く。
片刻之后,盛满男人精液的小腹上,淫纹开始妖艳地明灭闪烁。被欲望扭曲的唇瓣弯成新月弧度。
「受精した。……おめでとうミロワ!!だがまだ物足りないないだろう?お前が望んだように、たっぷり注いであげよう」
「怀上了呢……恭喜你米洛瓦!!但还不够满足吧?就按你期望的,让我好好灌满你吧」
「はぁ………♡♡♡旦那さま……っ♡♡孕ませてくださって、ありがとうございます……♡♡♡わたし今、とっても幸せです♡♡ふふ、うれしい……っ♡もっと♡もっと、いっぱい♡注いでください……♡♡」
「哈啊………♡♡♡老爷……♡♡谢谢您让我受孕……♡♡♡我现在、真的好幸福♡♡呵呵、好开心……♡更多♡再多、多注入些吧……♡♡」
ミロワは振り返って嬉しそうに男へ頬を擦り寄せる。精液を溜めた胎を優しく撫で、受精の悦びに浸っている。
米洛瓦转过身幸福地将脸颊贴在男人身上。轻抚着蓄满精液的子宫,沉浸在受孕的喜悦中。
もう兄はいない。わたしのせいでいなくなってしまった。なんにもできないまま、なんにもできないままで、結局、どんなに頑張っても、わたしのせいで、わたしの頑張りは、意味なんてなかった──男に慈愛の笑みを向ける彼を見てついに、セーレの辛うじて保っていた心の芯が、明確にぱきんと折れる音がした。
哥哥已经不在了。都是因为我才会消失。什么都做不到,始终什么都做不到,到头来无论怎么努力,都因为我的缘故,我的挣扎根本毫无意义——看着他对男人露出充满慈爱的笑容,塞蕾勉强维持的心灵支柱,终于发出清晰的断裂声。
「……ぁは、……わたし、……なにも、あは、は……」
“……啊哈……我……什么都……啊哈……”
「セーレ……?♡ふふ、泣かないで?♡もう泣かなくて大丈夫ですよ、すぐにきみも私と一緒になれます♡ほら、おいで……♡」
“塞蕾……?♡呵呵,别哭了?♡已经不用再哭了哦,很快你就能和我融为一体了♡来,过来吧……♡”
「……兄さん、……うん、わたしも……兄さんと、いっしょ……」
“……哥哥……嗯,我也要……和哥哥……在一起……”
本来持っていた筈の美しい心の輝きを砕いた彼女は、虚空の暗がりを宿した瞳からぽろぽろと涙を流しながら力なく兄に擦り寄る。咽せ返るほどに性の匂いが染みついたベッドの上、ふたり仲良く堕ちていく。
她原本拥有的美丽心灵光辉已然破碎,噙着盈满虚空暗影的泪眼,无力地依偎向兄长。在浸透淫靡气息的床榻上,两人亲密相拥着堕落沉沦。
「大丈夫、セーレ……♡怖くない♡怖くないですよ♡」
“没关系的,赛蕾……♡不可怕哦♡一点都不可怕呢♡”
「うん、……うんっ、あは、兄さん、……わたし、もう……どうでもいい……♡」
“嗯……嗯啊,哥哥……我、已经……无所谓了……♡”
「かわいいセーレ……♡ずっと一緒にいましょうね♡私と一緒に、旦那様のために生きましょう♡」
“可爱的赛蕾……♡我们要永远在一起哦♡和我一起,为了主人大人而活吧♡”
「うん、一緒……、兄さんと、ここで……」 “嗯,一起……和哥哥、在这里……”
兄に抱きしめられた温くて柔い檻の中、セーレはうっとりと目を細める。折れた心の芯は戻ることなく、男がセーレに覆い被さっても、彼女は兄に抱きついたまま男に何の反応も返さない。
被兄长拥入温暖柔软的牢笼中,赛蕾幸福地眯起眼睛。折断的心蕊再难复原,即便男人压覆上来,她仍紧搂着兄长对侵犯毫无反应。
男はミロワにしたのと同じように、隠し持っていた紋をセーレの首に近づける。男が首にそれを触れさせ、禁術を唱え初めても、セーレはぼんやりと兄を見つめ返すだけだった。
男人如同对待米洛瓦那般,将暗藏的淫纹贴近赛蕾颈项。当咒印触及肌肤禁术开始吟诵时,少女只是恍惚地回望着兄长。
男が禁術を唱えるにつれ、じわじわと首が熱くなる。汗が吹き出し、チカチカと脳に電流が絶え間なく流れる感覚がする。男のにやけた顔がぼやけた視界の中うっすらと映り込み、目の前が暗くなって───“セレジア”の精神はそれっきりだった。
随着禁术咒文持续,颈间逐渐灼热发烫。汗珠不断渗出,脑海中持续闪烁着细密电流般的刺痛感。男人扭曲的笑脸在模糊视野里若隐若现,当黑暗彻底降临视野时——名为"赛蕾西亚"的意识就此中断。
♢♢♢
随分と遅くなってしまった、そう思いながら男は真っ暗な廊下をひとり歩み進め、屋敷の最奥にある隠された分厚い扉を開ける。
天色已晚,男人独自走在漆黑的走廊上,一边想着自己来得太迟,一边推开了宅邸深处那扇隐蔽的厚重门扉。
「ただいま、遅くなってしまったね」 “我回来了,让你久等了呢”
扉を開けるとすぐに、中央に設置された大きな寝台が目に飛び込む。ふかふかのシーツの上、丁寧に整えられた美しい見た目の、二匹の愛玩動物が此方に気付く。
一推开门,中央摆放的巨大寝台便跃入眼帘。蓬松的床单上,两只精心调教过的美丽宠物察觉到了来人的气息。
「旦那様♡お待ちしておりました……♡」 “主人♡人家一直在等您呢……♡”
先に兄のほうが男の存在に気がつき、ベッドの上から手招きした。ふっくらと張り始めた淫紋付きの胎を無意識にすり……♡と撫でて、これから始まる夜の宴に期待を隠さず蕩けた表情を見せる。
哥哥先察觉到男人的存在,从床上招手示意。无意识地摩挲着开始微微隆起的淫纹胎腹……♡爱抚时,脸上毫不掩饰对即将开始的夜宴期待,露出陶醉神情。
「ほら、セーレも♡」 "来嘛,赛蕾也♡"
兄の呼びかけに、後ろに隠れていたセーレも兄の右肩から顔を出す。
听到哥哥呼唤,躲在后面的赛蕾也从哥哥右肩探出脸蛋。
「おや、またふたりで遊んでいたのか?まったく、堪え性のない子達だ」
"哎呀,你们俩又在偷偷玩耍?真是两个耐不住性子的小家伙"
「ふふ、そうやっていつも、焦らすのがお好きなくせに……♡私たちもう待ちきれないんです、……ね?セーレ♡」
“呵呵,明明总爱这样戏弄人家……♡我们已经等不及了,……对吧?赛蕾♡”
「兄さんっ!♡もう、ばらさないでっ」 “哥哥!♡别再捉弄我了啦”
火照った頬に蕩けた瞳で兄にしな垂れかかるセーレの秘部には、大きな張形が根元までぐっぽりと嵌っている。セーレは兄に手を繋いでもらいながら、ふわふわと夢見心地に揺らめく瞳に男を映した。
赛蕾泛红的脸颊上双眸迷离,整个人无力地倚靠在兄长身上,她的私密处正被一根粗大的假阳具深深插入到底。她牵着哥哥的手,朦胧如梦的眼眸中倒映着男人的身影。
「悪い子達だ、セーレ、特にお前はいつもそうだな?」
“真是坏孩子呢,赛蕾,特别是你总是这样不乖?”
「ごめんなさい……、ご主人様、だから……」 “对不起……主人,所以……”
セーレは兄に繋いで貰っていないほうの手で、首に付けられた首輪のリードを“ご主人様”に差し出す。
赛蕾用未被兄长牵住的那只手,将系在颈项上的项圈牵引绳向“主人”递去。
「悪いセーレに、罰を……♡罰を、与えてください♡ご主人様……♡♡」
“请惩罚…♡惩罚坏孩子赛蕾吧♡主人……♡♡”
熟れた舌を覗かせ、待ちきれずにうずうずする下腹部をへこ……♡へこ……♡と揺らし、セーレは男にねだった。ミロワもセーレの手を優しく握りしめながら、セーレの横へ並んで旦那様におねだりする。
她吐出熟红的香舌,焦躁难耐地扭动着凹陷的腰肢……♡嗯啊……♡向男人撒娇。米洛瓦也温柔紧握赛蕾的手,并排跪在主人身旁央求着。
「旦那様♡セーレに酷いことしないで……♡ねえ、今日も、ミロワの孕んだお腹♡いっぱい撫でて、触ってください♡ふたり一緒に、た〜くさん♡可愛がってくださいね……♡♡」
「主人大人♡请不要对塞蕾做过分的事……♡呐,今天也请多多抚摸♡触碰米洛瓦怀孕的肚子吧♡两个人一起♡要好好疼爱我们哦……♡♡」
「あっ♡兄さん♡すき♡んむ♡、んっ♡んふ、っ♡♡」
「啊♡哥哥♡最喜欢了♡嗯呜♡,嗯♡嗯呼,♡♡」
主人そっちのけで、妹は兄の唇に自らの唇を重ねる。兄も抵抗せず妹の背を撫でながらそっと唇を開き、セーレの愛撫を受け入れた。堕としたはいいものの、ふと目を離すとすぐにセーレはミロワに構って欲しいと尻尾を振る勢いでじゃれつき始める。男は溜め息を吐きながら、妹の首から垂れ下がるリードを引いて立場を分からせてやる。
完全无视主人的存在,妹妹将自己的唇覆上兄长的嘴唇。哥哥也毫不抗拒地轻抚着妹妹的脊背,微微张开双唇接受了塞蕾的爱抚。虽然已经让他们堕落,但只要稍不注意,塞蕾就会像摇着尾巴撒娇般缠着米洛瓦求欢。男人叹息着拽了拽挂在妹妹颈间的牵绳,让他们认清自己的立场。
「こら、セーレ!兄もお前も儂のものだろう、勝手に始めるでない。儂の言うことを聞きなさい」
「喂,塞蕾!你们兄妹都是我的所有物,不许擅自乱来。要乖乖听我的话」
「あっ!ごめんなさい、……ご主人様♡」 “啊!对不起……主人大人♡”
セーレはすぐに自分の立場を理解したようで、頭を垂れて服従する。兄も唇を閉じて旦那様の命令を従順に待つ。
赛蕾似乎立刻明白了自己的处境,低头表示臣服。哥哥也紧闭双唇,温顺地等候老爷的命令。
「よろしい、いい子たちだ。……ほら、舐めなさい」 “很好,真是乖孩子……来,舔吧”
男は従順なふたりの頭を撫でてやってから、下履きの前を寛げる。持ち上がりつつある大きな雄の肉茎を目にした愛玩動物の兄妹は大好きな玩具を目にしたときのようにぱっと目を輝かせた。
男子满意地抚摸着两只顺从的脑袋,随后解开睡裤前襟。当这对宠物兄妹看见那根逐渐昂首的雄性巨根时,眼眸顿时如见到心爱玩具般闪闪发亮。
肉棒を挟んで、ふたり仲良く主人に奉仕する。兄妹ふたりで手を繋いで、にこにこと嬉しそうに男の欲を舐め咥える彼らは魂まで男に屈服し、男の言うままその身をすべて捧げ続ける。
用肉棒夹着,兄妹俩亲密地侍奉着主人。他们手牵着手,满脸欢喜地舔舐着男人的欲望,连灵魂都已屈服于男人,心甘情愿地奉献自己的一切。
「いい子だ、一生儂のためにその身を捧げなさい。お前達が使い物にならなくなるまで愛し続けてやろう」
"真是好孩子,一辈子都为老夫献上身体吧。直到你们再也派不上用场为止,老夫都会好好疼爱你们"
肉体に刻まれた名前と淫紋を撫でてうっとりしながら、愛玩動物に堕ちたふたりは男が誂えた小さな鳥籠の中、毎夜いつまでも仲良く甘い鳴き声を上げた。
抚摸着刻在肉体上的名字与淫纹,堕落为玩物的兄妹在男人特制的小鸟笼里,每夜都亲密地发出甜美的鸣叫声。
・兄妹丼
・調教
・♡喘ぎ
・雌堕ち
・子宮責め(兄のみ)
・男性妊娠
・洗脳、催眠
・兄のNTR描写 有り
※メインは貴族×兄ですが、貴族×(兄+妹)描写及び、兄と妹がキスをする描写が有ります。兄から妹への挿入はありません。
両方とも完堕ちしたのち「旦那様大好き……♡♡」になります。地文、台詞に♡表記有り。
妖精族……背中に羽が生えた美しい種族。人間と同じ身長・体型をしており、羽をもぎ取れば人間と見分けがつかない。妖精族に対して偏見を持つものが多く、種族にまつわる噂話も多いがほとんどがでたらめである。