
勢い良く水しぶきを上げながらゲッコウガは川の中から這い上がった。普段はすました表情は何処へいったのやら、苦虫を噛み潰したような顔をしている。
甲贺忍蛙从河中猛然跃出,激起大片水花。平日那副冷静自持的表情早已不见踪影,此刻它正摆着一张苦大仇深的脸。
辺りの様子を警戒しながら伺い、野生のポケモンがいないことを確認すると、合図を送る。
警惕地环顾四周,确认没有野生宝可梦后,发出了信号。
ザパリと音をたてて川から飛び出したのはハスボーだ。ゲッコウガはハスボーと一言二言を言葉を交わすと、その頭の蓮に乗っている人物を受け取る。ゲッコウガにとって誰よりも大事な人であるサトシは、ぐったりと気を失っていた。
啪啦一声从河里跳出来的是哈力栗。甲贺忍蛙与哈力栗简短交谈几句后,接过了它头顶莲叶上托着的人。对甲贺忍蛙来说比任何人都重要的小智,正虚弱地昏迷不醒。
水浸しとなった体を一度震わせる。全く、散々な目にあった。
浑身湿透的身体猛地打了个寒颤。真是的,倒了大霉。
シトロンの美味しい手料理を満喫した後、寝るまでの暇つぶしにと食後の運動も兼ねて、夜間トレーニングを行なおうと提案したのはゲッコウガだ。
在尽情享用西特隆的美味家常菜后,甲贺忍蛙提议为了消磨睡前时光兼作饭后运动,进行夜间训练。
もうすぐジム戦だと思うと気持ちが興奮して仕方がなかったのだ。あっさり了承したサトシと共に、二人で森に向かった。だが、それが間違いであった。
一想到即将迎来道馆战,心情就兴奋得难以自抑。小智爽快地答应了,两人一同朝森林走去。但这却是个错误决定。
森へ入って早々、彼らは災難に襲われた。野生のポケモンの同士の争いに巻き込まれることになるなんて、誰が予想しただろう。
刚进入森林不久,他们就遭遇了不幸。谁能料到竟会被卷入野生宝可梦之间的争斗呢。
大量のスピアーに追われる羽目になったのは運が悪かったとしか言えない。
被大量飞水手里剑追击只能说是运气太差。
多勢に無勢。しかも夜。地の利は相手にある。ゲッコウガとサトシは全力で逃げるしかなかった。しかし、災難は続くものだ。
寡不敌众。何况是在夜晚。地利也属于对方。甲贺忍蛙和小智只能全力逃跑。然而,祸不单行。
逃げる途中、足を滑らせたのはまさかのゲッコウガ自身。崖から転落しかけた自分を助けようとしたサトシは足を踏み外し、二人揃って仲良く崖下に落ちた。
在逃跑途中,滑倒的恰恰是杰尼龟自己。试图救助差点从悬崖上滚落的自己的小智也踩空了,两人一起友好地摔下了悬崖。
とっさに首に巻いた舌を外し木の幹に巻き付けることでなんとか地面への激突は避けられた。だがその衝動で繋いだサトシの手を放してしまったのは一生の不覚だ。
它迅速松开缠绕在脖子上的舌头,转而缠住树干,勉强避免了直接撞击地面。但情急之下松开了与小智相握的手,成了毕生憾事。
サトシはそのまま崖下に落ちてしまった。幸い崖下に生息していた大量のキノコがクッションとなり怪我をすることはなかったが、ねむりごなを大量に吸ってしまったらしく、彼は意識を失ってしまった。
小智就这样坠下了悬崖。所幸崖底生长的大量蘑菇充当了缓冲垫,使他免于受伤,但似乎吸入了大量催眠粉,他陷入了昏迷。
意識を失ったサトシを、森から飛び出したスピアーが襲う。その攻撃を避けようとゲッコウガはサトシを抱え川に飛び込んだ。
从森林中冲出的长枪兵袭击了失去意识的小智。甲贺忍蛙为躲避攻击,抱起小智跳入河中。
だが、飛び込んだ川の流れは、ゲッコウガが予想していたよりも早かった。陸地へ戻ることができなくなるとは思いもよらなかった。ゲッコウガはサトシを抱えたまま、あっという間に水流に飲み込まれた。
但跃入的河水流速远超甲贺忍蛙预计。它万万没想到会无法返回陆地。抱着小智的甲贺忍蛙转瞬间就被激流吞没。
途中、このスボミーが助けてくれなければ一体どこまで流されていたか。本当に散々な目にあった。
途中若非小智芽出手相救,真不知会被冲到哪里去。这次可真是吃足了苦头。
スボミーに再度礼を述べ、ゲッコウガはサトシを抱きかかえる。
甲贺忍蛙再次向小智芽鞠躬致谢,随后将他横抱起来。
ここは何処だと辺りを見渡す。めちゃくちゃに逃げ回り、川に落ちたのだ。まずは場所を確認しなければならない。
他环顾四周,试图弄清身在何处。方才慌不择路地奔逃,竟跌入了河中。当务之急是确认所在方位。
ゲッコウガの目の前に広がるのは色とりどりの花が咲き誇る花畑だ。この場所は見覚えがある。昼間に皆でランチをとった場所だ。
甲贺忍蛙眼前展现的是一片色彩斑斓、鲜花盛放的花田。这地方似曾相识,正是白天大家共进午餐之处。
どうやら随分と流されてしまったようだ。戻るには少々時間がかかる。
看来是被水流冲得相当远了。要返回去得花些时间。
さて、どうしたものか。ゲッコウガが考えていると、サトシがくしゃみをした。それを合図に一度考えるのを中断する。まずはサトシの様子を確認するのが先だ。
那么,该怎么办呢?正当甲贺忍蛙思考时,小智打了个喷嚏。它以此为信号暂停了思考。首先该确认小智的状况才是。
ゲッコウガは抱きかかえたサトシに目線を落とす。瞳は固く閉じられており、手足はだらりと垂れ下がっている。ねるりごなの影響で暫く目を覚ます気配は無いが、怪我の心配はなさそうだ。
甲贺忍蛙低头看向怀中抱着的小智。他的双眼紧闭,手脚无力地垂落。受睡眠粉影响暂时没有醒来的迹象,但似乎不用担心受伤。
しかしこのままではいけない。濡れたサトシをそっと花畑の上に横たえる。
但这样下去不行。他轻轻将湿漉漉的小智安放在花丛之上。
その途中で上着を脱がせ、それを小さく畳むとゲッコウガは器用に絞った。野宿をする時、サトシ達が濡らしたタオルを絞る為にこうやっていたのだ。服にしみ込んだ水が小さな滝となり、地面に流れ落ちた。
途中他脱下外套,灵巧地将它折成小块并拧干。这是他们在野外露宿时,小智他们用来拧干湿毛巾的方法。浸透衣服的水形成小瀑布,流落到地面上。
水を充分にしぼり、また畳んだそれを丁寧に伸ばすと、ゲッコウガは辺りを見渡す。地面に置くよりも、風がよくあたる場所に置いた方が早く乾く筈だ。それに地面に置いたら汚れてしまう。
充分拧干水分后,甲贺忍蛙仔细展开衣物环顾四周。比起平铺在地面,挂在通风处应该干得更快。况且直接放地上会弄脏的。
すぐ傍にちょどよい大きさの岩を見つけ上着を広げる。花畑には似合わない不格好な岩。野生のポケモン同士のバトルの名残なのかもしれない。ゲッコウガにとっては有難い名残だ。
在近旁找到一块大小适中的岩石,摊开外套。与花田格格不入的笨拙岩石。或许是野生宝可梦之间战斗留下的痕迹吧。对甲贺忍蛙而言却是值得感激的残迹。
ゲッコウガはこの時ほど己が水タイプであることを悔やんだことはない。テールナーみたいな炎タイプのポケモンであれば直ぐに服を乾かし、サトシの体を暖められるのに。
甲贺忍蛙从未如此刻这般懊恼自己是水属性宝可梦。若是像长尾火狐那样的火属性精灵,就能立刻烘干衣服,温暖小智的身体了。
サトシの体は驚く程冷たい。無理もない、この陸地に辿り着くまでの間、ずっと川の水に浸っていたからだ。このままでは風邪をひいてしまう。
小智的身体冰冷得惊人。这也难怪,在抵达这片陆地之前,他一直浸泡在河水里。再这样下去肯定会感冒的。
そう考えていた時、タイミングを計ったかのようにまたサトシがくしゃみをした。小さなくしゃみであったが、ゲッコウガには大きな音に聞こえた。慌ててサトシの顔を覗き込み、そのおでこに手をあてる。大丈夫、熱はない。
正这么想着的时候,仿佛算准时机般,小智又打了个喷嚏。虽然只是小小的喷嚏,在甲贺忍蛙听来却如同巨响。它慌忙凑近查看小智的脸,将手贴在他额头上。还好,没有发烧。
ほっと息を吐いた反動で、サトシの髪から雫が滴り落ちた。水滴はサトシの頬をつたい、そのまま首筋を流れて服の隙間に侵入する。水滴の行方を追っていたゲッコウガの目に飛び込んできたのは鎖骨だ。
小智呼出一口气的反作用力,让发梢的水滴滑落。水珠沿着他的脸颊流淌,划过颈项,钻入衣物的缝隙。甲贺忍蛙追随着水珠的轨迹,目光最终落在那对锁骨上。
水分をたっぷりと吸い込んだシャツはサトシの肌にぴったりと張り付いている。思っていたよりも細い腰、そして厚い胸板。はっきりとわかる体の輪郭にゲッコウガは生唾を飲み込む。
吸饱了水分的衬衫紧贴在小智的皮肤上。比想象中更为纤细的腰肢,以及厚实的胸膛。甲贺忍蛙望着那清晰可辨的身体轮廓,不由得咽了咽口水。
髪が水で濡れているせいだろうか。普段飛び跳ねている髪はしっとりと垂れ下がっている。それもあって、一瞬サトシが本当に男の子であるのか、という錯覚に陥る。
是因为头发被水打湿的缘故吧。平常总是翘起的头发此刻柔顺地垂落着。也正因如此,让人一瞬间产生了小智是否真的是男孩子的错觉。
ゲッコウガはサトシは凛々しいと分類に入ると考えている。だが眠るサトシの顔を良く見れば、なかなか可愛らしい顔立ちをしていることに気がつく。中性的という言葉が相応しい。
甲贺忍蛙认为小智应当归类于英姿飒爽的类型。但若细看睡梦中他的脸庞,便会发现其实生得相当可爱。用'中性美'这个词来形容再合适不过。
水も滴る何とかという言葉が人間にはある。誰が言った言葉だっただろうか。セレナのライバルであり、友人でもある青い髪の少女が放った言葉だったような。ゲッコウガにはピンとこない言葉であったが、今ならその言葉の意味がわかる。
人类有句俗语叫'水灵得能掐出水来'。究竟是谁说的呢?似乎是瑟蕾娜那位劲敌兼友人、蓝发少女脱口而出的话。甲贺忍蛙当时对这个词毫无共鸣,但现在终于明白了其中含义。
これがそういうことなのだろう。 大概就是这么回事吧。
頭がくらくらとした。いつのまにか下半身がずっしりとした重さと熱さを持っている。
脑袋晕乎乎的。不知何时下半身已沉甸甸地发烫。
「……コウ」 "「……小欧」"
花に埋もれて眠るサトシを眺めながら、ゲッコウガは立ち尽くした。灯ってしまった熱は収まる素振りを見せない。今直ぐにでも川に飛び込みこの熱を冷まさなければならない。だが、体が動かない。
甲贺忍蛙伫立着,凝视被鲜花掩埋沉睡的小智。体内点燃的炽热毫无消退迹象。本该立刻跳进溪流冷却这份灼热。但身体却动弹不得。
サトシから目を離したくない。 不想将视线从小智身上移开。
月明かりの下、穏やかな風が吹いた。 月光之下,微风轻拂。
風は悪魔へと姿を変え、ゲッコウガの耳に囁きかける。
风化作恶魔之形,在甲贺忍蛙耳边低语。
これはチャンスではないか。 这不是个机会吗?
ゲッコウガはずっと知りたいと思っていたことがあった。初めて会ったときからサトシを好いていた。愛していた。心から。だからこそ知りたいことがある。
甲贺忍蛙一直有件想知道的事。从初次相遇起它就喜欢着小智。爱着他。发自内心地。正因如此才有件事必须弄清楚。
これはチャンスだ。 这是个机会。
悪魔が再び囁く。今なら何をしても言い訳ができる。そうその体の隅々まで暴いても許される。
恶魔再度低语。此刻无论做什么都能找到借口。是的,即使将这具躯体彻底剖析也能被原谅。
水ポケモンである己ができる唯一、冷えたサトシを暖める方法がある。互いの肌を密着させ、暖を取る。そうこれはチャンスだ。
作为水系宝可梦的自己,唯一能做的就是温暖发冷的小智。让彼此的肌肤紧贴,互相取暖。没错,这是个机会。
ゲッコウガは己の意思を、気持ちを理解していた。そう、邪な思いまで全てを。
甲贺忍蛙理解了自己的意志,还有心情。是的,连邪念都全部理解了。
ゆっくりとサトシの体に手を伸ばす。どのみちこのままでは風邪をひいてしまう。
缓缓将手伸向小智的身体。无论如何这样下去会感冒的。
ゲッコウガはゆっくりとサトシのシャツを脱がせる。それからズボンに手を伸ばす。奇怪な作りのそれを脱がせるのに少し苦労したが、何とか脱がせることに成功する。
甲贺忍蛙慢慢地脱下了小智的衬衫。接着,它伸手去脱裤子。那件构造奇特的裤子让它费了点劲,但最终还是成功脱了下来。
全ての衣類を剥ぎ取ると、サトシは生まれたままの姿になる。己とは違う種族。違う作りの体。ゲッコウガは舐めるように見つめる。
当所有衣物被褪去,小智便回归了出生时的模样。与自己不同的种族。构造相异的身体。杰尼龟用舔舐般的目光细细描摹着。
共に旅する途中、幾度が彼の裸を見る機会はあったが、このようにじっくりと眺めるのは初めてだ。ゲッコウガの前にサトシの全てが曝け出されている。そう隠されている部分まで。
在共同旅途中,虽有过几次看到他裸体的机会,但像这样细细凝视还是第一次。小智的一切都毫无保留地展现在杰尼龟面前。连那些平日隐藏的部分也不例外。
日に焼けた肌にほどよく身に付いた筋肉。共に旅する同性であるシトロンより、サトシの方が遥かに鍛えられた体つきをしている。これはサトシがずっと旅をしてきた証拠なのだろう。ゲッコウガは胸板に手を這わす。自分とは違い温かな肌は柔らかく、なめらかな感触が気持ちがいい。
被阳光灼烤过的肌肤上恰到好处地附着肌肉。与同行的旅伴西托隆相比,小智的身体明显锻炼得更为精实。这大概是小智长久旅行的证明吧。杰尼龟将手滑过他的胸膛。与自己不同,那温暖的肌肤柔软而光滑,触感令人心旷神怡。
その感触を何度も確かめるようゆっくりと手を這わせる。首に巻いた長い舌を外し、体を舐める。体についた水滴を舐めつつも、サトシの肌を楽しむ。
像要反复确认触感般让手缓慢游走。解开缠绕颈部的长舌,舔舐身体。在舔去身上水滴的同时,享受着与小智肌肤相亲的触感。
サトシの肌を舐めるうちに、じわりと舌がぬめりを帯びてくる。
随着不断舔舐小智的肌肤,舌面逐渐泛起湿滑黏腻的光泽。
ゲッコウガの舌は他のポケモンと少々勝手が違う。その舌は脅威の長さを誇り、自由自在に動かせる特徴を持つ。有事の際は便利な道具として利用できる。決してお洒落の為だけに首に巻かれているのではない。
甲贺忍蛙的舌头与其他宝可梦略有不同。其舌以惊人长度著称,并能自由操控。紧急时刻可当作便利工具使用。绝非仅为装饰才缠绕在颈间。
常に外気に晒されているそれは普段はさらりとした手触りをしている。だが、道具として利用する時、そして現在のように性行為のに利用する時は、ぬめりを帯び、粘着性を持つ。そうケロムースのような特色を持つのだ。
常年暴露在空气中的它通常触感干爽。但当作为工具使用时,或是像现在这样用于性行为时,就会变得滑腻而具有粘性——正如呱头蛙的特性那般。
特殊な体液によってサトシの体を覆う事で、少しでも体から体温が奪われるのを防ごうという魂胆だ。だが、同時に、この行為は対象者が己のものであるというマーキングの証でもあった。
通过特殊体液覆盖小智的身体,企图以此防止体温从体内流失。但与此同时,这一行为也是标记对象为己所有的证明。
舌で侵されたサトシの体が艶やかな輝きを放つ。ゲッコウガの体液によって体を覆われている。そのことに酷い興奮を覚えた。
被舌头侵犯的小智身体泛出艳丽光泽。他被甲贺忍蛙的体液完全包裹。对此他感到极度兴奋。
これは己のものだ。衝動のまま彼の胸に抱きつく。 这是属于我的。顺从冲动紧紧抱住他的胸膛。
上下する胸に耳を当てると鼓動が聞こえた。脈打つリズムも違う。サトシの心臓の音は自分のそれよりもゆったりしたもので、ゲッコウガを酷く安心させた。
将耳朵贴在起伏的胸膛上,能听见心跳声。搏动的节奏也截然不同。小智的心跳声比自己的更为舒缓,让甲贺忍蛙感到无比安心。
心音に耳を傾けながらも、肌を撫でまわすのを忘れない。
虽侧耳倾听着心音,却也不忘轻抚过肌肤。
ゲッコウガはサトシの胸元にある小さな二つの突起が気になって仕方がなかった。自分の身体にはそんなものはない。肌の感触を楽しむ役割を指から舌へ完全に譲り、指で薄桃色のそれをつまむ。思ったより柔らかい。
甲贺忍蛙对小智胸前那两处小小的突起在意得不得了。它的身体上可没有这样的构造。它将享受肌肤触感的职责完全从指尖移交给了舌尖,同时用手指轻轻捻住那抹淡粉色。比想象中更为柔软。
少しの事で傷つきそうなそれを、優しく撫でる。何度も指で撫で、押し潰しているうちに、その突起の固さが増していることに気がついた。不思議に思い、よく観察すると僅かに立ち上がっている。その現象が面白くて、ゲッコウガは少しだけ強くつねり上げた。
温柔地抚摸着那看似稍受刺激就会受伤的部位。手指反复摩挲间,发现那突起的硬度正在增加。觉得不可思议,仔细观察发现它微微挺立了起来。这现象让甲贺忍蛙觉得有趣,便稍稍用力掐了一下。
「んっ……」 "「嗯……」"
途端、サトシが小さな呻き声を上げた 就在那时,小智发出了一声微弱的呻吟
慌てて身体を離すが、サトシが目覚める気配はない。変わらず閉じられた瞳に、このときばかりは安堵した。同時にゲッコウガの中にむくりと沸き上がる思いが一つ。もう一度ゆっくりと胸の飾りに触れる。今度は強く引っ張り上げる。
慌忙松开身体,但小智丝毫没有醒来的迹象。望着他依旧紧闭的双眼,此刻竟感到一丝安心。与此同时,甲贺忍蛙心中涌起一股强烈的冲动。它再次缓缓触碰胸前的饰物,这次用力拽了起来。
「あっ……」 "「啊……」"
再びサトシは声を上げた、やはり目を覚ますことはなかった。
小智再次发出声音,却依然没有醒来。
くすぐったいのか眉間に皺が寄り、ほんの少し居心地悪そうに身じろぐ程度だ。だが表情からは嫌悪感は見えない。どちらかというと、得体のしれない感触に戸惑っている様子だ。
或许是觉得痒,他眉头微蹙,略显不适地动了动身子。但表情里看不出厌恶,更像是因某种难以名状的触感而困惑。
もう一カ所、刺激を与える場所を増やしてみようか。
要不要再增加一处刺激的部位试试呢?
ゲッコウガがターゲットとして選んだのはへそであった。奇妙な形をしたくぼみ。ここもゲッコウガの体にはない場所だ。
杰尼龟选中的目标是肚脐。形状奇妙的凹陷处。这也是杰尼龟身体上所没有的部位。
舌の先端でサトシのへそをつつく。突きながらぐりぐりと動かし刺激を与える。
用舌尖轻戳小智的肚脐。一边戳刺一边旋转搅动给予刺激。
「……っ、う」 "「……嗯、呜」"
またしてもサトシは言葉にならない言葉を口にする。それは僅かに甘さをはらんでいた。サトシが内股を擦り合わせる。むず痒そうな様子だ。
小智又一次说出了难以言表的话语。那话语中隐约带着一丝甜蜜。他不安地摩擦着双腿内侧,显得既烦躁又难耐。
いつのまにか胸の突起がぷくりと膨らみ完全に立ち上がっていた。小さな果実のようで、ゲッコウガはうっとりとそれを眺めた。
不知不觉间,胸前的两点已完全挺立,如初熟的果实般饱满。甲贺忍蛙着迷地凝视着这光景。
これだけ悪戯をしてもサトシは目を覚まさない。当たり前だ。サトシが吸い込んだねむりごなは強力な代物だ。
即使这样恶作剧,小智还是没有醒来。这是理所当然的。小智吸入的睡眠粉可是强效的东西。
ゲッコウガは考える。本当に今なら何をしても許されるのではないか。ゲッコウガはサトシの下半身を見た。暴きたい場所がそこにある。
甲贺忍蛙在思考。现在是否真的做什么都会被原谅。它看向小智的下半身,那里有着它想要侵犯的部位。
体を暖めるという行為を完全に逸脱する。今ならまだ言い訳が聞く。良心がそう訴えるが、ゲッコウガは伸ばした手を止めることはできなかった。ちらりと己の下半身を見ると既にスリットから一物が飛び出していた。
这行为完全背离了取暖的初衷。现在解释还来得及——良心如此控诉着,但甲贺忍蛙伸出的手却无法收回。当它瞥见自己下半身时,那物早已从缝隙中探出头来。
こうなってしまっては仕方がないのだ。そう、仕方がない。
事已至此无可奈何。是的,无可奈何。
ポケモンとトレーナーは一心同体。ならばこの熱を沈めるのもトレーナーと共に行なわなければならない。
宝可梦与训练家本是一心同体。既然如此,平息这份燥热也必须与训练家共同完成。
屁理屈だ。良心が叫ぶ。だがどうでもよかった 强词夺理。良心在呐喊。但已经无所谓了
ゲッコウガは理解している。己がサトシの体を知り、何をしたいのか。
甲贺忍蛙心知肚明。它熟悉小智的身体,也清楚自己想要什么。
そう、交尾だ。 没错,就是交配。
サトシの両足を持ち、左右に大きく開く。大胆な格好をさせられているというのに、サトシが起きる気配はやはりない。
抓住小智的双脚,向两侧大大分开。即便被摆出如此大胆的姿势,小智依然没有要醒来的迹象。
「……コウガ」 "「……甲贺」"
未知の領域がゲッコウガの前に晒された。 未知的领域在甲贺忍蛙面前展开。
ほう、と感嘆の息が出た。ゲッコウガとは違う、小さくて可愛らしいもの。これがサトシの性器だろうか。ゲッコウガは己の性器と見比べる。
「嚯」地发出惊叹。与甲贺忍蛙截然不同的、小巧可爱之物。这就是小智的性器吗?甲贺忍蛙将其与自己的部位并排比较。
先が尖り細長い己のものとは違い、サトシの性器は手ですっぽりと覆えてしまえるほど小さい。まるでいつかユリーカが舐めていた棒キャンディのよう。もしくはある日、朝食に並んでいた小さなウインナーを彷彿させられる。性器の先端は丸みを帯びている。とても可愛らしい。
与自己前端尖锐细长的部位不同,小智的性器小到能被手掌完全覆盖。就像尤莉卡曾经舔过的棒棒糖,又像某天早餐时摆盘的小香肠。性器顶端带着圆润弧度,可爱得过分。
壊れ物を扱うかのようにそっとそれをゲッコウガは両手で包み込んだ。柔らかくて暖かい。何より可憐である。勇ましい彼には似合わない可愛らしさ。
甲贺忍蛙如同对待易碎品般,用双手轻轻将其包裹。柔软而温暖。最是楚楚动人。这份与他勇猛形象不符的可爱。
そういえば、サトシはまだ子どもであった。ポケモンはある程度成長すれば精神が熟し、大人の域に達する。最終進化を遂げたゲッコウガは既に成人を迎えているといっても過言でもない。
说起来,小智还是个孩子。而宝可梦成长到一定阶段心智便会成熟,步入成年领域。完成最终进化的甲贺忍蛙,说它已迈入成年期也毫不为过。
けれども、人間は違う。サトシ達人間は十歳を迎えれば一人前と認められ旅に出ることが許される。だが、まだ体も精神も成長途中であり、必要となれば大人の庇護に入る。
但人类不同。小智他们年满十岁便被认可为独当一面,获准踏上旅程。然而身心都未发育完全,必要时仍需寻求成人庇护。
未熟な性器に静かにゲッコウガは口づける。まだ成長途中だと考えたら一層愛おしさが増した。
甲贺忍蛙轻轻吻上那未成熟的性器。想到它尚在成长途中,心中怜爱更甚。
「んぅ……」 “嗯……”
敏感な部分に刺激を感じてサトシが身じろぐ。だが起きることはない。今、彼はゲッコウガにされるがままだ。
敏感部位受到刺激,小智微微扭动身体。但他不会醒来。此刻,他只能任由甲贺忍蛙摆布。
ああ、たまらない。こんなにも無防備な姿をさらすサトシの姿を拝めたことが、今までにあっただろうか。自身が所持するポケモンによってあられもない姿にさせられ、悪戯されているなんて、夢にも思わないだろう。
啊,受不了了。以前可曾见过小智如此毫无防备的姿态?被自己拥有的宝可梦弄得衣衫不整、遭受戏弄,恐怕连做梦都想不到吧。
たまらず興奮のまま、サトシの性器を咥える。大きなゲッコウガの口の中に、サトシの性器はやすやすと収まった。
按捺不住兴奋,含住了小智的性器。在巨大的甲贺忍蛙口中,小智的性器轻易就被容纳。
クチュリと音をたて彼の性器を舐める。優しく噛み、そして口の中で転がす。
啾噜地发出声响舔舐他的性器。温柔地轻咬,然后在口腔中翻转。
「ふっ……ぁ……やっ…」 "「呼……啊……别……」"
うわごとのように繰り返されるサトシの声。戸惑い気味だった声が、徐々に甘いもの含んだものへ変わる。
小智的声音如呓语般不断重复。原本困惑的语调,渐渐染上甜蜜的意味。
「ぁ…ん…」 「啊…嗯…」
感じている。いつのまにかうっすらと頬に赤みが差している。悩ましげな表情の何と厭らしいことか。幼い体に似合わない色香を纏う姿は美しい。
感受着。不知不觉间,脸颊已泛起淡淡红晕。那苦恼表情中蕴含的媚态何其撩人。稚嫩身躯裹挟着不相称的风情,美得惊心。
「……ぁぁ!」 "「……啊啊!」"
サトシの唇の端から唾液が流れ落ちた。それが地に落ちる前に、素早く舌を操り拭う。
唾液从小智的唇角滑落。在它落地前,他灵巧地用舌头舔去。
甘い味がした。その味をもっと味わいたくて唇を貪りたい衝動に駆られたが、ぐっと堪える。
尝到了甜蜜的滋味。渴望更多地品味那份甜美而忍不住想啃咬他的唇,却硬生生忍住了冲动。
接吻はまだ早い。これは最後にとっておきたい。 接吻还为时尚早。想将这份美好留到最后。
思いを宥めるために舌でサトシの唇を撫でた。ぷくりとした唇。ゲッコウガが性器に刺激を与える度、可愛らしい唇からは熱い吐息とともに甘い音色が奏でられ、赤い舌が見え隠れするのだ。たまらない。普段の勇ましさは何処にもない。
为了安抚情绪,用舌头轻抚过小智的嘴唇。那饱满的唇瓣。每当甲贺忍蛙在性器上施加刺激时,从那可爱的唇间便会随着炽热吐息奏响甜美声响,若隐若现的红色舌尖。令人难以自持。平日的英勇荡然无存。
サトシ。大好きなサトシ。ずっと焦がれていたトレーナー。運命の相手。愛してる。愛してる。誰よりも。
小智。我最爱的小智。一直渴望的训练家。命中注定的伴侣。我爱你。我爱你。胜过任何人。
だからこの行為を許して欲しい。浅ましい欲望をどうか黙って受け入れて、ただ快楽に身を委ねてくれたらいい。
所以请允许我这样做。请默默接纳这卑劣的欲望,只需沉溺于欢愉之中便好。
繋がりたい。一つになりたい。トレーナーとポケモンという関係を超えて、番になろう。
想要相连。想要合为一体。超越训练家与宝可梦的关系,成为伴侣吧。
その為にはこの体を知る必要があるのだ。 为此必须了解这副身躯。
思いを伝えるように一心不乱に性器を舐める。舌の付け根で性器の裏をこすり、思いきり吸い上げる。
仿佛要传递心意般忘我地舔舐着性器。用舌根摩擦性器的内侧,用力地吸吮。
「ん、っ……はぁ…あっ…ぁん」 "“嗯、嗯……哈啊…啊…呜嗯”"
サトシの声が一段と大きくなる。快楽に耐えようとしているのか、両足でゲッコウガの体を挟み込もうとする。柔らかな肉の感触が耳をくすぐる。
小智的声音突然大了起来。他似乎在努力忍耐快感,试图用双脚夹住甲贺忍蛙的身体。柔软肉体的触感搔弄着耳朵。
「……コウ!」 "「……小豪!」"
「あ、あぁぁぁ……」 "「啊、啊啊啊……」"
ゲッコウガがたまらずサトシの性器に噛み付いた。途端、サトシが激しく喘ぎ、全身を痙攣させる。びくりと体を数度震わせ、やがてくたりと全身から力が失われた。
泪眼蜥忍不住咬住了小智的性器。霎时间,小智剧烈喘息起来,全身痉挛。身体猛然抽搐数次,最终像被抽干力气般瘫软下来。
恐らくイッたのだろう。 恐怕是高潮了吧。
サトシが果てたことを確認し、口を性器を離すと、先端をつつく。ゲッコウガが望んだ精はそこから吐き出されなかった。どうやらゲッコウガが考えている以上にまだサトシはまだ成長途中のようだ。
确认小智已经到达极限后,将嘴从性器上移开,轻轻戳了戳顶端。甲贺忍蛙期待的精液并未从中涌出。看来小智的发育程度比甲贺忍蛙想象中还要青涩。
「コウガ……」 "「小刚……」"
サトシが精通を迎えていないことを残念だと思う反面、精通が訪れる時に立ち会えるかもしれない。その可能性に震えた。きっとサトシは自慰も知らないだろう。己が責任を持って教えてやりたい。そしてその時を迎えたら吐き出される精液を味をじっくり味わいたいと思った。
一方面遗憾小智尚未迎来精通,另一方面又或许能亲眼见证他精通的那一刻。想到这种可能性便不禁颤抖。想必小智连自慰都不知晓吧。真想由我负起责任来教会他。待到那一刻来临,定要细细品味他倾泻而出的精液滋味。
ゲッコウガの唾液でてかてかと濡れ光るサトシの性器を満足げに眺め、祈りを込めて再度そこへ口付けた。
心满意足地凝视着被甲贺忍蛙唾液浸润得闪闪发亮的小智性器,怀着祈祷般的心情再次将唇覆上。
労うように舌でサトシの性器をやんわりとつつみ。それからゆっくりとサトシの両足を持ち上げる。
用舌头温柔包裹住小智的性器以示慰劳,而后缓缓托起他双腿。
柔らかなサトシの体を折り曲げると、現れたのは小さな蕾だ。愛らしい、可憐な蕾。
轻轻折弯小智柔软的身躯,露出的是一朵小小的花蕾。可爱又楚楚动人的花蕾。
種族の違いはあれど、同性同士で行為を行なう場合にここを使うのは変わらない。
尽管种族存在差异,但同性之间行事时使用此处并无不同。
固く閉ざされた場所を、指先でそっとつつく。まるで扉をノックするかのように。
用指尖轻轻触碰那紧闭的禁地,如同叩响一扇门扉。
「んん……」 "「嗯嗯……」"
ぐるりと蕾の入り口を指でなでると、びくりとサトシがわなないた。
手指绕着花蕾入口轻轻抚过,小智猛地一颤。
ああ、このまま指を挿入し、この蕾をほぐしてあげたい。そして己の一物でむちゃくちゃに掻き回したい。
啊,好想就这样将手指探入,揉开这朵花蕾。再用自己的硬物狠狠捣弄个天翻地覆。
けれども駄目だ。それは今すべきことではない。 但是不行。现在不该做那种事。
人の指とは違うゲッコウガの手。水掻きのある三本の指。指先は丸く、ふっくらとしている。さすがにいきなりこれを突っ込むのは思慮に欠ける。サトシにとんでもない負担をかけるどころか、下手をすれば激痛を呼び起こす。
甲贺忍蛙的手与人类手指不同。长着蹼的三根手指。指尖圆润饱满。贸然插入这种部位显然欠缺考虑。不仅会给小智带来难以承受的负担,稍有不慎还可能引发剧痛。
太ももからでる粘液と唾液を使えば痛みを和らげ、それなりに快楽を呼び覚ませるが、意識のないサトシにそれをしたくない。
虽然用大腿分泌的黏液和唾液能缓解疼痛并唤起一定快感,但我不想对失去意识的小智这么做。
サトシには交尾で沢山気持ちよくなってもらいたい。この蕾はじっくりと慣らして拡げてやりたい。そう、サトシ自身の手によって、この蕾を解してほしい。痴態を想像するだけでゾクゾクと背筋が震える。
想让小智在交配中获得无尽的快感。这朵花蕾要慢慢调教、充分绽放才好。没错,希望小智能亲手解开这朵蓓蕾。光是想象他痴态的模样,就让我脊背发颤。
蕾と指先を見比べて思わずため息をついた。かわいらしいお尻を名残惜しげに舐め上げ、ゲッコウガは蕾から手を放した。これ以上は無理だ。
比对着花蕾与指尖,不由轻叹出声。甲贺忍蛙恋恋不舍地舔过那可爱的臀瓣,终于放开了花蕾。到此为止了。
行為を始めてから既に結構な時間が経っている。そろそろ戻らなければ。岩上の服も乾き始めているだろう。
开始行事已过了相当长的时间。差不多该回去了。岩石上的衣服也该晾干了。
ゲッコウガは己の股間を見る。サトシの痴態に己の一物は完全に勃ち上がっている。
甲贺忍蛙低头看向自己的胯间。目睹小智的痴态后,它的那根已经完全挺立起来。
最後にこの熱を吐き出すことを許して欲しい。 最后请允许我将这份炽热宣泄而出。
「コウ……」 "「甲贺……」"
燃えるような熱を持った一物を握り、ゆっくりとしごく。喘ぐサトシの姿を思い返し、段々と手つきは早くなっていく。
握着那根灼热如火的硬物,缓缓撸动。回想着小智喘息的模样,手上的动作逐渐加快。
ゲッコウガは想像する。いじらしい姿でゲッコウガを受け入れようと蕾をいじるサトシの姿を。恐る恐る手を伸ばしゆっくりとまずは指を一本入れるのだ。震えるサトシの手を己が支え、挿入を手伝う。痛みを感じぬよう、サトシの体のあらゆる場所を舌で、手で愛撫してやる。するとたまらずサトシは嬌声を上げるのだ。
甲贺忍蛙想象着。小智以惹人怜爱的姿态摆弄着花蕾,试图接纳甲贺忍蛙的模样。它战战兢兢地伸出手指,先缓缓探入一根。支撑住小智颤抖的手,协助他完成插入。为了不让他感到疼痛,用舌头和手掌爱抚着小智身体的每个角落。小智终于忍不住发出甜腻的呻吟。
快楽に溶かされて、いつのまにかサトシは夢中になって自身の性器をいじりつつ、蕾を掻き回す。幼い彼はきっと快楽の虜になる。厭らしい音を辺りに響かせながら、はしたなく喘ぐのだ。それから両手で蕾を拡げて言うのだ。とろけた表情でゲッコウガを見つめ、おねだりするように「挿れて」と。
" 被快感融化的过程中,不知不觉间小智已忘情地抚弄着自己的性器,同时搅动着后庭。稚嫩的他注定会成为欢愉的俘虏。伴随着淫靡的水声,他放荡地喘息着。随后用双手掰开花蕾,用融化般的眼神凝视甲贺忍蛙,像撒娇般央求道:"插进来"。
「コウ……コゥ……ガッ!」 「呜……呜哇……啊!」
どろりとした濃い匂いが辺りに漂う。ほとばしる精液。ゲッコウガが解き放った白濁とした液体がサトシの顔や体、至る所に付着する。
浓稠的腥膻气息在四周弥漫。喷涌而出的精液。甲贺忍蛙释放出的浑浊液体黏附在小智的脸庞、身体,遍布每一寸肌肤。
唇へついた飛沫がそのまま開かれた口の中へ零れ落ちたのを見て、ゲッコウガはたまらずその唇に食らいついた。サトシの体へ己の欲望を擦り付け、愛の言葉を囁く。
看着溅落在唇边的白沫顺势滑入微张的口中,甲贺忍蛙再也按捺不住,狠狠咬上那两片唇瓣。它将滚烫的欲望在小智身上磨蹭,呢喃着爱语。
愛してる。言葉には表せないくら愛してる。思い、恋焦がれている。どうか共に生きて、これからも歩んで行きたい。
我爱你。言语无法表达我有多爱你。思念,热恋着。愿与你共度此生,携手前行。
荒い息を整えながらなおもゲッコウガは愛を囁く。優しくサトシの耳を食み囁き続ける。
在调整急促的呼吸时,甲贺忍蛙仍在低语着爱意。它温柔地啃咬着智的耳朵,继续呢喃。
だから彼は気がつかなかった。サトシの瞳がうっすらと開かれていることに。
所以他没注意到。小智的眼睛微微睁开了。
ぼんやりとサトシはゲッコウガの姿を眺める。普段のすました顔はどこへ行ったのか、瞳を固く閉じ、必死で、祈るように囁き続ける姿がなんだかとっても愉快で、おかしかった。
小智呆呆地望着甲贺忍蛙的身影。平日里那副冷静的面孔不知去了哪里,紧闭双眼、拼命如同祈祷般持续低语的模样,不知为何让人觉得非常愉快又好笑。
本当は頭を撫でてやりたかったけれど、体がひどく気怠い。動くのが億劫だ。
其实很想摸摸它的头,但身体却异常倦怠。连动一动都觉得麻烦。
代わりにサトシは小さく唇を動かした。その声は風によってかき消されてしまったけれども、おそらくゲッコウガには届いたのだろう。
于是小智轻轻动了动嘴唇代替。虽然声音被风吹散了,但大概还是传到了甲贺忍蛙那里吧。
ゲッコウガがはっとしたように顔をあげる。その仕草にサトシは満足したように、再び目を閉じ闇へ意識を飛ばした。
甲贺忍蛙猛然抬头,似乎有所察觉。小智对它的反应感到满意,再次闭上眼睛,将意识投入黑暗之中。
关于甲贺忍蛙对熟睡中小智君这样那样的故事。各种妄想设定大爆发。