俺をラブホに連れてって! 带我去爱情旅馆吧!
ラブホに行くりんいさの話。りんいさにラブホ行って欲し過ぎて書きました、深く考えずにお願いします。
关于凛音去爱情旅馆的故事。太想看凛音去爱情旅馆了,所以写了这篇,请不要深究。
・つきあってて二人とも日本にいる謎プロ未来軸。半同棲中ifです
·两人交往中且都在日本的谜之未来轴。半同居 if 设定
・凛が潔大好き殺すぞイケメンで、潔が凛大好き無自覚全開人たらし(たぶん公式)
·凛对洁爱得要命的帅气杀神,洁对凛爱得无自觉全开的人渣(大概官方设定)
・わちゃらぶえっちなrnisが欲しかった ・想要色情的 rnis
※11/21のR18女子ランキング九位頂きました、光栄過ぎるタグまでつけて頂いて…!う、うれしすぎるありがとうございます…!!!
※11/21 的 R18 女子排行榜获得第九名,还得到了过于光荣的标签…!太、太开心了,非常感谢…!!!
前回までもコメントやブクマを下さった方、本当にありがとうございます。物凄く励みです!
之前也感谢大家的评论和收藏。非常激励我!
今回はrnisです。この二人もすごく好きなので……他作とは全くの別軸別次元としてどっちも書いていくかもですが、気に止まられる方があられましたら。よろしければ見て頂けたら、とてもうれしいです…!
这次是 rnis。这两个人我也很喜欢……可能作为与其他作品完全不同的轴线来写,如果有感兴趣的读者,非常欢迎阅读,我会非常高兴…!
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さて風呂はというと、やっぱり広かった。そしてド定番なのかなんなのか、湯を入れてみたらすぐに泡風呂が出来上がってびっくりした。なんとかって花のいい香りがあっという間に広がって、これまたすごくそれっぽい。
说到浴室,果然很宽敞。然后不知是经典还是什么,一放水就立刻变成了泡泡浴,真是吓了一跳。那种花的香气瞬间弥漫开来,又非常逼真。
「わ~すっごぉ、ほんとハネ……えッ映画みたいじゃん!?」
「哇~好厉害,真的像飞起来一样……哎?简直像电影一样!?」
「はっ。全部に興奮すんなよ、ガキが」 「哈。别对什么都那么兴奋,小鬼。」
ついハネムーンと言いかけて、恥ずかしくて声が大きくなった。冷めた声を尻目にぱしゃぱしゃ水面をはたけば、泡が溢れてゴージャス極まりない。これまで普通の湯舟がデフォの俺にはとても贅沢というか、いい気分になるのはやむなしと思う。
差点脱口而出‘蜜月’,羞得声音都变大了。无视那冷淡的语气,啪嗒啪嗒地拍打水面,泡沫四溢,奢华至极。对我这种习惯了普通浴缸的人来说,实在是奢侈得不得了,感觉心情愉悦也是无可奈何的事。
「ガキっておま、俺のが上だろうが……だって普通入浴剤がせいぜいなのに、泡だぞ泡っ!」
「小鬼,你这家伙,我的更厉害吧……毕竟普通情况下最多也就用点入浴剂,可这是泡泡啊!」
まあはしゃいでいる自覚はあって、泡を掬って頭につけてみた。というかそもそも凛と風呂という状況に浮かれてしまうんだが、普通に一緒に入ってくれる辺り、やっぱこんな澄ました顔で結構浮かれてる、とか……? と内心ホクホクだ。
虽然知道自己有些兴奋过头了,但还是试着掬起泡沫放在头上。说起来,本来就因为凛和泡澡这种状况而兴奋不已,能像这样普通地一起进来,果然还是因为这张一本正经的脸下其实相当兴奋吧……?心里暗自窃喜。
だが風呂のヘリに肘をつき、おもむろにじとりと見られる。
但他在浴缸边上撑着肘,缓缓地盯着我。
「潔は風呂が好きだよな。人んちでもずっと入ってるし」
「洁很喜欢泡澡吧。在别人家也一直泡着。」
「いいだろ、凛のうちのも広いし。と俺は、そのー……準備もいるん、だっつの」
「有什么关系,凛家也够大。而且我,那个……也需要准备,不是吗?」
今日はもちろんうちでしてきてたけど。最後になるほど小声で呟けば、凛も風呂の泡を掬った。ひょいっと俺の方に投げると、いくつもの泡が水面に舞う。
今天当然是在家里洗的澡。最后小声嘀咕了一句,凛也舀起了浴缸里的泡沫。轻轻地朝我这边扔过来,许多泡沫在水面上飞舞。
「……知ってる。だから全然、駄目なんて言ってねえだろ」
「……我知道。所以完全没有说不好啊」
小さく、ほんの微かに笑むと前髪をかきあげる。さっき凛を洗おうとしたらすげなく断られたんだが、濡れた黒髪と陶器のような白い肌は、とても艶やかで美しい。
微微地,几乎难以察觉地笑了笑,撩起前发。刚才想帮凛洗头却被断然拒绝了,但湿漉漉的黑发和瓷器般白皙的肌肤,非常艳丽美丽。
(……美形ってこういう奴をいうんだろうなぁ。ホント)
(……美形说的就是这种家伙吧。真的)
長く逞しい腕、整った爪の先も造形美のようだし、濡れ髪は少し額に貼り付いていて……色気がすごい。思わず黙って見入ってしまっていると、水も滴る凛と目が合った。
修长健壮的手臂,整齐的指甲尖也像是造型之美,湿漉漉的头发稍稍贴在额头上……非常性感。不由自主地默默注视着,水滴滑落的凛然目光相遇了。
「何見てんだ」 「看什么呢」
「え? あーいや……アレなんだろって思って」 「诶?啊——不是……我以为那是那种东西」
ふと湯船に備え付けられた棚に、何か置かれていることに気づいた。なんかイボのついた棒みたいのとか、吸盤のついたコードとかが袋に入っている。コレもアメニティかな?
突然注意到浴缸边上备有的架子上,放着什么东西。里面装着像是带疙瘩的棒子之类的东西,还有带吸盘的电线。这也是便利设施吗?
「知らねえ」 「不知道」
「んー。開けてみるか」 「嗯——。打开看看吧」
「おい、なんでも触んな。マジでガキだなおまえは」 「喂,别乱碰。你真是小孩子啊」
ひょいっと手を伸ばして吸盤付の方を開けてみると、なんか……たぶんえっちなグッズな気がするが、使い方がわからない。自分の手にペタッと一個つけてみたけど、吸い付くな、というくらいだ。
轻轻伸手打开带吸盘的那边,感觉……大概是某种色情用品,但不知道怎么用。试着在自己手上贴了一个,也就只是吸住了而已。
「よくわかんないな……凛にもつけてみていい?」 「完全搞不懂啊……凛,我也试试可以吗?」
「ぶっ殺すぞ」 「杀了你哦」
「俺もつけたじゃん。なっ、一個つけてみようぜ!」 「我也戴上了嘛。来,试试戴一个吧!」
「くそ、ざけんな潔っ」 「可恶,别开玩笑了」
「えい」 「嘿」
湯船でじりじり近づいてつけようとすると、真面目に抵抗された。しかしばしゃん、と水面をわざと揺らし、その泡に塗れつつ鎖骨の所に手を伸ばしてみると、ぺたりと吸盤をつけることに成功する。
在浴池里慢慢靠近想要贴上去时,却被认真地抵抗了。但故意哗啦一声搅动水面,趁泡沫四溅之际伸手到锁骨处,成功地啪嗒一声贴上了吸盘。
「あは、ふつーについたっ! なあ、どう」 「啊哈,普通地成功了!喂,怎么样」
はしゃいで言って、水面が落ち着いて来たら物凄い至近距離まで来ていたことに気がついた。眼前の白く逞しい胸元から目を上げると、不機嫌そうな顔でさえ整った凛が、じぃっと俺のことを見下ろしている。
欢呼着说完,水面平静下来时,才发现已经到了极近的距离。抬起视线从眼前白皙健壮的胸口向上看去,凛那张即使不悦也端正的脸庞,正紧紧地俯视着我。
ぴちゃんと雫が落ちる音が、やけに大きく聞こえた。
水滴落下的声音「啪嗒」一声,异常清晰地传入耳中。
「…………気は済んだか」 「…………气消了吗」
「ハィ……どうも、お邪魔しまして……」 「哈……真是打扰了……」
吸盤みたいのも両方ぺりっとはがしてみる。はがす瞬間、ちょっとだけ気持ちいい気もするがそれどころではない。
把两边像吸盘一样的东西也啪地撕下来。撕掉的瞬间,虽然有点舒服,但那不是重点。
──ここはホテルで、風呂で、裸で、目の前にいるのは凛だ。なんか急に意識してきてしまった。
──这里是酒店,在浴室里,赤裸着,眼前的人是凛。不知为何突然意识到了这一点。
「なんで離れんだよ」 「为什么要离开啊」
そっと背後に下がろうとして、ムっとされる──が、なんでそんな怒るんだろう。近すぎると思ったから、さっきと同じくらいの場所に戻ろうとしただけなのに。
我轻轻地想要退到背后,却被她瞪了一眼──但为什么她会生气呢?只是觉得太近了,想回到刚才差不多的距离而已。
「いやなんでって……の、のぼせそうになってきたから。そろそろ出ようかなって」
「不,不是为什么……我,我感觉要中暑了。差不多该出去了吧」
「は? もうかよ」 「哈?已经好了吗?」
「お、おぅ。はしゃいだからかなぁ……」 「哦,哦。可能是因为玩得太嗨了吧……」
あはは、と笑ったが何か言いたげに凛はこっちを見たままだ。駄目だ、嘘がつけない。
哈哈,笑了出来,但凛似乎还想说什么,一直盯着我。不行,撒不了谎。
「……だってさ。なんか、凛いるだけでえろいし無理だもん」
「……因为啊。只是凛在那里就感觉很色情,没办法嘛」
「あ??」 「啊??」
柳眉を顰める、そのおまえといたら実際のぼせそうなんだからしょうがない。口元までぶくぶくとつかりつつ、耳まで熱くなっていたから、泡であんまり顔が見えてないといいなと思った。
柳眉微蹙,你这家伙真是让人火大得无可奈何。嘴边咕嘟咕嘟冒泡,连耳朵都热了起来,希望泡泡能遮住脸,别让人看得太清楚。
「ていうか妙に落ち着いてるし……なんでだよ、ずるくないか? ラブホ来たんだしイロイロしてやろって思ったのに、ずっとコッチのが緊張してるっていうか……うぉっ!?」
「话说回来,你倒是异常冷静……为什么啊,这不公平吧?明明来了情侣酒店,想着可以做点什么,结果你却一直紧张得要命……哇!?」
恨みがましく言っていたら、急にぐいっと腰を引き寄せられた。ばしゃんと水面の泡が舞い、気づけば凛の足の間に抱き込まれてしまう。
正怨念地抱怨着,突然被猛地拉近了腰。水面上的泡泡哗啦啦飞舞,回过神来已经被凛的双腿间紧紧抱住。
「……ったく、逃げてんじゃねえよ。ここまで来て」 「……真是的,别想逃。都到这一步了」
浴室に響く声だった。ぴちゃん、と水を打つ音もする。俺よりもずっと太く逞しい腕に、逃がすまいとして抱かれぞくっとした。
浴室里回荡着声音。还听到了水花溅起的声音。被比我粗壮得多的手臂紧紧抱住,我不禁打了个寒颤。
「べ、に、逃げたりしねえし。追っかけてんの俺だろ」
「我、我才没想逃呢。追上来的可是我啊」
「……どっちが」 「……哪边?」
低く笑いながら囁かれ、耳に吐息がかかる。背中に逞しい筋肉をダイレクトに感じ、思っていたよりもずっと熱くて動けない。
低声笑着耳语,气息吹拂在耳畔。背部直接感受到强健的肌肉,比想象中更加炽热,动弹不得。
「あのさ……あの、おまえの髪、今度俺が洗ってもいい?」
「那个……那个,下次我可以帮你洗头发吗?」
「好きにしろよ」 「随你喜欢吧」
こんなにくっついていたら、心臓の音がそのまま聞こえてしまう気がした。鼓動がうるさい中でそわそわと話しかければ、凛は耳朶にキスを落として答えてくれる。
贴得这么近,感觉心跳声都能直接传到对方耳中。在心跳声嘈杂的背景下,他忐忑地开口说话,凛便会吻上他的耳垂回应。
「うん。そうだ、こ、今度俺んちにもさ、また来てよ。凛の好きなパン、買っとくから」
「嗯。对了,下次,也来我家吧。我会买凛喜欢的面包等着你」
「ん」 「嗯」
ちゅ、ちゅと首筋にキスが下りて来た。湯船の雫が下に落ちる音に、繰り返されるリップ音が混ざる。
啾、啾地,吻落在了颈侧。浴池的水滴落下声中,混入了反复的唇音。
「あと、えっと……ン、ぁう」 「然后,呃……嗯,啊」
項を食んだと思うと噛まれ、舐めあげられて肩が跳ねた。ぞくぞくと身体の芯に電気が走ったようになる。
刚一咬下,就被咬了一口,舔舐着肩膀,肩膀猛地一跳。仿佛电流从身体深处窜过。
「りん、まっ……あ、は」 「凛、慢……啊、哈」
「──…もういいだろ、潔。抱かせろ」 「──…已经够了吧,洁。让我抱抱」
抑えきれないほどに低く昂った声だった。その声だけで軽くイった。
那声音低沉而高昂,几乎无法抑制。仅凭那声音就让我轻而易举地达到了高潮。
俺に火をつけるのは、いつだって凛だ。 点燃我激情的,总是凛。
「…ッ…ン……し、よ?」 「…唔…嗯……做、吧?」
小さく頷いたのがわかったのか、俺を抱き込む腕が少し胸に伸びる。触れるだけだった掌が、不埒な動きにみるみる変わる。
似乎察觉到我轻轻点头,环抱着我的手臂稍稍向胸前延伸。那只原本只是轻触的手掌,逐渐显露出不轨的动向。
「あ…っ…ぁ、あん…や…」 「啊…嗯…啊、嗯…不要…」
「焦らしてんなよ」 "「别这样吊人胃口啊」
「じらして、な…っ…ン……はぁ」 「吊着胃口,不…嗯……哈啊」
言葉も遮るように愛撫される。大きな手で何度も揉みしだきながら、指先が乳首を摘まんでこねた。時々爪の先でカリカリと掻かれると、気持ち良くて溶けたような声が出てしまう。
话语被爱抚打断。大手反复揉捏,指尖捏住乳头揉搓。偶尔用指甲尖轻轻刮擦,舒服得忍不住发出融化的声音。
「……もう立ってる」 「……已经硬了」
首筋を舐めながら囁かれ、ひくんと反応してしまう。凛の胸に寄り掛かるようにしていると、泡立つ水面から桃色の乳首が見えていた。健気に立ち上がって、凛に触れられるたびに悦んでいるのがすぐ見て取れる。
被舔舐着颈项,低语间不禁轻颤。倚靠在凛的胸前,泡沫翻腾的水面上,粉红的乳头若隐若现。她勇敢地挺起身,每一次被凛触碰,那喜悦之情便一览无余。
「だ、やだ、りん……みな、で」 「不、不要,凛……大家,都」
「嫌だ」 「不要」
「ぁああん…っ…」 「啊啊啊……嗯……」
耳も舐めしゃぶられ、乳首を引っ掻いたりつねったりいじめられた。腰が揺れてしまい、身じろぐと水面が乱ればしゃんと鳴る。
耳朵被舔舐吮吸,乳头被抓挠拧捏,玩弄着。腰肢不由自主地摇摆,身体一颤,水面便哗啦作响。
空いた手で内腿を掴み足を開かされると、そのまま陰部をゆっくりと扱かれた。
空着的手被用来抓住大腿,被迫分开双腿,随即阴部被缓缓地抚弄。
「りん、そん…っ…いっしょ、しちゃ…っ…ぁ」 「凛、这样…一起…啊」
はぁはぁと息が上がって浅くなる。舌で指で、弱いところばかり一気に攻められて、もうおかしくなりそうだ。
呼吸急促,气息变得浅薄。舌尖与指尖,只针对脆弱之处猛烈进攻,几乎要失控了。
上ずった自分の声が浴室に響き、普段こんな声で凛にねだってるのかと思うとひどく恥ずかしい。なのに興奮してしまう。
自己那走调的声音在浴室中回响,想到平时竟用这样的声音向凛恳求,羞耻得无以复加。然而却因此更加兴奋。
「おまえ……さっきまであんだけはしゃいでて」 「你……刚才还那么兴奋」
凛がひそりと囁く声も濡れて響く。耳の後ろを嬲られ、秘密を暴かれているようだ。
凛低声细语的声音也湿润地回响着。耳朵后面被挑逗,仿佛秘密被揭露一般。
「やぁ…っ…ぁ、あん」 「呀…啊…啊、啊嗯」
「──抱くと、こんなえろくなんだもんな」 「──抱紧的话,会变得这么色情的啊」
整えられたあの爪先が、先端を遊ぶようにいじる。されるがまま大きく脚を開いてのけぞって、与えられる快感に溺れてしまう。
被修剪整齐的脚趾尖,像是在玩弄顶端一样挑逗着。被迫大大地张开双腿向后仰去,沉浸在给予的快感中无法自拔。
「りん、が……こう、したん…っ」 「凛、这样……做了…」
「………は」 「………啊」
「あッいく、も、いっちゃ…っ……ぁん、ひぁあッ」 「啊,不,要,进来了…啊……啊,哈啊」
じゅっと項に吸い付き陰嚢をもみくちゃにされ、俺はあっけなくイってしまった。独特の倦怠感の中、泡風呂の中にかなりたくさん出してしまったことに気づく。
脖子被紧紧吸吮,阴囊被揉搓得一团糟,我不由自主地射了出来。在独特的倦怠感中,我意识到自己在泡泡浴中射出了相当多的量。
「は…っ…はぁ……っぁ、ごめ……」 「哈…哈…哈啊……啊、对不……」
くたりと凛の逞しい胸に身体を預けたまま、肩でなんとか息をした。首筋にちゅ、ちゅと唇が触れる、その感触が心地いい。湯船の中だし、呼吸するたびに湯気が肺に入ってなんだかのぼせてしまいそうになりつつ、小さく振り仰いだ。
身体无力地靠在凛那健壮的胸膛上,勉强用肩膀呼吸。嘴唇轻轻触碰颈部的触感,令人感到舒适。在浴池中,每次呼吸都有蒸汽进入肺部,感觉快要热得晕眩,微微仰头。
「り、ん……」 「凛、啊……」
フワフワと名を呼べば、すぐにキスしてくれた。顎を捕え、深く貪るように舌を搦め合っている間に、孔に指を這わされる。
轻唤其名,便即刻迎来深吻。他擒住下巴,贪婪地交缠着舌尖,同时手指探入穴中。
「ン…っ…」 「嗯…唔…」
──凛とセックスするのが好きだった。言葉以上になにもかも伝え合える気がするから。つぷつぷと長い指が出し入れされるたび、熱い身体がもっと熱くなる気がして、もう胎の奥が蕩けそうだ。
──我喜欢和凛做爱。因为感觉比言语更能传达一切。每当他修长的手指抽插时,身体仿佛更加炽热,仿佛连子宫深处都要融化。
「ふ……ん……ぅ 「嗯……嗯……唔……」
──…りんも、きもちよく、なろ?」 ──…凛,感觉不错吧?」
唇をつけたまま呟くと、そのまま体勢を変えて向き直る。抱き寄せられ、凛の大腿にまたがるような姿勢になると、勃起した立派なブツが腹に当たった。
" 嘴唇贴着低语,随即变换姿势重新面对。被抱近,变成跨坐在凛大腿上的姿势,勃起的雄伟之物抵在了腹部。
「あ……は、すごいな。やっぱでかい」 「啊……哈,真厉害啊。果然很大呢」
「……おい、触ってんな」 「……喂,你在摸什么啊」
「な、んで? 凛の、すき、なのに」 「为、为什么?凛的,喜欢,的嘛」
いい子いい子と撫でると、ヒクンと反応するのがいとおしい。最初見た時は顔が引きつったけど、いまはもうこの凶暴な熱が欲しくて堪らなくて、胎の中がきゅんきゅんと蠢くのがわかった。目の前の凛は少し怒ったように、目元をうっすら赤く染めている。
好孩子好孩子地抚摸着,微微颤抖的反应令人怜爱。最初见到时脸还僵硬着,但现在已无法抗拒这股凶猛的热度,能感觉到胎内蠢蠢欲动。眼前的凛似乎有些生气,眼角微微泛红。
──興奮してんだ。うれしい。もっとしろよ。貼り付いた前髪を払うと額が露わになって、そこにキスを落とした。
──兴奋起来了。真高兴。再激烈些吧。拂开贴在前额的刘海,露出额头,轻轻落下一吻。
「動、くなよ。おれが入れる、から」 「别动。我会进去的」
自ら孔にピタリと熱をあてがうと、ちゅうちゅうと勝手に吸い付くのがわかった。肩に手を置き、そのままゆっくりと腰を下ろしていく。
自己孔に紧紧贴上热度,便知会自行吮吸起来。将手搭在肩上,缓缓坐下。
「あ、ぁあーー……すご、あつ、い……」 「啊、啊啊——……好、好烫……」
「……ッ……」 「……唔……」
自分の中を犯していく熱い肉棒、その圧迫感にぞくぞくした。漏れたような凛の吐息にも興奮してしまう。
在自己体内肆虐的火热肉棒,那压迫感让人浑身战栗。连凛那仿佛漏出的喘息也让人兴奋不已。
「や、入っ、ちゃう……ねえりんが、おれん、なか」 「啊、进、进来了……凛、在我的、里面」
ずぶずぶと難なく飲みこんでいく感覚が堪らず、うわごとがこぼれた。うっとりと中に凛の存在を味わって、腰を揺すっていたら乳首をちゅうっと吸われる。
那种咕嘟咕嘟毫不费力地吞咽的感觉让人难以忍受,不由得喃喃自语。陶醉地感受着凛在体内的存在,摇动着腰时,乳头被轻轻吸吮。
「ぁんっ……ちょ、す、かんじゃ…っぁああ」 「啊嗯……等、停、停下……啊啊啊」
思わず形のいい頭を抱え込んでしまうと、凛は俺を強く抱き寄せてきて一層胸をしゃぶる。たまにきつめに嚙まれて、それすら気持ちがよくて締め付けてしまった。
不由得抱住她那形状优美的头,凛便用力将我拉近,更加贪婪地吮吸着我的胸膛。偶尔被用力咬住,连那也感觉很舒服,不禁收紧了手臂。
「ま、りんだめ、だめ、ってぇ……ぁ、ン」 「不、不行,凛,不行,啊……嗯」
「きっつ……」 「好紧……」
中をつい締めながら密着すると、俺のペニスも凛の固い腹に擦れる。中のもいい所に当たって、どこもかしこも気持ちよくて飛びそうだ。
紧紧贴合的同时,我的阴茎也摩擦着凛那坚实的腹部。正好顶到了里面最敏感的地方,全身都舒服得快要飞起来了。
「こ、れ……ここ、すご……きもちぃ、いい…っ…」 「这、这里……好、好舒服……啊……」
段々と貪欲に快感を追うようになり、淫らに腰が上下にも揺れてしまう。たゆたう湯の感触も堪らず、すっかりとろんとしていたら翠とかち合った。
渐渐地变得贪婪地追求快感,淫荡地腰肢上下摇摆。荡漾的温泉触感也难以忍受,完全瘫软时与翠相撞。
獰猛な瞳に射貫かれ、快感がさらに増す。 被凶猛的眼神贯穿,快感更加强烈。
「なあ……凛、も? ちゃんと、おれの、いい?」 「呐……凛,也? 好好地,我的,好吗?」
小首を傾げ尋ねてみる。ちゃぷちゃぷと水が揺らぐ中、翠の瞳がすうっと細められるのが良く見えた。
歪着小脑袋问道。在哗啦哗啦的水声中,翠绿的眼睛微微眯起的模样清晰可见。
「り、ん……?」 「嗯……?」
「…………えっろ」 「…………哎呀」
ぼそりと答えると、腰を抱えズンっと一際奥に穿たれる。目の前でチカチカッと、いくつも火花が散るのがわかった。
低声回答后,腰被紧紧抱住,猛地被贯穿到最深处。眼前闪烁着几簇火花,清晰可见。
「ひぁ、ぁあん…っ! ま、うごくな、って言…っ」 「啊、啊啊…!不、不要动、我说…」
「馬鹿言ってんな。ほら、啼け」 「别胡说。来,叫出来」
凛の律動は一層激しさを増すばかりで、俺はそれに溺れることしかできない。首にしがみついて、もう音にしかなっていない嬌声がバラバラと口からこぼれていく。
凛的律动愈发激烈,我只能沉溺其中。紧紧抱住她的脖子,娇媚的声音已不成调,断断续续地从口中溢出。
「あん…ッ…だめ、そこ……だ…ッ」 「啊嗯…不、不行,那里……不…嗯」
ばしゃん、と動くたびに水面が揺れる。快感が過ぎて戻れないようで怖くて、だがしがみついても甘えた声ばかり零れた。
每一次动作,水面都随之荡漾。快感如潮水般涌来,令人恐惧无法回头,但即便紧紧依偎,也只有撒娇般的呻吟声不断溢出。
「やぁんっ…いく、りん…っり…ッん、ぁあぁ」 「呀啊…要去了,凛…凛…嗯,啊啊啊」
──いっそこのまま水に混ざって、全部凛に溶かして貰ってしまいたい。繰り返される快感の波にただ流されそうで必死に叫ぶと、急にピタリと動きが止まった。
──真想就这样融入水中,让一切都溶化在凛的怀抱里。在不断袭来的快感浪潮中,我几乎要被冲走,拼命呼喊着,突然间动作戛然而止。
「……おい、潔。しっかり掴まっとけよ」 「……喂,洁。抓紧点啊」
「はぁ、え…っ…」 「哈、呃…」
快感に溺れる中で、掠れた声が耳に吹き込まれた。止まってくれても余韻は残り、背中をなだめるように撫でてくれたが、かえってぞくぞくしてしまった。ただずっと絶頂の波が続いていた感じだったので、少しだけ息が整う。
在快感中沉溺,嘶哑的声音吹入耳中。即使停止,余韵犹存,轻抚着背脊安抚,反而更加颤栗。仿佛一直处于高潮的浪潮中,稍稍调整了呼吸。
「な、……ん…?」 「什、……么…?」
それから言われた通り、首筋にきゅっとしがみついてみた。言っていることはよくわからないままだったが、凛がそう言うなら絶対だろう。
然后按照指示,紧紧抱住了她的脖子。虽然不太明白她在说什么,但如果凛这么说的话,那就一定是了。
「──さすがに、熱いから移んぞ」 「──毕竟,太热了,换个地方吧」
なんでもなさそうに、言ったとたんにざばんと俺の両腿を抱え凛が立ち上がった。もちろん入れたままだ。
她若无其事地说完,立刻抱起我的双腿站了起来。当然,还是紧紧抱着的。
「ん、ぁ、ひァアアッ!」 「嗯、啊、哈啊啊啊!」
当然奥深くまで一気に熱が届き、俺は高い悲鳴を上げた。こんなに深くまで入ったことはなく、うまく息が出来ないが、死にそうに気持ちがいい。
当然,热浪一下子深入到最深处,我发出了高亢的悲鸣。从未如此深入过,呼吸困难,但那种快感几乎让人濒死。
「……ッ……また、イってんのか」 「……唔……又、射了吗」
立った瞬間、前から透明な液がだらだら溢れたことに気づかれた。ふるふると首を振る。
站起来的瞬间,注意到前面透明的液体滴滴答答地溢出。他颤抖着摇了摇头。
「わかん…この…っ…かっこ、やだぁ……っ」 「不…这个…讨厌……」
「は。こんな、締めといて?」 「哈。这样,还绑着?」
あっさり言いながら軽々と歩き、何枚か一気にバスタオルを取って進んだ。歩かれるたびに振動して、奥の奥を拓かれ突かれるようで堪らなくなる。
轻描淡写地说着,轻松地走着,一口气取了几条浴巾继续前进。每走一步,振动传来,仿佛深处被开拓、被突入,难以忍受。
「りん、はなし……おろしてぇ…っ! ある、くの、だめ…っ」
「凛,话题……停下来啊…! 有,感觉,不行…!」
そうして黙ったまま、凛はタオルをベッドに放り投げて俺の腿を抱え直した。ずぶ、とまた深くなる。
就这样默默地,凛将毛巾扔到床上,再次抱紧了我的腿。又深深地沉了下去。
「……離さねえのは、おまえだろうが」 「……不会放手的,是你吧」
「あ、ァアッ!! やぁ、ぁあー……」 「啊、啊啊!! 呀、啊啊——……」
続いて何度も上下に打ち付けるように揺さぶられ、俺はつま先までピンと伸びてしまう。ぷしゃっとまた前から何か出た感じがしたが、もうよくわからず足がガクガクと震えた。けれど凛は止まってくれない。
接着又被多次上下猛烈摇晃,我全身从脚尖到头顶都绷紧了。感觉又有什么东西从前端喷涌而出,但已经不太清楚,双腿只是不住地颤抖。然而凛并没有停下。
「り…っ…、ふか…すぎ…っ」 「太…深…了…」
この体勢だと自重もあり深く入り過ぎて、気持ちよすぎて怖い。涙が溢れた。強く穿たれるたび前もぐしゃぐしゃで、もうやめて欲しいのに一層しがみついてしまって、離れることができない。
这个姿势加上自重,插入得太深,感觉太舒服了,甚至有些害怕。眼泪不由自主地流了出来。每次被用力贯穿,身体都前仰后合,虽然想要停下来,却反而更加紧紧抱住,无法离开。
「も、らめ…っ…もぉいってぅ、りん、りん…っ」 「不要…停…啊…求你了,林,林…」
「………ッ、く…っ」 「………唔、呃…」
快楽に耐え兼ねて首に噛みつくと、凛の声も低く漏れた。それから胎の中の熱が膨張し、弾けて広がる。どくどくと中で脈打つ感覚が生々しくてたまらない。
无法忍受快感的侵袭,他咬住了凛的脖子,低沉的声音也随之泄出。随后,体内的热度膨胀,迸发扩散开来。那种在体内脉动的感觉,既生动又难以忍受。
「あ……いっぱ…っン、ぁ、あ」 「啊……一…一…嗯、啊」
「………ふー…」 「………呼——…」
獣のような荒い息遣い、種でも植えつけるかのように腰を揺すり、俺の中へ精をすりつける。そうしてそのままベッドの上に、初めてゆっくりと俺を下ろした。
野兽般的粗重呼吸,仿佛要播种一般摇晃着腰肢,将精液涂抹在我的体内。就这样,他第一次缓缓地将我放倒在床上。
見上げれば端整な獣と目が合う。翠の瞳がすっかり蕩けた顔の俺を映していた。
抬头望去,与那端庄的兽类目光相接。翠绿的眼眸映照出我那完全迷醉的脸庞。
「……い、まの……すご……かった」 「……刚、刚才的……好厉害……」
「……そうかよ」 「……是吗」
言いながら、一度引き抜いてバスタオルで丁寧に拭いてくれる。お風呂場の湯と体液でびしょ濡れだった身体は綺麗になるが、満たされていた胎の空白がなんだかさみしい。
一边说着,一边抽出后用浴巾仔细地擦拭。原本被浴室的热水和体液弄得湿透的身体变得干净了,但被填满的胎内的空白却莫名地感到寂寞。
「この、へんまで、きてた……?」 「这、到这里、都来了……?」
すごかった。初めてあんなことした。ぼんやり下腹の辺りを撫でていると、凛が切れ長の瞳を眇めて臍をいじってくる。
太厉害了。第一次做那种事。我茫然地抚摸着下腹附近,凛眯起细长的眼睛,开始玩弄我的肚脐。
「さっきのエロ動画であっただろ」 「刚才的色情视频里不是有吗」
「へ? どうがって……おま、ほん……」 「诶?怎么回事……喂、真的……」
「たしかにイキまくってたな。潔センパイ」 「确实很激烈呢。洁前辈」
素っ気なく言われた。でも胸がギュンギュンとなって何も言えない。しかもこの若干不機嫌そうな顔ってたぶん……照れ……
" 被冷淡地说了。但心里怦怦直跳,什么也说不出来。而且这副略显不悦的表情大概……是害羞……
「……」
「悦んでんじゃねえ」 「别高兴得太早」
「え、い、言っといて照れんなって」 「哎,我,我说了别害羞嘛」
「照れてねえよクソが」 「我才没害羞,混蛋」
顔をしかめ悪態をつき、また膝裏に手を差し入れられる。ベッドが軋み、脚を開かされて、猛った熱が腿に当たってぞくりとした。
皱着眉头咒骂,膝盖内侧又被伸进手来。床吱嘎作响,双腿被分开,猛烈的炽热贴在腿上,一阵酥麻。
「え……ま、まだ、する?」 「诶……还、还要继续吗?」
「当たり前だろ。足んねえよ、ぬりぃこと言ってんな」
「当然啊。还没完呢,别说什么‘涂’这种话。」
この綺麗な顔と口調のくせして、おまえやる気満々じゃん。かわいくないのにやっぱかわいいな、と小さく笑って、俺を見つめる愛しい男の頬に手を伸ばす。
明明有着这么漂亮的脸和语气,你倒是干劲十足啊。虽然不可爱但果然还是很可爱,我轻笑一声,伸手抚上那令人怜爱的男人的脸颊。
やっぱりずっと、凛には俺のことだけ見てて欲しい。
果然,我一直希望凛只看着我一个人。
「──な、凛。セックスなんか、どこでやっても、変わんねえとか……ヤれたらいいみたいなこと、言うなよ」
「──呐,凛。别说什么做爱在哪里都一样……做了就好之类的。」
俺のことばに、凛は一瞬目を瞬かせた。長い睫毛が揺れるのが見えて、続きを告げていく。
听到我的话,凛眨了眨眼。长长的睫毛微微颤动,她继续说道。
「俺はさ、凛とだから、いろんなことしたいし。サッカーはずっと、やり合いたいし……おまえとだから、こういうコトもしたいよ。
「我啊,因为是你,凛,所以想做很多事情。足球也想一直和你一起踢……和你在一起,也想做这样的事。
だからさ、凛も全部、俺がよくねえ?」 所以啊,凛,全部都交给我,好吗?」
もっと言いたいことはあるはずなのに、なんだかうまく言えない。ただそれでも、こんな風にずっと求め合いたいと思える相手はおまえだけだと、それだけはたしかだった。
明明还有更多想说的话,却不知为何无法表达。但即便如此,能让我如此渴望一直相伴的,只有你,这一点是确凿无疑的。
「──…マジで馬鹿だろ。おまえ」 「──…真是笨蛋啊。你这家伙」
「え……」 「诶……」
しかし面倒そうに、すぐに返された言葉に胸がひどく痛くなった。やっぱり想いが違ったかと、ある程度想像はしていたとしても切ない。ああ、身体はただ繋がるだけだったのかぁ……でも凛がそう言うなら、俺はそれでも、サッカーがあれば……
然而,那句看似麻烦的回应却让我的心痛得厉害。果然,感情是不一样的吧,虽然多少有些预料,但还是令人难过。啊,身体只是连接在一起而已吗……但如果凛这么说的话,我即使这样,只要有足球……
「どこでやっても変わんねえのは、おまえがいればいいからだ」
「无论在哪里,只要有你在就足够了」
いつもの口調で言いながら、サラリと前髪を梳かれる。言葉の内容がすぐには処理できなくて、今度は俺が目を瞬かせた。
用平时的语气说着,轻轻地梳理着前发。话语的内容一时无法处理,这次轮到我眨眼了。
「潔がいればどこでもいい。おまえがしたいなら、別になんでも」
「只要有洁在,哪里都好。如果你愿意,什么都行。」
「──へ…」 「──欸…」
俺を呼ぶ低い声も、俺を見る燃えるような瞳も好きだった。長い指が丁寧に撫でてくる、その感触も。
我喜欢的,是他呼唤我时低沉的声音,是他注视我时燃烧般的目光。还有那修长的手指温柔抚摸的触感。
「潔が手に入るなら。なんでも」 「只要能得到洁。什么都行」
夢かと思った。 还以为是梦。
けれど凛のこめかみを汗が伝う。それが俺の頬に落ちて来て、その濡れた感触に、ああこれは現実なのだと実感した。
但凛的太阳穴上汗水流淌。那汗水滴落到我的脸颊,湿润的触感让我意识到,啊,这是现实。
「そ、そういう、意味?」 「这、这是、什么意思?」
「……他にあんのかよ」 「……还有别的意思吗?」
ムっとした様子で前髪をかきあげた。俺はさっきからずっと鼓動がうるさくて、胎の中が疼いて仕方がない。
他有些不悦地撩起前发。从刚才开始,我的心跳就一直很吵,腹中隐隐作痛,无法忍受。
「ほ、んと? 俺男だしフツーだけど、全部あの、飽きたりしない?」
「真、真的?我可是男的,很普通啊,不会觉得腻吗?」
「本気で言ってんならマジで殺す」 「要是认真的,我真的会杀了你。」
うっとうしげに溜息をつき凄まれる。何か言いたげに舌打ちをして……それから俺の前髪を払い、眉間によりしわを寄せて、頬を撫でた。
他厌烦地叹了口气,显得很烦躁。咂了咂嘴,似乎想说些什么……然后拨开我的刘海,皱起眉头,抚摸着我的脸颊。
「…………めんどくせえな。無駄なことばっか考えやがって」
「…………真是麻烦死了。尽想些没用的东西」
言い方がひどい割には、仕草がやさしすぎて少し笑った。ああ、凛だな、と。
虽然话说得很难听,但动作却温柔得让人忍不住笑出来。啊,果然是凛啊。
「わ……わるかったな。全部欲しいから、すげえ考えんだよ」
「我……我错了。因为全都想要,所以才想得这么厉害啊」
頬に触れる指先がやさしくてくらくらして、俺は迷わずその手を握った。そのままちゅうっと指を食むと、凛のこめかみに青筋が浮く。ぞくぞくした。
触碰到脸颊的指尖温柔得令人晕眩,我毫不犹豫地握住了那只手。随即轻轻咬住她的手指,凛的太阳穴上青筋暴起。令人战栗。
──ほら、こうしたらおまえ、俺でいっぱいになるだろう。とかも、考えていたから。
──看吧,这样你就会被我填满了吧。之类的,也曾这样想过。
「……ならもう 「……那么,已经
考えなくてもわかるようにしてやるよ」 「不用想也能明白的」
いっそ忌々しげにそう言うなり、噛みつくように唇を塞がれた。何もかもを蹂躙してくる激しいキスで、すぐにぐずぐずになってしまいそうになる。けど求められるのがうれしくてたまらなくて、必死になって応えた。
「干脆不耐烦地说着,像是要咬住一样被堵住了嘴唇。一切都被激烈的吻践踏,马上就要变得一塌糊涂。但被渴求的喜悦难以抑制,拼命回应。」
「ん、うぅ…ッ」 「嗯、呜…」」
絡まる舌に混ざる唾液、大きな掌に両方の耳を塞がれて、水音がくちゅくちゅと頭に響く。頭の中まで一気に犯されてるようで、おかしくなりそうなくらい気持ちがいい。
纠缠的舌尖混杂着唾液,巨大的手掌捂住了双耳,水声在脑海中回荡,仿佛整个脑袋都被侵占,那种快感几乎让人发疯。
「ン……凛、りん…っ…」 「嗯……凛、凛……」
一瞬の息継ぎの間に名を呼べば返事のようにキスをされ、苦しくてうまく息が出来ない。あまり深くて、このまま喰われるんじゃないかと本気で思った。
在短暂的喘息间呼唤名字,仿佛得到了回应般再次被吻住,呼吸困难得难以顺畅。吻得太深,几乎真的以为会被吞噬。
──だったら俺もこいつを喰ってしまいたい。汗に濡れた身体を強く引き寄せる。
──既然如此,我也想吃了这家伙。用力拉近那汗湿的身体。
「は…ぁッ…」 「哈…啊…」
「……いれんぞ、潔」 「……进来吧,洁」
ほぼ唇が触れ合ったまま呟かれ、片手を膝裏に添え直される。昂った熱を押し当てられて、俺は酸欠で涙目になりながら、どうしてか笑みがこぼれた。
几乎唇瓣相触的距离,低语呢喃,一只手重新搭在膝弯。被那高涨的热度压迫,我因缺氧而泪眼朦胧,不知为何却笑意难抑。
こめかみが、胸が、胎が疼いて堪らない。俺の全身がもっともっと、凛を欲しいと言っている。
太阳穴、胸口、腹部,疼痛难耐。我的全身都在呼唤,渴望更多、更多的凛。
「……さ、っさとしろよ、ストライカー。 「……快、快点动手吧,Striker。
あんま、待たせんな、っての」 「别让人等太久啊」
「──…ハッ」 「──…哈」
応えれば凛も獰猛に笑み、そのまま俺の片足を高く上げた。それからさっきの精液で濡れた孔の周りを逞しいペニスで擦られて、ひくんと腰が跳ねてしまう。思わず一瞬目を閉じた。
回应后,凛也狞笑着,随即高高抬起我的一条腿。接着,他用那强壮的阴茎摩擦起刚才被精液浸湿的孔洞周围,腰不由自主地抽搐了一下,我不禁闭上了眼睛。
「潔」 「洁」
「…ン…なん、だよ」 「…嗯…什么啊」
呼ばれて顔を見れば、凛がひどくぎらついた目で俺を見ている。それだけで軽くイキかけた。
被叫到名字抬头一看,凛正用极其锐利的眼神盯着我。光是这样就让我差点心跳加速。
「おまえこそ全部俺にしろ。いいな」 「你倒是全推给我啊。真好啊」
低く命じると、そのまま一息に奥深くまで穿ってくる。さっきまで飲みこんでいたからか随分と簡単に、ずぶずぶと入って行く。
低声命令后,便一口气深入其中。或许是因为刚才已经吞咽过,这次异常轻松地,咕噜咕噜地深入进去。
「あ、うァアッ…!!」 「啊,呜啊……!!」
「…ッふ……」 「…呃……」
けれど再び胎を満たす熱量に、俺は声が抑えられない。すぐに入れたまま横向きにされ、そのまま傾がれると取り返しがつかないほど奥へと入ってしまう。
但再次充满的热量让我无法抑制声音。立刻被插入后侧身躺下,随着倾斜,深入到无法挽回的地步。
「ひ…っん、ぅ」 「啊…嗯、呜」
視界がチカチカして息が出来ない。ひたすらぎゅうっとシーツを握りしめて、なんとか呼吸を想い出そうと必死になっているとまた律動が始まった。
视野闪烁,无法呼吸。拼命紧握床单,努力回忆如何呼吸时,律动又开始了。
「や…っま…っいま、イッ…~~!!」 「啊…不…现在、要射了…~~!!」
どちゅどちゅどちゅっ、音がするほどピストンのように打ち付けられる。そのたび身体は跳ねるだけで、もう全部凛のされるがままだ。胎の中もぐずぐずになる。
啾啾啾地,像活塞一样猛烈撞击的声音。每次身体都只是弹跳,已经完全任由凛摆布了。胎内也变得一团糟。
「……っ…おい、返事は」 「……唔…喂,回应呢」
「…はっ…ぁん、ぅ」 「…哈…啊嗯、呜」
低く尋ねられたが声が出ない。呼吸もやっとというのに督促されても、なんのことかわからない。イってるって言っても、聞いても止まってもくれないくせに。
低声询问,却发不出声音。呼吸本就勉强,被催促也搞不清是什么事。明明说了在高潮,听到了也不停下。
「返事」
「あ、んやああぁっ……!」 「啊、嗯呀啊啊啊……!」
耳元に口を寄せるほど傾がれて、俺はまたイってしまったらしく透明な液が流れた。シーツももうぐしゃぐしゃでとても見られたものではない。だが凛は、舌打ちをして耳を噛んできた。
耳边被贴近的气息弄得倾斜,我似乎又高潮了,透明的液体流了出来。床单已经湿漉漉的,简直没法看。但凛却咂了咂嘴,咬住了我的耳朵。
「……はい、だろうが。いさぎ」 「……是啊,大概吧。一辉」
「ん、ゃ、はぃい…っ…」 「嗯、啊、是…的…」
泣きながらなんとか答える。中を擦り上げるように動かれて、気持ちよすぎて駄目になると本気で思った。俺のことばが合格だったのか、かすかに凛が息をつく。
哭着勉强回答。被在里面摩擦般地动着,感觉太舒服了,真的以为不行了。我的话是否合格了,凛微微喘息。
「そぇ、や、ぁああ…っ…もぉ、むり」 「那、呀、啊啊…啊…不、不行」
「さっきの忘れんなよ。一生」 「别忘了刚才的。一辈子」
そう言って一際奥をまた穿たれた。繰り返し奥を擦られるたびきゅんきゅんと胎が悦んで、俺は必死で凛の腕を掴む。
说着,她再次深深地穿透了内部。每次反复摩擦深处,胎都会愉悦地悸动,我拼命抓住凛的手臂。
「ぁん、はッ……り、んン…っ!」 「啊嗯、哈……凛、嗯…!」
快楽で飛びそうで、ぎりぎりと爪を立ててしまう。しまったととっさに離せば、手を握りシーツに縫い留められた。凛の汗がぽたぽたと首筋に滴って来る。
快感几乎让我飞起来,不由自主地竖起了指甲。意识到后立刻松开,手却被紧紧握住,仿佛被缝在了床单上。凛的汗水一滴滴地落在我的脖颈上。
「っ…潔、いさぎ…ッ…」 「唔…洁、伊佐木…唔…」
「り…っ…んあ、あぁーー…」 「嗯…唔…啊、啊啊——…」
名を呼ばれ、ぐちゃぐちゃに奥を混ぜられて、もうただの嬌声しか出ない。中のペニスも勝手に強く締め付けてしまって、それでも足りないと言わんばかりだ。
被呼唤着名字,深处被搅得一团糟,只能发出娇媚的声音。体内的阴茎也擅自紧紧缠绕,仿佛在说这样还不够。
──だから凛にも、もっと求めて欲しくなる。 ──所以,我也希望凛能更多地渴求我。
エゴイストらしい俺にはまだまだ足りない。もっともっと俺を求めて足掻いて欲しい。
像我这样自私的人,还远远不够。希望你能更强烈地渴求我,挣扎着想要更多。
出来ることなら、おまえの全部で欲しがって。俺みたいに。
如果可以的话,希望你能像我一样,渴望得到你的全部。
「…らぇっ…もぉ……んっ」 「…唔嗯…已经……嗯…」
呼吸も必死になっていると、項にきつく吸い付かれた。歯を立てられぞくぞくして、その瞬間に奥深く挿入され、視界が弾ける。
呼吸也变得急促,脖子被紧紧吸吮。被咬住的感觉让人颤栗,就在那一瞬间,深深插入,视野炸裂。
「ひあ、ぅん、ぁあッ……!!」 「啊,嗯,啊啊……!!」
「……く、っ…」 「……呃、嗯……」
呻くような色めいた声がして、直後にまた胎の中に熱が拡がる。どくどくと一気に俺に注がれていくそれが堪らなくいとしくて、やっぱり一滴残らず全部欲しいと思った。
发出一声似呻吟般的色气声,紧接着胎内又扩散开一股热意。那股热流一股脑地注入我体内,令人难以忍受地渴望,果然还是想要一滴不剩地全部拥有。
「…ぁ……ふ」 「…啊……哈」
中の精が溢れそうなのが嫌なのに、イキ過ぎて足が動かせない。変な声しか出ないのがもどかしい。凛の身体も、汗も血も精子も何もかも、このまま全部俺のものにしてしまいたいのに。
体内的精华仿佛要满溢而出,却因过度兴奋而无法动弹。只能发出奇怪的声音,令人焦躁。凛的身体、汗水、血液、精子,所有的一切,我都想就这样全部占为己有。
「………り、ん。ぜんぶ、くれ、よ……?」 「………凛、全部、给我、好吗……?」
意識も整わない中、掠れた声がこぼれた。欠片でも逃すのが嫌でなんとかしがみついていたら、急に耳をちゅくちゅくと口で愛撫される。
意识尚未完全清醒,嘶哑的声音便已脱口而出。不愿错过任何一丝一毫,拼命紧抓不放,突然耳朵被用嘴轻轻舔舐。
「ぁ、あー……ん、ぁ、あぁ……」 「啊、啊——嗯、啊、啊……」
「……最初っから、くれてやってる」 「……从一开始,就一直在给予」
「まっ……こぇ、やら……」 「嘛……这样、做……」
怒ったような声で言いながら、愛撫は執拗で止まなかった。高揚感と快感でどろどろに満たされて、本当に何も考えられなくなって、胎の中がまた蠢く。
用愤怒的声音说着,爱抚却执拗地不停。被高扬感和快感填满,真的什么也思考不了,胎内再次蠢动。
「聞けよ」 「听着」
「ンぅ……うれし……」 「嗯……好开心……」
その声に反射でへらり、と笑うと、身体を表向きに戻される。入れたままだったのでつい震えてしまったが、正面から見上げる凛は髪も乱れていて、肌も少し上気していて、やっぱりひどく綺麗な雄だった。そうして中のペニスが固さを取り戻していることにまた気づく。
听到那声音,反射性地微微一笑,身体被转向正面。因为还插在里面,不由得颤抖了一下,但抬头看到的凛,头发凌乱,肌肤也微微泛红,果然是个非常美丽的雄性。然后又注意到里面的阴茎正在恢复硬度。
「あ……また? な、まじで……?」 「啊……又来了?真的……?」
「こっちからしてねえ。もっとちゃんと顔見せろ」 「我这边可没动。好好把脸露出来。」
そう言うなり顎を撫でられる。この状態でも、雑な言い方とその理由に胸がキュッと疼いた俺は、やっぱり結構重症だ。
话音刚落,下巴就被抚摸了。即便在这种状态下,听到那粗鲁的言辞和理由,我的心还是猛地一紧,果然我病得不轻。
「りん、すき……」 「小林,喜欢……」
「…………るせぇな。俺の方が……」 「…………真烦人啊。我才是……」
「え。なに、もっかい」 「诶。什么,再来一次」
俺の問いに返事はなく、代わりのように深く長くキスをされた。こんなすごいキスをくれるくらいなら言葉の方が全然楽なんじゃと思うが、それが凛だ。そういう所もまあ結構いい、というかそのたびキスしてくれるなら、いっそいいじゃんなんて俺は思ってる。
面对我的询问,她没有回答,而是深深地、长久地吻了我。如果只是想表达什么,用语言明明简单得多,但这就是凛。那种地方也挺不错的,或者说每次都这样吻我,干脆就这样吧,我心里这么想着。
そんなことを思いながら、俺はまた、シーツの海で凛に溺れた。
这样想着,我又一次在床单的海洋中沉溺于凛。
* * * * * *
「おい、調子は」 「喂,状态如何?」
「おー……ぜんぜんよゆー」 「哦……完全没问题」
「駄目だな」 「不行啊」
天蓋を見つめ、ベッドでぬくぬくうとうと転がっていると、シャワーから上がって来たらしい凛がやって来る。濡れた髪をガシガシ拭きながら現れて、俺は呻きながら答えた。
望着天花板,在床上懒洋洋地翻滚着,这时,似乎刚洗完澡的凛走了进来。她一边用力擦着湿漉漉的头发,一边出现,我呻吟着回答。
「そこまででもないけど……凛さぁ、あんながっつくなっつーの」
「也没到那地步啦……凛啊,那家伙真是精力旺盛啊。」
「はっ。おまえが雑魚フィジカルなだけだろ」 「哈。只是你体力太差了吧。」
鼻で笑いつつ、うっとうしいのか前髪を上げた。こいつ何を偉そうに……それにしても顔がかっこいい。
嗤笑着,似乎嫌麻烦地撩起前发。这家伙在得意什么……不过脸倒是挺帅的。
「お、おまえがやりすぎなだけじゃん……! マジで何回やった!?」
「你、你才是做得太过分了吧……!到底做了多少次!?」
「さぁな。ほら、ちゃんと寝てろ」 「谁知道呢。好了,好好睡吧」
そんなことを言いつつベッドに腰掛け、髪を梳いてくる。しかし水とか飲み物も買ってきてくれたし、俺が朦朧としてる間に身体も綺麗にしてくれたみたいだし、普通に面倒見がいい。まあ全部、これ凛のせいなんだけど……なんかイケてるっぽくてずるい。
一边说着这样的话,一边坐在床上,梳理着头发。不过水啊饮料什么的都买来了,在我昏昏沉沉的时候身体也被打理得干干净净,真是照顾得无微不至。虽然这一切都是凛的错……但总觉得他很帅气,真是狡猾。
そうしてチラリと時計を見れば夜半過ぎだ。たぶん、もうじき帰らないといけないはず……
瞥了一眼时钟,已是深夜。大概,很快就得回去了……
「でも、寝たらもったいない気がしてさ。せっかく来たし、時間もないし」
「但是,睡了总觉得可惜。好不容易来了,时间也不多」
「……コレ延長できただろ。どうせ動けねえならあとでしとくか」
「……这个可以延长吧。反正也动不了,待会儿再说吧」
ぼそりと呟けば、凛がふと思い出したように同じく時計を見て言った。だがそれはそれ、貴重なオフだというのに、俺はなんとなく申し訳なくなる。
低声嘟囔着,凛像是突然想起了什么,也看了看手表说道。但即便如此,明明是难得的休息日,我却不知为何感到有些歉意。
「う、ん~~そ、そうだな。予定外過ぎてなんかアレだけど……」
「呃,嗯~~是、是啊。虽然完全出乎意料,有点那个……」
「別に。帰ってもどうせおまえといるんだから、変わんねえだろ」
「没什么。就算回去,反正也是和你在一起,没什么区别吧」
髪をタオルで拭きながら、当たり前のように凛が言った。あまり普通にそう言うので、なんだか非常にときめいてしまう。
用毛巾擦着头发,凛理所当然地说道。因为太过平常地说出这种话,反而让人莫名心跳加速。
「……」
「うぜえ」 「吵死了」
「何も言ってないのにひどくない?」 「明明什么都没说,这也太过分了吧?」
「目がうぜえ」 「眼睛真碍事」
「いてててて」 「哎哟哟哟」
チッと舌打ちをして、今度はがしがしと俺の頭を撫でた。普通に痛いけど、その痛みすら愛しくてちょっと笑ってしまった。
咂了咂嘴,这次用力地揉了揉我的头。虽然很痛,但连这种痛楚都让我感到亲切,忍不住笑了笑。
「なー凛、今日楽しかった? また俺と来たい?」 「呐,凛,今天开心吗?还想和我再来吗?」
「くだらねえこと聞いてねえで寝ろ」 「别问些无聊的事,快睡吧」
それからしばらくベッドでコロコロ転がりつつ、すぐそばに座る半裸の凛に尋ねてみた。暑いとか言って上着ないんだよなコイツ……見慣れてるけど俺とは違う感じのイイ身体なので、ドキドキはする。
然后他在床上滚来滚去,向坐在旁边半裸的凛问道。这家伙说热,所以没穿上衣……虽然看习惯了,但他那与我不一样的身材真是不错,让我心跳加速。
「くだらなくねーよ。俺はあのー、楽しかったっていうか気持ちよかったっていうか、すごかったです」
「才不无聊呢。我是说,那啥,很开心啊,或者说感觉很爽,总之超棒的」
「……どれだよ」 「……哪个啊」
「全部だよ、全部。また来ようぜ」 「全部啊,全部。再来一次吧」
たまにはこういうとこもワンチャンありかな? くらいに思っていたが、ワンチャンどころか意外と凛も絶対楽しんでたと思う。ニィっと笑って言うと、けれど何か言いたげな目をして俺を見た。
偶尔来这种地方也不错吧? 我原本是这么想的,但没想到凛不仅有机会,还意外地绝对玩得很开心。她微微一笑说道,但眼神中似乎有什么话想对我说。
「…………旅行じゃなくていいのか」 「…………不是旅行也可以吗?」
「え? そりゃ行ってみたいけど、むりくない? いろいろさ」
「诶? 虽然我也想去,但不会太勉强吗? 有很多事情要考虑呢。」
思いもかけない言葉が出て来て、俺はブランケットを抱いたまま目を瞬かせた。確かに旅行って言ったのは俺だけど……そう思っていると、凛が首にかけたタオルで顔を拭う。
意想不到的话语脱口而出,我抱着毯子眨了眨眼。确实是我提的旅行……正想着,凛用挂在脖子上的毛巾擦了擦脸。
「まあそう行かねえから、こういうありえねえ部屋にしてみたが」
「嘛,反正也不会去,就试着弄了个这么离谱的房间。」
「へ………え、もしかして、俺がそう言ってたから、だったりすんの? ここ選んだの」
「欸………诶,难道是因为我说了那样的话,才选了这里吗?」
「……」
返事がないのは肯定じゃないのか。待て待て、ドキドキしてきた。
没有回复,是不是意味着默认了呢。等等,心跳加速起来了。
たしかにここコテコテで、テンプレのハネムーンの部屋みたいだなーとはすごく思った。無駄を嫌う、シンプルが好きな凛のセンスっぽくないなとも思ってたけど。
确实这里太夸张了,简直像是模板里的蜜月房间一样,我这么想着。也不太符合凛那种讨厌浪费、喜欢简约的品味。
「なに、それでハネ……旅行っぽいの、って思ってこの天蓋付きにしたの? え、かわいいなおまえ」
「什么,所以你觉得像……旅行一样,才选了这个有天篷的床?哎,真可爱啊你」
「死ね」 「去死」
「ちょ、え~~…ちょっとマジで? そ、うぇ……」 「等、诶~~…真的假的?那、呃……」
「黙れ」 「闭嘴」
罵倒してるしコッチを見ないが、凛の耳がみるみる赤くなっていく。色が白いからよくわかる。
虽然她在骂人而且不看这边,但凛的耳朵明显地变红了。因为肤色白,所以看得很清楚。
「…り、りん…」 「…凛、凛…」
うわーうわーとますます一人で盛り上がってしまう。まさかそんな基準で凛が部屋選ぶなんて思ってもみなかった、だってそういうの一番しなそうなのに。
哇哇哇,越来越自顾自地兴奋起来了。没想到凛会用那种标准来选房间,毕竟她看起来最不像会做这种事的人。
しかもそれで、こんなコテコテハネムーンみたいの選ぶとかどうだよ。センスも残念でいっそかわいい。やばい、かわいい、すごい。
而且选了这么个浓墨重彩的蜜月旅行,品味也太糟糕了吧,简直可爱得过头了。糟糕,好可爱,太厉害了。
「おい……なにうつぶせてんだよ」 「喂……干嘛趴着啊」
「み、見んな。いま、ちょっと溢れそうだから」 「别、别看。现在,有点要溢出来了」
顔をクッションに埋めているが、首も熱いからきっと見えてるとこ全部真っ赤だ。俺も人のこと言えないけど、二人してこんなベッドで赤くなってるとか、好きが溢れそうで足をばたつかせる。
脸埋在靠垫里,脖子也烫得厉害,肯定露出来的地方全红了。我也没资格说别人,两个人在这种床上脸红成这样,简直喜欢得要溢出来,脚都忍不住扑腾。
「ひぃっ!?」 「咿!?」
「……赤過ぎだろ」 「……红过头了吧」
項を撫でられてびくっと顔を上げた。いやおまえに言われたくないし、そこさっきおまえが噛んだとこだし……!
被抚摸项链时吓了一跳抬起头。才不要你提醒,而且那里刚才还被你咬过……!
と、思い凛を見上げれば目元もやっぱり赤くて、胸がきゅうっと疼く。無愛想な割にあんなえろいことしてくるくせに、ここで照れんのかよ……
想着,抬头看凛,果然眼角也红了,胸口一阵紧缩。明明那么冷淡却做那种色情的事,现在还害羞……
「すき」 「喜欢」
「あ?」 「啊?」
普通に好きが溢れてしまった。まあ、でももうイイかと思ってそのまま続ける。
自然而然地喜欢得溢出来了。嘛,不过已经无所谓了,就这样继续下去吧。
「だっ、て、うれしいしさぁ……凛のそういうとこ、あの、すげーかわいい」
「但、但是,很开心嘛……凛那样的,那个,超级可爱的」
「……あ?」 「……啊?」
「かわいいっていうか、うん、好き」 「说可爱嘛,嗯,喜欢」
「…………チッ」 「…………啧」
せっかく二度も告ったのに舌打ちをされた。ひどいと思う。
好不容易告白了两次,却被咂了舌。我觉得太过分了。
それから立ち上がり、スタスタ奥へ進んでいく。俺は告白したというのに挙句ベッドで放置されながら、綺麗な筋肉を眺めていたが、首に歪な噛み跡を見つけて固まる。ああアレは、俺だわ……すげーついてるわ、すまん。
然后他站起身,大步向内室走去。我明明告白了,却被丢在床上,只能看着他漂亮的肌肉,却在脖子上发现了一个扭曲的咬痕,顿时僵住了。啊,那是……我干的……真是太倒霉了,对不起。
口の中で謝っていると、そのまま部屋備え付けの電話を手に取る。
我嘴里道着歉,顺手拿起了房间里的电话。
「──すみません。休憩じゃなく宿泊になりました」 「──对不起,不是休息,变成住宿了。」
「は?」 「啊?」
だが聞こえて来たやりとりに、俺は素で声が出た。え、いつそんな話した?
但听到他们的对话,我下意识地发出了声音。咦,什么时候说过这种话了?
「はい。じゃあ」 「好的。那么」
「おい凛、泊りって何? なんで、延長とまちがえちゃった?」
「喂,凛,过夜是什么?为什么,会搞错成延长?」
ガチャンと電話を切るとまたスタスタこっちに戻って来る。そのままベッドに乗り上げて来て覆いかぶさられた。
咔嚓一声挂断电话后,他又快步走了回来。直接爬上床,整个人压了上来。
「延長じゃ足んねえだろ」 「延长赛不够吧」
「は。な……ちょちょちょま、まだすんの!? 俺きょうは、もう無理」
「哈。什……等等等等,还要继续!? 我今天,真的不行了」
そこまで言ったら黙れと言わんばかりにキスをされた。だから凛のキスに俺は弱いんだと、何度言ったら……言ってないかもしれない。やばい。
话音刚落,就被吻住了,仿佛在说别再说了。所以我才对凛的吻毫无抵抗力,到底要我说多少次……可能还没说过。糟糕了。
「ン、んん~……ぅ、ふ」 「嗯、嗯嗯~……呜、呼」
しかもただ黙らせるだけというわけではなく、しっかり快感を煽って来る。舌を何度も搦められ、丁寧に口の中を荒らされて、なんだかもうくらくらしてついしがみついてしまった。なんというか、凛は本能的に俺の弱いところを知っているんだと思う。
不仅如此,她不仅仅是让我沉默,还不断煽动着快感。舌头被多次缠绕,口中被仔细地侵犯,不知为何已经头晕目眩,忍不住紧紧抱住她。总觉得,凛本能地知道我的弱点。
「──別にいいだろ。明日も潔は、俺といるんだから」
「──没什么不好的吧。明天洁也会和我在一起的」
けれど少しだけ甘えたようなこの声に、この表情に、俺は何よりも弱い。
但面对这略带撒娇的声音和表情,我却是如此无力。
「……しょ、しょうがねえなあ、りんは……俺のこと好き過ぎじゃん」
「……真、真是没办法啊,凛……你太喜欢我了吧」
「今更かよ。殺すぞ」 「现在才说?想死吗」
答えた時にうれしそうに眇められる目にも、俺はとても弱い。結局お泊りは一泊、アメニティも使って二人でめちゃくちゃ満喫した。
回答时被她开心地眯起眼睛看着,我真是毫无抵抗力。最终只住了一晚,但设施齐全,两人尽情享受了一番。
ちなみにこの後から、ラブホは定期的に行くことになった。気軽に行けて二人して気に入ったし、あいつもなんだかんだいろいろノってくれるし。
顺便说,从那之后,我们开始定期去爱情旅馆。轻松就能去,两人都很喜欢,而且那家伙也总是兴致勃勃地配合。
というか、凛のあの仏頂面で「行くぞ」と言われるたび笑っちゃってどつかれるんだが──でも凛が言うならいつだって、俺に断るという選択肢は一生ない。
话说回来,每次凛板着脸说“走吧”时,我都会忍不住笑出来,结果被揍一顿——但只要凛开口,我这辈子都不会有拒绝的选项。