◆保安装置 |
常用閉そく方式が自動閉そく式の場合には、自動閉そく区間内では運転者が信号さえ守っていれば列車事故は起きない事になります。ところが運転者も人間ですから信号を見落としたり、判断ミスをしたりする事が無いと言い切れません。これら信号を守らなかった場合のバックアップ手段が、古くから議論されてきました。事業者が従業員を信頼していない事が前提のバックアップ手段ですから、労働組合側の強い反発もあったようです。 若正常的封閉系統是自動封閉系統,只要司機在自動封閉段內遵守訊號, 便不會發生火車意外。不過,司機也是人,不能說他們不會錯過信號或判斷錯誤。這些萬一未能觀察到信號燈的後備措施早已討論過。工會方面一直強烈反對,因為這些後備措施是基於企業不信任員工的假設。
そんな中、国鉄や各地の私鉄において重大事故が何度となく発生し、あきれ果てた運輸省(当時)が重い腰を上げて都市部の大手私鉄に対して自動列車停止装置の整備を通達しました。これにより全ての大手私鉄がATSを整備するに至りましたが、具体的な仕様については各社に一任されたため、結果として各社で様々なタイプのATSが登場しました。 在此期間,運輸省(當時)對日本國營鐵路和各地區私營鐵路上發生的多起嚴重事故感到厭煩,於是向城市地區的主要私營鐵路發出了安裝列車自動停車系統的通知。這導致所有主要私人鐵路公司都安裝了自動停車系統,但具體規格由各公司自行決定,因此各公司出現了各種類型的自動停車系統。
この通達によって、東武鉄道は昭和43年に独自の自動列車停止装置を導入する事になります。 這項通知促使東武鐵道於1968 年引進了自己的列車自動停車系統。
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◆東武式ATS |
停止現示、警戒現示、注意現示の信号機に接近した列車に対して速度照査を行い、各現示に応じた規定の速度を上回る事が見込まれる場合に非常ブレーキを作用させるものです。具体的には下記に示すように五つのステップによって速度照査が進んでゆきます。 在列車接近停車信號、警告信號和警戒信號時進行速度檢查,如果預計車速將超過每個信號規定的速度,則採取緊急煞車。具體來說,速度檢查分以下五個步驟進行。
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◆第一ステップ 第一步。
進
行 |
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減
速 |
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進行、または減速現示の信号機に接近しつつある場合には、信号による速度照査は受けず、車型に応じた最高速度の照査が連続的に行われます。これをフリーモードと言い、照査に当たると非常ブレーキが作用します。 如果車輛正在接近前進或減速號誌燈,則無需接受號誌的速度校驗,而是根據車輛類型持續校驗最高速度。這被稱為自由模式,當車輛達到驗證值時,緊急煞車將啟動。
◆車型による最高速度 ◆ 根據車輛類型決定的最高車速
・自動ブレーキ車 : 95km/h 自動煞車車輛:95 km/h
・電磁直通式、または電気指令式ブレーキ車 ...電磁直動式或電動指令煞車汽車
本線系 : 100km/h
200系 : 110km/h 200 系列:110 公里/小時
100系 : 120km/h 100 系列:120 公里/小時
東上線 : 105km/h
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◆第二ステップ 第二步。
注
意 |
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警
戒 |
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注意、または警戒現示の信号機に接近しつつある場合には、まず信号機まで360mとなる地点に置かれたP3地上子によって90km/hの照査を受けます。これも連続照査で、照査速度を上回る場合には非常ブレーキが作用します。 當列車接近警告或警告信號的信號燈時,首先由距離信號燈360 公尺處的P3 地面平面以90 公里/小時的速度對列車進行驗證。這也是一次連續的驗證,如果速度超過驗證速度,就會採取緊急煞車。
なお、照査モードに入った事を運転者が表示灯等にて認識することはできません。 請注意,操作員無法透過指示燈或其他方式識別自己已進入驗證模式。
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◆第三ステップ ◆ 第三步。
(第一パターン) (模式1)
注
意 |
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警
戒 |
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注意、または警戒現示の信号機に更に接近すると、信号機まで180mとなる地点のP2地上子によって90km/hから60km/hまで降下する照査パターンが発生します。これを第一パターンと言います。 進一步接近警告或警告訊號會導致P2 地面平面在距離訊號180 公尺處從90 公里/小時下降到60 公里/小時的驗證模式。這稱為第一模式。
このとき速度計の60km/hの付近に橙色の「60」表示灯が点灯し、第一パターンモードに入った事を認識する事が出来ます。照査に当たると非常ブレーキが作用し、信号機位置までに60km/h以下に落とされます。 此時,車速表上接近60 km/h 的橘色" 60 " 指示燈將會亮起,表示車輛已進入第一模式模式。當車輛進入檢查點時,緊急煞車被觸發。當車輛撞上檢查點時,緊急煞車被激活,車輛在到達交通號誌位置時會降低到60 km/h 或更低的速度。
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◆第四ステップ 第四步。
(第二パターン) (模式II)。
停
止 |
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停止現示の信号機に接近しつつある場合には、信号機まで180mとなる地点のP2地上子によって60km/hから15km/hまで降下する照査パターンが発生します。これを第二パターンと言います。 如果飛機正在接近一個停止訊號,則會出現驗證模式,即P2 地勤人員在距離訊號180 公尺處從60 公里/小時下降到15 公里/小時。這稱為第二模式。
このとき速度計の15km/hの付近に橙色の「15」表示灯が点灯し、第二パターンモードに入った事を認識する事が出来ます。照査に当たると非常ブレーキが作用し、信号機の外方地上子(P1)の位置までに15km/h以下に落とされます。 此時,車速表上接近15 km/h 的橘色" 15 " 指示燈將會亮起,表示已進入第二模式。當車輛到達檢查點時,緊急煞車被觸發。當車輛撞上檢查點時,緊急煞車將被激活,並透過號誌外接地平面(P1) 的位置將車速降至15 km/h 或更低。
停止現示に対しては、手動ハンドル操作にて信号機の外方で停止しなければなりません。 遇到停車標誌時,必須透過操作手輪將車輛停在交通號誌外。
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◆第五ステップ 第五步。
停
止 |
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絶対停止信号と、停止信号とでは取り扱い方が異なります。 絕對停止訊號和停止訊號的處理方式不同。
停車場にかかわる絶対信号機の停止現示に接近すると、信号機まで約25mとなる地点のP1地上子によって即時停止照査を受け、非常ブレーキが作用します。この場合には制動弁EBにてATS復帰SWを押下しないと緩解することはできません。緩解後も新規に別の照査を受けるまでATSによる15km/hの照査が連続的に残ります。 當接近絕對交通號誌的停車標誌時,在距離號誌燈約25 公尺處的P1 接地端子會發出立即停車的確認訊號,並啟動緊急煞車。在這種情況下,必須按下煞車閥EB 上的ATS 回位SW 才能鬆開煞車。放鬆後,自動變速系統的15 km/h 校驗將持續進行,直到執行新的校驗。
自動閉そく信号機の場合には、手前約25mとなる地点にP1-2地上子がありますが、こちらは即時停止照査は行いません。現示上昇時の追従機能のみを司っています。 在自動關閉訊號的情況下,在訊號前方約25 公尺處有一個P1-2 接地裝置,但它並不會執行立即停止驗證。它只負責電流上升時的追蹤功能。
自動閉そく信号機が停止現示の場合には、一旦停止してから一分経過後に徐行進入して良い事になっていますが、この後は新規に別の照査を受けるまでATSによる15km/hの照査が連続的に残ります。この取扱いを「無閉そく運転」と言い、照査に当たると非常ブレーキが作用します。 如果自動關閉訊號為停止訊號,則在第一次停止一分鐘後允許列車緩慢駛入,之後由自動變速系統以15 公里/小時的速度對列車進行持續檢查,直到進行另一次新的檢查。這就是所謂的"無關閉運作",在進行新的偵測時,緊急煞車裝置將會啟動。
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◆誤通過防止装置 |
◆本線系方式
伊勢崎線など本線系の車両には橙色の「次駅停車」表示灯が設けられており、一つ手前の駅を発車または通過後に点灯します。停車駅に接近すると最遠部の停止位置まで約500mとなる位置にて誤通過防止モードに入り、120km/hから降下する照査パターンが発生します。同モードに入ると「次駅停車」表示灯は点滅に変わります。 伊勢崎(Isesaki)和其他幹線列車上都裝有一個橙色的"下一站停車"指示燈,該燈在列車出發或通過前一站後亮起。接近車站時,列車會在距離最遠車站約500 公尺的位置進入防錯模式,並觸發時速120 公里的下降檢查模式。在該模式下,"下一站停車"指示燈閃爍。
照査パターンに当てることなく停車すると、側引戸の開き扱いによって自動的に同モードは解除されます。 如果車輛在未撞擊驗證圖案的情況下停止,則透過側滑門的開啟處理自動停用該模式。
なお、本データでは説明用に東京急行8500系車両に「停車」表示灯を設けましたが、実際に表示灯が設置されているのは東武鉄道の車両のみです。 請注意,雖然本數據中為說明起見,在東京急行8500 系列列車上提供了"停止"指示燈,但實際上只有東武鐵道的列車安裝了指示燈。
◆東上線方式
東上線の場合は地上子によって列車側へ駅接近情報を与えます。このためATS用の白色の地上子とは別に、専用の青色のMMP地上子が駅の手前二ヶ所に設けられています。この青色の地上子を踏むことでATSと同仕様の90km/h→60km/hの第一パターン、60km/h→15km/hの第二パターンの二段階の速度照査パターンが発生し、速度計にそれぞれの照査表示灯が点灯します。 在東上線,地面訊號為列車提供進站資訊。因此,除了白色ATS 地面接觸器外,還在車站前的兩個位置安裝了專用的藍色MMP 地面接觸器。踩下這些藍色MMP,就會產生兩級速度驗證模式,第一級模式為90 km/h 至60 km/h,第二級模式為60 km/h 至15 km/h,這與ATS 的規格相同。車速表上會亮起對應的驗證指示燈。
照査パターンに当てることなく停車しても側引戸の開き扱いでは解除されず、出発(相当)信号機用のP1地上子を踏んではじめてモード解除となります。 即使車輛在未撞擊驗證模式的情況下停止,也不會透過將側滑動門視為開啟而停用該模式,而只能透過踩下P1 接地觸點以發出出發(等效)訊號。
いずれの線区においても、誤通過防止装置の照査パターンに当たると非常ブレーキが作用します。この場合には停車後に復帰扱いをしないと緩解しません。 在任何一個線路區段,當列車撞上由防誤點裝置驗證的模式時,緊急煞車裝置就會啟動。在這種情況下,列車在停車鬆動後必須被視為返回。
なお、信号による速度照査と、誤通過防止装置の照査とが同時に作用する場合には、より照査速度の低い方が優先的に作用します。 請注意,當訊號速度校驗和防錯裝置校驗同時進行時,校驗速度較低者優先。
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◆裏ワザ 後台 |
勘の鋭い方はもうお気付きでしょうが、ある裏ワザがあります。ヒントは「あts45」です。 精明的您一定已經發現了其中的訣竅。線索是"ats 45"。
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