救いはこの空に 救赎就在这片天空
お互いを大事に思っているできてないモスファイが逃れられない諸事情で初えっちするまで。全てが強めの幻覚で火種も半神化も良いように捏造しています。
彼此深爱却未能如愿的莫斯菲亚,因无法逃避的种种缘由,直至初次缠绵。一切皆为强烈幻觉,火种与半神化皆被巧妙地虚构。
!Ver.3.2『安/眠/の/地/の/花/海/を/歩/い/て』時点で書いています。3.2終了までのネタバレがありますのでご注意ください!
!基于 Ver.3.2 版本『漫步安眠之地花海』时点创作。内含 3.2 版本完结前的剧透,请注意!
2ページ目より性描写がありますので18歳未満の方の閲覧はお控えください。受け攻めともに♡喘ぎ濁点喘ぎ等があります。
从第 2 页起包含性描写内容,未满 18 岁者请勿阅读。含受方攻方♡喘息、省略号喘息等情节。
1ページ目は指フェラまで。 第 1 页内容至手指挑逗为止。
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お互いに相手のことを生き様も含めて美しいと思っている2人が癖です。亡国の王子と世界の救世主のカップリング、壮大だなぁ
两人互相欣赏着对方包括生存方式在内的全部美丽之处正是这对的萌点。亡国王子与世界救世主的 CP 组合,多么宏大啊
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「それじゃあ、現状の共有が終わったところで次は解決案の提示と行こうか」
"「那么,在现状分享结束后,接下来就进入解决方案的提议环节吧」"
「……樹庭で授業でも受けている気分だ」 "「……简直像在树庭里上课一样的感觉」"
体の不具合を改めて確かめられたところでせめてもの恨み言を零せば「あはは、それじゃあ君は僕の生徒第一号ってとこかな」と爽やかに笑われる。講義の議題は爽やかどころの話では無いというのに。
当身体的不适再次被确认时,至少还能泄愤似地嘟囔一句「啊哈哈,那你不就成了我的头号学生嘛」,对方却清爽地笑了起来。明明讲座的主题与清爽二字毫不沾边。
「オクヘイマでの事象を踏まえるに一番手っ取り早いのはやっぱり出すことだろうね。僕なら副作用も抵抗もなく受け止められるし。とはいえあの時の指も、さっき試してみたキスも非効率だから残りは」
"「考虑到奥赫玛发生的事件,最快捷的方法果然还是直接释放吧。如果是我的话,既能毫无副作用地承受也不会产生抵抗。不过那时候的手指也好,刚才尝试的亲吻也罢效率都太低,所以剩下的就」"
「本気で言っているのか」 "「你是认真的吗」"
「もちろん。僕もそう仮説を立てていたから、ちゃんと持ってきたんだ」
"「当然。我也做过同样的假设,所以特意带过来了」"
じゃーんと効果音つきで広げられたのは記憶に新しい、金糸の織り込まれたあの黒布だった。ファイノンは得意気に胸を張る。
伴随着夸张的音效展开的,是记忆中那幅嵌着金线的黑色布料。白厄得意洋洋地挺起胸膛。
「ほら、これでちょっとは気が紛れるだろう」 "“看吧,这样多少能分散点注意力吧”"
「どういう意味だ」 "“你这话什么意思”"
「目を閉じてどこぞのお嬢さんでも想像していたらってこと」
"「闭上眼睛想象是哪家的大小姐吗」"
「お前……あの時もそんなことを考えていたのか」 "「你这家伙……那时候也在想这种事吗」"
ルトロへ向かう道中で露商からこの布を買っていたファイノンは極めていつも通りだったように思える。露店の主人とも笑顔を絶やさず会話をしていたがあの時からこんな覚悟を決めていたのかと思えば、この男の用意周到さを褒めるべきであると分かってはいるのに己の胸にもやもやとしたものが溜まる気がした。
前往ルトロ的途中,白厄从露天商贩那里买下这块布料时,看起来与平日毫无二致。虽然她与摊主谈笑风生,但想到从那时起就已下定这般决心,明明该称赞这男人的深谋远虑,胸口却莫名涌起一阵郁结。
「そんなものいらん」 "「那种东西不需要」"
「えー、大丈夫かなぁ。萎えられると困るんだけど」 "「诶——,真的没问题吗。要是被泼冷水可就麻烦了」"
ずいぶんと俗物的な発言をし出した救世主様をじっと見る。言うか言わざるか決めかねてようやく「…………たぶんそうはならない」と搾り出すように呟けば何も分かっていないような顔をして「そうかい? まあ君がそう言うなら」と頷いた。
我凝视着突然说出如此世俗言论的救世主大人。犹豫再三终于挤出了一句「…………大概不会变成那样」,他却摆出一副完全没听懂的表情点头道「是吗?既然你都这么说了」。
「本当にムリそうならちゃんと言ってよ?」 "「如果真的不行要好好说出来哦?」"
「くどい。そう何度も念押しせずともお前の気持ちは伝わっている」
"「啰嗦。不必再三确认我也明白你的心意」"
「…………」 "「…………」"
何も言わずともその目線が『本当かなぁ』と訝しんでいると丸わかりだ。促されるまま寝台に座ると軽い身のこなしでファイノンが股の間に入り込む。明らかに低い場所から見上げられてぞくりとした。まるで自分がこの男を跪かせているみたいだ。何らかの葛藤をいなすよりも早く、ファイノンは慣れた手つきで鎧を剥いで下衣をくつろげる。何度も共に出陣したことがあるから鎧を装着する姿も見慣れている故の行動とはいえ、あまりの早さに恥ずかしがるヒマもない。萎えきった物をむんずと掴まれる。
即便沉默不语,那充满怀疑『真的吗』的视线也暴露无遗。被催促着坐上床铺时,白厄以轻盈的身姿滑入双腿之间。从明显低处仰视的目光让我浑身一颤。简直像是我在让这个男人下跪似的。还未等某种纠结情绪消散,白厄已用娴熟手法卸下铠甲解开底衣。虽说是因多次并肩出征早已看惯他披甲的模样,但动作之快根本来不及害羞。软垂的器物被猛然攥住。
「まあ、最初はこんなものだよね。劇的なシチュエーションじゃないし」
"「嘛,一开始都是这样的吧。又不是什么戏剧性的场景」"
「ある意味だいぶと劇的な状況ではあるがな」 "「某种意义上也算是相当戏剧性的状况了」"
どこまで準備万端なのか香油を垂らされてゆっくりと上下に扱かれれば半神といえども単純な男の体はすぐに反応を示し始めた。事務的な動きだというのに食いしばった唇の間から声が漏れる。
不知准备得有多周全,香油滴落被缓缓上下抚弄时,即便是半神之躯,单纯男性的身体也立刻开始有了反应。明明是机械般的动作,紧咬的唇间却泄出了声音。
「っふ……く、……ッ」 "「呜……嗯、……嗯」"
「ッ、きもちい?」 "「啊、舒服吗?」"
ファイノンが陰茎を握りながら話しかけてくる。羞恥かもしくは他の感情から頬をほんのりと染め、上目遣いで見上げてくる姿勢に喉がぐっと鳴った。けれど素直に良いのだと言ってしまうことは憚れる。くだらない意地によるものか、もう戻ることのできない事実を突きつけられてしまう感傷によるものか、どちらかは分からない。
白厄握着阴茎搭话道。不知是出于羞耻还是其他情感,她双颊微微泛红,仰视的眼神让喉咙不自觉地滚动。但坦率地说出很舒服又觉得难为情。究竟是无聊的倔强使然,还是被无法挽回的事实所冲击的感伤所致,自己也分不清。
けれどファイノンの相貌が数刻前と違うように、おそらく自分の顔も違ったのだろう。上下に抜く動きに強弱が付き始め、指先で裏筋をたどるように動かされれば思わず腰が揺れた。
然而白厄的容貌与数刻前不同,恐怕自己的脸也变了吧。上下抽动的动作开始有了轻重缓急,当指尖沿着背脊游走时,腰肢便不由自主地摇晃起来。
「っぐぅ……ッ」 "「嗯呜……嗯!」"
「これ、きもちいいよね……僕も好き」 "「这个……很舒服吧……我也喜欢」"
むしろ扱いているファイノンの声がうっとりと蕩けている。言われた言葉の意味を理解した途端に先走りがどぷりと溢れた。この清廉潔白を表したような男が、同じ手技で快楽に耽っているという事実。自慰の時にもこんなにうっとりとした顔をしているのだろうか。今や簡単に想像できてしまうソレに煽られる。
倒不如说,白厄那被把玩的声音正陶醉地融化着。在理解话语含义的瞬间,冲动便汹涌溢出。这个宛如清廉象征的男人,竟用同样的手法沉溺于欢愉的事实。自慰时他也会露出如此陶醉的表情吗?如今轻易就能想象出的画面,正煽动着欲望。
先走りを広げながら雁首の部分を指先で擽られて喉が開く。
指尖轻挠雁首部位时喉头舒张,先走液随之扩散。
「ぁあっ……ふっ」 "「啊……嗯」"
「ああこれ、好きなんだ……どんどん大きくなってくる」
"「啊这个,最喜欢了……变得越来越大了」"
「うるさッ……っぐ」 "「吵死了……呃」"
「ここもぱんぱんになってきたね……出したい?」 "「这里也胀得满满的了呢……要释放吗?」"
「ふざけるッな」 "「别开玩笑了」"
「ごめんごめん。揶揄いすぎたかな」 "「抱歉抱歉,我是不是揶揄过头了」"
謝ってくる癖にその動きは衰えを見せない。指で陰嚢を揉みながら先端の特に敏感な部分を指圧されてふうふうと荒い息が零れる。射精してしまいたいかなんて聞いてくるヤツに素直に言う訳にもいかずなんとか堪えていると、ファイノンが呆れた息を吐いた。
明明在道歉动作却丝毫不见收敛。手指揉捏着阴囊同时按压前端特别敏感的部位,粗重的喘息声不受控制地漏出。面对那个问着是不是想射出来的家伙,实在没法老实回答只能拼命忍耐时,白厄发出了无奈的叹息。
「もう、本当に君は意地を張りたがる」 “你真是固执得可以。”
「そのっ言葉……っは、そっくりお前に、かえして、やる……っ」
"「这句话……原封不动地……还给你……」"
お前だって頑として譲らなかったくせに。悦楽混じりの返答はお気に召さなかったらしく、根元から上までゆっくりと一度扱いた手が離れた。はあと空気を取り入れ一呼吸つこうとしたが、ファイノンは逆に股座に顔を寄せる。未練がましく先走りを浮かべた先端がその顔に触れてしまいそうで慌てて引き剥がす。
明明你也固执地不肯退让。夹杂着愉悦的回应似乎不合心意,那只从根部到顶端都被缓慢抚弄过的手突然松开。正想深吸一口气调整呼吸,白厄却反而将脸凑近腿间。残留着眷恋的尖端险些触到那张脸,慌忙将其扯开。
「おいっ、やめろ」 "「喂、住手」"
なんだか前もこうして止めた気がする。そしてその時はどうなったんだったか。この現状が答えだった。男の口がゆっくりと持ち上がる。
总觉得之前也这样阻止过。而那时结果如何呢。现状就是答案。男人的嘴角缓缓扬起。
「やだ」 "「不要」"
「くっ、今度は洒落にならんぞ」 "「可恶,这次可不是闹着玩的」"
指の時とは訳が違う。必死に止めようとするが「僕は最初から冗談でこんなことしないよ」と至極全うなことを告げてファイノンの唇が鈴口に触れた。ちゅうと吸われて思わず息を吐けば、力が弱まったのをいいことにその顔が深くまで沈んでいく。オレンジブロンドの陰毛に鼻先が隠れるくらいにまで一気に進まれて腰から先がどうにかなってしまいそうだった。
和手指那时完全不能比。拼命想要阻止却听到「我从来不会开这种玩笑啊」这样极其正当的宣言,白厄的唇瓣已然触上铃口。啾地一声被吮吸时不禁漏出喘息,趁着力道松懈的间隙,那张脸更深地沉了下去。鼻尖一下子没入橙金色耻毛的深度,让人感觉腰身以下都要彻底融化。
「っう、ぁ……っ」 "「呜、啊……嗯」"
そのままぐぽぐぽと動かれる。舌で幹をなぞりながら頬を窄められれば幹全体が温かな粘膜から絞られて一気に射精欲が増す。時々ちらちらと見られているが会話をしている余裕がない。ただ与えられる快楽に酔うことしかできない。雁首の抉れた段差を舌先でぐりぐりと刺激されて眉間に皺が寄る。
就这样被咕啾咕啾地搅动着。舌尖沿着柱身游走时脸颊被收紧,整根都被温暖黏膜绞紧,射精欲望瞬间暴涨。偶尔能瞥见对方飘来的视线,却无暇交谈。只能沉醉于被赐予的快感之中。当龟头沟壑被舌尖重重碾磨时,眉间不由蹙起皱纹。
「っふふ、好きだろこれ」 "「呵呵,很喜欢这样吧」"
「くそっ」 "「可恶」"
「さっきお勉強したからね。優秀な先生だろ?」 "「刚才可是好好学习过了哦。是个优秀的老师吧?」"
いちど陰茎から口を離したかと思えばそんなことが言いたかっただけらしい。再び口淫に戻ったファイノンに激情が刺激されるままに腹がひくひくと震え始める。先端がくぱくぱと開き始め、おそらくそれを感じたファイノンの舌がぐりぐりとその狭い鈴口に潜り込む勢いで動く。
刚以为要从阴茎上移开嘴唇,结果似乎只是想说出这句话。当白厄再次投入口交时,激情的刺激让腹部开始阵阵颤抖。前端开始一张一合地翕动,或许是察觉到了这点,白厄的舌头以要钻入那狭窄马眼般的势头来回搅动。
「ッは、……だめだっ、もう、でるっ」 "「啊、……不行了、已经、要去了」"
「いいよ、だひて」 "「可以哦、来吧」"
「っくぅ」 "「嗯呜」"
この期に及んでそんなに簡単に雄を悦ばせるようなことを言う男へ、膨らんだ激情がぱちんと弾けた。後頭部に触れ、自らの股間に押し付ける。口の中を無遠慮に進まれて反射的に竦んだファイノンの口、その一番奥に押し付けると焦らされた先端が痙攣する場所に触れた。
事到如今还敢如此轻佻地说出取悦雄性的言语,膨胀的激情啪地断裂。手掌抵住后脑勺,将对方按向自己胯间。未经允许就闯入喉间的异物让白厄反射性绷紧口腔,当被顶到最深处时,灼热的尖端触到了痉挛的软肉。
「んぐっ……うぅぅ゛」 "「嗯咕……呜唔゛」"
眉間に寄った皺とくぐもった苦しそうな声。 眉间拧出痛苦的褶皱,溢出含混的呜咽。
「っ……はァ、ああ、いい……ッ、でるっ、だめだもうッ……っあ、ぐ、ううぅ」
"「呜……啊、啊啊、好……嗯、要去了、不行了已经……啊、咕、呜呜」"
「んべっ……う、グぇっ」 "「嗯呜……呜、咕呃」"
痙攣している場所へ推しつける。どぴゅうと勢いよく何回かに分けて射精する心地良さに溺れてようやく我に返り、慌ててまだ陰茎を含んでいる男から自らのそれを引き抜いた。
向痉挛的部位顶去。沉浸在分几次猛烈射精的快感中终于回过神来,慌忙从仍含着阴茎的男人那里抽出了自己的那根。
「っぶ、はぁ……ッは、ァ」 "「呜、哈……哈、啊」"
「すまん、ほら吐け」 "「抱歉,来吐出来」"
「吐ける……ものっ、なんて、もうない、っよ」 "「已经……没什么、可吐的了……啊」"
話している途中でゴホゴホと噎せている。何に噎せているかは簡単に想像できるからこそ耐えがたい。涙目なのは噎せただけではなく、己の一連の動作が問題であることは一目瞭然だった。きゅうと痙攣していた場所はあの男の喉の一番奥で、そこに遠慮なくかけてしまったのだから。思い返せば苦しそうな声だって聞こえていたのに、どうしてあの時の自分には快楽を増強させるスパイスとしか映らなかったのか。
说话途中突然呛咳起来。正因为能轻易想象出被什么呛到才更难以忍受。泪眼朦胧不仅是因为呛咳,更因自己这一连串动作的问题一目了然。痉挛抽搐的地方正是那男人喉咙最深处,而自己竟毫无顾忌地压了上去。回想起来明明听到了痛苦的呻吟,为何当时的自己只将其视作增强快感的调味料。
内省に走ろうとした頭を、咳混じりで告げられた驚愕の事実が埋め尽くす。
试图陷入自省的思绪,被混杂着咳嗽声揭露的惊人事实彻底淹没。
「まさか貴様……飲んだのか」 "「难道你……喝下去了?」"
「え、うん……だってそうした方がっ……げほ」 "「诶、嗯……因为那样做的话……咳咳」"
「バカ! 喋るな」 "「笨蛋!别说话」"
「君が、喋れって……」 "「是你让我说的……」"
ごほ、とまた咳が聞こえる。こんな状況でも喋ろうとするなんてどうかしていると頭を抱えた。律儀すぎる。
咳咳,又听见了咳嗽声。在这种状况下还想说话真是疯了,我抱着头想。太死心眼了。
「いい、いいから黙っていろ。ほら、口をゆすげ」 "「行了行了,别说了。来,漱漱口吧」"
「あ、いいのかい? 頂くよありがとう」 "「啊,真的可以吗?那我就不客气了,谢谢」"
水を差し出せば「ここは柘榴ジュースじゃないんだね」だとかふざけたことを言いながらごくごくと飲み干した男の口元に違和感を感じて観察する。よくよく見れば夕焼けのような縮れた毛が白い肌の寄りにもよって唇に近い場所についていて、思わず上げたくなった声ごとなんとか飲みこんだ。水を飲んだばかりのファイノンの口元を、この男自らが運んできた黒布で遠慮なくごしごしと拭き取れば「なになに? ちょっと痛いんだけど」と不満の声が聞こえてくる。
递出水杯时,那男人一边说着'这里可不是石榴汁呢'之类的玩笑话,一边咕咚咕咚地一饮而尽。我注视着他嘴角的异样感仔细观察。定睛细看,夕阳般蜷曲的毛发紧贴着他白皙肌肤,几乎要触到唇边,我硬生生把差点脱口而出的惊呼和水一起咽了回去。用这男人自己带来的黑布毫不客气地擦拭刚喝完水的白厄的嘴角时,传来'干嘛呀?有点痛哦'的不满抱怨。
「我慢しろ。これくらいの痛みで泣いていては男になれんぞ」
"「忍着点。这种程度的疼痛就哭哭啼啼可成不了男子汉」"
「おや、母性に目覚めたのかいモーディス。アグライアも喜ぶだろうね。ただ君を目覚めさせておいて残念だけど、その母性は僕以外の誰かに向けた方が良い。あと水をもう一杯貰えるかい」
"「哎呀,万敌你母性觉醒了吗?阿格莱雅也会高兴吧。不过很遗憾唤醒你的是我,这份母性还是留给别人更好。另外能再给我一杯水吗?」"
「……いいか、お前はまずその口を閉じろ。そして、そこから動くな」
"「……听好了,你先给我把嘴闭上。然后,站在原地别动」"
水差しの元へ向かおうとした男のよく回る口と手を制し、水をもう一杯分注ぐ。「ありがとう」と受け取ったファイノンがまたもや一気に飲み干した。かと思えば、自らの両頬を手で勢いよく叩く。古めかしい気合いの入れ方だ。
他制止了男人伸向水壶的灵活双手和喋喋不休的嘴,又倒了一杯水。接过水杯的白厄再次一饮而尽。紧接着突然用双手重重拍打自己的脸颊——这种提振精神的古老方式。
「よし、じゃあ第二ラウンドと行こう」 "「好,那就开始第二轮吧」"
「第二ラウンド? またあれをやる気か」 "「第二轮?你还想再来一次吗」"
「ちがうちがう。まあやってみて分かったけど、君のそれは口でするのには少々ご立派だから何度もやれば顎が疲れてしまう。あとやっぱり苦いし」
"「不对不对。虽然试过才明白,但你的那个对于用嘴来说有点过于雄伟了,多做几次下巴会累的。而且果然还是有点苦」"
事細かに感想を呟かれるとさすがに立つ瀬がない。 被如此细致地嘀咕感想,实在让人无地自容。
「では帰るのか」 "「那么要回去了吗」"
努めて冷静に聞こえるように問いかけた。ただの事実確認以外の感情は、そこに込められていないはずだから。そうだというのに、ファイノンときたらまるでモーディスの心づくしを台無しにするレベルの憐れみの視線を向けてくる。額に青筋が浮かびそうだった。もしかしたら浮かんでいたかもしれない。
努力让声音听起来冷静地询问道。那应该只是单纯的事实确认,不包含其他任何感情才对。明明如此,白厄却投来足以毁掉万敌一番好意的怜悯眼神。额角几乎要暴起青筋。说不定已经暴起了。
「何を言っているんだい。せっかくここまで来たんだからここで『はいさようなら』なんてする訳がない」
"「在说什么呢。好不容易来到这里,怎么可能就这样『好的再见』」"
「お前が疲れると言っただろうが」 "「你不是说过会累的吗」"
「顎はね? でもほら、僕ってば成人男性だから、使うところはまだある」
"「下巴?不过你看,我可是成年男性,还有用得着的地方呢」"
「…………」 "「…………」"
「知らない訳がないよね? ほらメデイモス、そこに横になってよ」
"「不可能不知道吧?来嘛迈德漠斯,躺到那边去」"
こんな時ばかりその名前で呼ぶのか。幾ばくかのやりきれなさ、わだかまりの正体に気づかないふりをして腰かけていた寝台に横になる。ぎしと音をさせながら乗ってきたファイノンはひどく上機嫌だった。
偏偏在这种时候才用那个名字称呼我吗。带着几分无可奈何,假装没察觉心中郁结的真面目,我躺在了刚才坐着的床铺上。嘎吱作响爬上床的白厄显得异常高兴。
「お前……経験はあるのか?」 "「你……有经验吗?」"
「僕? 後ろの経験は無いよ。でもいけるんじゃないかな。練習してきたし」
"「我?后面倒是没试过。不过应该没问题吧。毕竟练习过嘛」"
「れんしゅう」 "「练习」"
「ああ」 "「啊」"
いけしゃあしゃあと香油の瓶を眼前で振られて、今回ばかりは双方の間で見解が一致したのだと知れた。深く溜息を吐いたのは呆れたからだ。決して、いくら仕方がないとはいえ自分との行為のために、この男がひとりで後孔に触れていたのだと聞いてただならぬ感情を抱いたからという訳では無い。決して。
他厚颜无耻地将香油瓶在我眼前摇晃,这次双方总算达成了共识。我深深叹息是因为感到无奈。绝对不是因为听说——尽管无可奈何——这个男人独自触碰后庭时,内心涌起了难以名状的情绪。绝对不是。
「だから君は安心して天井のシミでも数えていると良いよ」
"「所以你就安心数天花板上的霉斑好了」"
「…………っは、どうだかな」 "「…………呵、谁知道呢」"
「やせ我慢は君のためにならないって教えてあげてもいいけど」
"「告诉你硬撑对你没好处也不是不行」"
モーディスに跨ったまま、ファイノンは得意気に胸を張った。
骑在万敌背上,白厄得意洋洋地挺起胸膛。
「……やせ我慢はためにならないんじゃなかったのか、救世主」
"「……逞强对身体可没好处吧,救世主」"
「……ぅ、うるさっ……い……ッぁ」 "「……呜、吵死……了……啊」"
シーツについた両の膝、その奥で控えめな音がする。後ろを振り返りながら、自らの指でファイノンがそこを慰めていることは明白だった。このまま特等席を味わうのもやぶさかではないと思っていたのだ、最初は。けれどファイノンの準備は予想以上に長かった。もしもクレムノスが、オンパロスが天外の世界と同じ時間の流れをしていたのなら、おそらく丸二日ぐらい経っているにちがいない。脳内で精製されたファイノンが「相棒に教えてもらったんだ」と告げる。
床单上并拢的双膝后方传来细微声响。回头望去,白厄正用手指自我抚慰的事实昭然若揭。起初他并不介意独占这最佳观赏席,但白厄的准备时间远超预期。倘若克莱姆诺斯与奥帕罗斯遵循着天外世界的时间流速,恐怕已过去整整两日。脑海中浮现白厄的低语:「是搭档教我的。」
「天井のシミならとっくに二周数え終えたが」 "「天花板上的霉斑早就数完两轮了」"
「じゃ、じゃあ三周目もよろしく頼むよ。君なら余裕だろ、数えのプロフェッショナルなんだから」
"「那、那就拜托你开始第三轮啦。对你来说小菜一碟吧,毕竟是计数专家嘛」"
明らかに尻穴の拡張作業の片手間に返事をされて、面白くない。
明显是在忙着扩张后庭的间隙敷衍回应,真没劲。
「もういい」 "「够了」"
「モ、モーディス?」 "「万、万敌?」"
「もういいと言ったんだ。お前に任せていては一向に進まん」
"「我说了已经够了。交给你的话永远都推进不了」"
「は? いや、でも……だからって相棒とは」 "「哈? 不、但是……即便如此和搭档也」"
「っふ」 "「噗」"
見当違いのことを考えて目を白黒させている男の片手を引っ張り、腰を支点に引き寄せる。同時に上半身を起こせばまるで向かい合う体勢になった。膝立ちのおかげで自分よりもいくらか高い位置にあるファイノンの顔はまだ戸惑いに揺れている。
想着完全搞错的事情而瞪大眼睛的男人,我拽过他的一只手,以腰为支点拉向自己。同时抬起上半身,简直就像面对面般的姿势。因为跪坐着而比我略高一些的白厄脸上还晃动着困惑。
手を回して前面から尻をわし掴む。 伸手从前侧一把抓住臀部。
「うわっ、ちょっとモーディス!」 "「哇啊、等等万敌!」"
ファイノンが声を上げた。この男だって何刻も前ではあるもののモーディスの陰茎を口に含んでいたのだから、そちらの方が咎められて然るべきだろう。少々溜飲が下がる。側にあった香油の瓶を手の平の上で逆さにした。
白厄发出惊叫。虽说这个男人早在不知何时就已将万敌的阳物含入口中,那才更该被责备吧。稍稍出了口恶气。他将手边盛着香油的瓶子倒扣在掌心。
「……香油が足りん。慣らすのならもっと大胆に使え」
"「……香油不够。要适应的话就更大胆地用」"
「なっ、に……ン、つめたッ」 "「什、么……嗯、好凉……」"
尻たぶを割開き、香油を纏わせた指先をそろりと進める。視界を占めるのはファイノンの肌だけなので、指先とファイノンの反応が頼りだ。後孔に行くに従って、先ほどまでファイノンが塗っていた同じ香油が混ざり合う。肌の温度に馴染んでとろみのついた香油を潤滑油代わりに、尻の合間の溝を何度かあやしてやればぴくっとファイノンの体が動いた。
掰开臀瓣,将蘸满香油的手指缓缓推进。视野里只有白厄的肌肤,只能依靠指尖与白厄的反应来判断。随着深入后庭,先前白厄涂抹的同款香油逐渐交融。借着被体温焐热而变得粘稠的香油作为润滑,在臀缝间的沟壑来回拨弄几下,白厄的身体便猛地一颤。
「……ぅ、……うぅ、君にこんなこと、させるなんて」
"……呜、……呜呜,让你为我做这种事"
「今更だな。ほら、体の力を抜け」 "现在说这个太迟了。来,放松身体"
「僕だって力を抜きたいよ、勝手に強張るんだ……ッんん」
"我也想放松啊,可身体自己就绷紧了……嗯嗯"
「……ああ」 "「……啊啊」"
ここか。ぐっと指先で押す。孔の縁を擽りながら「少しだけ息めるか」と囁けば「わ、かった」と返事が聞こえてきた。指の腹で少し膨らんだ孔に触れ、そのまま爪先から少しずつ挿入していく。
就是这里吧。用指尖用力按压。边轻搔着孔洞边缘边低语道“能稍微喘口气吗”,便听到“明、白了”的回应。指腹触碰到微微张开的孔口,就这样从指尖开始一点点插入。
「……っ、う……ッ~~」 "“……呜、嗯……啊~~”"
「……はァ、慣らしていたというのは、本当らしいな。……どんどん飲みこんでいく」
"“……哈啊,说是已经适应了,看来是真的呢。……正不断地被吞进去”"
きゅうと締まる中は温かいものの異物への反発を感じる。さすがにそこまで指摘してやるのは野暮かと言葉を選んだつもりが、ばっと勢いよくモーディスを睨み付けてくるファイノンの顔が赤い。
突然收紧的内部虽然温暖,却能感受到对异物的排斥。本想斟酌言辞说这种指责未免太不解风情,但猛然气势汹汹瞪向万敌的白厄却涨红了脸。
「なっ、良いんだよそういうことは言わなくて」 "「那、那种事不说也可以啦」"
「頑張ったのなら褒められるべきだろう……一本挿入ったぞ。よくやった」
"「努力过的话就该得到表扬……成功插入一根。干得漂亮」"
「きみ、ずいぶんと……かわいッいぃ……まって動かさないでってば」
"「你真是……太可、爱了……等等别动啊」"
指が馴染むまで待ってやろうと思っていたが、そんなことを言われれば待つ気も削がれる。もう馴染んだだろうと決めつけてゆっくりと指を動かしていく。
本想等到手指完全适应,但被这么一说反倒没了耐心。认定已经适应得差不多了,便缓缓移动起手指。
「っぁ……うぅ゛」 "「啊……呜」"
香油とファイノンの腸液とが混ざり合い、ぬちぬちと音が響き始める。ふうふうと頭上から漏れ聞こえる声も次第に大きくなってきた。一度ぎりぎりまで引き抜いてから根元まで指を埋めるとぐっと背中が反る。
香油与白厄的肠液交融混合,发出黏腻的声响。头顶上方漏出的喘息声也逐渐变得响亮。将手指从几乎完全抽离的状态猛然埋入根部时,脊背顿时反弓起来。
「ッあァ」 "「啊嗯」"
どこか痛みを伴いながらも甘やかに聞こえる声に脳髄が刺激される。指を抜き差しするごとに熱くなっていく胎内の熱がいつの間にか感じていた焦れったさを後押しする。
夹杂着些许痛楚却甜腻的呻吟声刺激着脑髓。每次手指的抽插都让体内热度攀升,不知不觉间这份灼热助推着先前积攒的焦躁感。
「……香油が足りん」 "「……香油不够了」"
さりげなさを装って言い訳めいた言葉を呟くが、おそらくはもう構っていられないファイノンは何の文句も言うことはなかった。引き抜いた指にまとわりついた透明の淫液をもうひとつの指に塗りたくり、自らの言い訳を思い出して香油も足しておく。
她故作若无其事地嘟囔着像是借口的话语,但白厄大概已经无暇顾及,没有发出任何怨言。将缠绕在抽离手指上的透明爱液涂抹到另一根手指上,又想起自己的借口,顺便补了些香油。
ファイノンの呼吸のタイミングを見計らってまとめて指を挿入する。
看准白厄呼吸的节奏,趁机将手指一并插入。
「ンんっ……ぁっあぁ」 "「嗯嗯……啊啊啊」"
がくんと腰が下がりかけたが、寸でのところで持ち堪える。
腰部几乎要瘫软下去,却在最后一刻勉强撑住了。
「ちょっと……ン、ンっ、ずるいっ、よ」 "「等等……嗯、嗯,太狡猾了、啦」"
「何本入ってるか分かるか」 "「知道里面有几根吗」"
「ばか……ッあ、ぁあ♡ なにっ」 "「笨蛋……啊、啊啊♡ 什么呀」"
「お前のイイところだ、救世主……まさかそんなことも知らずに慣らしていたのか」
"「这就是你的可爱之处,救世主……没想到你连这种事都不知道就习惯了」"
かろうじて探り当てることのできた前立腺は小さく心許ないながらも、二本の指で探りながら優しく触れると中の動きが変わってくる。ファイノンの髪が左右に揺れた。
勉强摸索到的前列腺虽然微小得令人不安,但当用两根手指轻柔触碰时,内部的律动开始发生变化。白厄的发丝向左右摇曳。
「しょうがないだろ……っ、だって、そんなの、知らなぁ、あッ」
"「没办法啊……因为、那种事、我根本不知道、啊——」"
「相当つらかっただろう」 "「一定很难受吧」"
この後孔の具合からしておそらく初物だろう。そんな予想を裏付ける発言だった。最も分かり易く快楽を得る前立腺すらも刺激せずにひたすら拡張に励んだのだとしたら、あまりに一途すぎる。苦さとも甘さともつかない何かが胸いっぱいに広がった。この男を慈しんで、可愛がって、持ち得るものを与えてやりたい。
从后穴的状况来看,这恐怕是第一次吧。这番发言印证了这样的猜测。若是连最容易获得快感的前列腺都不去刺激,只是一味专注于扩张的话,未免太过专一了。某种难以言喻的苦涩与甜蜜交织的情感在胸口蔓延开来。想要怜爱这个男人,宠爱他,给予他所能拥有的一切。
「っふぅ……ぁ、あぁ……ッン、あ、あ、にほん、ゆび、はいってる」
"“嗯呜……啊、啊啊……嗯、啊、啊、日本、手指、进去了”"
「そうだ、良い子だな」 "“没错,真是个好孩子”"
「あっ……まって、それっは…ン゛んっ、ァっぁあ゛」
"「啊……等等,那个…嗯呜、啊啊啊」"
「イイか」 "「可以吗」"
「んんっ……ぃ、いっ……良いっ……きもちいいっ」 "「嗯呜……啊、好……好舒服……好棒」"
「そのまま気持ち良いものだけ追いかけていろ」 "「就这样去追逐让你感到愉悦的事物吧」"
「ッあ……っふ、ン゛ん……ッうぅぅ゛~~っだめ、だめだ」
"「啊……嗯、唔……呜~~不行、不可以」"
「ダメじゃない……それに、よくできているぞ」 "「没什么不可以……而且,你做得很好」"
少し主張を始めてくれた前立腺を指で挟んで、とんとんと優しく撫でてやる。快楽を覚えたばかりの蜜壺がモーディスの指に縋るように痙攣し内腿がひくひくと震え始めた。堪えきれなくなった唾液がファイノンの口端から垂れて腹筋にかかる。
开始微微抗议的前列腺被手指轻轻夹住,温柔地拍打抚弄。刚尝到甜头的蜜穴像抓住救命稻草般紧缠万敌的手指痉挛起来,内侧大腿开始阵阵颤抖。忍耐不住的唾液从白厄嘴角滑落,滴在腹肌上。
「っはー……ッ、はぁ……ンんッ♡ あぁだめ、ダメ、くるっ……くる」
"「哈啊……嗯、啊……嗯嗯♡ 啊不行、不行、要去了……要去了」"
「ああ、気持ち良いな」 "「啊,真舒服啊」"
「変だっこんな……ッぁあ」 "「不对劲……啊啊」"
きゅうと細くなった瞳に快楽を映し、肩に置かれた手にぐっと力が入った。筋肉の隆起でモーディスの肩に力が入ったことを察したファイノンが離そうとしたその手を上から抑えつける。
骤然收缩的瞳孔中映出欢愉,搭在肩头的手猛然发力。察觉到万敌肩膀肌肉隆起时施加的力量,白厄正欲抽离的手被自上而下牢牢按住。
「いい」 "「别动」"
「んっ……なに」 "「嗯……什么」"
「手はこのままで、いい」 "「手就这样放着,别动」"
顔をわずかに傾けて、腕の内側へそっと口づける。柔らかい皮膚にうっすらと浮かぶ跡に仄暗い歓喜を抱きながら、何も気づかないでくれと願いながら、そうとは悟らせない涼しい顔で何も気づいていないフリをして言葉を囁く。この罠ともいえない蟻地獄に、その身ひとつで落ちてきてくれないかと。
微微侧过脸,将唇轻轻印在手臂内侧。怀抱着对淡痕浮现的柔软肌肤那隐约的欢愉,一边祈祷着对方毫无察觉,一边以不露破绽的冷淡神色佯装无知地低语。能否请你独自坠入这甚至称不上陷阱的蚁狮地狱呢。
「余計なことは考えず、お前はこっちに集中していろ」
"「别想多余的事,你给我专心点」"
「ッあ、ン……だめだ……そんなにしたらっ……あぁ、くるッあ、ぁあっ……ぐ、~~ッふ、うぅぅ゛」
"「啊、嗯……不行了……再这样下去的话……啊啊、要去了、啊啊啊……呜、~~嗯、呜嗯嗯゛」"
きゅううと今までにない動きで指が締め付けられる。押し殺したような声が上がり、モーディスの肩にファイノンの頭が凭れ掛かる。緊張した体が緩んだところを受け止めた。うっすらと腹筋を濡らしているのはファイノンの精液だろう。立派に屹立した陰茎はそれでも芯を失わず、先端からとろとろと濃い白濁を流している。
指尖以从未有过的动作突然收紧。万敌肩上传来白厄压抑的呜咽声,那颗头颅无力地靠了上来。他接住了对方因高潮而瘫软的身体。腹部微微湿润的痕迹想必是白厄的精液。即便如此,那根傲然挺立的性器仍未完全萎靡,前端仍在缓缓渗出浓稠的白浊液体。
白髪から覗く耳が赤い。肩口に額の重みとファイノンの息の感覚を感じ取る。そっと髪を耳にかけてやると呼吸を整えているファイノンが横目でモーディスを見た。モーディスと目が合った途端、その口元が弧を描く。
从白发间露出的耳朵泛着红。肩头能感受到额头重量与白厄呼吸的触感。轻轻将发丝别到耳后时,正在调整呼吸的白厄用余光瞥了眼万敌。与万敌视线交汇的瞬间,那嘴角便弯成了弧线。
「っは、はは……天井のシミなんて数えてる暇、無かっただろ」
"「哈、哈哈……哪有闲工夫数天花板上的霉斑啊」"
「お前……ッ」 "「你这家伙……!」"
広がる感情を必死に押し殺す。この期に及んで軽口に滲む快楽の名残に煽られた。わざと入り口に引っ掛けるようにして指を抜き、その体を寝台へ押し倒す。達して敏感になった体ではシーツでも刺激になるのか、ファイノンの体が一度大きく震えた。けれどそんなこと、もう構っていられない。先ほどから下半身が痛いほど己を主張している。
拼命压抑着蔓延的情感。事到如今仍被玩笑话里渗出的快乐余韵所煽动。故意在入口处勾留般抽出手指,将那具躯体推倒在床榻上。达到敏感巅峰的身体连床单都成了刺激吗,白厄的身躯猛然剧烈颤抖了一下。但这种事,已经无暇顾及了。从刚才开始下半身就疼痛地彰显着存在感。
膝頭に触れるとファイノンはゆっくりとモーディスを見た。
当指尖触到膝盖时,白厄缓缓抬眸望向万敌。
「そうだ、ひとつ君に言わなきゃと思ってたんだけど」
"「对了,有件事我必须要告诉你」"
「どうした」 "「怎么了」"
「僕、つらくなんてない」 "「我才没有难受」"
「それ、は」 "「那个,是」"
触れ合いの中で口をついた言葉を、こんな時に突き返されるとは思っていなかった。なんならこうしてファイノンから蒸し返されるまで、言ったことを忘れていそうだったのに。あの時は、自分ひとりで快楽に頼らずに好きでもない男から犯されるために尻の拡張をするという行為そのものを指していたのに、今こうして最中よりは若干の冷静を取り戻した段階でそう言われると、行為以上に当人の気持ちまで乗っている気がしてしまう。
在肌肤相亲时脱口而出的话语,没想到会在这种时候被反刍回来。甚至可能在被白厄这样翻旧账之前,自己都快忘记说过这样的话了。当时明明只是指代着独自一人不依靠快感、为了被不喜欢的男人侵犯而扩张后穴这种行为本身,但在事态稍缓、恢复些许冷静的此刻被重新提起,竟让人觉得比起行为本身,当事人的心意也被裹挟其中。
頬に触れる。 轻触脸颊。
やや赤らんだ頬はまるで何時間も戦っていたあの時、肩を組んで互いを認めながら歩いた帰り道と何も変わりないのに、もうあの頃には戻れない。失った物の大きさに眩暈がする。何も知らないままでいたかった。この男の美しく青い瞳に映るものは、好敵手だとか友だとか、そんなものが良かった。意味を見出そうと勝手に這い出るこの感情など消してしまいたいのに、何度ステュクスを遡ったとしても消えてくれない。
微微泛红的脸颊,与那时并肩作战数小时后互相搀扶走在归途上的模样毫无二致,却再也回不到从前。失去之物的沉重令人晕眩。宁愿永远懵懂无知。若这男人湛蓝眼眸中映照的只是劲敌或挚友该有多好。这份擅自滋长妄图寻求意义的感情,多想彻底抹去,可纵使溯游冥河千遍也挥之不去。
「つらいから、そんな言葉が出てくるんだ」 "「正因为痛苦,才会说出这样的话」"
「ちがう」 "「不对」"
「違わない。お前はそういう男だ」 "「没错。你就是这样的男人」"
眩しいほどに前を向いて歩くこの男が救うものはオンパロス、火追いの旅。十二のタイタンの遺した物。そうであるべきだ。モーディスという男のために開けられた場所など最初から無い。そうであるべきだ。そうであるべきだったのに。そして自身も、初めはそれこそを望んでいたはずだったのに。
这个昂首阔步耀眼前行的男人要拯救的是 Onpalos、追火之旅。十二泰坦留下的遗产。本该如此。从一开始就不存在为万敌这个男人而留的位置。本该如此。本该如此才对。而他自己,最初渴望的也本该是那样才对。
いつから。そんなこともう分からない。 从何时起。连这种事都已无从知晓。
こんなことならあの日、こいつに出会うべきではなかった。
早知如此,那天就不该遇见这家伙。
「……ぐっ」 "「……呃」"
「いい加減にしなよ。君、どこまで僕を知った気になっているんだい」
"「适可而止吧。你究竟自以为有多了解我?」"
爪先が持ち上がったかと思えば軽く脇腹に触れられる。そのまま上下にゆるゆると擦られて必死に耐えれば、そんなことを仕掛けてきた男は笑うでもなく悔しそうに唇を噛みしめていた。
脚尖刚微微抬起,就感到侧腹被轻轻触碰。那只手接着缓缓上下摩挲,正拼命忍耐时,始作俑者的男人既没笑也不甘心地咬紧了嘴唇。
「本当は言いたくなかったんだけど……しょうがないからもうひとつ教えてあげる。」
"「本来不想说的……但没办法,再告诉你一件事吧。」"
ファイノンは組み敷かれた体勢からモーディスを見上げた。
白厄从被压制的姿势仰望着万敌。
「僕だってあの日、アグライアから君の話を聞いていたんだ。もちろん、君とは違う場所でね」
"「那天我也从阿格莱雅那里听说了你的事。当然,是在和你不同的地方。」"
やはりそうか。疑うべくもない疑惑がいま、真実としてその張本人から語られている。
果然如此。无需怀疑的猜疑此刻正由当事人亲口证实为真相。
「だから……だから君が、僕じゃなくて……相棒に声をかけているのを見たとき。……そっちの方が、今より何倍もつらかった。ああいや、ゼロに何をかけてもゼロにしかならないんだから、『今より』というのはおかしな話かもしれないね。でも、あの光景を見た時僕がなんて思ったかなんて、君は知らないだろう」
"「所以……所以当我看见你,不是对我而是对搭档打招呼的时候……那比现在还要痛苦无数倍。啊不,零乘以任何数都只会是零,说『比现在』或许有些奇怪吧。不过,你大概不会知道目睹那幅场景时我究竟在想什么」"
頬に触れて、何かを怖がるように離した手がもう一度触れる。自らの頬にモーディスの手を招いたファイノンはそっと目を伏せた。キメラたちが親愛を示すために人へ歩み寄る方法に似ている。モーディスの爪、指、手の平、そういったものに恭しく触れたかと思えばそっと手の平に口づけが施される。
触碰脸颊的手像害怕什么似的缩回,又再次战战兢兢地贴上。白厄引导着万敌的手抚上自己脸颊,轻轻垂下眼帘。这姿态与奇美拉们为示亲近而靠近人类的方式相似。当指尖恭顺地掠过万敌的利爪、指节与掌心时,一个轻吻忽然落在掌心。
瞼が開いた。クレムノスの空、オクヘイマの空の色をした瞳がにっこりと微笑む。
眼睑轻启。那双映着克雷姆诺斯天空、奥赫玛苍穹色泽的眼瞳,漾起了盈盈笑意。
「だから安心して。怖くない、痛くない。勿論つらくもない。大丈夫、僕は君を傷つけないし、君は僕を傷つけない」
"「所以请放心。不会可怕,也不会痛。当然更不会难受。没事的,我不会伤害你,你也不会伤害我」"
アグライアの白く細い指を思い出す。『苦しみは、できるだけ少ない方が良い』そう言ったときの彼女は、どんな表情をしていたか。
想起阿格莱雅那白皙纤细的手指。『痛苦,还是尽可能少些为好』说这话时,她脸上是怎样的表情呢。
「俺だってそうだ」 "「我也是这么想的」"
「うん?」 "「嗯?」"
「できることなら害したくない、こんなことで」 "「如果可能的话,我不想伤害任何人,在这种事情上」"
「光栄だな、王子様にそう思ってもらえるなんて」 "「真是荣幸啊,能被王子殿下这样看待」"
「おい」 "「喂」"
「あはは、ごめん」 "「啊哈哈,抱歉」"
ファイノンはけらけらと笑った。こっちが素直に吐露してみれば、と思いかけたところでファイノンの習性を思い出す。重要なことを軽く見せようとするのは相変わらずの癖だ。
白厄咯咯地笑了起来。正想着要是这边能坦率倾诉就好了,突然想起白厄的习性。把重要的事情轻描淡写地表现出来,还是她一如既往的毛病。
「今日はこうやって半ば無理矢理来ちゃったけど、だから一人で頑張ってたんだって知ってたんだ。半神化の代償と知っても君ならそうするんだろうなってことも……でも僕は、君の痛みだって知りたい」
"「今天虽然是被半强迫地拉来了,但我早该知道你是这样独自咬牙坚持的人。即便明白半神化的代价,你也会这么做吧……可我想了解的,正是你所承受的痛苦」"
「それはお前が救世主だからか」 "「就因为你是救世主吗」"
その全てを背負って世界創生の義務を双肩に乗せているからか。その手で光り輝く道を歩むことを決められているからか。蒼穹の瞳に捉えられれば、全てを見透かされている気がした。知りたいと切望している一方で、知りたくないとも思っていることすら。
是因为你将这一切都背负在身,肩负起创世的重任吗?还是因你注定要以双手开辟光辉之路?被那双苍穹之瞳凝视时,仿佛所有心思都被洞穿。那些你既渴望知晓又宁愿永远蒙在鼓里的秘密。
ファイノンは指を顎に当てた。わざとらしい考える仕草すら似合っている。
白厄将手指抵在下巴上。连这种刻意思考的姿势都显得格外适合她。
「そんなこと、考えたこともなかった。でも……うん、そうだよ。神託が、そう言っているんだから」
"「这种事,我从未想过。不过……嗯,你说得对。既然神谕是这么说的」"
何かに包まれているみたいだった。母の愛なんてそんなものではないけれど、限りなく近い何かに慈しまれ大事にされている実感が湧く。
仿佛被某种东西温柔包裹着。虽非母爱那般浓烈,却真切感受到被某种近乎无限的慈爱悉心呵护着。
「母性に芽生えたのはお前の方じゃないか」 "「萌生母性的明明是你才对吧」"
「あはは。残念ながら生物学的に僕は子供が産めないからなぁ」
"「啊哈哈。可惜从生物学角度来说我可生不了孩子呢」"
憎まれ口を叩けば同じくらいの湿度で言葉が返ってくる。野暮な指摘もない。途方もない美しさに惹かれるように、ファイノンの手を取って口づけた。
若出言不逊便会得到同等湿度的回敬。没有不识趣的指摘。如同被摄人心魄的美丽吸引般,我牵起白厄的手落下一吻。
「えっ……な、なに」 "「诶……什、什么」"
「なぜお前が驚くんだ? 少し前、お前が俺にしたのと同じことだぞ」
"「为什么你要惊讶?不久前,你不是也对我做了同样的事吗」"
「そうだったっけ……なんか色々と必死で」 "「是这样吗……当时太拼命了,记不清了」"
「ファイノン」 "「白厄」"
「…………なんだい?」 "“……什么啊?”"
久しぶりに、肩書ではないその名前を呼べた。きっと気づいているだろうに、この男はそれを少しも気取らせない言い方で返事をする。剣を握る手にもういちど口づける。節くれだった指を、タコのできた指をなぞる。
时隔许久,再次呼唤那个不带任何头衔的名字。他肯定察觉到了,却用若无其事的口吻回应。我再度亲吻他握剑的手,抚过那些骨节粗大、布满老茧的手指。
「口にもして良いか。これと、同じことを」 "“可以亲这里吗?和刚才一样的地方。”"
「…………えーと、その許可の取り方ってクレムノス式だったりする?」
"「……那个,获取许可的方式该不会是克莱姆诺斯式的吧?」"
「こんなことがクレムノス式であってたまるか」 "「这种事要是克莱姆诺斯式的那还得了」"
「……君の意志ってこと?」 "「……是你的意愿吗?」"
「……そうだ」 "「……对了」"
「じゃあ答えは簡単だな。うん、いいよ」 "「那答案就很简单了。嗯,可以哦」"
密やかな声がそっと聞こえてくる。辛抱堪らず目の前の唇へ触れた。
隐秘的声音轻轻传来。按捺不住触碰了眼前的唇。
「はは、王子様らしからぬキスだな。べっとべとだよ」
"「哈哈,这可不像是王子殿下的吻啊。黏糊糊的」"
「互いに興が乗りすぎたな」 "「我们俩都太兴奋了」"
まるで訓練を終えたかのように息を乱しながら、唾液塗れの口を乱暴に拭う。ついでにファイノンの口も拭ってやれば間抜けな声がした。
如同刚结束训练般喘息着,粗暴地擦去沾满唾液的嘴唇。顺便也替白厄擦了擦嘴,便听到一声傻里傻气的叫唤。
「互い?」 "「彼此?」"
「互いだろう。お前だって俺が離そうとしたら」 "「是彼此吧。就算我想放手,你也会——」"
「あーあーわかった。そうだねお互いだ。じゃあお互い大好きな僕達のためにもっと有益になることをしようじゃないか」
"「啊——好啦好啦明白了。没错我们是彼此相爱。那为了我们这对深爱彼此的恋人,不如来做点更有意义的事吧?」"
「……まあ、口が軽くてもヤることは変わらん」 "「……嘛,就算嘴巴不牢靠,该做的事也不会变」"
「君、だいぶ吹っ切れてない?」 "「你,是不是还没完全放下?」"
「さあ、どうだか」 “来吧,看看如何”
本当はもう香油などいらないくらいに勃っているのに、くだらない見栄から陰茎へ香油を垂らす。数度擦ってからひたりと後孔に狙いを定める。いざ挿入の瞬間は流石に緊張するのか、食い入るように見つめているファイノンへ「何か違和感があれば言え」と念押しすれば「分かってるよ」と呆れた視線を寄越された。
其实早已勃起到无需香油的程度,却因无聊的虚荣心仍在阴茎上滴落香液。摩擦数次后精准对准后穴。真正插入的瞬间果然还是会紧张吧,对着目不转睛盯着的白厄叮嘱「要是有任何不适就说」,结果换来对方「知道啦」的无奈眼神。
「……挿れるぞ」 "「……要进去了」"
「うん……ッン、んぅ……はっ、あ、ああ♡」 "「嗯……唔、嗯呜……哈、啊、啊啊♡」"
亀頭が後孔の縁を拡げる。頬張るように健気に広がり雄を誘う場所へ促されるまま腰を進めるとファイノンの喉が反る。曝け出された生物としての急所に喉が鳴るが、今はそれよりも。
龟头撑开后穴边缘。像鼓起勇气般努力扩张着,被引导着向诱惑雄性的部位挺进腰肢时,白厄的喉头后仰。暴露出的生物要害令喉咙发出呜咽,但此刻更甚于那。
「っは、ァあ……っく、なんだ、これは」 "「哈啊、啊……呃、什么、这是」"
熱い。内側の粘膜が熱を孕んでいる。指で触ったときも確かに熱かったけれど、今はそれ以上だ。陰茎と指との単純な違いだとは到底思えなかった。腰を引くと張り出た亀頭で肉壁を乱され、ファイノンが甘く喘ぐ。きゅっと締まる後孔から出て、もういちどそこを広げながら彼の中へ入る。うねる粘膜が陰茎全体に逃がさないというべき貪欲さで以て絡みついた。
好烫。内侧黏膜正孕育着高热。用手指触碰时确实也很烫,但此刻更甚。阴茎与手指的单纯差异根本无从比拟。后撤腰部时,突出的龟头搅乱肉壁,白厄发出甜美喘息。从骤然紧缩的后穴退出,又一次撑开那里进入他体内。蠕动的黏膜以近乎贪婪的饥渴缠绕住整根阴茎,不容逃脱。
「っひぃ♡ ぁ……ッぁあ、あ、あ♡ まってモーディス♡♡」
"「呜咿♡ 啊……啊啊、啊、啊♡ 等等万敌♡♡」"
「ぐっ……ぅう゛」 "「咕……唔嗯」"
脳内がちかちかと点滅するほどの気持ち良さ。すぐに持って行かれそうでその白い足を広げ、奥に奥にと張った亀頭を押し付ける。自分の中にある紛争の化身が、自らの物である運命の火種を目指して懸命に進んでいるようだ。一時は紛争の火種をその胎内へ招き入れた者と、その紛争の半神と化した者。肉体か精神か、もしくはそのどちらにも溶けあった因子が共鳴でもするかのように惹かれ合い、自然と深い快楽へ導かれる。
脑海中闪烁着近乎刺眼的极致快感。眼看就要被推上顶峰,她不由自主地张开雪白双腿,让肿胀的龟头向着更深处顶弄。仿佛体内争斗的化身正拼命追寻着属于自己的命运火种。曾将纷争火种纳入子宫者,与那半神化的纷争化身。无论是肉体还是精神,抑或是交融其中的因子都如同共鸣般相互吸引,自然而然地沉溺于深邃的欢愉之中。
アグライアの言葉の意味をこれほど実感できる行為もそうそうない。確かにこんなもの、とてもじゃないが並大抵の者は耐えきれないだろう。
能如此真切体会到阿格莱雅话语深意的行为实属罕见。确实,这种东西绝非寻常之辈所能承受。
試練に打ち勝つことができなかったあの時とうに消えてしまったはずなのに実は残っていたのか、心底から揺り起こされるその悦びがファイノンの心と体を温め、ついには蜜となって胎奥から溢れ出した。生物の倫理を越えた現象についていけないはずなのに、悦楽だけはどんどんと高められていく。自らの神に征服される快楽に脳が灼かれているのか、涎を拭うこともできずに青く澄んだ二つの目からぼろぼろと涙が零れていく様子にすら興奮して心臓が脈打った。
明明早该随着未能战胜试炼的那刻彻底消失,却原来仍有残留——从灵魂深处被唤醒的欢愉温暖着白厄的身心,最终化作蜜液自子宫深处满溢而出。本该无法理解这种超越生物伦理的现象,可快感却层层攀升。大脑仿佛正被神明征服的快乐灼烧着,连擦拭涎液都做不到,只能任由泪水从那双澄澈青眸中不断滚落,甚至因此兴奋得心脏狂跳。
「っぁぁ……あ゛っああ゛……んん゛ッぐう、もーでぃ、もーでぃすっ……っぁ、ああ゛だめ、だめ、へんなのがッ、ああ゛またくる」
"「啊……啊啊啊……嗯呜、不行了、不行了……呀、啊啊不要、不要、奇怪的东西要、啊啊又来了」"
「ああ……っふ、イきそうなのか……ッ、中がずっと震えているな……ぐぅぅ、俺も、出そうだ」
"「啊……嗯、要去了吗……唔、里面一直在颤抖呢……呜、我也、要射了」"
決して急なストロークでもなければ、前立腺や結腸に触れているわけでもない。一定のリズムで腰を動かしているだけなのに、愛液塗れの媚肉は懸命に陰茎にむしゃぶりついてくる。まるで熟練の娼婦のような腰使いでモーディスの子種を欲しがる胎内に息が上がり、頭の隅が白んでいく。何も考えられない。目の前の男の深いところまで暴いて、一番深いところを己の子種で濡らして、満たしてしまいたい。
既不是急促的抽插,也没有触及前列腺或结肠。仅仅是保持着固定节奏摆动腰肢,那被爱液浸透的媚肉却拼命缠绞上来。如同熟练娼妓般的腰技让万敌的精种渴求着深入子宫,喘息逐渐凌乱,脑海角落开始泛白。什么都无法思考。只想将眼前男人的最深处彻底剖开,用自己滚烫的精液浸透那最隐秘的褶皱,填满到溢出为止。
「んぁ♡っあ♡……っああ゛ぅ♡だめだもーでぃすッ、いいッ♡すごくっ♡♡ぁ~~~だめ、だめだ、くるぅ♡♡」
"「嗯啊♡啊♡……啊啊啊♡不行万敌、好棒♡太厉害了♡♡呀~~~不行、不行了、要去了♡♡」"
初めて陰茎で、濡れた肉を耕されながら深い場所で味合わされる快楽の予感に、澄んだ青色が溶けていく。今すぐにでも突いてしまいたい心を抑え込み、単調なストロークに徹しながら囁いた。
初次被阴茎耕耘湿润的肉壁时,从深处涌上的欢愉预感让澄澈的蓝色逐渐融化。他强忍着立刻贯穿的冲动,维持着单调的抽插节奏低声呢喃。
「『イク』だ、救世主」 "『要去了』,救世主"
「いっ……い、く?」 "「要…要、去了?」"
「そうだ。……ここが熱く溢れそうになったら、そう言ってみろ」
"“没错……当这里热得快要溢出来时,就这样说出来吧”"
腹筋の下に触れる。きゅうと締まりが良くなった。生理的に浮かんだ涙がまた一筋シーツへ流れて綺麗だ。胎奥を甘やかすように捏ね続けてやれば緩く開かれたままの唇が強く引き結ばれ、とうとう開いた。
手指探入腹肌下方。骤然收紧的触感愈发美妙。生理性泪水又划出一道痕迹洇湿床单,显得格外艳丽。若是继续像娇惯子宫深处般揉弄,那半张的唇便会猛然咬紧又终于松开。
「っぅ♡……ぁあ、あっ、ア……あぁ、っくぅ、ン゛、あ゛ぁ……っい、イク……ッあァん、イク」
"“呜♡……啊、啊、啊……啊啊、嗯呜、嗯♡、啊♡……要、要去……嗯啊、要去了♡”"
「あぁ゛締まる……ッふ、恥ずかしいのか……『イク』と自分で言う度に、中が締め付けてくるっ……ン、はッ、このまま、俺に見られながらイけ」
"「啊…夹得好紧……哈、害羞了吗……每次自己说出『要去了』的时候,里面就会绞紧……嗯、哈啊、就这样、被我看着高潮吧」"
「ぁ、あ、だめっダメ、イクいくっ……ん゛ぅぅぅ~~~♡♡」
"「啊、啊、不行不行、要去了要去……嗯嗯嗯~~~♡♡」"
虚ろな瞳が快楽で曇っている。くたりと脱力した体からなんとか持ちこたえた陰茎を軽く引き抜き、前立腺の上で小刻みに動かしてやると白い身体がシーツの上で波打った。
空洞的双瞳因快感而蒙上雾气。勉强从瘫软的身体里抽出半硬的阴茎,在前列腺上细细碾磨时,雪白的躯体在床单上泛起阵阵涟漪。
「っほ、ぉぉ゛~~ッ、まだ、イってるっ、イってるぅ♡だめ、またぁイク、いく、こしゅらないでぇ」
"「呜、啊啊啊~~~还、还在高潮、高潮着♡不行、又要去了、去了、别顶那里呀」"
「ああ、気持ちいいッ……ほら、今度こそ出すぞ、ここにッしっかり飲み込め」
"「啊、好舒服……看好了、这次真的要射了、给我好好咽下去」"
陰茎の先端が膨らみ、射精の準備のためにくぱくぱと開いていく。子種をねだるファイノンの雌壁へ擦りつけるように自らも腰を動かし、自然とずり上がる体を抱え込むようにして精を叩きつける。
阴茎前端膨胀着,为射精做准备而一开一合。像是要把精种蹭进渴求着的白厄雌壁般主动摆动腰肢,顺势托起她自然弓起的身体将精液狠狠灌入。
「っふ、ぁあ出るッ、出るっ……ぉ゛♡ッは、ァ、ぐぅ~♡♡」
"「呜、啊啊要去了、要去了……嗯♡哈、啊、咕呜~♡♡」"
「んぃ♡♡ッああァ♡♡あん♡♡でてるぅう♡また、またイク♡♡いくいく♡」
"「嗯♡♡啊啊啊♡♡呜♡♡出来了♡又要、又要去了♡♡去了去了♡」"
モーディスの子種を胎内で受け止め、早くも何度目かの絶頂に達した男の腰を抱える。これも体が人の身から変化した影響か、止まる気配のない長い射精はまだまだ続き、陰茎も硬度を失くさない。人の子には拷問と言っても良いほどの一方的に与えられる悦楽に、ファイノンが髪を振り乱した。
万敌的种子在子宫内被承接,早已达到数次高潮的男人抱紧他的腰。这或许也是身体脱离人类形态的影响,毫无停止迹象的漫长射精仍在持续,阴茎也未曾软化。对于人类之子而言堪称折磨的单方面赐予的欢愉中,白厄凌乱地甩动着长发。
「うそだぁっまだ、でてるっうぅ♡♡君ッ♡ながすぎッる」
"「骗人的吧♡♡还在、里面啊呜♡♡你♡太长了啦」"
「俺もまだ、我慢できん」 "「我也、忍不住了」"
「ン゛あぁっ♡♡」 "「嗯啊♡♡」"
ぶちゅり。まだ射精を続けたまま、モーディスの硬く太い陰茎がファイノンの胎を抉る。とめどない愛液と精液は後孔の許容量を超えたのか、みちりと広げられた縁から溢れていく。モーディスが腰を振る度にぶちゅりぶちゅりと排泄音にも似た聞くに堪えない音が響き、ファイノンが快楽と羞恥でますます昂っていくのが中の動きで分かった。
噗啾。万敌那根粗硬阴茎仍在持续射精,深深剜开白厄的子宫。泛滥的爱液与精液似乎超出了后穴的容量,从被撑开的边缘不断溢出。每当万敌摆动腰部,就会发出噗啾噗啾类似排泄的难堪水声,通过内壁的蠕动能清晰感受到白厄正因快感与羞耻愈发亢奋。
「~~っは、ァ~~~あぁあッ、とめて、とまって、っくぅぅ♡いく、またイクッぁあ゛~~~♡♡♡」
"「哈啊~~~、啊~~~嗯♡停、停下、要去了呜♡又、又要高潮了啊啊啊~~~♡♡♡」"
「ンッ、はぁ、ア……あぁあ俺もッ、俺もイク」 "「嗯、哈啊……我、我也要射了」"
胎奥で性器同士を震わせ、額同士を擦り合わせながら達する。熱い肉で包まれ満たされた射精に、目を瞑ったままうっとりと酔いしれる。またもや脅威の射精力を見せるモーディスに対し、ファイノンの絶頂の仕方ときたらまるで可愛いものだった。後孔ではその絶頂をしっかり味わっているというのに、陰茎からは涙のような白濁の雫が時折どろりと伝う程度だ。すっかり雄の射精の仕方を忘れたように憐れな射精に、けれどひどく興奮してしまう。
在子宫深处让性器彼此震颤,前额相抵着抵达高潮。被炽热肉体包裹填满的射精中,闭目陶醉地沉溺着。面对再次展现惊人射精力的万敌,白厄的高潮方式简直可爱得过分。明明后穴正充分品味着那份绝顶,阴茎却只是偶尔滴落泪珠般的白浊液体。那彻底忘却雄性射精方式的可怜模样,反而令人异常兴奋。
ようやく射精の止まった陰茎を引き抜けば出したものが後孔からどろりと出て行く。蒸気した肌がくったりとシーツに崩れ落ち、全身で息を繰り返してなんとか自分を整えている様子は、普段幾度鍛錬を共にしようともなかなかお目にかかれるものではなかった。長い足は無造作に投げ出されその奥をとろとろと濡らしながら、であるならば況やだ。
终于从停止射精的阴茎中抽离时,浊液便从后穴黏稠地流出。蒸腾着热气的肌肤无力地瘫陷在床单上,用全身力气反复呼吸试图平复的模样,即便是日常共同经历无数锻炼也难得一见。修长的腿随意伸展着,深处还在不断渗出蜜液,这般情状就更不必说了。
「生きているか」 "「还活着吗」"
「なん、とかね」 "「什么、来着」"
「……それは良かった」 “……那太好了”
汗で額や首筋に張り付いたファイノンの髪を払ってやる。涙も鼻水も幼子のように垂れ流しのままだ。格好つけのこの男が自分を取り繕う暇などないくらいに乱されていたのだと感じ取れれば機嫌も上向いた。
我替他拨开被汗水黏在额头和颈后的白厄长发。眼泪鼻涕仍像幼童般淌个不停。想到这个爱逞强的男人连整理仪容的余裕都没有的狼狈模样,心情便好转起来。
「ひどい顔だな」 "「脸色真难看啊」"
「悪かったね」 "「抱歉啦」"
「いや、悪くない」 "「不,没关系」"
「わるく……ない?」 "「不……错吧?」"
「そうだが? 水を取ってくる」 "「是啊?去拿点水来」"
寝台から降りて水を注ぎ戻ってきても、ファイノンはまだ寝台の上で釈然としない顔をしていた。「ありがとう」と受け取った水を一気に飲んでいる。行為の弾みで寝台の下に落ちたファイノンの服を拾い上げ横に置く。
从床铺下来倒了水回来时,白厄仍坐在床上露出难以释怀的表情。「谢谢」她接过水一饮而尽。借着动作的惯性,我捡起掉在床下的白厄衣服放在一旁。
「えっもう終わりかい?」 "「诶已经结束了吗?」"
「……そうだ。助かった。……感謝する」 "「……是啊。得救了。……感谢你」"
体の昂りは完全とはいえないまでも抑えられた。あの身を焦がす熱さは昔のことのようで、おそらくしばらくの間は影響もないだろう。心からの感謝を伝えたというのに寝台の男は不満げな顔をした。何度も胎奥に種をしこまれ抱かれたばかりとは思えないふてぶてしい顔だ。
身体的亢奋虽未完全平息,但已得到控制。那灼烧全身的炽热仿佛已成往事,想必短期内不会再有影响。明明已表达了由衷的感谢,躺在床上的男人却露出不满的神情。那张厚颜无耻的脸,让人难以想象他刚刚才被多次在子宫深处播下种子、紧紧拥抱过。
「それはダメ」 "「那可不行」"
「なぜ」 "「为什么」"
「僕だってここに来れることは少ないし、君だってオクヘイマにそうそう来れないだろう」
"「我能来这儿的次数也不多,你也不可能经常来奥赫玛吧」"
聖都じゃあるまいし、すぐそこの道を曲がればばったり遭遇なんてことはない。今日ここにファイノンをよこし、モーディスを暗黒の潮の手下共から遠ざけることさえ、アグライアや開拓者たちの手を借りねば難しい。
这里又不是圣都,拐个弯就能偶遇什么的。今天把白厄调来这里,就连让万敌远离暗黑潮的手下们,也得借助阿格莱雅和开拓者们的力量才能勉强办到。
「僕は今日、君を違和感ごと搾り取るって決めてるんだから」
"「我今天可是打定主意要把你连违和感一起榨干哦」"
決意した男の顔はきらきらと眩しく輝く。「夜は長いんだから」と言い放った男はここが永夜を繰り返しているのだという根本的なことさえ忘れているようにもみえた。
下定决心的男人脸庞闪耀着夺目光芒。他抛下那句「夜晚还很漫长」时,仿佛连这里不断重复永夜的根本事实都已忘却。
太腿を掴み、ゆっくりと挿入すると白い喉が反る。さっき入ったばかりの隘路がきゅうと締め付けてモーディスの陰茎を淫らに歓待した。
抓住大腿缓缓插入时,雪白喉颈向后仰起。方才进入的狭径骤然紧缩,淫靡地款待着万敌的阴茎。
「ン゛ぅっ、あ~~っ」 "「嗯呜、啊~~」"
「は……ぁあ」 "「哈……啊啊」"
気持ち良い。己の本能か、それとも変遷したこの身の欲望か、ただひらすらに満たされる。腰を動かすとファイノンの肉壁に吸われ、どろどろと膿んだ熱が自然と治まっていく。それすら見越したかのように陰茎に絡みつく媚肉から赦され褒められているようだった。濡れた肉が、その奥が戦慄き始める。
舒服极了。不知是本能使然,还是这具蜕变身躯的欲望作祟,只感到无上的满足。腰肢摆动时被白厄的肉壁吮吸着,黏稠溃烂的热度自然平息下去。仿佛连这都预料到般,缠绕阴茎的媚肉给予赦免与赞美。湿润的内里,那深处开始颤抖。
「ぁ♡……ッあ、あぁ……ぅ、っくう」 "「啊♡……嗯、啊啊……呜、嗯呜」"
「イきそうか」 "「要去了吗」"
「ん゛ッ、ん……ぅぅう゛……まっだ、へいき」 "「嗯゛、嗯……呜゛……还、还可以」"
明らかな強がりだ。その証拠に唾液を拭うこともできずシーツを握りしめている指を一本ずつ外して、己の指と繋げてやる。
明显是在逞强。证据就是连擦拭唾液都做不到,只能一根根掰开紧攥床单的手指,将自己的手指与之交缠。
「な、に……ッ♡」 "「什、什么……♡」"
「べつに、ただ……したくなっただけだ」 "「没什么,只是……突然想这么做而已」"
繋いだ手を顔の横へ動かせば自然と結合が深まる。ファイノンが目を見開いた。
将交握的手移到脸颊旁,两人的结合自然加深。白厄瞪大了眼睛。
「あぁあ♡これっ、これ、だめだ……ァ♡あ、ふかい、ふかいとこまで」
"「啊啊♡这个、这个,不行了……♡啊、好深、到好深的地方去了」"
媚肉と陰茎とで情熱的なキスを交わす。それほど動いていないのに、ぬちゃぬちゃといやらしい音がした。
媚肉与阴茎热烈交吻。明明没怎么动,却发出黏腻淫靡的水声。
「そうだ、良い子だな。きちんと吸ってくれている」 "「对,真是个好孩子。吸得很认真呢」"
「~~ッうぅ、あ♡ッン、あ、ぁぁイきそう♡」 "「~~呜嗯、啊♡嗯、啊、啊啊要去了♡」"
「ああ……俺もッ、わかるようになってきた……お前の、中」
"「啊啊……我也、开始能感觉到了……你的、里面」"
奥から押し寄せてくる何かに急かされるように、淫らな媚肉に吸い出されるように鈴口を擦り付けながら射精する。ゆっくりとした快楽はその分互いの法悦を引き出すような歓喜の渦に変わって、終わりが知れない。
仿佛被深处涌来的某种东西催促着,被淫靡的媚肉吸吮般摩擦着铃口射精。缓慢的快感转化为同等程度引发彼此法悦的欢喜漩涡,看不到尽头。
「ぁああッだめ、だめまたイク♡♡っぉ~~~♡♡」 "「啊啊啊不行、不行又要去了♡♡呜~~~♡♡」"
「ッは、ハァ……ファイノンっ、ふぁいのん」 "「呜、哈啊……白厄っ、白厄」"
「まっでそれっぇ……だめ、だめ♡イク、イクいぐ♡♡おぉ゛♡~~~ッ♡♡♡」
"「还没到那里……不行、不行♡要去了、要去了♡♡哦♡~~~呜♡♡♡」"
一回の射精が長いモーディスと比べ、受け止める側のファイノンは短いスパンで何度も絶頂を繰り返す。達する寸前に雄の陰茎に媚びるような動きをするものだから、性欲の解放と熱の発散の快楽が共に押し寄せ、脳が沸騰する感覚を覚える。もう二度ほど絶頂を繰り返したファイノンはうっすらと呟いた。
与射精时间漫长的万敌相比,承受方的白厄则以短暂间隔多次达到高潮。在即将抵达顶点时,雌性会做出谄媚雄性阴茎的动作,因此性欲解放与热量散发的快感同时涌来,让人感到大脑沸腾。已经高潮过两次的白厄微微呢喃道。
「これは……まずいかもしれない」 "「这个……可能不太妙」"
「まずい? どうした何か異変が」 "「不妙?发生什么异常了吗」"
「違うよ」 "「不是这样的」"
ファイノンは赤くなった顔のまま呟いた。 白厄涨红着脸低声说道。
「気持ち良すぎるってこと」 "「是太舒服了的意思」"
「は?」 "「哈?」"
「だから、君とのえっちが気持ち良すぎて最後までもつか分からなくなってきた」
"「所以说,和你做爱太舒服了,我都不知道自己能不能坚持到最后」"
「……はぁ」 "「……哈啊」"
「大事なとこだよ、僕のモーディス搾り取り作戦が。ってことで、しばらくこのままでいよう。ちょっと体力を回復させなきゃ」
"「这可是关键部分,我的万敌榨取计划。所以暂时保持这样吧,得稍微恢复下体力才行」"
ずいぶんと男冥利に尽きることを言われた気がするが、ファイノンはまるで気づいていなかった。だがここで機嫌を損ねられても面倒なのでという言い訳を作り、ファイノンに乗ってやることにする。
总觉得他说了些男人至死是少年才会说的话,但白厄似乎完全没注意到。不过要是现在惹他不快也很麻烦——我这样给自己找着借口,决定继续骑在白厄身上。
正常位で陰茎を挿入したまましばし待つ。時折呼吸に引っ張られるようにわずかに体が身じろぐが、こんなわずかな動きでもファイノンの優秀な中はぴくんぴくんと動いてきちんと役目を果たし、モーディスの熱の発散を助けてくれていた。
以正常位将阴茎插入后稍作等待。偶尔随着呼吸牵引,身体会微微颤动,但即便是如此细微的动作,白厄优秀的内里也会一抽一抽地运作,完美履行着职责,帮助万敌发散热量。
「……もーでぃす」 "「……模特儿」"
「……なんだ」 "「……什么啊」"
「これ、すごく気持ち良いかも」 "「这个,可能感觉超舒服」"
「っふ」 "「呵」"
目を閉じて穏やかな快楽に耽っているファイノンの言葉が蕩けている。なんだかここだけ隔離された世界にいるようだった。痛くもないし、怖くもない。温かいもので編み込まれた繭に包まれている。手を伸ばしてくるので素直に引き寄せられてやると、顔と顔の触れ合う距離で蒼い瞳がぱっちりと目をあける。
白厄闭着眼睛沉溺在平和的愉悦中,话语声都融化在空气里。仿佛只有这里是被隔绝的世界。既不疼痛,也不恐惧。像是被温暖之物编织的茧包裹着。当对方伸手过来时便顺从地被拉近,在脸庞相触的距离间,那双苍蓝眼眸突然睁得圆圆的。
「ねえ、キスがしたい」 "「呐,我想接吻」"
「っふふ」 "「呵呵」"
戯れの延長戦のような拙い願いに応えない理由など持ち合わせていない。唇に触れるとすぐに開いた隙間から舌を滑りこませる。お互いの舌の表面を撫でて、悪戯に逃げていく舌を捕まえる。交合を深めた下半身からは控えめな水音が響き、自分の体が研ぎ澄まされていく感覚はある。元火種と紛争の半神化。けれど今は、そんなものよりこの男の舌の熱を感じていたかった。後頭部を引き寄せる腕の力を信じていたかった。
对于这般如同嬉戏延长战般的笨拙愿望,他找不到任何拒绝的理由。双唇相触的瞬间便撬开缝隙将舌尖滑入。彼此舔舐着舌面表面,又顽皮地追逐那试图逃窜的软舌。从紧密结合的下半身传来含蓄水声,能感受到自己身体正被逐渐磨砺得敏锐。曾是火种与纷争的半神之躯。但此刻,他只想感受这个男人舌尖的温度。只想相信那只将他后脑勺揽近的手臂力量。
ちゅ、と触れ合った場所が離れる。髪を梳くと擽ったそうに身を捩ったファイノンがそっと名前を呼んだ。
啾——相触的唇瓣分离。当手指梳理发丝时,白厄痒得扭动身子,轻轻唤了声名字。
「なんだ」 "「什么啊」"
「君って本当に……お伽噺の王子様みたいだ」 "「你真是……像童话里的王子一样」"
こんなことをしていても爽やかに笑うお前こそそう言われて然るべきだとも思う。ただの慈愛でここまでの事ができるか。背中を預けて戦に赴きたいけれど、それと同じくらい、大切にしたい。オンパロスが続く限り、そうして自分が自分であれる限り。この男が何もかもを創生するその瞬間まで。
明明做着这样的事还能清爽微笑的你才更该被这样评价吧。仅凭纯粹的慈悲就能做到这种地步吗。想将后背托付与你共赴战场,却也同样想珍视你。只要欧帕罗斯持续存在,只要我还能保持自我。直到这个男人创造一切的那个瞬间。
「いいよ」 "「好啊」"
息が止まった。震える息で「なにがだ」と問いかける。
呼吸停滞了。用颤抖的气息问道「什么啊」。
「そんな目をしてるくせに、良い男ぶったって無駄なんだからな。動いて、いいよ」
"「明明用那种眼神看着我,装什么好男人。动吧,可以了」"
ああそっちか。でもそっちで良かった。この男へ抱く感情を知られたら、それこそ死んでしまいたくなるかもしれない。いや、例え死んだとしても、この思いを捨てきれないことなど分かってはいるけれど。
啊原来是那边啊。不过那边也好。要是被人知道我对这个男人怀有的感情,说不定会想死的心都有。不,即使死了,我也明白自己无法彻底舍弃这份感情。
ファイノンが自らの足を抱え上げたかと思えば、モーディスの腰に巻き付くように動かしてくる。より密着した体に双方興奮の籠った息を上げたところで、目を合わせる。鍛えられた腹筋、こんな所まで形の良い臍をなぞり、ぐっと押せばファイノン色の籠った息を吐き出した。
白厄刚环抱住自己的腿,就缠绕上万敌的腰际扭动起来。当两具紧贴的身体同时发出情动的喘息时,他们四目相对。抚过锻炼分明的腹肌,连肚脐形状都如此完美的凹陷处用力一按,白厄便吐出了染着情欲的炽热气息。
「っふ……ぅ♡」 "「嗯……啊♡」"
「きもちいいか」 "「舒服吗?」"
「うん……そこ、君の手で押されると……かたちが、わかって……~ぁっ」
"「嗯……那里,被你用手按着的话……形状,感觉得到……~啊」"
「ああ……俺も。きもちいい」 "「啊……我也是。很舒服」"
蜜壺が甘く蠢く。自らの腰を動かさず、ただファイノンの下腹部を撫でてやると。次第に腰が浮き上がってくる。びくんびくんと結合部を中心に震えが増し、不随意で上下に動く様子はモーディスを使って淫らな自慰に興じているようだった。
蜜壶甜腻地蠕动着。不主动摆动腰肢,只是抚弄着白厄的下腹。渐渐地腰肢便浮了起来。以结合部为中心颤抖得愈发厉害,那不受控制上下起伏的模样,活像正用万敌进行着淫乱的自慰。
「っぁァ♡~~~ぁ、ッはァ……っン♡あぁすご♡♡もーでぃすの、どんどん……ッかたく♡♡アっ」
"「啊♡~~~嗯,哈啊……嗯♡啊啊好棒♡♡万敌的,越来越……♡♡硬了呀」"
「煽ることを……っく、言うな……っぐ」 "「少说……嗯、风凉话……呜」"
陰茎を引き絞るような動きに奥歯を食いしばる。穏やかな場所から快楽を引き出され、射精欲が募ると共にこの奥を暴いて全て自分の物にしてしまいたくなる一方だ。ファイノンの体の奥が自然とモーディスを求めて熱くなり、主となる器を求める火種の名残のせいか奥からどぷりと愛液が濡れた。
阴茎被绞紧般的动作令他咬紧后槽牙。从平静处被拽出快感,随着射精欲望高涨,一边想粗暴地捅开这深处将一切据为己有。白厄的身体深处因自然渴求万敌而发烫,或许是寻求主之器皿的火种余韵所致,深处涌出大量爱液浸湿了床单。
「あァん♡♡はぁ♡ぁあ♡~~ッもう、もう♡ッふ♡あぁあぁ゛♡♡イク、いく、ぁあっ~~♡゛♡♡」
"「啊嗯♡♡哈啊♡啊啊♡~~要、要去了♡嗯♡啊啊啊♡♡去了、去了、啊啊~~♡♡♡」"
「っは、ぁ」 "「哈、啊」"
絶頂の余韻で媚びてくる肉を硬度を保ったままの陰茎で耕せば、ファイノンはすぐに白旗を上げた。それでも頑張ってくれているのか、びくびくと震える絶頂寸前の肉が健気にモーディスの体の奥を癒す。熱ごと吸い出されるような貪欲な動きに逆らえない。
在巅峰的余韵中,用保持硬度的阴茎耕耘那媚态毕露的肉体,白厄很快就举起了白旗。即便如此它仍在努力,那颤抖着临近高潮的肉体楚楚可怜地治愈着万敌身体的深处。无法抗拒那仿佛要将热量全部吸出的贪婪动作。
「ああ♡やめ♡♡それだえ♡」 "「啊♡不要♡♡就是那里♡」"
「すごいな……お前のなか……出してほしいと、俺に……っ媚びてくるッ」
"「真厉害……你的里面……在向我……求着要释放出来呢♡」"
「ッぅう゛♡♡だめいうっ♡♡ぁ゛あ~~♡♡♡」 "「呜嗯♡♡不行啊呜♡♡啊啊~~♡♡♡」"
声が裏返る。片足を肩につくくらいに抱え上げて自らの陰茎で奥を舐り、火種の気配ごと全て埋め尽くす。
声音陡然拔高。将一条腿抬至肩头的高度,用阴茎舔舐深处的每一寸,连同火种的气息一并填满。
「ぉお゛♡♡っぎ♡おくっ、奥当たってる♡♡♡だめなとこ♡♡そこ、ダメなとこ♡♡」
"「哦啊♡♡嗯♡深处、顶到最里面了♡♡♡不行的地方♡♡那里、不可以碰的地方♡♡」"
「ダメじゃ、ない……ッだろう」 "「不……不行……吧」"
ねっとりと捏ねていけばきゅうきゅうと奥から溢れて来る快楽の濁流に、あのオンパロスの救世主とあろう者がついに陥落した。寝台に投げ出されている方の足が力なくシーツを掻くが、それくらいで紛れるような甘いだけの快楽など与えてやらない。征服される悦びごと法悦を与えられ、ファイノンの視界が白く瞬いて弾けた。
黏腻地揉捏着,从深处不断涌出的快乐浊流,连那位号称安帕罗斯救世主的存在也终于沦陷。被抛在床榻上的那只脚无力地抓挠着床单,但岂会给予这般轻易就能蒙混过去的浅薄快感。连同被征服的欢愉一并赐予法悦,白厄的视野在雪白闪烁中迸裂。
「らぁめ♡♡イク♡♡いぐぅ♡♡♡」 "「啊♡♡要去了♡♡呜嗯♡♡♡」"
「ハッ……俺も、出るッ……うぅぅ゛♡」 "「哈……我也要、去了……呜嗯♡」"
片足を抱え上げられながら胎奥で射精された感覚に酔いしれている男は肉欲離れした美しさを放っているのに、悦びを知っている中は懸命に陰茎をしゃぶっている。またもや永続かと思われる射精を続けたまま、モーディスはファイノンの足を下ろし、膝を割り開く。奥へ奥へと進む本能が行き止まりよりも先にある窄まりを探り当てた。ここに入りたい、入って我が物顔で踏み荒らし、俺のための場所だと教え込んでやりたい。
被单腿抱起在子宫深处射精的快感所陶醉的男人,散发着超脱肉欲的美丽,而知晓欢愉的伴侣正拼命吮吸着他的阴茎。仿佛永无止境的射精持续着,万敌放下白厄的腿,将膝盖向两侧分开。向更深处探索的本能越过了尽头,找到了比狭窄更紧致的所在。想要进入这里,想要长驱直入肆意蹂躏,想要宣告这是我的领地。
引っ張られているのか自らに眠る感情なのか、そんなことはもう重要ではない。ただここにこの男がいるということだけが唯一重要なことのように思える。
是被牵引着,还是源自内心沉睡的情感,这些都已不再重要。唯有此刻这个男人在此处的事实,仿佛成了唯一重要的事。
「ン、んっ、はぁ……な、に」 "「嗯、嗯嗯、哈啊……什、什么」"
「いいか」 "「明白了吗」"
「そこ……ぉ、だめだってば」 "「那里……呜、都说不行了啦」"
問いかける優しさは言葉だけで、その実奥まったところをぐいぐいと押す。ぐちゅぐちゅと鳴る音と荒い息の合間、駄目だと非難する声が甘く空気に溶けて霧散した。ファイノンの太腿を掴んでいる手に、そっと触れるものを感じて視線をその顔から足に移す。
温柔的问询仅停留在言语表面,实则不断向深处强势推进。在黏腻水声与粗重喘息交织的间隙里,责备般的拒绝声甜蜜地融化在空气中消散无踪。正抓着白厄大腿的手忽然感受到轻柔触碰,视线便从她脸上移向足尖。
モーディスの指先を探り当てたファイノンの指がそっと絡んだ。自らの意志で足を広げ、モーディスを挑発的に見上げた瞳が更に得意気に持ち上がったかと思えば、顎がくいと動く。今はこの部屋の壁に凭れ掛かっている白く美しい剣、あの剣で勝負をしかけてくる時、市井で唐突に勝負をふっかけてくる時、ファイノンはいつもこういう顔をしていた。
白厄的指尖寻到万敌的手指轻轻交缠。她主动张开双腿,挑衅般仰视万敌的眼眸愈发得意地上挑,下颌却突然颤动。此刻斜倚在房间墙边的那柄雪白美剑——当这把剑突然在街巷中挑起比试时,当万敌持剑突袭而来时,白厄总是露出这样的神情。
「メデイモス」 "「迈德漠斯」"
息が漏れる。「いいよ」と言われるより余程赦されている気がした。許されているというより、挑まれていると言った方が正しいかもしれない。絡まる指先を解くことがなんだかひどく勿体無い気がして、後ろ髪を引かれながらいちどその足を抱え直した。
漏出一丝气息。比起被说「可以哦」,更让我感到被宽恕。或许与其说是被允许,不如说是被挑战更为准确。解开纠缠的指尖不知为何有种暴殄天物的感觉,在发梢被拉扯的触感中,我再次抱紧了那双腿。
その瞳から勝気な輝きが失われていないことを確認し、前傾しながら腰を進めていく。少し引いて、また押し付ける動きを繰り返していくうちにくぷくぷと緩んでいく。
确认那双瞳孔里仍未失去好胜的光芒后,我前倾身体缓缓推进腰部。稍作抽离又再度压近的往复间,逐渐变得湿软黏腻。
「っは~……ッう、はぁ~~」 "「哈啊~……呜、哈啊~~」"
ファイノンが深い呼吸を繰り返しながら、動きに馴染もうとしているのを肉体の内側から感じ取る。耐えがたい感情に支配されて頭に手を置けばいらないとでもいうように頭を振られた瞬間。ぐぷりと音がして亀頭が嵌まり込んだ。
白厄在反复深呼吸的同时,我能从肉体深处感受到她正试图适应动作。当难以忍受的情感支配全身,我抬手按住太阳穴的瞬间,她像在拒绝似地猛然摇头。随着咕啾一声,龟头深深嵌了进去。
「っぉ、うぅ……ッぐ♡あぁあッあ」 "「呜、嗯……♡啊♡啊啊啊」"
「ぅ゛ッ……ぁあッ、ッぐ、うぅ」 "「嗯♡……啊、啊♡、呜♡」"
獣のような唸り声しか出ない。快楽とも衝動にも似た何かで満たされ、心身が呼び起こされて深くへ潜っていく。猛りが抑えられない。抑えられないのに、それで良いとばかりに受け止められてそれが快楽へと変わっていく。
只能发出野兽般的呻吟声。被某种近乎快感又似冲动的东西填满,身心被唤醒后不断向深处沉沦。狂乱无法抑制。明明无法抑制,却被全盘接纳为理所当然,进而转化为欢愉。
「イク、いくいぐッ……うぅッンん~~ッぁあ゛あ゛アぁイクッいぃッ~~」
"「要去了、要去了……呜嗯~~啊哈啊哈啊~去了~嗯~~」"
がくがくと震える体を抱きしめる。すぐに腕が回ってきて背中がちりりと焼かれた。汗が染みるそのわずかな痛みすらこの男から齎されたものだと思えばひたすらに気持ち良い。自分と同じく汗の滲んだ首筋に誘われるがままきつく吸い付くとくっきりと痕がついた。
紧紧抱住颤抖不止的身体。立刻有手臂环上来,背部传来火辣辣的刺痛。连渗汗时那细微的痛感,只要想到是这男人带来的,便觉得无比舒爽。顺从诱惑啃咬对方同样沁汗的颈项,留下鲜明齿痕。
「っメデイ……っアぁ゛、んぐッ……こっち」 "「呜嗯……啊、嗯咕……这边」"
後頭部を引き寄せられると同時に口づけられる。舌を絡めれば後孔がきゅうと狭まり、熱く濡れた粘膜の奥、緩んだ結腸の弁に叩きつけるように射精した。どくどくと流れる精の奔流はモーディスの身の内にある炎を映したかのごとく熱く、これだけ射精したのに少しも衰えることがない。
后脑被拽过去的同时嘴唇被堵住。当舌头纠缠时后穴骤然紧缩,在湿热黏膜深处松弛的结肠瓣上激烈射精。汩汩流淌的精液洪流如同映照出万敌体内燃烧的火焰般滚烫,即便射出这么多也丝毫不见衰竭。
「ぅぅ~~ッはぁ、あぅ♡~~あッ、ぁ、ああ゛♡♡あついッ、いっぱいでてる♡」
"「嗯呜~~啊、啊呜♡~~啊、啊、啊啊♡♡好烫、流出来好多♡」"
自然と逃げを打つ体を引き留めて奥を犯し続ける。もういちど媚肉が蠢いて、きゅううと締まっていく。陰茎全体を絞られ、先端に吸い付きながら精液をねだられて、声もなく絶頂したファイノンの中へもういちど射精する。
本能想逃的身体被强行留住,继续侵犯深处。媚肉再度蠕动,紧紧收缩。整根阴茎被绞住,前端被吮吸着索求精液,在无声达到高潮的白厄体内又一次射精。
「っうぅぅ゛ぅ~~♡♡♡」 "「呜嗯嗯~~♡♡♡」"
「ぐぅぅ~~だめだ、またっ……またでるッ」 "「咕呜~~不行了、又要……又要去了」"
ファイノンの肩に頭を寄せる。ぐりぐりと押し付けながら首筋に何度も口づけて吸う。体の内も外も擦り合わせるマーキングのような行為の止め時なんてどちらも分からなかった。その身に流れている黄金の血故か、絶頂の回数も射精の量ももはや人外めいているというのについていけてしまう。何らかの因子が作用しているのか今はそれすらわからずに、けれどどちらかが脱落しようとすればもっとと強請ってみせる始末だ。
将头靠在白厄的肩上。一边用力蹭着一边反复吮吸他的后颈。这种仿佛要将内外都打上标记的行为,两人都分不清何时该停歇。或许是因为体内流淌着黄金之血的缘故,他高潮的次数与射精量早已超出人类范畴,我却仍能跟上节奏。不知是否某种因子在起作用,此刻连这点也无暇思考,但若有一方试图抽身,另一方就会索求得更加凶狠。
ようやく陰茎を引き抜いて、液体まみれになった自分はもちろんのこと隣の男の体も丁寧に清め二人して寝台に横たわったとき。
当终于抽出性器,仔细清理完浑身沾满体液的自己与身旁男人的身体,两人并排躺倒在床榻时。
「ははッ、なんだかすごく良い気分だ」 "「哈哈,感觉真是棒极了」"
疲労と安心と慈しみとそれ以外の何かを綯い交ぜにした青い瞳がきゅうと細くなって、数刻前まであんなに乱れていたのが嘘のように穏やかで美しい顔をした男が笑った。まるで悪戯がばれたばかりのキメラのような愛くるしい瞳がくるっとモーディスを見つめる。
那双糅合了疲惫、安心、怜爱与其他难以名状情绪的蓝眼睛微微眯起,男人露出笑容,面容平静美丽得让人难以相信几刻钟前还那般狂乱。宛如恶作剧刚被拆穿的小怪物般可爱的眼珠滴溜溜转向万敌。
「ほらね……あのとき紛争の火種を受け入れたのが僕で、良かっただろ?」
"「看吧……当初由我来接纳战争火种的决定,果然没错吧?」"
「……ああ」 "「……啊啊」"
心からそう述べるとファイノンが目を見開いた。自然と手が伸びる。ふわふわとした髪の感覚が手の平から伝わってきた。「君……そういう顔してるの、ずるいよ」という強がり混じりの敗北宣言ごと、胸の内にある温かさごと目の前の体を強くかき抱いた。
发自内心这么说着时,白厄瞪大了眼睛。手不自觉地伸了出去。蓬松发丝的触感从掌心传来。『你……露出这种表情太狡猾了』——将这句逞强般的败北宣言连同胸口的暖意,一起用力揉进了眼前之人的怀抱里。
広く澄んだ青い空の匂いがした 闻到了广阔澄澈的蓝天气息