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【6/15 新刊サンプル】E.O.M(エビ・オイル・マッサージ)/siki的小说

【6/15 新刊サンプル】E.O.M(エビ・オイル・マッサージ)
【6/15 新刊样本】E.O.M(虾油按摩)

1,675字3分钟  1675 字 3 分钟

人間凛×えびよいち合同本です。  人间凛×虾油一合作本。

えびよいちが凛へ日頃の労いに、自らアヒージョになってオイルマッサージをしたかったお話です。
讲述虾油一为了慰劳凛平日的辛劳,自愿化身蒜油虾并为其进行精油按摩的故事。

※サンプルは全年齢ですが、本編はR18ですのでご注意ください。
※样本为全年龄向,但正篇是 R18 内容,请注意。


2025年6月15日 星に願いを2025-day1-内、凛潔プチオンリー『お揃いリングでご挨拶』にて頒布予定の合同誌『えびちのほん』にて掲載のサンプルです。
此为预定于 2025 年 6 月 15 日「向星星许愿 2025-day1」活动中,在凛洁小型 Only 同人展『情侣戒指问候』上发售的合志《虾之本》所收录内容的样本。


【スペース】  【摊位信息】
東7 O39b 翠色ぱふぇ  东区 7 O39b 翠色咖啡馆

【詳細】  【详情】
A5/2段組/22ページ(表紙込)/200円/R18
A5 尺寸/双栏排版/22 页(含封面)/200 日元/R18 限制级


【同時掲載】  【同步刊载】
未湖都:『指先で、熟れる』  未湖都:『指尖催熟』
novel/24958950   小说/作品 ID 24958950

素敵な表紙、デザインはえび村様(X :@eb_mrr )に描いていただきました!ありがとうございます!
封面太棒了,设计由虾村老师(X :@eb_mrr )绘制!非常感谢!

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ザッ、ザッと砂を蹴る音が早朝の海岸に響く。日の出間もないこの時間は、観光客でごった返す昼間と違い人影もまばらで、絶好のランニングロードだった。凪いだ海は波の音も静かで凛は辺りを明るく照らす朝日を横目に走る。
沙、沙的踢砂声在清晨的海岸回响。日出不久的此刻与游客熙攘的白天不同,人影稀疏,正是绝佳的跑步路线。风平浪静的海面连浪声都显得静谧,凛一边奔跑,一边用余光瞥见朝阳将四周照亮。

……!……ぬ……  ……!……嗯……

「……?」  "「……?」"

微かに耳慣れない音、鳴き声のようなものが聞こえ、足を止めて辺りを見渡した。
隐约听见陌生的声响,像是某种鸣叫声,便停下脚步环顾四周。

……ぬ、……ぬー、ぬー……!  ……嗯、……嗯—,嗯—……!

やはり聞き違いではない。謎の声を辿り、注意深く観察すると、浜辺近くに落ちている白い塊の中に、目立つ赤い色がじたばたと暴れている。警戒しつつ近づくと、白い塊は定置網の残骸のような紐の塊で、その中で赤い何かが網から逃れようと必死にもがいていた。しゃがんでじっと観察すると、それは短い手足をバタつかせ、頭から生えている触覚が動きに合わせて揺れている。
果然没有听错。循着神秘的声音仔细观察,发现落在海滩附近的白色块状物中,有一抹醒目的红色正在拼命挣扎。保持警惕靠近后,发现白色物体像是废弃定置网的绳结,里面有个红色生物正拼命想挣脱渔网。蹲下静静观察,只见它短小的四肢不停扑腾,头顶的触须随着动作摇晃。

凛は網ごと持ち上げると、絡まっているところを手早く解いてやった。網を落とすと、手のひらの上に転がる赤い塊は、呆然と固まっていた。何度か指で突くと、ハッとしたようにぴょこんと身を起こし、凛の手の上に立ち上がった。キラキラとした目からほろりと涙をこぼし、支えていた凛の親指にきゅっと抱きつくとにっこりと笑って見せた。
凛拎起整张渔网,利落地解开了缠住的部分。放下渔网后,掌心里滚落的红色小东西呆若木鸡。用手指戳了几下,它才恍然惊醒般猛地直起身子,在凛的手心上站了起来。闪着泪光的眼睛扑簌簌落下泪珠,紧紧抱住凛支撑它的大拇指,露出灿烂的笑容。


これが糸師凛とえびよいちの出会いである。  这便是糸师凛与虾尾壹的初遇。


それからえびよいちは、凛の家に住んでいる。連れてきた当初、名前を適当に「えび太郎」と呼んだところ、ガーン!という顔をしたえびは、机に置いてあった鉛筆を身体全体を使って支えながら『よいち』と書いて見せた。ひらがなを覚えたての幼児のような字だったが、びっくりするくらいこのえびは知能が高かったのだ。言葉こそ話せないため「ぬー!」という鳴き声しか発さないが、明らかに意思を持っていた。
后来虾尾壹就住在了凛家里。刚带回来时随口叫它"虾太郎",小虾顿时露出备受打击的表情,用整个身体支撑起桌上的铅笔,歪歪扭扭写出"よいち"三个字。虽然笔迹像刚学平假名的幼童,但这只虾的智商高得惊人。虽然只能发出"呜——"的叫声无法说话,但显然具备独立思考能力。

凛はその生物を教えられた通り『よいち』と呼び、ふたり(一人と一匹)は仲良く暮らしている。えびよいちは凛に助けてもらった恩を返すべく、見よう見まねで掃除をしたり洗濯物を畳んだりと小さな身体でとても頑張り、簡単なことなら一通りの家事をこなせるようになっていた。
凛按照所教的那样称呼那个生物为「よいち」,一人一虾就这样和睦地生活着。虾よいち为了报答凛的救命之恩,用小小的身体努力模仿着打扫、叠衣服等家务活,渐渐地已经能够完成一些简单的家务了。


〜中略〜  ~中略~

 ———————数十分後、なにやらいい香りが漂ってきて、凛はちらりとキッチンに視線を移した。トントン、ぐつぐつ、と調理音が絶えず聞こえてきていたが、アイツ何作ってんだ?そろそろ様子も気になるとゆっくり立ち上がり、キッチンへ足を向けた。
———————几十分钟后,一阵诱人的香气飘来,凛朝厨房瞥了一眼。咚咚、咕嘟咕嘟的烹饪声不绝于耳,那家伙在做什么呢?差不多该去看看情况了,于是缓缓起身走向厨房。

「おい、なにして‥‥‥ッ」  「喂,你在干什……么……」
 そこで凛は衝撃的な光景を見た。何かが煮えているフライパンの中に、見慣れた赤いものが一緒に入っている。
凛在那里目睹了令人震惊的一幕。在某个沸腾的煎锅中,熟悉的那抹红色正混在其中。

「よいち‥‥‥っ!!」  「好痛啊……!!」
 調理中に誤ってフライパンに転落したのかと、慌てて駆け寄る。えびよいちを掴み出そうと手を伸ばすと、フライパンの中のえびよいちが手を出して「ぬ!」と拒否の姿勢を取った。
以为是在烹饪时不小心跌入煎锅,慌忙跑近。刚伸手想捞出虾夷一,锅中的虾夷一却伸出手做出「嗯!」的拒绝姿态。

「あ‥‥‥?お前、落ちたんじゃねぇのか」  「啊……?你、你不是掉进去的吗」
「ぬぬん!」  “唔嗯!”
 神妙な顔で首を振って否定するえびよいちに、凛は安堵のため息を吐き出してキッチン台に手をついた。改めてフライパンをのぞき込むと、随分と多めの油に、先程冷蔵庫から取り出してやった様々な具材が入っており、くつくつと煮立っている。そこにまるで風呂の様に浸かるえびよいちは、油のせいで全身がてらてらと光っていた。
面对神情严肃摇头否认的虾夷一,凛松了口气将手撑在厨房台面上。重新望向平底锅,只见大量油中浸泡着刚从冰箱取出的各式食材正咕嘟咕嘟沸腾。虾夷一如同泡澡般浸在油里,全身被油光映得发亮。

「アヒージョ‥‥‥?」  “蒜油虾……?”
 見覚えのある料理の名前を呟くと、えびよいちがこくこくと頷き、嬉しそうに笑った。風呂も小さな洗面器に浴槽の湯を移してやり一緒に入っているので、それなりに熱い温度でも大丈夫なんだと思ってはいたが、まさか煮えたぎる油の中でも平気だとは。なぜか自らアヒージョの具材になろうとしているえびよいちをじっと見つめると、フライパンからよいしょと這い出てきた。ご丁寧に着地点にあらかじめ敷かれた布巾の上に降り立つと、「ぬ!ぬ!」と凛に火を止めるよう指示を出してきた。それに従い火を消すと、今度はなにやらえびよいちが踊り始めた。‥‥‥いや、よく見れば何かジェスチャーをしている。
凛低声念出这道眼熟的菜名时,虾夷一用力点头露出开心的笑容。本以为它平时用脸盆舀浴缸热水共浴能适应高温,却没想到连滚烫的油锅也毫不畏惧。正盯着自愿成为蒜油虾配料的虾夷一出神,只见它嘿咻一声从锅里爬了出来,还特意落在事先铺好的抹布上,随即“呜!呜!”叫着示意凛关火。刚熄灭炉火,虾夷一突然开始手舞足蹈——细看才发现是在比划某种手势。

「ぬっ!」  「嗯!」
「何して‥‥‥は?シャツ脱げって?」  「你在做……什么?让我脱衬衫?」
 



〜〜〜続きは本にてお楽しみください。  ~~~后续内容敬请期待书中完整版。

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