「——いっ、だあっ……!?」 「——啊、疼啊……!?」
「あ、お目覚めですか。おはざーっす」 「啊,您醒了吗。早上好~」
配信者になって視聴者どもへ媚びに媚びて荒稼ぎする、そんな心地よい夢に浸っていた最中。突如として股から走った激痛で叩き起こされた。
正沉浸于成为主播后对观众百般讨好大赚特赚的美梦中,突然股间袭来的剧痛将我猛然惊醒。
身体が真っ二つへと引き裂くような耐えがたい痛みに、大粒の涙が目端から溢れる。弾けてしまいそうなくらいに心臓が激しく鳴って、息を整えようにも陸に打ち上げられた魚めいてパクパクと口が動くだけだった。
身体仿佛被撕成两半的剧痛让大颗泪珠从眼角滚落。心脏剧烈跳动到几乎爆裂,想要调整呼吸却像搁浅的鱼般只能徒劳开合着嘴。
「ダメですよー先輩、そんな弱っちい身体しといて油断するなんて。ぱっくりいただかれちゃいますよ、今みたいにね?」
“不行哦前辈~明明身体这么弱不禁风还敢大意。会被一口吃掉的哦,就像刚才那样呢?”
「あいかわ……? おまえ、なにして……っ!」 “蓝川……?你、你在干什么……呜!”
「なにって、セックスですよセックス。無防備にぐーすか寝こけられたら、そりゃいただくしかないでしょう?」
“干什么?当然是做爱啊做爱。毫无防备地睡得这么香,不就只能被我享用了吗?”
なにが起こってるのか、まるでわけが分からない。混乱の渦中にいる俺を組み敷く藍川が、にやけ面を張りつけながら告げてきた言葉は即座に理解出来るものではなかった。
完全搞不清楚发生了什么。被蓝川按倒在床的我深陷混乱漩涡,她那张嬉皮笑脸凑近说出的台词,根本不是能立刻理解的句子。
「せっ……? ん、ぐっ……!」 「呜……?嗯、咕……!」
「にしても流石に狭すぎますねー。たっぷりほぐした上でローションも使ってるんですけど、まあ見た目的に仕方ないのかな」
「不过话说回来确实太窄了呢。明明已经充分润滑还用了润滑液,但看这尺寸也是没办法的事吧」
「なっ、どっ、どうして……」 「啊、怎、怎么会……」
激痛が走る下腹へと目を向ければ、あまりにも現実味のない光景が広がっていた。
当视线转向剧痛的下腹部时,眼前展开的是超乎现实的光景。
下半身だけを露出させた藍川の股から伸びている、異様な雰囲気を放っている肉の棒。本来は男にしか生えていないはずのモノが、俺の中に埋まっている。
从蓝川只露出下半身的股间延伸出的、散发着异常氛围的肉棒。这本应是只有男性才会生长的东西,现在却埋在我的体内。
「ま、先輩も起きたことですし。いっちょ盛大にブチ破っちゃいましょうか」
“嘛,前辈也醒来了。不如我们就来大闹一场吧”
「はっ……?」 “哈……?”
「それじゃ、いただきまーす」 “那么,我就不客气啦”
意味不明なことだらけだった。 一切都令人费解。
なぜ藍川に陰茎が生えているのか、どうして俺は襲われているのか。そもそもなんで女の子の身体になったのか、この激痛はいつになったらおさまるのか。
为什么蓝川会长出阴茎?为什么我会遭到袭击?为什么我会变成女孩子的身体?这剧痛究竟何时才能停止?
けれども未だに現実が受け止めきれない俺をよそに、藍川が腰にぐっと力を入れるのを、今まさに繋がっているところで感じた。理解できないものだらけであっても、この先なにをされるかだけは手に取るように分かってしまう。
然而,就在我仍无法完全接受现实的当下,蓝川猛然在腰间使力的触感,正通过彼此相连的部位清晰地传递过来。即便有太多难以理解的事情,唯独接下来会被如何对待这一点,我却能如掌中观纹般了然于心。
ジッとしていたらヤバい、なんとかしないと。脳裏でけたたましく警鐘が鳴って、けどものしかかられているせいで逃げられない。このままじゃまずいことになるってわかっているのに打つ手がなくて、危機感だけが膨らんでいく。
一动不动的话就糟了,必须想办法。脑海中警钟大作,却被重压所困无法逃脱。明知这样下去会出大事却束手无策,唯有危机感不断膨胀。
「ぐっ、ぎっ……!?」 "呜、呜哇……!?"
「うっわーぎちぎち、ちんこ千切られちゃいそうです。あ、初物ロリまんこゴチになりまーす」
必死にもがく俺を見下ろす藍川が、なおさらに唇を歪めた。それを見た途端、意識をあっさりと吹き飛ばすような衝撃と激痛が、またしても身体を駆け巡る。
ブチ破るという言葉がぴったりな、無理矢理で暴力的な挿入。肉体そのものを抉じ開けられているような、肺の中にあった空気がまとめて押し出されるような苦しさで手足が痺れる。
最适合用“强行撕裂”这个词来形容的,是那种蛮横暴力的插入。仿佛肉体本身被硬生生撬开,肺里的空气被一股脑挤出般的痛苦让四肢发麻。
「はーいリラックスリラックス。吸ってー吐いてー、吸ってー吐いてー」
「あっ、がぁっ……抜けっ、抜けよバカっ……!」
「お断りしまーす。処女をもらった手前、途中で放棄なんて不誠実ですしー?」
「しね、しねっ……!」
懸命に身を捩り、痛みと拘束から抜け出そうとしている俺をあざ笑うかのように、藍川は語りかけてくる。まるで子供をあやすみたいに、頭を撫でてきながら。
優しげな雰囲気を醸してはいれど、やってることは強姦魔そのもの。涼しげに笑ってるのが心底腹立たしい。
怒りのままに悪態をついて、思いっきり背中へ爪を突き立ててやっても全く意に介されない。どころか微笑ましいものを見るかのような目を向けられる。
「楽になるまでこのままゆっくりしましょうねー? 時間はたっぷりあるんですから」
「はっ、このバカっ、外道っ! 死んじまえっ、クソ野郎っ……!」
「こんな状況でも強がるとか。ちんこにキますね、ありがたやありがたや」
「ん、ぎっ……!」
息をするたびに下腹を埋め尽くす異物の存在感が強まる。
電流が走ったみたいに頭が痺れて、至って機嫌良さげにそこを撫で回してくる手が鬱陶しい。スンスンと鼻を鳴らして匂いを嗅いでくるのも心底気持ち悪い。だけど拒絶する手段もなくて、されるがままに弄ばれるしかなかった。
「あっ、あとでっ! あとで覚えとけよっ、おまえっ……!」
「おやおや怖いですねー。報復されたくはないですし、なんとしてでも私とのセックスを気に入ってもらわないといけません」
「ほざけやぼけがっ……!」
得意げに笑う藍川に憎たらしさすら感じる。
こんな行為を好きになるはずがないし、この認識が翻るとも思えない。なにをしたって無駄だ、痛くて苦しくて最悪としか言いようがないのだから。
「んっ……ふっ、くぅっ……」
「お、少しは馴染んできましたか? もっと時間かかると思ってたんですけど、もしかしたらスケベの才能あるかも?」
時間にすれば数分程度かもしれないが、体感では何時間も苛まれていたように感じる。その間ずっと、藍川は俺を撫で回していた。ちんこを微塵も萎えさせないままで。
「んなもんっ、あってたまるかっての……。クソがっ、くたばれバカ、ぁっ、んん……」
「えっマジで感じてるんですか、半分冗談だったのに」
「しね、んっ……くそ、くそっ……」
全身を苛んでいた激痛は、今やちょっとばかりの余韻を残してすっぱりと去っている。呼吸だって落ち着いてきていて、それを目ざとく見抜いたらしい藍川が軽い口調でからかってくる。
強姦の現行犯だっていうのに全く悪びれていないのが心底ムカつく。けれどそれより、自分のだとは思えないような鼻にかかった息が漏れてしまうことに、穴を掘って埋まりたくなるほどの羞恥を覚える。
「……ん、ふっ……あっ、だめ、いま動くなっ……」
「……無理です。めちゃくちゃがっつきたいんで先に謝っときます、すみませんね」
「やぁ、んっ……!」
おかしい。俺の身体なはずなのに、俺の意思とは無関係に気持ちよくなり始めている。奥の奥まで肉の棒で埋め尽くされている下腹が、どくんと強く疼いてしまう。
弱々しく拒絶したところで、ぐったりと力の抜けてしまっている以上逆らえるはずもない。
ぽっとなにやらへ火が付いたかのように、少しばかり真剣みのある顔付きになった藍川は緩やかに腰をゆすりはじめた。
「うっ、ふー……やっぱ狭いですね、引くにも押すにもキツキツ過ぎます。こりゃもう、私好みの形にほぐしてあげる他ないですね?」
「あっ、んっ、ひぃっ……やめろ、やめろって……ばかぁ……抜けよぉ……」
そうして内側から全身を揺らされている感覚を受けて、背筋にぴりりと電流が走る。
一目散に脳ミソめがけて駆け上がってくる、今までついぞ味わったことのない刺激。なにもわからない感覚に、微かではあれ声が漏れる。
「いやー締め付け強すぎてどうにもこうにも。私としては今すぐにでも抜いてあげたいんだけどなー? ぷにっぷになガキまんこがめっちゃ抱きついてきてましてー?」
「ばっ、てきとーいうな……あぁっ、ふっ……ぅんっ……♡」
不気味が過ぎる言葉を囁かれて、緩慢に腰を動かされて、ぞわりと背中が一気に粟立つ。
絶対に気持ちよくなんてない。こんなレイプで、こんな最低なヤツが相手で気持ちよくなるわけがない。
そのはずなのに、身体が勝手に痺れて震える。なぜだか腹に熱が渦巻いて、どうしようもなく掻きむしってほしくなる。
「お、ここ良い感じですか? ちょっと確かめてみましょうか」
「よっ、よくな……んぁっ♡ まっ、やめっ、ああっ♡」
そうして弱みを見つけたとばかりにほくそ笑んだ藍川が、腰を小刻みに揺らし始めた。
バカみたいな段差があるちんこで、自分ですら触ったことのない浅いところを擦りあげられる。ぞりぞりとねちっこく、何度も何度も執拗に。
「ふ、きゅっ……!♡ んっ、あっ、んんっ……♡」
頭の奥がびりびり痺れて、ぼやけた視界が真っ白に染まる。下っ腹の火照りが全身に広がっていくみたいで、聞かれてしまうってわかっていても変な声が溢れるのを抑えられない。
「くっ、うっ、んんっ……♡」
「せ、ん、ぱーい? おちんちん突っ込まれて気持ちよくなっちゃってる声、いっぱい出しちゃっていいんですよ? 男だったから、なんて気にせず」
「や、やぁっ……♡ だれが、そんな……きもちよくなん、てえっ♡ んっひっ、だめ、やめろよぉっ……♡」
「強情ですね? おまんこどろっどろ過ぎて逆に申し訳なくなっちゃうんですけど?」
「なっ、あっ♡ んっ、ぅぅっ……♡」
ぐちゅぐちゅぐちゅと、粘っこい水がかき混ぜられているような音がする。
俺が興奮しているみたいに決めつけてくるけど、絶対にあり得ない。きっとデカいちんこだから我慢汁も多くて、それを誤魔化したいから適当言ってるに違いない。最低なヤツだから、そのくらいのことは平然とやってくるだろう。
「ま、認めないなら認めないでいいですよ? 色々と楽しみも増えますし」
「ふっ、んっ……!♡ なに、なに、する気……」
目と鼻の先で藍川がにんまりと、底意地悪そうに笑った。
悪巧みしてそうだと思った瞬間、ぎゅうっと抱え込むように頭を押さえつけられる。
「いえいえ、ちょっとだけ深めに。お暇な奥の方をボコってあげようかな、とっ」
「ぉ、へっ……?」
そうして備える間もなく、躊躇なく腰が打ち据えられた。
「ぁ、あ……?♡ ぁ、あっ……うぅぅっ……!♡」
ぱんっ、と乾いた音が遠くで響く。
じくじくと疼いて、それでも放っておかれていた腹の奥が不意打ちで押し潰される。
頭が爆ぜた、そんな感覚だった。見てるものが真っ白になって、背を預けていたはずのベッドが消えてしまって、そのまま落ちていくような気すらした。
「んひ、めっちゃ締まるッ……ヤッバいわこれ……」
「あっ、あいかわっ!♡ あっ、ぁっ……!♡」
「はいはいここにいますよー。怖かったらぎゅーしましょうね、ぎゅー」
「ん、んっ……!♡」
息も覚束ないまま、目の前にいる藍川へひしとしがみつく。
身体の震えが止まらない。背中に回された腕があったかくて、支えられている安心感が胸の内に染み出してくる。
雷に貫かれたかのように、びりびりと鋭い電流が腹の奥から迫り上がってくる。毛穴がぶわりと開いて、そこから汗が噴き出ていくようで、頭から足の先まで勝手にぴぃんと伸び切ってしまう。
「せんぱぁい、とんでもないイキッぷりですね……かーわい……」
「ふ、うぅんっ……♡ イッてない、からぁ……♡ かっ、はっ、ふうぅぅ……♡」
「まーだ強がっちゃうかー……んっ、と……」
「はッ、ぁ……♡ おまえこそ、だしちゃいそうなんだろっ……♡」
「かもですね……一旦、抜きますから」
「んぁっ!♡」
自分でもなにを口走ってるか分からないまま、引きつりそうな舌を必死に滑らせる。
それが琴線に触れたのかは知らないけれど、藍川はゆっくりと腰を引いた。下腹を埋め尽くしていた肉の棒が、きゅぽっと間の抜けた音を立てながら抜けていく。執拗になぞられた穴の中をまたしても擦られて、思わず甲高い声が漏れる。
「おぉー眼福眼福。イキたてホヤホヤなぷにガキまんこちゃん随分名残惜しそうな感じですね、もしかしてパコられるの気に入っちゃいました?」
「はっ、はあっ……ざっけんな、クソっ……。てか、イッてないっつーの……♡」
「ふふーん、マン汁だらっだらに垂れ流してんのに強がられてもね?」
羞恥のあまり虚勢を張ろうが一顧だにされない。どころか微笑ましいモノを見ているみたいに生暖かい目をしていてムカつく。一方的に強姦してきやがったというのに。
「ほらこれ、よーく見てくださいよ、もうシーツべっちゃべちゃですよ? 誰が掃除すると思ってるんですか?」
「お、おまえが原因だろっ! この、クソやろーがっ……♡」
出せる全力でもってじたばたもがいても、体格では相当に劣っている以上あっさりと抱え上げられてしまう。
こんな状況でなければ背中に当たっているめちゃくちゃ柔らかい乳の感触を目一杯堪能していただろう。しかして今の俺は怒りに満ち満ちている。べったりと透明な液体に赤いものが混ざって染みている布を見下ろしながら、緩みきった身体で必死に暴れた。
「どうどう、落ち着きましょうねー。初めてなのに乱れまくっちゃったのが恥ずかしいのは分かりますけど」
「んなわきゃねえだろっ、くたばっちまえ強姦魔っ……!」
「まあ、それは一旦置いときまして?」
「ぐえっ!」
気持ちよくなってねえよ都合よく考えんな死ねバカ。そう反論しようとした俺を抱えたまま、藍川はベッドへと倒れ込んだ。
うつ伏せに押し潰されて、あんまりな息苦しさに堪らず呻いた。柔らかいけど重すぎる、もうちょっと体格差を考慮しろと叫び散らかしたい。
「言いましたよね、がっつきますって。まだまだ終わりじゃないですよ」
「っ、待て! まっ、まって……やめてっ♡ 離せよぉ……っ♡」
抵抗一つ出来ない体勢のまま、耳の付け根へ息を吹きかけるように囁かれる。
火傷してしまいそうなほどに硬く熱いちんこの先端で濡れそぼっているだろう股をスリスリとなぞられて、身体が大きくぶるりと震える。
「もじもじしちゃってまあ。……誘ってます?」
「さそってないっ♡ やめろ、やめろバカっ……!♡」
「そうなんですかー。……まあ頂いちゃうんですけど、ねっ!」
「んぎゅ、ぅっ……!♡ おっ♡ おぐっ、ささってるっ……!♡」
ばちん! と強く肉の打ち付けられる音が、部屋一面に響いたような気がした。
瞬く間もなく、どうしたってやり過ごせない快感が波打つ。堪らず握りしめたシーツがぐしゃりと歪んだ。
「やっぱ締まりやっべーわ……すっごく良いまんこですねー、ハマっちゃうかも……」
「あっ♡ むりっ、むりだからっ♡ あっあっ、ぁっ~……!♡」
「……ふふ、もうなーんにも考えられないくらい気持ちよくしてあげます。先輩が満足するまで、たんまりと」
「んやっ、あっ……!♡ さ、さっきからずっとへんなのっ!♡ おねがい、ゆっ、ゆる……あっあっ、ひぁぁっ……♡」
「あれ、そうだったんですか? ダメですよ嘘なんて吐いたら。悪い子にはお仕置きしませんとー……ね?」
「あぁぁぁッ♡ もうっ、ぁっ、もれっ……♡」
なにを言っても取り付く島がない。
甘えてくるネコのように身を寄せられて、身体の奥にちんこで熱烈な接吻がかまされ続ける。それだけでもう、きゅうと下腹が震えて、ぶち込まれているモノの形と熱さがくっきり伝わってくる。
「あっ……♡ ぁ、ぁ……♡」
「お漏らしさんだー。かわいいですねー、よしよし」
絶え間ない快感に、全身のありとあらゆるところが緩む。そう感じたのと同時に、繋がっている場所から液体が——小便が、堰を切ったように漏れていく。肉棒を濡らし、太ももをつたってシーツに染み込んでいくそれと一緒に、ゆっくりと意識が溶け落ちていった。
〇
「芸術的な小便アーチだと思いません?」
「……お願いだから死んでくれ、お願いだから」
目を覚ましたら夕方どころか夜すら過ぎていた。晴れ渡った青空と燦々輝くお天道様が一日の始まりを告げている。
しかしばっちり爽やかな天気とは裏腹に、俺の気分は最悪と言わざるを得ない。未だ不透明なことに変わりない先行き、加えて強姦魔な後輩の本性を見抜けずまんまと食われてしまった迂闊さ。美少女になったことも含めて現実だったのだと、未だじんじん痛む股が訴えかけてくる。
「つーかなんでわざわざ動画で撮ってんだよ、はよ消せや殺すぞクズ野郎がよ」
「いやね、折角の処女喪失記念ですし残しとく他ないなって。あとですよ、意識ないのにお腹押したらお漏らしキメはじめたのがちょっと楽しくなっちゃって」
「マジで天罰下れゴミカス」
そんな憂鬱気分を知ってか知らずか、藍川は満面笑顔で容赦ない追い打ちをかましてきやがる。張り倒したくなったのも致し方ないだろう。
嬉々として見せびらかしてくるスマホの画面に映る、他ならぬ美少女ボディの俺。意識を失ってからも散々に抱き通されていたらしく仰向けでベッドへ埋もれていて、生白い腹の上にはとてつもない量の白濁液が乗っかっていた。薄く開いている目は放心中なのが見て取れるほどぼんやりと虚空を見つめていて、ほっぺたを体液まみれの巨根でペシペシはたかれていてもなんの反応も示さない。細っこい腰を弱々しく震わせて、ちろちろと小便を散らしている姿には半端ない犯罪臭が漂っている。
今すぐにでもスマホを奪ってぶち壊したくなる、無様すぎる失禁姿。それをわざわざ突きつけてくるド外道クソ女。
「ふぅー……死ねよやぁーッ!」
「ほいっとな」
「死ね、マジで死ね! クソがっ、クソがよぉーっ!」
「びっくりするほどボキャ貧ですねえ。お子ちゃまポイント高くて良きかなと」
「殺す!」
もう怒りしか残っていなかった。しかして殺意あらわに必殺美少女ぐるぐるパンチを繰り出したものの、あっさりと腕を掴まれる。
儚すぎる抵抗だった。あまりにもらぶりー全振りすぎる美少女ボディ、パワーが全然足りてない。
「マジでか弱いですねえ、スタミナも全然ダメみたいですし。今日は軽めにしときますか」
「……またやるの、クソ怠いしもうごめんなんだけど。つかおまえよく普通に話しかけられるよな、良心とかないの?」
「同意なく種付けしないくらいにはありますよ。いやー私が優しくてよかったですね?」
ほざいてふふんと笑いながら、藍川は俺を抱き寄せて立ち上がった。
なんでそんな当たり前のことで胸を張れるんだクソがと、罵ることすら出来ないくらい呆れ返る。頼むから他人に迷惑をかける前にくたばってほしい性犯罪者だった。
「とりあえず風呂わかしといたんで入りましょ。そのあと飯食って、先輩用の日用品でも買いに行きますか」
「……もしかして俺、これからおまえと暮らさなきゃダメなん? 嫌すぎるんだけど。脱走していい?」
「ふふ、出来るものなら是非どうぞ。路頭に迷うのが目に見えてますけどね」
「馬鹿にしやがってよぉ……!」
自信ありげにドヤる藍川を見て、俺は一刻も早くこのレイパーハウスを抜け出さねばと決意した。手錠巻かれてしょっぴかれるこの女をげらげら笑ってやるぞと、新たな野望の火が燃え盛ったのだ。