凍結回避?のための潔先生のレッスン 冻结回避?洁先生的课程
ステの日替わり演出レポに癒される毎日。 每天都被斯泰的日替演出报告治愈。
とても短いかつ駄文ゆえ。ふわっと読んでください。 因为非常短且拙劣。请轻轻地阅读。
相変わらず何故か出陣させられる兄ちゃん。 一如既往不知为何被派上阵的哥哥。
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「これから、第1回糸師家SNS講習会を始めます。」
「接下来,将开始第一届糸师家 SNS 讲习会。」
「司会兼講師の潔です。よろしくお願いします。」 「我是主持人兼讲师洁。请多关照。」
粛々と?始まったこの講習会。生徒は日本サッカー界を担う至宝、糸師冴、凛兄弟である。
这场严肃的讲座开始了。学员是担负日本足球界至宝的糸师冴和凛兄弟。
「「・・・」」 「「……」」
小豆色の下まつ毛はのんきに湯呑みで茶を啜り、深緑色の下まつ毛はソファの肘掛けに頬杖をつき、そっぽを向いている。
浅褐色下睫毛的冴悠闲地用茶杯啜饮着茶,深绿色下睫毛的凛则手肘撑在沙发扶手上,侧着脸望向别处。
「そこの2人!面倒臭そうな顔をしない!」 「那边的两个人!别摆出一副麻烦的样子!」
腰に両手を当て、怒るポーズ。普段なかなかできない先生ヅラを満喫している。糸師兄弟に物申すなんていうレアな機会を存分に味わっていた。
双手叉腰,摆出愤怒的姿势。平时难得一见的老师模样,此刻尽情享受。能有机会对糸师兄弟说教,真是难得的体验。
「ッチ、付き合ってられっか。だいたいテメェはなんでンな偉そうなんだよ。」
「嘁,谁要陪你啊。话说回来,你凭什么这么嚣张啊。」
「アカウント作成後の数時間で凍結されるヤツよりは偉いし!」
「总比那些刚创建账号几小时就被冻结的家伙强多了!」
しかも開設後1時間で100万人越えのアカウントだった。糸師凛のアイドル的人気、恐るべし。
而且这个账号在开设后仅一小时就突破了百万关注。糸师凛的偶像人气,真是令人敬畏。
「それなら、俺は凍結されてないし、関係ないだろ。」
「那我可没被冻结,跟我没关系吧。」
凛だけ講習とやらに参加させろ、とぼやく。 凛只参加那个什么讲习,嘟囔着。
「冴は更新しなさすぎ!!」 「冴更新太少了!!」
ずーっと更新してないってのも凍結の条件に入るらしいぞ!?(潔しらべ)
一直不更新好像也是冻结的条件之一!?(洁查证)
「・・・別にいいじゃねぇか。帰る。」 「……没什么不好的。回去吧。」
どうせマネージャーに強制的に作らされただけだ、と至極興味がなさげである。
反正只是被经纪人强行安排的,显得毫无兴趣。
ちなみにここは凛と潔の家である。冴はこの講習会に何故か強制召集された。
顺便一提,这里是凛和洁的家。冴不知为何被强制召集参加这个讲习会。
「ちょちょ、待って!まぁ、今回は凛メインの指導だけど・・・多分冴にも当てはまること多いし、聞いてくれ」
「等等,凛!虽然这次主要是指导凛……但很多内容大概也适用于冴,你听听看。」
な?とお願いポーズする潔はかわいい(冴調べ)から、腰を下ろし、聞いてやることにした。
洁做出请求的姿势,真是可爱(冴调查),于是我决定坐下来听他说。
んじゃまず1つ目!一度にたくさん他人をフォローしない!!
那么首先第一点!不要试图一次帮助太多人!!
凛は何故か大量のアカウントにフォロリクを送っていた。もちろん相手のフォロバ率100%。だいたい相互フォローとなっていた。
凛不知为何向大量账号发送了关注请求。当然,对方的回关率是 100%。基本上都变成了互相关注。
「短時間にフォローとかしすぎるとあんま良くないらしいんだけど・・・凛、なんか理由あんの?」
「短时间内关注太多好像不太好……凛,你有什么理由吗?」
「・・・別に。敵の動向を知るためだ」 「……没什么。只是为了了解敌人的动向。」
凛は足を組み直しながら言う。 凛重新盘起腿,说道:
「おぉ、そっかぁ。確かに対戦前に相手を知ることは大事だよな。でも、ほどほどにな?」
「哦,这样啊。确实,在比赛前了解对手是很重要的。不过,要适度哦?」
顎に手を当てて納得する潔を見て、冴がふっ、と静かに笑みを漏らす。
看着洁将手放在下巴上表示认同,冴轻轻地露出了微笑。
冴は知っていた。凛がフォローしているのは、潔世一のガチ恋垢であることを。
凛关注的是洁世一的真爱账号,这一点冴早已知晓。
その2!物騒な言葉は使わない! 第二点!不要使用过激的言辞!
こちらをご覧ください。これは、凛のアカウント開設直後のリプライの内容です。
请看这里,这是凛账号刚开通时的回复内容。
俺のアカウントから入ったから、鍵垢の相手のポストは見れませんが・・・
因为是从我的账号进入的,所以看不到私密账号对方的发帖……
そう言いながら、どこからか出してきたタブレットのスクショを掲げる。
一边说着,一边不知从哪儿掏出平板电脑的截图展示出来。
『殺す殺す殺す』 『杀杀杀』
ほらー!一発アウトだぞこんなもん!! 瞧!一击出局了啊这种货色!!
鍵垢で何言われたか知んねーけどさ、SNSでは悪口はスルーが基本なの!言い返しちゃだめ!!
虽然不知道在锁推号上被说了什么,但在社交网络上无视恶言是基本原则!不能回嘴!!
「うっせぇ。俺の勝手だろうが。売られた喧嘩は買うまでだ」
「吵死了。我自己的事。被挑衅了就要迎战到底。」
「んな戦闘狂みたいな・・・さえぇ〜なんとかしてくれよぉ、弟だろ?」
「像个战斗狂似的……拜托了,弟弟,想想办法吧?」
ふにゃ〜っと追い縋る潔を、まさしく殺人者の顔で見てくる愚弟の方へ押し返す。
他软绵绵地靠过来,我则以杀人犯般的表情将他推回愚弟那边。
「俺が凛に、欲のままに動けと教育してきた。何も問題ない。」
「我一直在教育凛,让她随心所欲地行动。没有任何问题。」
冴は知っていた。潔との架空匂わせをする鍵垢に、凛が過激リプを送っていることを。
冴知道。凛向洁的假扮账号发送过激回复的事。
全てを知る兄がこの状況を楽しんでいることを察し、凛は無言を貫いている。
察觉到全知全能的兄长正享受着这一局面,凛坚持保持沉默。
「それでは、もう仕方がないので!方針を変えて、凛のポスト内容を考えようの回に移ります」
「那么,既然已经无法挽回!我们改变策略,进入为凛设计帖子内容的环节吧」
潔は、もうこの兄弟はどうにもならないと諦め、リスク回避の方法を教示することにした。
洁已经放弃了对这对兄弟的拯救,决定教他们如何规避风险。
まずは俺のアカウントを例にしよう。俺は公式アカウントが別にあるから、結構プライベートなポスト多いかも!てか、最近は実家のダックスの写真とか動画ばっかなんだけどさ。
首先以我的账号为例吧。因为我有官方账号,所以可能会有很多私人的帖子!话说回来,最近全是老家那只腊肠狗的照片和视频。
俺も大したもんあげてねぇな、と少し恥ずかしそうに頬をかく。
我也真是没什么拿得出手的东西啊,有些不好意思地挠了挠脸颊。
だが、そこで潔は閃いた。 然而,洁灵光一现。
これは凛の炎上回避のいい方法なんじゃないか?と。
这不正是凛避免炎上的好办法吗?
「凛もワンちゃんの写真あげればいいじゃん!犬好きに悪い人いないし!言い合いとか絶対起きないだろ!」
「凛也可以上传狗狗的照片啊!喜欢狗的人里没有坏人,绝对不会引发争执的!」
なんなら、俺のダックスの写真いーっぱい撮らせてやるよ!と意気込んだ。
「要不,我让我家腊肠狗的照片拍个够给你!」他兴致勃勃地说道。
「なんで俺がテメェんちのペットを撮んだよ、んなことする暇あったら・・・」
「为什么我要拍你家的宠物啊,有那闲工夫的话……」
凛はそこで閃いた。俺の犬の写真をあげりゃあいい。と。
凛灵机一动,心想:把我的狗的照片给他不就行了。
クソ邪魔モブ女どももこれで一掃できる。 这下碍事的杂鱼女们也能一扫而空了。
「どうしたんだ、凛?」 「怎么了,凛?」
急に黙り込む凛を覗き込む。 窥视着突然沉默的凛。
「なんでもねぇ。よく理解したってだけだ。なぁ、兄貴。」
「没什么,只是理解得很透彻罢了。呐,大哥。」
「あぁ、そうだな。」 「啊,是啊。」
冴は全てを予見する。明日、トレンドがある文言で染まることまで予測した。
冴预见了所有。他甚至预测到,明天这句话将成为流行语,染遍整个网络。
「ほんとか!?よかった〜!」 「真的吗!?太好了~!」
先生した甲斐があったぜ!と無邪気に誇らしげな潔であった。
洁露出天真无邪、自豪满满的表情,仿佛在说:老师的努力没有白费!
次の日、凛が新しく作ったアカウントに一枚の写真が投稿された。
第二天,凛在新创建的账号上发布了一张照片。
『俺の犬』 『我的狗』
とても短い3文字の下に、すやすやと腕枕で眠っている潔。
短短三个字下方,洁正舒适地枕着手臂酣睡。
腕枕の主しか撮れないアングル。写真は文字以上に、多くを物語る。
只有枕臂者才能拍到的角度。照片比文字更能诉说许多。