「あんずさん、」
“安祖小姐”
甘えるようにぎゅっとゆうたがあんずを抱きしめ離さない。
游我如同深情一般紧紧抱住杏,不肯放手。
「ゆうたくん…。」
「裕太君……」
先程までグラウンドで大勢の生徒が声を張り騒がしかった喧騒が嘘のように静まり返った昇降口は少し薄暗くあんずは少し身震いをした。
尽管刚才操场上还有许多学生大声喊叫,热闹非凡,但如今入口处却一片寂静,仿佛是为了证明一个谎言。天色有些昏暗,安祖不禁打了个寒颤。
体育祭では先程リレー競技があり3年生選抜であんずは選ばれなかったため精一杯の応援に徹していた。
运动会的接力赛刚刚结束,杏子因为没有入选三年级代表队,所以她竭尽全力地为大家加油。
「あんずさんが誰か他の人を応援してるのをみてちょっと嫌な気持ちになっちゃいました、だめですね。」
“看到安祖支持别人,我感到有点难过,这样不好。”
「そんな事ないよ。」
“这不是真的。”
あんずは自分からゆうたの背中に腕を回し力いっぱい抱きしめた。
安祖双手环住裕太的后背,紧紧地拥抱了他。
ゆうたのいつもより長い息があんずの左耳にかかる。
悠太比平时更长的呼吸声打在了安祖的左耳上。
あんずはついその息遣いを近くで感じてしまい少し身をよじる。
安祖能感觉到他近在咫尺的呼吸,稍微扭动了一下。
「ん、」
“是的,”
ゆうたがあんずが漏らした微かなそれに反応し、パッと顔を上げた。
裕太对安祖发出的微弱低语做出了反应,并迅速抬起头。
「もしかしてあんずさん、今ので感じちゃったんですか?」
“安祖先生,刚才那件事让你有什么感觉吗?”
ゆうたは今度は確信犯としてあんずの耳に口を寄せ、
这次,Yuta 把嘴凑近了 Anzu 的耳朵,
ふっと息を吹きかける。
轻轻吹一口气。
あんずはひゃっと思わず飛び上がると目の前のゆうたはくつくつ笑っていた。
安祖看到站在她面前大笑的裕太,惊讶地跳了起来。
あんずさんこんなので感じちゃうんだ?
安祖,你也有这种感觉吗?
ねぇねぇ、じゃあこれはどうです?
嘿嘿,那这样怎么样?
そう言ってゆうたはあんずの右耳に近づくと舌を出しぺろりと耳介を舐めた。
说着,Yuta 凑近了杏的右耳,伸出舌头舔了舔耳垂。
「んっう。」
“嗯嗯。”
あんずはびくびくと体を揺らし赤く色づいた頬を手で覆った。
安祖紧张地颤抖着,用手捂住发红的脸颊。
「ゆうたくん、もうだめ」
「佑太君,别再这样了。」
すぐからかうんだから、あんずはふくりと頬を膨らましてゆうたを睨む。
因为他总是很快地取笑她,所以安祖鼓起脸颊怒视着裕太。
「あんずさんかわいいなぁ」
“杏同学好可爱啊。”
ゆうたはさらにあんずの左耳をかぷりと唇で挟んだり耳の穴付近を舐めぐちゅぐちゅと音を鳴らして弄ぶ。
然后,Yuta 继续挑逗 Anzu,他将她的左耳放在嘴唇之间,舔着耳洞周围,发出吱吱的声音。
あんずは体がぎゅっと縮こまり下腹部に鈍いなにかが重く溜まっていく感覚がした。
安祖的身体紧紧地弓着,她感觉到小腹处有什么东西沉闷而沉重地堆积着。
「あっあっ、」
“啊啊。”
だんだんと息が荒くなるあんずに対してゆうたは笑みが深くなる。
随着安祖的呼吸越来越粗重,悠太的笑容也越来越深。
「あんずさん、もしかしてしたくなっちゃいました?」
“安祖先生,你真的想这么做吗?”
あんずがもじもじと太ももを動かした隙を見逃さずにゆうたは言う。
趁着安祖扭动身体、挪动大腿的机会,悠太说道:
「そ、そんなわけな、」
“哦,原来如此。”
あんずは否定するが体はもうぷるぷると震え、秘部はすでに音が鳴るくらいぐじゅぐじゅに濡れている。
杏虽然否认,但身体已经开始颤抖,私处也湿透,发出声音。
あんずが膝をかくっとさせて腰を抜かしてしまったため、2人は昇降口の隅にあるベンチへなだれ込むようにして身体を縺れさせる。
安祖双膝一软,双腿无力,两人瘫倒在入口角落的长椅上,身体纠缠在一起。
ゆうたはそっとあんずのジャージへ手を差し込みパンツのクロッチを撫でた。
悠太轻轻地将手伸进安祖的球衣里,抚摸着她的内裤裆部。
その感覚にも声を漏らすあんずをゆうたは恍惚に見つめる。
裕太欣喜若狂地注视着安祖,而安祖则因这种感觉而呻吟起来。
「あんずさんがえっちすぎて俺もう我慢できないです。」
“杏小姐太性感了,我受不了了。”
ゆうたはあんずに覆いかぶさり噛み付くようなキスをし、いまだあんずのパンツのクロッチ越しに撫で付けていた指をゆっくりクロッチの隙間から差し入れた。
悠太俯身靠近安祖,给了她一个充满激情的吻,然后慢慢地将隔着裤裆抚摸的手指从裤裆的缝隙中滑了进去。
「ゆうたくん…っ、まっ、まって!こんなとこでっんんっ、だめだよ…っ!」
“Yuta 君……等、等一下!这种地方,你不能……”
誰も通りかからないとはいえ、昇降口の隅でこんなことをしてはだめとあんずの脳内は警笛を鳴らすが、それ以上にこんな状況で迫られるのを期待してしまっている自分もいた。
虽然应该不会有人经过,但安祖心里却在敲响警钟,告诉她不要在入口的角落里做这种事,但更重要的是,她发现自己希望他在这种情况下向她搭讪。
「そう言いながらぎゅうぎゅう締めて離してくれないのはどこの誰ですかね?ふふ」
“是谁说着这句话就紧紧的抱住我不放的呢?呵呵。”
ゆうたは狭い膣口に挿入した指を浅い所目掛けてくいくいと動かす。
裕太将手指插入她阴道狭窄的开口,瞄准浅处。
「あっ、そこ、むり、変な声でちゃ…っ!」
“啊,那个,我不能,那发出奇怪的声音……!”
あんずはよく知られてる弱点を攻められ思わず鼻にかかる高い声が出てしまった。
安祖众所周知的弱点被攻击了,她不由自主地发出了尖锐的鼻音。
「んーかわいい。もっと出して、声。」
“嗯,好可爱。再大声点儿。”
あんずとは違い少し低く甘いゆうたの声はあんずの柔い耳をじくりと蝕んでいく。
与安祖不同,裕太的声音有些低沉甜美,在安祖娇嫩的耳朵里听起来有些刺痛。
ゆうたはこの状況にも関わらず先程あんずが知らない人にみせていた笑顔を思い出しふと自分の心に翳る霧に嘲笑した。
尽管如此,Yuuta 还是想起了 Anzu 之前对陌生人露出的笑容,并突然对笼罩在心中的迷雾冷笑起来。
あんずの気持ちは自分だけのものなのにドロドロとした醜い独占欲が渦巻いて嫌になる。
尽管安祖的感情只属于我一个人,但我还是感到一种阴暗、丑陋的占有欲在周围蔓延,这让我感到恶心。
目の前に組み引かれた状態のままでいるあんずは何も知らず早く自分からの愛が欲しいと言わんばかりに自らを見つめてくるので、真っ暗な闇に鎮座している罪悪感と嫌悪感のなかに微かに鈍い灯りがゆらゆらとゆうたの瞳を照らしているようだった。
安祖仍然被钉在他面前,不知道发生了什么事,盯着他,仿佛在说她立刻就想要他的爱,感觉好像有一道微弱、暗淡的光芒在 Yuuta 的眼睛上闪烁,照亮了弥漫在漆黑黑暗中的内疚和厌恶中的双眼。
ゆうたはいっその事全校生徒にこの事がバレてしまえばいいのに、と仄昏い感情が湧き上がってくるのを見て見ぬふりしてあんずの肩口にかぶりついた。
勇太心里涌起一股阴暗的情绪,希望全校都能知道这件事,但他假装没有注意到,咬住了安祖的肩膀。
「お望み通りのものあげますよっ…!」
“你想要什么我就给你什么!”
ゆうたは手早くゴムをつけたソレをあんずの奥目掛け一気に挿入した。
裕太迅速戴上避孕套,并将其深深插入安祖体内。
「ひゃあああっ!」
“啊啊啊!”
「んあっ、やぁっ!」
“啊,好耶!”
「いや?俺の押し付けるとどんどん溢れてきますよ。それにこうして俺のを引く抜くと、」
“没有?当我压着你的时候,它就不停地流出来。而当你像这样把我拉出来的时候……”
奥深くまで入っていたものをゆうたはわざと入口のぎりぎりまで引き抜く。
悠太故意将深藏在她体内的东西拔出来,直到它到达入口处。
「あっ…ん」
“啊……嗯。”
「行かないでって言ってるみたいに絡みついてきますよ?本当に嫌?」
“你这样缠着我,就好像在告诉我不要去一样?你确定你不想去吗?”
「い、言わないでっ、」
“别这么说。”
じゅぶじゅぶと浅い所で抜き差しをしているとあんずは快感から顔を歪ませる。
当他浅浅地抽插时,安祖的脸因快乐而扭曲。
「あんずさん今どんな顔してるか分かります?…気持ちよくて仕方ないって。俺、あんずさんのその顔好きですよ。」
“你知道你现在的表情是什么吗,安祖先生?……我忍不住感觉很好。我喜欢你脸上的表情,安祖先生。”
最高に興奮します、そう言ってゆうたは一気にまた最奥へとソレを押し込んだ。
“这太令人兴奋了,”Yuta 说道,同时再次将它完全推入。
ぐぷぐぷと先程より大きな水音は昇降口全体に響き渡る。
潺潺的水声比刚才更加响亮,在整个电梯里回荡。
あんずの湿度を持った身体がふるふると震えるたびゆうたの少し伸びた髪があんずの柔い肌にさらりとかかり尚敏感に揺れ動く。
每当安祖湿润的身体颤抖起来,裕太稍长出的头发就会轻轻拂过安祖柔软的肌肤,更加敏感地摇曳。
「ね、他の人じゃなくて、アニキじゃなくて、俺を見て。」
“喂,看我,不是别人,不是兄贵。”
「俺以外見ないで、俺を好きって言ってください、あんずさん。」
“别看别处,只看着我,告诉我你爱我,安祖先生。”
ゆうたの思わず吐いてでた言葉にあんずは胸がキュッとして自ずと本心が溢れ出す。
听到悠太脱口而出的话语,安祖的心猛地一紧,内心的真情流露也随之涌出。
「ゆ、ゆうたくんがっ、好きっ…!」
“我,我爱你,Yuuta……!”
「ゆうたくんだけっ」
“只有 Yuuta 君。”
ゆうたは浅く息を吐き出し
裕太轻轻地呼出一口气。
「はっ…あんずさん、俺も…あんずさんが好きっ…大好きです」
“哈……杏同学,我……也喜欢你……我真的爱你。”
あんずは自分の下腹部がきゅっとして甘く重いものが伸し掛るのを感じた。
安祖感到小腹一阵紧绷,有什么甜蜜而沉重的东西伸到了她面前。
ゆうたの重い愛が身体に染み渡ってきてどんどん自分を侵食されている気分だった。
悠太强烈的爱意渗入我的身体,我感觉自己正在被逐渐蚕食。
だがそれすらも心地いい。
但即使这样也感觉很好。
最奥を穿ち、ズルズルと引いては再度奥まで一気に突き上げる。普段のゆうたから少し想像できないくらいの激しさにあんずはもう限界に達してしまいそうだった。
他插入到她最深处,缓缓抽出,再全力冲刺。安祖即将达到极限,其强度是平常的勇太难以想象的。
「あああっ、いっいっちゃいそ、んあっ」
“哦,我要来了,啊啊啊。”
「はぁっ、きもち…俺も、いきそ…」
“啊啊,感觉真好……我也快高潮了……”
ゆうたはあんずの一際大きな締めつけに刺激され小刻みに腰を動かすと短く息を吐いてから薄い膜越しに欲望の丈を吐露した。
在安祖特别紧握的刺激下,Yuta 开始小幅度地摆动臀部,短暂地呼出一口气,然后通过薄膜充分表白了他的欲望。
ゆるゆると動かし残渣まであんずの奥深くまで送るよう腰をぐっと擦り付ける。
他缓慢地移动,用力摩擦臀部,将所有精液送入安祖的深处。
あんずは与えられた絶頂から一気に落とされくったりとしている。
安祖瞬间从高潮中恢复过来,陷入了恍惚状态。
そのあんずの表情はゆうたになんとも言えぬ満足感を感じさせた。
看到安祖脸上的表情,悠太心里有种说不出的满足感。
ふと、ぼそり。
突然,他喃喃自语道。
「…俺だけをみててくださいね」
“请看着我。”
この先もずっとずっと、自分だけにみせる表情であって欲しい。自分に笑いかけていて欲しい、自分の隣だけで笑っていて欲しい。
我希望那表情永远持续下去,只对我一个人。我希望你对我笑,只在我身边笑。
ゆうたは独占欲に塗れた感情をオブラートに包みあんずへほほ笑みかける。
裕太温柔地将他的占有欲包围住她,并对安祖微笑。
あんずはゆうたの気持ちを知ってか知らずかまた優しい笑みを返したのだった。
无论她是否了解 Yuuta 的心情,Anzu 都回以温柔的微笑。