ぷりぷり鴨と長ネギのお鍋〜お付き合い風騙し討ち仕立て、たっぷりの愛情を添えて〜
弹嫩鸭肉与长葱火锅~以交往风精心设局,倾注满满爱意~
潔を抱きたい凛×凛を抱きたい潔。付き合って半年になるふたりはどちらがボトムになるのかで揉めていた。そんなある時、酔っ払った潔が凛宅に襲来。凛を抱きたくてやってきた潔だが、酒のせいで勃起しない。これを好機と捉えた凛は自分の体を餌にして、「前立腺マッサージしたら勃つかもな」と潔を誘導する。
想抱凛的洁×想抱洁的凛。交往半年的两人正为谁当受方争执不下。某日醉醺醺的洁突然造访凛家。本想推倒凛的洁却因醉酒无法勃起。凛抓住机会以身体为诱饵,用「前列腺按摩说不定能硬起来哦」诱导洁。
ネタバレ:凛潔です。 剧透:凛洁 CP 注意
以下本文にあるもの 正文包含以下要素
・潔に「抱かれてやる」と言う凛(口だけです。抱かれる気は毛頭ありません)
・对洁说「让你抱也行」的凛(只是嘴硬。压根没打算当受方)
大丈夫な方はお楽しみください。 请享受适合您的内容。
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鴨がネギと鍋とコンロと「おいしく召し上がれ」と書かれた看板を背負ってやってきた。こんなの鴨鍋にして食わない方が失礼だろ、と凛は思った。
一只鸭子背着大葱、锅具、炉灶和写着"请享用美食"的招牌出现了。凛心想:不把这家伙做成鸭肉火锅才是失礼吧。
糸師凛(21)はサッカーを取り巻く人間関係に脳を焼かれた哀れなプロサッカー選手である。十代の多感な時期に兄とライバルに情緒をめちゃくちゃにされ、尊敬が敵意に、友情が苛立ちに、信頼が執着に置き換わるようになってしまった。それは愛情にも適応可能だったようで、凛は胸いっぱいの殺意の矛先である潔世一と恋仲である。このことを説明すると、10人中4人は「まあ当人が良ければ……」と言い、3人が頭を抱え、2人が笑い、残った1人が「狂ってんなあ」と言う。両親は「凛が幸せならまあ……」と言い、兄は頭を抱え、潔は笑った。ちなみに「狂ってんなあ」と宣ったのは絵心甚八である。
糸师凛(21 岁)是个被足球圈人际关系折磨得焦头烂额的职业球员。在敏感的青春期,哥哥和竞争对手彻底扭曲了他的情感认知——尊敬变成了敌意,友情化作了焦躁,信任蜕变为执念。这种扭曲似乎也适用于爱情,如今凛正与那个让他杀意沸腾的洁世一交往。当被问及这段关系时,10 人中有 4 人说"当事人开心就好",3 人抱头苦恼,2 人发笑,剩下 1 人评价"真是疯了"。父母表示"凛幸福就好",哥哥抱头崩溃,洁本人则笑而不语。顺带一提,那句"真是疯了"出自绘心甚八之口。
潔とは付き合って半年が経った。付き合ったその日に深いキスをしたのに、優しくハグをするのに3か月かかった。手を繋ぐのに4か月。目が合った時にこっと笑う潔に舌打ちを堪えるのに5か月。「この調子だと甘い言葉を吐くのに何年かかるやら」と潔はわざとらしく肩を竦めたが、そんな日は来ないし潔の事は強めに殴った。
与洁交往已满半年。交往当天就深吻过,但学会温柔拥抱花了三个月。四个月才肯牵手。五个月才能忍住不对相视而笑的洁咂舌。"照这个进度,要听你说情话得等多少年啊"洁故意耸肩调侃,不过那天永远不会到来,凛用一记重拳回应了这种妄想。
実際のところはともかく、自分たちは付き合って半年のカップルなのだ。そろそろ次のステップに進んでもいいだろう。のこのこ家にやってきた潔になるべく優しくキスをして、凛は潔に頬を擦り寄せた。ちなみに唇を触れ合わせるだけの優しいキスもこの半年の成果である。潔はもっと凛を褒めるべきだ。糸師凛の恋人でありながら、怠慢しているとしか言いようがない。
抛开实际情况不谈,他们确实是交往半年的情侣了。是时候进入下一阶段了。当洁像往常一样来到家里时,凛尽可能温柔地吻了他,随后将脸颊贴了上去。顺带一提,这种仅触碰嘴唇的温柔接吻也是这半年的修行成果。洁真该多夸夸凛——作为糸师凛的恋人,这种懈怠态度实在说不过去。
ぱちくりと瞬きして凛を見上げる潔の幼気さが凛の欲望を刺激する。その様子に生唾を飲みながら、凛は口を開いた。
洁天真地眨巴着眼睛仰视凛的模样刺激着凛的欲望。凛一边咽着口水看着这副情景,一边开口道。
「……もう、いいだろ」 "……已经可以了吧"
何がってそりゃセックスの話である。付き合って半年なんてちょうどいい頃合いだ。この「いいだろ」は潔の許可を得るためのものではない。俺は近いうちに、なんなら今この瞬間から、恋人同士のいちゃいちゃの先に進みたいと思っていますが、そちらはご加減のほどいかがですか?という意思表示だ。潔はかあっと赤くなる。
至于是什么可以——当然是关于性事的讨论。交往半年正是恰到好处的时机。这句"可以了吧"并非要征得洁的许可。而是表达"我想在近期,甚至就是此刻,将恋人间的亲昵更进一步,不知你意下如何?"的意思。洁顿时满脸通红。
「……いいの?」 "……真的可以吗?"
はい、勝ちー。凛は潔をベッドに押し倒して覆いかぶさった。潔の了解を得たのでもうここからは凛のターンである。最初くらいは優しくしてやるかと童貞のくせに偉そうなことを考えながら潔の服を剥いだ。男同士なので今日必ず挿入できるなんて思っちゃいないが、いけるところまでいけたらいい。潔が凛の服に手を伸ばしたので、こいつも俺に触りたいのかと気分を良くしていると、服の裾をぐんと掴まれた。
好,我赢了。凛将洁推倒在床上压了上去。既然得到了洁的默许,接下来就是凛的主场了。明明是个处男却摆出一副游刃有余的架势想着"第一回还是温柔点吧",一边剥开洁的衣服。同为男性他并不奢望今天一定能进入,但能进展到哪步算哪步。当洁的手伸向凛的衣角时,他正为"这家伙也想碰我啊"而暗自欣喜,突然衣摆被猛地拽住。
「ちょ、ちょっと待て」 「等、等一下」
「あ?……嫌なのかよ」 「啊?……你不愿意?」
「嫌じゃないけど!望むところだけど!えっ俺が下?」
「不是不愿意!我求之不得!诶我在下面?」
「は?当たり前だろ」 “哈?这不是理所当然的吗”
「は!?」 “哈!?”
潔がカッと目を見開いたので、あのいじらしい恥じらいはどこにいったんだと言いたくなる。怪訝な顔の凛を引き剥がして潔は起き上がる。
洁猛地睁大眼睛,让人不禁想问那份令人怜爱的羞涩跑哪儿去了。他甩开一脸困惑的凛,撑起身子。
「……凛さん、ちなみに……挿れられる方に興味は?」
“……凛先生,顺便问下……你对被进入的一方有兴趣吗?”
「あるわけねーだろ男だぞ」 “怎么可能有啊,我可是男的”
「俺も男だっての!」 “我也是男的啊!”
「お前はいいだろ」 “你就别计较了”
「よくないだろ!なんで俺が問答無用でこっちなんだよ!」
“怎么能不计较!凭什么我连辩解机会都没有就被分到这边啊!”
「なんでってそりゃ……」 “为什么?那当然是……”
無駄にでかい目が凛をキッと見上げる。こういう時にそんなアホ面するようなやつだからだろ。潔の名誉のために注記するが、凛が「アホ面」と称する時は大抵潔が笑ったり照れたり上目遣いになっていたりする時であり、凛はそんなアホ面(他称)を見ると、潔の頬を抓りたくなったり齧りたくなっったりしている。
那双大得夸张的眼睛直直瞪向凛。就是因为你这家伙总在这种时候露出蠢脸啊。为洁的名誉补充说明:当凛称之为“蠢脸”时,通常是指洁在笑、害羞或抬眼偷看的状态。而每当看到这种(他称的)蠢脸,凛就会想掐他的脸颊或者咬上一口。
「……お前ごときに俺を抱けるわけねえだろ」 “……就凭你怎么可能抱得动我”
「はあ〜〜〜!?なんだそれ!?」 “哈——!?这算什么话!?”
馬鹿にされたと怒りだす潔。先ほどまで部屋を満たしていた甘い雰囲気はすっかり霧散している。というかお前、あんなアホ面して「いいの?」などと言っていた癖に、あれは「(抱いても)いいの?」ってことだったのかよ。いいわけないだろ殺すぞ。
被当成笨蛋而暴怒的洁。方才还充盈房间的甜蜜氛围早已烟消云散。话说你这家伙,明明刚才还顶着一张蠢脸问「可以吗?」,原来那句「可以吗?」是「(抱我也)可以吗?」的意思啊。当然不行啊混蛋我要宰了你。
「もう怒った!絶対俺が抱くから!首と尻洗って待ってろ!」
「老子生气了!绝对要由我来抱!给我洗干净脖子和屁股等着!」
「ほざいてろクソ雑魚。俺が抱く。これが真理(答え)だ……異論は認めない」
「放你的狗屁废物。老子才是上位。这就是真理(答案)……不接受反驳」
戦いの火蓋は切って落とされた。開戦のゴングが二人の脳内で響く。ここに凛と潔の、長く続く夜のマッチアップが始まった。生死ならぬ、精子をかけた戦いである。
战斗的帷幕就此拉开。开战的钟声在二人脑海中轰鸣。此刻,凛与洁那漫长夜晚的对决正式开始。这不是生死之战,而是赌上精子的战争。
*
先日の開戦から更に三ヶ月が経ち、凛のフラストレーションは最高潮まで高まっていた。潔はこれと決めたら必ずやり遂げる執念を併せ持っており、それがサッカーに注がれるのであればよかったが今は凛の尻を開くことに注がれていた。日本サッカーの未来が草葉の陰で泣いている。
自开战以来又过了三个月,凛的焦躁情绪已攀升至顶点。洁一旦下定决心就必定贯彻到底的执念,若是倾注在足球上倒还好,如今却全用在掰开凛的屁股上。日本足球的未来正在九泉之下哭泣。
潔は道徳心のある男なので違法なことはしなかったが、違法でなければ手段を問わなかった。意識的にかわい子ぶって甘えてみせたり、おねだりしたり誘ってきたりした。甘えられるのもおねだりされるのも誘われるのも凛はやぶさかでもなかったが、その内容が「抱かせて」な時点で言語道断だった。
洁是个有道德底线的男人所以不会违法,但只要不违法就无所不用其极。他时而刻意装可爱撒娇,时而软磨硬泡主动引诱。凛并不反感被撒娇被央求被勾引,但当内容变成"让我抱你"时就绝对没得商量。
色仕掛けが効かないと理解した潔は、今度は説得にかかった。セックスにおいて、受け手が得られるメリットを図解で力説してきた。曰く、性行為の際前立腺で達するのは男が感じられる最大の快楽らしい。ペニスで射精する方法は有識者にはウェットと呼ばれているが、そちらではなく前立腺のみを刺激して射精せずに絶頂するドライオーガニズムは、一説によるとウェットの八倍の快感が得られるという。ドライオーガニズムは特殊なイキ方なので、その影響で女性ホルモンが出るらしい。肌にツヤが出て、体臭が控えめになり、まつげが伸びる。
意识到色诱无效后,洁转而开始说服教育。他用图解极力阐述性爱中承受方能获得的益处——据说通过前列腺达到高潮是男性所能体验的极致快感。学界将阴茎射精称为"湿性高潮",而仅刺激前列腺不射精的"干性高潮"据传快感强度可达前者的八倍。由于干性高潮是特殊高潮方式,会促使女性荷尔蒙分泌,令肌肤光泽、体味变淡、睫毛增长。
「そんなにメリットがあるならお前がやればいいだろ」
"既然好处这么多你自己怎么不上?"
肌ツヤだの体臭だのは潔が許容できる範囲ならどうでもいいし、まつげなら十分足りている。すげない凛の態度に潔はぐっと言葉に詰まって、「凛が抱かれることにこそメリットがある」と言った。
肌肤光泽也好体味也罢,只要在洁能接受的范围内都无所谓,睫毛也足够浓密。面对冷淡的凛的态度,洁一时语塞,说出了"让凛被拥抱才是有好处的事"这样的话。
「お前が言葉足らずで意地っ張りなツンツン野郎だから。俺がナイーブな気分になった時、本当にたまにだけど、お前は本当に俺のこと好きなのかなって思うことあって……。抱かれるのって、勇気いるじゃん?凛がこういう形で好意を証明してくれれば安心できるかも……っていうか」
"因为你是个言辞笨拙又固执的傲娇混蛋啊。我偶尔——真的只是偶尔——情绪敏感的时候,会怀疑你到底是不是真的喜欢我……被拥抱这种事需要勇气的吧?如果凛能用这种方式证明好感,我大概就能安心了……或者说"
居心地悪そうに言う潔の姿に、凛は怒りのあまり静かになった。プラスの感情もマイナスの感情もないまぜになってしまう凛にとっては、感情の内容ではなく向けるベクトルの強さこそが重要であり、相手への関心の強さと同義である。凛は恋する男の目で潔を見つめながら舌打ちするし、「殺すぞ」と言いながらキスをする。凛の愛情を疑うということは、凛の殺意を疑うということだ。
看着洁坐立不安的样子,凛气得反而异常平静。对凛而言,无论积极还是消极的情感都会混作一团,重要的不是情绪内容而是投射的强度,那等同于对对方的在意程度。凛一边用恋爱中男人的眼神凝视洁一边咂舌,说着"杀了你"却吻了上去。怀疑凛的爱情,就等于怀疑凛的杀意。
凛の感情を人質にとって体を求めるようなやり方がひどく癪に障ったので、息も絶え絶えになるほどキスをして、額をくっつけて「まだ不安かよ」と言った。性欲を満たすために付き合っているのだと誤認されたら怒りのあまりぶん殴って警察のお世話になり謹慎処分を食らう気がしたので、間違ってもそう思われないように首から下には触れなかった。酸欠のせいか照れているせいか顔を真っ赤にした潔は、小さな声で「もう不安じゃない、ごめん」と言った。
用凛的感情当人质来索求身体的做法实在令人火大,所以洁把对方吻到几乎窒息,额头相抵说着"还不安心吗"。要是被误认为是为了满足性欲才交往的话,愤怒之下可能会揍人闹到进警局吃处分,所以坚决避免肢体接触。不知是缺氧还是害羞,满脸通红的洁小声说了句"已经安心了,对不起"。
メリットを提示する方法も情に訴える方法も却下された潔は武力行使に出た。「昔は媚薬だったんだって!」と言いながらホットチョコを凛に飲ませたり、うなぎやすっぽんのような精のつく料理を大量に食べさせたかと思えば、「ヤりたければ俺に抱かれるって言え!」と押し倒してきたりした。
被拒绝以利益诱惑和情感攻势的洁最终选择了武力解决。"以前这可是春药哦!"他一边说着一边给凛灌下热巧克力,或是强迫其吞下大量鳗鱼甲鱼等壮阳食材,甚至直接压上来威胁:"想干的话就亲口说让我上你!"
凛は殴った。凛は惚れた相手を殴れる男だったので、一番対処が簡単だった。
凛挥拳相向。他正是那种能对心上人动手的男人,这反而是最简单的应对方式。
潔の無意味な猛攻を退けているうちに、あっという間に月日は経っていた。時間だけが全人類に平等に与えられる中、もちろん凛も潔を抱くために手を尽くさなかったわけではない。凛は潔と違ってイリーガルな方法を問わない無法者であったため、寝ている潔をベッドに縛りつけたり、セックスしないと出られない部屋(左右相手完全固定)という名の監禁に及んだりなど、潔が警察に駆け込んだらギリギリアウトになるだろうこともしたが、適応能力の天才である潔は凛の横暴を受け入れた上で紙一重で躱した。弟カップルの夜のマッチアップを耳にした冴はふたりを「割れ鍋に綴じ蓋」と称し、潔のことをたまに「割れ鍋くん」と呼ぶようになった。なぜ潔が鍋で凛は蓋なのかと疑問に思っていたが、「凛は鍋ほどの容量もないし、懐も深くない」とのことだった。凛は激怒した。ここでキレると懐の浅さを露呈することになると分かってはいたが、弟としてかの邪智暴君の兄に歯向かわねばならないと思った。もちろん「お兄様になんつー口聞いてんだテメェ」と殴られた。
在抵御洁无谓猛攻的日子里,光阴转瞬即逝。在这众生平等流逝的时光中,凛自然也为推倒洁用尽手段。不同于恪守底线的洁,这个法外之徒会将被褥捆缚熟睡的洁,或是打造"不做爱就出不去(强制固定体位)"的监禁房间——这些游走法律边缘的行径若被报警恐怕刚好够立案。但适应力天才的洁总能在接纳暴行的同时险险脱身。听闻弟弟们夜间攻防的冴以"破锅配翘盖"形容这对情侣,时而戏称洁为"破锅君"。当被质疑为何凛是锅盖时,他解释道:"凛既没有锅的容量,更谈不上什么深度"。暴怒的凛明知发作只会暴露心胸狭隘,但作为弟弟必须反抗邪智暴君的兄长——结果自然是被揍得满地找牙:"谁准你这么和兄长说话的"。
互いの尻を狙い合っているとはいえ、不本意なことにだんだんこの攻防にも慣れつつあった。このマッチアップの勝敗が決まるまではセックスできないが、デメリットといえばそれだけだ。付き合っているとはいえ、今更潔にどう触れればいいのかわからずにハグをすることにすら数ヶ月かかった凛としては、「とっとと尻出せオラ」と雑なリクエストをしながらイチャイチャに持ち込めるこの状況は気楽なものだった。
虽然双方仍在互相觊觎对方身体,但不知不觉已逐渐习惯这种攻防。在胜负未分前不得越界的唯一弊端,对连拥抱都要酝酿数月的凛而言反倒轻松——毕竟现在能直接嚷嚷"赶紧撅屁股"来调情的状态,比当年不知如何触碰恋人的窘境自在多了。
調べたところによると、初体験はムードやら雰囲気やらを作らなければいけないらしい。大人っぽいレストランに行ってそっと手を握るだの、ふたりきりのときに隣に座って徐々に距離を詰めるだの、優しくキスをした後に「いい?」だのと聞いて、相手の認証を得た上で初体験に挑むのがベストだとインターネットは言う。しかも風呂に入り爪や毛を整えコンドームやローションなど必要なものを完備しかっこいいパンツに履き替えた上で、部屋の電気を落とし間接照明に切り替え、薄暗闇の中薄着の恋人を待つのがベストとのこと。
根据调查,初次体验似乎需要营造气氛和情调。网上说最佳方案是先去高档餐厅悄悄牵手,独处时逐渐拉近距离,在温柔接吻后询问"可以吗?",获得对方认可后再尝试初夜。还要提前沐浴修剪指甲体毛,备齐安全套润滑液,换上帅气内裤,调暗灯光改用间接照明,在昏暗中等待衣衫单薄的恋人。
率直に言って、できる気がしない。こちとら童貞である。雰囲気作りなんて、練習ですらしたことはない。だからこそ今凛と潔の間にある「ガチンコ上下左右決定戦(マッチアップ)〜ボロンもあるよ〜」の雰囲気は気安い。これがカップルの初体験に挑む心境として正しいかどうかはこの際路傍にでも置いておく。
坦白说完全没信心。毕竟我是个处男。连营造气氛的练习都没做过。所以现在凛和洁之间这场"真刀真枪上下左右决胜战(附带呕吐环节)"的轻松氛围反而让我安心。至于这种心态是否符合情侣初体验的正确心境,暂且搁置不论。
潔もそのことを察しているのか、成人男性としてただ単に性欲に弱いのか、挿入を伴わなかったとしても凛との触れ合いを望んでいる節がある。たとえ数時間だろうがオフが重なった時、潔は凛のもとへやってきて、性急にキスをして抱きついてくる。凛も負けじと押し倒す。潔の手が不埒な動きを見せる度にその手を叩き落としているので許しているのは上半身への愛撫と手や口による奉仕のみだが、それでも恋人と肌を合わせるのは代え難い幸福と、たしかな快楽がある。凛は今の状態に、少なからず満足していた。
不知洁是察觉到了这点,还是单纯作为成年男性难以克制性欲,即便不进行插入也明显渴望与凛肢体接触。只要两人休息日重合,哪怕只有几小时,洁都会赶来急切地亲吻拥抱。凛也不甘示弱地反压住他。虽然每次洁的手开始不安分就会被打落,默许范围仅限于上半身爱抚和手工/口交服务,但能与恋人肌肤相亲仍是无可替代的幸福与确凿快感。凛对现状相当满足。
そして今日も、ふたりのオフが重なる夜であった。と言っても潔はクラブのスポンサーとの接待に出かけており、触れ合えるのは寝る直前だけだろう。潔は顔の広い男だ。人間関係を構築するのも上手い。だからこうして、なにかにつけてどこぞのモブに呼び出され、接待だの飲み会だの親睦会だのに顔を出している。全く持って気に食わないが、「気に入らない」と言って行動を制限して器の狭い男だと揶揄されるのはもっと気に入らないので、不機嫌さを全面に押し出しながらいつも無言で送り出している。
今夜又逢两人共同的休息日。不过洁去应酬俱乐部赞助商了,能温存的时间恐怕只有睡前片刻。洁人脉很广,擅长经营人际关系。所以总被各路配角叫去参加应酬酒会联谊。虽然令人火大,但比起被嘲讽"管束男友的小气男人",凛宁可板着脸默默目送他出门。
潔もそんな凛のことは重々承知なので、飲み会前後は凛を甘やかしてくる。今日も、「帰りに凛の家寄っても良い?」と先んじて連絡が来ていたため、凛は潔が泊まれるようある程度の準備を整えていた。その準備には爪を整えることやコンドームの位置の確認、ルームグレグランスの補充、IKEAで買ったばかりの間接照明の点検も含まれている。糸師凛は確実に成長する生き物なのである。
洁世一早已深知凛的脾性,所以每次酒局前后都会格外宠溺他。今天也提前发来消息问「回去时能顺路去凛家吗?」,为此凛已经做好了让洁留宿的万全准备——从修剪指甲到确认避孕套的位置,补充室内香氛,甚至检查刚在宜家买的氛围灯。糸师凛确实是种会不断进化的生物。
もう着く、という連絡とほぼ同じタイミングで、凛の家のインターホンが鳴った。潔にも合鍵を渡しているので潔は勝手に家に入れるはずなのだが、「凛に出迎えてもらえるのが嬉しい」と言ってインターホンを押してくることが多い。どうせカバンの中から鍵出すのが面倒なだけだろ、と凛は思っているが、それでものこのこ迎えに行ってしまう。これが惚れた弱みというやつか?腹立つ。ぐちゃぐちゃにしてやりたくなってきた。
几乎在「快到了」的消息送达同时,凛家的门铃就响了起来。明明给过洁备用钥匙,这家伙却总爱按门铃,还美其名曰「想让你迎接我」。凛心知肚明他不过是懒得从包里掏钥匙,却还是忍不住趿拉着拖鞋去开门。这就是所谓的恋爱脑作祟吗?真让人火大。现在只想把他揉成一团乱麻。
「おせーよいつまで飲んでんだ……」 「太慢了……你到底要喝到什么时候」
「り〜〜〜〜ん!!!」 「凛~~~~!!!」
ドアを開けた瞬間に潔が抱きついて来たので、凛は慌ててドアを閉めた。
凛刚拉开门就被洁扑了个满怀,慌忙把门关上。
「夜中に騒ぐなアホ」 「大半夜的别吵吵,蠢货」
「ただいまぁ」 「我回来啦——」
「はいはいおかえり。酒くせえなマジで」 「好好好欢迎回来。浑身酒气臭死了」
「え〜ほんとに?あはは!オラ!ただいまのキスだ!くらえ!」
「诶~真的吗?啊哈哈!看招!这是回家的吻哦!接住!」
異様なまでにご機嫌な潔が顎を上げて唇を突き出してきたのでキスに応えてやる。案外礼儀作法にうるさい潔は「おかえり」と言わないとうるさいのでいつも返してやっているが、ただいまのキスまで喰らわされたのは初めてである。ここまで潔が酔っ払ったのを見たことがない。よほど飲まされたのか、それとも自発的に飲んできたのか。今日の飲み会にはノアも参加すると言っていたので、楽しくなって飲んでしまったのかもしれない。迂闊なクソアホである。
洁异常兴奋地扬起下巴撅起嘴唇索吻,我便回应了他。意外注重礼节的洁总是会唠叨"不说‘我回来了’可不行",所以我每次都照做,但被强塞"回家吻"还是头一遭。从未见过他醉成这样。不知是被灌酒还是主动喝多的。听说今天的酒局诺亚也会参加,或许是玩得太开心才喝过头吧。这个粗心大意的蠢货。
「な〜凛、えっちしよ?」 「呐~凛,来做爱吧?」
潔が凛の胴に手を回して頬を寄せる。そのまま喉仏に誘うようにキスされて、凛はぎゅっと目を瞑った。潔は迂闊なクソアホであったが、この数ヶ月の戦いを経て凛を誘うのが異様に上手くなっていた。凛がオラオラと雑に誘うのに相反して、潔は可愛く、またエロく甘えてくる。
洁环住凛的腰身贴近脸颊,继而挑逗般吻向喉结,凛紧紧闭上了眼睛。虽然是个粗心大意的蠢货,但历经数月交锋后,洁引诱凛的技巧已异常娴熟。与凛咋咋呼呼的粗鲁邀约截然相反,洁总是撒娇得既可爱又色气。
「俺すげーえっちしたい。だめぇ?ですか?凛さーん?なあなあお願いおねがーい」
「我好想做色色的事。不行吗?凛酱?呐呐求你了嘛——」
「……そんな飲んでたら勃たねえだろ」 「……喝成这样怎么可能硬得起来」
「そんな事ないし。触ってくれたら勃つかも。な?」 「才没这回事呢。要是你摸摸说不定就硬了。嗯?」
くっついてキスを繰り返すだけで凛は軽く勃起しているのに、潔の股間は無反応なままである。アルコールは中枢神経を麻痺させ、興奮物質の伝達を阻害する。いくらエロい気分でも勃たないときはある。一度相手を潰した方が抱くルールで酒の飲み比べをした時、凛を潰して勝った潔が勃起しなくて勝敗が流れたことがあるので、潔は泥酔したら勃起しないことをお互いに知っていた。
明明只是黏在一起反复接吻就让凛微微勃起了,洁的胯间却毫无反应。酒精会麻痹中枢神经,阻碍兴奋物质的传导。再情欲高涨也有硬不起来的时候。当初按「灌醉对方才能上垒」的规则玩饮酒对决时,洁灌倒凛获胜后却因无法勃起导致胜负作废——两人都清楚烂醉后的洁根本硬不起来。
「キスしよ。そのまま触ってて……」 “来接吻吧。就这样继续摸着……”
潔に抱きつかれたまま、玄関から寝室へ誘導される。言われた通りにキスをしていると、潔が自分から服を脱いでいく。廊下にアウターやベルトが落ちていく姿を凛は目を細めて見ていた。酔っ払いの介抱はごめんだが、エロい恋人の対応なら受けて立つ。
被阿洁坦率地搂抱着,从玄关引导至卧室。按照要求接吻时,阿洁主动开始脱衣服。看着外套和皮带陆续落在走廊上,凛眯起了眼睛。虽然不愿照顾醉鬼,但若是性感恋人的请求倒乐意奉陪。
寝室にたどり着くころには、潔は下着を残してすべて脱いでいた。凛の部屋着にも手を掛けて上を脱がせる。ふたりでベッドに乗り上げると、潔はご機嫌な様子で「う〜ん」などと言いながら枕を抱きしめて寝転んだ。恋人が自分の部屋のベッドで無防備に笑っている姿というのは、どうにも股間に響く。凛は潔の横に寝転んでまたキスをする。酔っているせいで体が重たいのか、潔はされるがまま凛の舌を受け入れている。潔の陰茎を下着の上から優しくさすると、潔が膝をもじもじとし始めたので、首筋を舐めながら手淫に切り替えてやる。
抵达卧室时,阿洁已脱得只剩内衣。他的手也探向凛的家居服,帮对方脱去上衣。两人滚上床铺后,阿洁心情愉悦地抱着枕头嘟囔“嗯~”仰面躺倒。恋人毫无防备在自己床上微笑的模样,直教人下腹发紧。凛侧卧着再度吻上去。或许因醉意身体沉重,阿洁乖顺地承受着凛的舌吻。当凛隔着内裤温柔抚弄他的阴茎时,阿洁的膝盖开始难耐地扭动,于是凛转而舔舐他的颈侧,同时用手替他纾解。
「うー、凛……きもち……」 “呜、凛……好舒服……”
「……でも勃たねえだろ」 "……但是硬不起来吧"
「すげーエロい気分なのに……なんか勃たせる方法ない?」
"明明超级有感觉的……有没有什么办法能硬起来?"
凛の背中に手を回した潔が問いかける。そんな都合いい方法あるかよ、と言いかけて、凛ははたと黙った。
洁环住凛的后背问道。凛刚想说哪有这种好事,突然陷入了沉默。
チャンスかもしれない。繰り返しになるが、凛はイリーガルな無法者であった。
或许是个机会。重申一次,凛是个游走于法律边缘的亡命之徒。
「……前立腺マッサージ」 "……前列腺按摩"
「え?」 "啊?"
「前立腺マッサージしたら、勃つかもな」 "做个前列腺按摩的话,说不定能勃起呢"
前立腺マッサージとは、肛門から指を挿入し、膀胱と陰茎の間にある前立腺に直接触れる行為のことである。主に前立腺炎や勃起不全の治療のために用いられるが、前立腺は非常に感受性の高い器官であり、神経終末に囲まれているため、その刺激自体で快感を得る事ができ、勃起やオーガニズムに繋がることが多い。つまりは、きちんと医学的根拠のある治療法である。だが凛の目的は潔を勃たせることではない。
所谓前列腺按摩,是指将手指从肛门插入,直接触碰位于膀胱与阴茎之间的前列腺的行为。主要用于治疗前列腺炎或勃起功能障碍。由于前列腺是神经末梢密集的极度敏感器官,通过刺激本身就能获得快感,多数情况下能引发勃起甚至高潮。也就是说,这是具有明确医学依据的治疗方法。但凛的目的并非让洁勃起。
凛はこの情報を悪用し、潔のアナルを解そうとしていた。
凛正企图滥用这条信息,想要开发洁的肛门。
「ケツ洗って指突っ込んで、前立腺を押す。前立腺はちんこと連動してるから勃起するって仕組みだ。お前みたいなザコじゃ位置もやり方もわかんねえだろうから、俺がやってやる」
"「先洗屁股再插手指,按压前列腺。前列腺和阴茎是联动的,所以会勃起。像你这样的菜鸟根本不知道位置和手法吧,我来教你」"
「えー……ケツに指挿れるってこと?そこちんこ挿れるとこじゃん……」
"「诶……要把手指插进屁股里?那里不是该插鸡鸡的地方吗……」"
「うんこするとこだろ本来は」 "「本来是用来拉屎的地方吧」"
「余計やだ!てかお俺が抱きたいのに、俺のケツに指いれても意味ねーし」
"「才不要!再说了明明是我要抱你,你往我屁股里伸手指有什么意义啊」"
潔が枕を抱いて凛に頭突きする。このクソ酔っ払いがと思いつつも、凛は粘る。世界一のストライカーになる男は、勝負の張りどころを見誤らないのだ。
洁抱着枕头用头撞向凛。虽然心里骂着这个该死的醉鬼,凛还是固执地纠缠着。要成为世界第一前锋的男人,绝不会看错决胜的关键时刻。
「……お前が勃ったら、抱かせてやるよ」 "「……等你硬起来了,就让你抱」"
「………………ほんと?」 "「………………真的?」"
「ああ。だから大人しくケツ出せオラ。洗ってやろうか?」
"啊啊。所以乖乖撅起屁股来啊。要帮你洗吗?"
「いい!自分で洗う!ほんとにいいから来んなよ!」 "不要!我自己洗!真的不用你过来!"
ぴょいんとベッドから起き上がって潔が出ていく。風呂場に向かっていった潔の背中を見ながら、凛は台所に向かった。凛はイリーガルな無法者ではあったが、恋人に深い愛情(と強い殺意)を抱いていたため、冷たい水を用意してやることにした。
洁轻巧地从床上弹起来走了出去。望着洁走向浴室的背影,凛转身去了厨房。虽然凛是个游走法律边缘的不法之徒,但对恋人怀有深切爱意(以及强烈杀意)的他,决定为对方准备一盆冷水。
「ただいま!」 "我回来了!"
「おかえり」 “欢迎回来”
腰にタオルを巻いた潔が赤ら顔のまま帰ってきた。まだしっかり酔っている様子なのでひとまずは安心する。二日酔い防止のため水を一杯飲ませておいた。傾けたコップの縁からぽたたと水が落ちる。酔っぱらいのくせに飲むのが下手すぎる。
腰间围着毛巾的洁红着脸回来了。看他依然醉醺醺的样子,我暂且放下心来。为了防止宿醉,我让他先喝了一杯水。倾斜的杯沿上滴答落下水珠。明明是个醉鬼,喝水却笨手笨脚的。
「俺ローション持ってきた!使い切りのやつ」 “我带了润滑剂!一次性包装的那种”
ベタベタの口を拭った潔がにこにこする。 擦完黏糊糊嘴巴的洁露出了笑眯眯的表情。
「飲み会だったのになんでそんなん持ってんだよ」 「明明是去喝酒的你怎么会带这种东西啊」
「チャンスあったら凛に使おうと思って。偉いっしょ!」
「想着有机会就对凛用嘛。很厉害吧!」
反射的に「殺すぞ」と言いそうになったがなんとか堪える。油断も隙もない男である。「偉い偉い」と適当に褒めながら潔からローションを受け取り手のひらで温めていると、潔がベッドに寝転んだ。
差点条件反射说出「宰了你」,好歹忍住了。这男人真是毫无破绽。一边敷衍地夸着「厉害厉害」,一边接过洁递来的润滑液在掌心温热,这时洁已经躺倒在床上。
「凛、優しくしてくれよ?」 「凛,要温柔点哦?」
そう言ってゆっくり足を開く潔。勃起するため、凛を抱くために、凛にアナルをいじられる。その矛盾に気づいていない潔のアホさに心の中で乾杯しつつも、凛は「たりめーだろ」となるべくなんでもないように返事した。これは医療行為です、スケベな目論見は一切ありません、という顔もしておいた。
洁这样说着缓缓张开双腿。为了勃起,为了拥抱凛,却被凛玩弄着后庭。凛在内心为洁这毫无自觉的愚蠢干杯,同时装作若无其事地回应道:"这不是明摆着嘛。"还摆出一副"这是医疗行为,绝无任何下流企图"的表情。
「挿れるぞ」 "「要插进去了」"
「ん……ぅ、」 "「嗯……呜,」"
洗ったばかりだからか、潔のアナルは思いの外凛の指を拒絶しない。初めて触れる他人の体内に緊張しつつも、凛はゆっくりと潔の隘路を開く。ぐるりを壁面を押し広げるように回すと潔が呻いた。
或许因为刚清洗过,洁的后穴意外地没有抗拒凛的手指。初次触碰他人体内的凛虽然紧张,仍缓缓开拓着洁的幽径。当手指沿着内壁旋转扩张时,洁发出了呻吟。
「痛いか?」 “疼吗?”
「苦し……」 “难受……”
潔の眉間に皺が寄っている。凛はこの機に乗じて潔を抱きたいだけであって、苦しませるのは本意じゃない。性急過ぎたかと指を浅く引いて、入口すぐのあたりを擦る。
洁的眉心皱了起来。凛只是想趁这个机会抱住洁,并非有意让他难受。或许是太心急了,便将手指浅浅退出,只在入口处轻轻摩挲。
「こっちは?」 “这样呢?”
「痛くないけど、なんか変……」 “不痛,但感觉有点奇怪……”
潔とて体の中に他人の指が入っている状況なんて初めてだろう。不安げな顔が凛を見つめる。はやく快楽を与えて、楽にしてやりたい。空いている左手で潔の体を撫でつつ、凛は指を進める。
洁想必也是第一次体验他人手指进入体内的状况。他不安的表情凝视着凛。凛想尽快给予他快乐,让他放松下来。一边用空着的左手抚摸洁的身体,凛一边将手指继续深入。
前立腺は直腸の中、腹側あたりにあり、ふわふわとしているらしい。金玉の下、蟻の門通りの付近も前立腺にほど近く、外からそのあたりも押してやると良いとか。記憶の中の知識を総動員してあちらこちらを押して揉んでを繰り返していると、潔の腹がひくんと震えた。
前列腺位于直肠内部靠近腹部的位置,据说触感柔软蓬松。睾丸下方、会阴部附近也离前列腺很近,从外部按压那个区域也会有良好效果。凛调动记忆中的所有知识,反复按压揉弄各处时,洁的腹部突然轻轻颤抖起来。
「は、凛……」 “啊、凛……”
「なんだよ」 “什么啊”
「今、今のとこ、なんか……」 “现在、现在这样,总觉得……”
「ここか?こっち?」 “这里吗?这边?”
「んん?うう〜?あっ!」 “嗯嗯?呜呜~?啊!”
「こっちか」 “是这边吗”
スポンジから水を押し出すように中指でぎゅうと一点を押すと、潔がこくこくと頷いた。腹側の、ふわふわしているところ。前立腺である。
像从海绵中挤出水般用中指重重按压某一点时,洁连连点头。腹部那片蓬松柔软之处——正是前列腺。
「は、あ、ふう……なんか、ヤバ……」 “哈、啊、呜……感觉、不妙……”
「ヤバいって?」 “怎么个不妙法?”
「なんか、なんかぁ……っ!あっ♡」 「啊、啊啊……!哈啊♡」
潔の声音が気色ばむ。空いている左手で潔の手を握ると、その手に頬を寄せて潔が口を開く。
洁的声音染上情欲色彩。凛用空着的左手握住他的手,将脸颊贴上去时,洁张开了双唇。
「なんかっ、からだ、ふにゃふにゃんなる……っ!」 「身体、身体变得软绵绵的……!」
凛は思わず生唾を飲み込んだ。潔の青い瞳は快楽の涙で膜を貼り、瞬きのたびに揺らめいている。誘われるままキスをして、凛は潔の唇を舐めた。潔の頭を引き寄せ口内に舌を突っ込むと、嫌になるほど酒の味がする。ぬるい唾液が潔の唇を濡らして、色っぽく艶めいた。
凛不由自主地咽了下口水。洁湛蓝的眼瞳蒙着欢愉的泪膜,每次眨眼都泛起涟漪。他顺从诱惑吻上去,舔舐着洁的唇瓣。当凛扣住洁的后脑将舌头探入时,浓重的酒味令人晕眩。温热的唾液濡湿了洁的唇,泛着色气的湿亮光泽。
「やぁ〜……!勃つまでしろって……!」 「啊~……!要我一直等到勃起……!」
キスに夢中になりすぎて手が止まっていたらしい。いやいやと首を振りながら「勃起させろ」と求めてくる潔の姿に、やはりこいつは抱かねばならないと深く胸に刻み込んだ。これまでも、潔が自分の愛撫で乱れている姿は目にしてきた。だが、いざ「こいつを抱く」と確信した状態で喘がせていると、こみ上げてくるものがある。愛情だとか、感慨だとか、この期に及んで凛を抱くつもりの潔の愚かさを愛しく思う気持ちだとか。
似乎因为接吻太过投入而停下了动作。看着洁一边摇头一边要求「让我勃起」的模样,我再次深刻意识到必须占有这家伙。虽然过去也见过他在我爱抚下意乱情迷的样子,但此刻确信「要占有这个人」并听他喘息时,某种情绪涌上心头——是爱意,是感慨,更是对他临到头还妄想拥抱凛的愚蠢感到怜爱的情愫。
凛は潔にキスを繰り返しながら潔のトップスを捲り、優しく乳首を摘む。米粒のように小さな乳首をふにふにと潰して、同じく小さい乳輪を揉んだ。潔はぼうっとした様子ではふはふと快感を享受している。アナルに挿れた指は穏やかに動かして、前立腺を刺激しながら二本目の指を挿れた。潔は気づいているのかいないのか、シーツに額を押し付けるようにして喘いでいる。
凛反复亲吻着洁,掀开他的上衣温柔捻弄乳尖。米粒般小巧的乳头被揉捏得发软,同样娇小的乳晕也被指腹抚弄。洁神情恍惚地享受着快感发出轻喘。后穴里的手指缓慢抽插着,在刺激前列腺的同时加入了第二根手指。洁不知是否察觉,只是将额头抵着床单剧烈喘息。
「はあ♡あ……♡はら、変……」 「哈啊♡啊……♡肚、肚子好奇怪……」
「効いてるんだろ、マッサージが」 「按摩很有效吧?」
「ん♡凛……もっとマッサージしてぇ……?♡」 「嗯♡凛……再帮我多按按嘛……?♡」
快楽とアルコールにやられて舌っ足らずな潔は、勢い余って潰しそうなくらいかわいい。熱で潤んだ青い瞳、小さいながらに健気に勃起を主張してくるベージュの乳首、きゅうきゅうに締め付けてくる処女アナル。サッカー界の保有する三種の神器かもしれない。赤い唇をちゅうちゅうと吸ってそのまま首を舐めていると、気持ちいいのか潔が凛の頭を引き寄せる。耳の裏も舐めあげて汗の匂いを堪能していると、ふと潔のチンコが目に入った。
被快感与酒精麻痹得口齿不清的洁,因过度兴奋而显得可爱到令人窒息。因情热而湿润的蓝眼睛、虽小巧却倔强挺立的米色乳头、紧紧收缩的雏菊后庭——这或许是足球界珍藏的三件神器。当凛啜饮着那红唇并顺势舔舐脖颈时,舒服得直哼哼的洁将凛的头按向自己。正当凛舔过耳后品尝汗水的咸涩时,余光突然瞥见洁半勃起的性器。
潔が半勃起している。 洁的阴茎半硬着。
まずい。凛はいつか映画で見た、硫黄島に掲げられた星条旗を思い出した。ピューリッツァー賞だかドピュドピュリッツァー賞だかを与えられた白黒写真が脳内に浮かび、とっさにベッド横に隠していたジンの蓋を開けて、瓶ごと潔の口に突っ込んだ。
糟了。凛突然想起曾在电影里看过的硫磺岛上升起星条旗的画面。普利策奖还是什么噗哩噗哩奖的黑白照片在脑海中浮现,他猛地掀开藏在床边的杜松子酒瓶盖,连瓶带酒捅进了洁的嘴里。
「喰らえ!!」 「给我喝下去!!」
「もがががががが!!!」 「呜嘎嘎嘎嘎!!!」
潔が風呂に入っている最中、酒が抜けた潔がもし勃起しようものなら飲ませてふにゃちんにしてやるつもりで持ってきたものだ。凛は、潔の体調のため水を用意する優しさとともに、潔を潰すため酒を備えておく非道さを併せ持つ、難解な男であった。重ね重ねになるが、凛はイリーガルな無法者であった。
这瓶酒本是凛趁洁泡澡时准备的——若酒醒后的洁敢起生理反应,就灌到他蔫软为止。凛就是这般矛盾的男人:既会体贴地备水照顾洁的身体,又能残忍地备酒摧毁他的意志。重申一次,凛是个游走于法律边缘的暴徒。
潔の喉がごくごくと上下したのを見て瓶を離す。潔は「ぐぅぅ」と唸って崩れるように体を横たえる。潔のチンコが朝顔のタイムラプス映像のようにしゅんと縮んでいく。一件落着。これは正当防衛だ。俺の尻は俺が守る。
看着洁的喉结上下滚动后松开了瓶子。洁发出"呜嗯"的呻吟,像垮掉般瘫软下来。洁的阴茎如同牵牛花延时摄影般倏地萎缩。事件解决。这是正当防卫。我的屁股由我来守护。
「はぇ、は、はふ、は……」 "哈、哈啊、哈呜、哈……"
「水」 "水"
「あ、ううん、ん……」 "啊、唔、嗯……"
全身から脱力した潔に口移しで水を飲ませてやる。三回ほど飲ませてやりながら、前立腺を揉み続けた。潔は先程より余計に脱力して、凛のやることなすことに一切抵抗せずに受け入れている。息をするのに精一杯と言わんばかりの弱々しさが凛の性欲を煽る。
让全身脱力的洁通过嘴对嘴的方式喝水。在喂他喝了三次水的同时,持续按摩着他的前列腺。洁比刚才更加瘫软无力,对凛所做的一切毫无抵抗地全盘接受。那仿佛连呼吸都竭尽全力的脆弱模样,愈发煽动着凛的情欲。
「全然勃起しねえな」 "「完全硬不起来啊」"
「うぃ、はふ、んん……?♡」 "「呜咿、哈啊、嗯嗯……?♡」"
先程の非道を潔は一瞬で忘れたのか、それともそんな元気もないのか、よくわかっていない様子で曖昧に喘いでいる。
洁是瞬间就忘记了方才的暴行,还是连生气的力气都没有了——他带着难以分辨的恍惚神情,发出含混的甜腻喘息。
「……お前の尻には、指じゃ足りねえんじゃねえの」 "……你的屁股,光用手指可不够吧"
凛は潔が息を整えている間に服をすべて脱いだ。ベッドサイドからコンドームを取り出して潔にバレないよう装着する。瞳をうっとりと閉じて前髪を散らばせている潔には、凛の悪行を把握する術がない。気づいたところで、止めることも出来ない。
凛趁着洁调整呼吸的间隙脱光了所有衣物。从床头取出避孕套悄悄戴上不让洁察觉。闭着眼睛神情恍惚、刘海凌乱的洁,根本无从知晓凛的恶行。即便发现,也无力阻止。
「もっと、マッサージしねえとな」 "看来得好好按摩才行啊"
「ん……、……あれ……?……え?」 "嗯……、……咦……?……诶?"
ペニスを持って潔の窄みに押し当てると、潔はやっと目を開いた。何も分かっていない様子の顔を愉快に思いながら、凛は潔の腰を掴んでゆっくりと挿入する。
当凛将阴茎抵上洁紧致的后穴时,洁终于睁开了眼睛。看着那张全然不解的脸庞感到有趣,凛握住洁的腰缓缓插入。
「え……っ、え……っ!?」 「咦……呜、咦……!?」
「……狭……」 「……好紧……」
カタツムリのような速度で腰を進める。腰からうなじまでぞわぞわと鳥肌が立つ。潔のアナルは小さく張り詰めているが、挿れてしまえば温かく、凛を抱きしめるように包み込む。誘われるままに押し込むと、そのたびに潔が「えっ?あっ」と困惑しながら喘いだ。太ももと太ももがくっつくほどに腰を近づけて、最後まで挿入できたことを実感しながら潔を抱きしめる。ぎゅうと抱きしめられた潔は、引き寄せられるままに体をくっつけたが、酒のせいか脱力し、くたりとしたままだ。
以蜗牛爬行般的速度推进腰身。从腰际到后颈都泛起细密的鸡皮疙瘩。洁的后穴虽然紧绷窄小,一旦进入却温暖得仿佛要将他整个包裹。每次随着诱惑深入时,洁都会发出「呜?啊」的困惑喘息。当凛将双膝抵近到几乎相贴的距离,在完全插入的实感中抱紧洁时,被用力搂住的洁只是像被酒意抽走力气般,软绵绵地任由身体贴合。
「はーっ、クソ……」 「哈啊…该死…」
「あ♡あ、あ……♡、凛っ、凛これっ」 「啊♡啊、啊…♡、凛、凛这样…♡」
「……」
挿入の衝撃で一気に酔いが冷めたのか、潔がはくはくと口を開いて凛に何かを訴えようとする。何を言われるかは想像がついたので、凛は潔の顔を押さえつけ、ただ黙らせるためにキスをした。潔は「んー!」と元気に抵抗するが、酔いが冷めたとは言え所詮酔っ払いの力である。顔も腕も押さえつけて息も絶え絶えになるまで舌を絡めた後、ゆっくりと腰を引いて、潔のアナルに叩きつけた。
或许是插入的冲击让醉意骤然消退,洁张合着嘴唇想要向凛控诉什么。凛预判到他要说的话,便按住洁的脸,用亲吻强行让他沉默。洁「嗯—!」地奋力挣扎,但即便酒醒终究是醉汉的力气。凛压制着他的脸庞和手臂,在缠吻到几乎窒息后缓缓抽腰,又重重撞进洁的后穴。
「あ!」 “啊!”
びくんと潔が震える。いい反応に気を良くして、凛は再度腰を打ち付ける。
洁猛地一颤。这美妙的反应让凛心情大好,再次重重地撞向他的腰际。
「あっ♡あ……!」 “啊♡啊……!”
凛が腰を叩きつける度、潔のペニスがぷるんと揺れる。動きやすいように、そして潔が逃げられないように足を抱えて、連続してピストンする。潔とエロいことを、その究極系をしている。組み敷いてやった興奮で頭がぼうっとする。たくさんキスしたせいで、潔の酔いがうつったのかもしれない。
凛每次撞击腰肢时,洁的性器都会随之颤动。为了动作更顺畅,也为了防止洁逃脱,凛牢牢抱住他的双腿连续抽送。此刻他正与洁共赴极乐——这种认知让凛头脑发晕。或许是因为接吻太多次,连洁的醉意都传染了过来。
「あっあっあっ♡あ♡凛っ、りん!」 「啊♡啊♡啊♡凛、凛!」
「あー、やべえ……」 「啊…糟了……」
「なっ♡なにしてっ♡なにしてんのっ!」 「你♡在干什么♡快住手!」
「は?前立腺マッサージだろ……」 「哈?前列腺按摩啊……」
「ちがっ……!これっ♡しぇっくす♡これぇ♡」 「不对……!这个♡是性爱♡这个啊♡」
潔の瞳がどんどん潤んでいき、快楽の涙を流す。潔の発言を肯定も否定もしないまま、凛はその涙を舐めた。潔は凛を押し返そうとするが、意に介さずに腰の動きを早める。
洁的眼眸逐渐湿润,流下快乐的泪水。凛既不肯定也不否定洁的话语,只是舔去了那些泪滴。洁试图推开凛,但凛毫不在意地加快了腰部的动作。
「ああっ♡あっ♡」 「啊♡啊♡」
凛がぱちゅぱちゅと腰を動かす度、潔の体がびくびくとしなる。潔の反応が心地よくて抱きしめると、凛の腹になにかがぺちぺちと当たる感覚。潔のチンコだ。生意気にも固くして、ゆるく角度をつけて勃ちあがっている。
每当凛啪嗒啪嗒地摆动腰部,洁的身体就会随之颤抖。对洁的反应感到愉悦而紧紧抱住时,凛的腹部感受到某种啪嗒啪嗒的触碰。那是洁的阴茎,正不知天高地厚地硬挺着,以微微倾斜的角度勃起。
「勃起してんじゃねえか。良かったな、これで俺のこと抱けんじゃねーの?」
「这不是勃起了嘛。太好了,这下能抱我了吧?」
「はあ……っ!?お前……っ!」 「哈啊……!?你这家伙……!」
凛は薄く笑いながら潔のチンコを撫でる。凛の言葉と表情に、潔の顔が一瞬怒りの赤に彩られたが、ピストンのたびにその色はすぐに快楽に上書きされていく。
凛轻笑着抚摸洁的阴茎。凛的话语和表情让洁的脸瞬间因愤怒涨红,但随着每次抽插,那抹红色很快被快感覆盖。
「潔」 「洁」
腰を引き寄せると潔の背中が猫のように反った。剥き出しの首をベロンと舐めて鎖骨に噛みつく。柔い皮膚と汗の味。興奮のままに、ばちゅんばちゅんと音を鳴らして強くピストンすると、潔が「ふああっ♡♡」と高く喘いだ。気持ちいいところに当たったらしい。その箇所を狙って何度もピストンする。
将腰肢拉近时,洁的后背如猫般弓起。舌尖滑过裸露的脖颈,在锁骨处轻咬。柔软肌肤与汗水的咸涩。在亢奋驱使下,噗嗤噗嗤地激烈抽送,洁便发出「啊嗯♡♡」的高亢喘息。似乎顶到了舒服的地方。于是对准那处反复冲刺。
「あーっ!ひっ♡いっ♡んあ♡あ♡」 「啊——!嗯♡呜♡呀啊♡啊♡」
「すげえ締まる……」 「夹得好紧……」
「うう♡ふ♡はぁっ、あっ!」 「呜♡嗯♡哈啊、啊!」
潔がびくびくと細かく震えて凛に抱きつく。アナルがきゅうと媚びるように締まって、凛は低く呻いた。潔の乳首に凛の汗が落ちる。
洁浑身发颤地紧紧抱住凛。后穴谄媚般骤然收缩,引得凛低声呻吟。凛的汗珠滴落在洁的乳尖上。
触れ合った肌の感覚が心地いい。はしたなく股を開いて凛を誘う潔のいやらしい姿。潔の体内に侵入して、我が物のように触れられる充実感。挿入がなくてもそれなりに満足していた過去の自分が馬鹿みたいだ。やはり、満足しては駄目だ。潔に対しては、飢え続けていなくては。
肌肤相触的快感令人沉醉。洁不知羞耻地张开双腿引诱凛的淫靡姿态。侵入洁体内肆意抚弄的充盈感。过去那个觉得不插入也能满足的自己简直愚蠢。果然,对洁永远都不能餍足。必须保持永恒的饥渴。
こいつしかいないと思える相手と、こうしてひとつになる。全てを受け入れられるような感覚が、凛を満たして無敵にする。自分の呼吸と潔の喘ぎ声以外耳に入らない。もう射精以外のことが考えられない。
与认定此生唯一的对象如此交融。这种被全然接纳的感觉让凛满足到无所不能。耳中只剩自己的呼吸与洁的喘息。此刻除了射精什么都无法思考。
「潔、潔……出すぞ」 「洁、洁……要射了」
「あっ♡もっ、バカ!ばか凛!」 「啊♡呜、笨蛋!笨蛋凛!」
潔を強く抱きしめたまま、射精のためだけにピストンする。凛の動きに合わせてベッドが大きく揺れる。
紧紧抱住洁的同时,只为射精而机械抽插着。随着凛的动作,床剧烈摇晃。
「バカぁ……ッ!♡♡」 「笨蛋……啊♡♡」
潔が観念したように凛に抱きついて、足で凛の腰を引き寄せた。凛は潔の汗の匂いをいっぱいにかぎながら、最奥に向かって射精した。
洁仿佛认命般抱住凛,用腿勾住凛的腰将他拉近。凛深深嗅着洁汗水的味道,朝着最深处射精了。
「ふっ……!う……!」 「呼……!呜……!」
「ふぃ♡う♡んん……!♡」 「咿♡呜♡嗯嗯……!♡」
凛の射精連動するように潔も静かに喘ぐ。数分余韻に浸って、そのまま潔と何度もキスをした。
凛射精的同时,洁也静静地喘息着。两人在余韵中沉浸数分钟后,又反复亲吻起来。
間違いなく、人生で最も気持ちいい射精だった。 这无疑是人生中最畅快的一次射精。
*
「無効試合だろ!!!」 “这比赛无效吧!!!”
「知らねーな」 “不知道啊”
水を飲ませて少し休ませた後、再度潔を抱いた。バックで数回突いただけで、潔はところてんのように射精した。早くも快楽に順応した姿に更に興奮してもう一回。「もう寝る」と駄々をこねる潔に苛立ちとときめきを覚え、潔の意見を無視してもう一回した。潔はそのまま気絶するように眠った。凛も流石に眠くなり、お互い汗だくでドロドロのまま、全裸で寝た。目覚めた潔は数回目を白黒させ、顔を真っ赤にさせてぎゃんぎゃんと吠えた。朝から元気なやつだ。
让他喝了点水稍作休息后,我再次抱住了洁。从背后顶了几下,洁就像挤出年糕般射精了。看他这么快就适应了快感的样子让我更加兴奋,又来了一次。当洁撒娇说“要睡觉了”时,我既感到焦躁又心动,无视他的抗议又做了一次。洁就这样昏睡过去。凛也终于困了,两人浑身汗津津黏糊糊地赤裸相拥入眠。醒来的洁翻了几次白眼,涨红着脸发出呜咽声。一大早精神头可真足。
「俺も挿れたいってずっと言ってたじゃん!話し合って決める流れだったじゃん!騙し討ちとか卑怯だろ!」
“我不也一直说想插进去吗!不是说好商量决定的流程吗!搞突然袭击太卑鄙了吧!”
「お前だってこっそりローション用意してただろ。隙見せたテメーが悪い」
“你不也偷偷准备了润滑液嘛。露出破绽的你可不对。”
「隙じゃないし!チャンスだと思ったのにー!」 “才不是破绽呢!我还以为是个机会呢——!”
潔が更に喚こうとしたタイミングで、潔のスマートフォンに通知が届く。「こんなときに誰だよ!」と八つ当たりする潔の背後から画面を覗く。チームメイトからの連絡のようだ。
就在洁正要再次叫喊的瞬间,他的智能手机收到了通知。“这种时候是谁啊!”洁迁怒地抱怨着,有人从他背后窥视屏幕。看起来是队友发来的消息。
『本格的にシーズンに入る前に決起集会しようって言ってるんだ。潔もどう?』
"在正式进入赛季之前,我们说要开个动员会。洁,你也来吗?"
また飲み会の誘いか、と眉を寄せる。だが、凛はもう昨日までの、飲み会程度に腹を立てるような器の小さな男じゃない。なんてったって昨夜童貞を卒業した身だ。非童貞の余裕を見せてやろうと、凛は「いいんじゃねーの、行けば」と潔に声を掛ける。怪訝そうに潔は振り向く。
又是酒会邀请吗?他皱起眉头。但凛已不再是昨日那个会为酒会这种小事生气的狭隘男人了。毕竟昨夜他已告别童贞之身。为了展现非处男的从容,凛爽快地说道:\"去呗,无所谓吧\"。洁一脸狐疑地转过头来。
「好きなだけ飲んでこい。それで勃たなかったら……」
"想喝多少就喝多少。要是这样都硬不起来的话……"
音を立てて軽くキスをして、潔の尻を揉んだ。 轻轻发出声响地吻了一下,又揉捏了洁的臀部。
「またやってやるよ、前立腺マッサージ」 “再来一次前列腺按摩吧”
瞳の形で愉悦を示すと、潔はわなわなと震えた。 当瞳孔形状透露出愉悦时,洁浑身颤抖起来。
シャワーを浴びるため部屋から出ていく凛の背中目掛けて、潔は枕を振りかぶるのだった。
目送凛为冲澡走出房间的背影,洁高高举起了枕头。